メルセデスの述懐   作:Marydoll

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受験も終わった
諸々の手続きも終わった

つまり暇になったということだ!


第1話

ああ憂鬱だな__

社交界というものは、例えばワルツを踊ったり音楽鑑賞をしたり、テーブルを囲んで談笑をしたりするものだけれど、その多くは男女の出会いを目的とした舞台になるものであった。不必要な謙遜はやめよう。私は可愛い。くすみのない陶磁器のようになめらかな肌と金糸のような髪の毛。一部の界隈では神に創造されたのではないかと噂されているらしい。牽制のつもりなのか、突然とある名家の御令嬢が話題に挙げたものだから驚いてしまったのも過去のこと。母上も父上も、兄も友も赤の他人も、私のことを美しいと囃し立てる。けれど、褒められても嬉しいことではない。だって、これは私が持って産まれたものであっても、私が己の手で手に入れたものではないのだから。神の創造物だと言われている?

それこそ私にとって最大の侮辱であった。私の姿形ばかり賛美して、誰一人として私の努力を見てはくれない。勉強も運動も、些細な仕草や言葉遣いにだって気を付けている。しかし美しい私が優雅で優秀なのは彼らにとっては当然のことなのである。

そうやって私の外側だけを見ては満足する男たちは、また今夜も私のご機嫌を取ろうと躍起になっている。私に冷めた心に気づくこともなく。自身の盲目と蒙昧に気づくこともなく。

ふと見た空は曇り模様。もしかしたら雨が降るかもしれない、そんな曇天。嗚呼、本当に憂鬱__

誰か、今すぐ私を連れ去ってはくれないかしら。立っていることさえ疲れを感じている。私はまだ12歳。ヒールで長時間立ちっぱなしなんて、普通出来っこないことなのに。

情欲に目を眩ませた彼らには、決してわからないことなのだろうけれど。

 

「ファーレンホルスト嬢……今宵のあなたも美しい!」

「まったくですな。その姿のなんと可憐なることか! 私は貴女にどう伝えればよいことだろう!」

「いいえ。いいえ、良いのです……伯爵様。あなた方のお気持ち、私には十分理解できておりますわ」

 

私の家名はファーレンホルスト。嘗て人々の手によって行われた革命を裏で手引し、それに協力したが故に没落し損なった(・・・・・)家系の長女にしてただ一人の子供。民衆と貴族たちの間で宙ぶらりんになっている可笑しな家。そんな所に産まれてしまったものだから、権力で無理やり番いにしてしまおうとするヒトもいたけれど、なんとか避けて、逃げ続けてきた。

どれほど強がって、気丈に振る舞っても、私は未だ若輩の身。自分よりもふた回り以上に大きな男の人たちに言い寄られるのは、正直ちょっと怖い。両親は、出来る限りお金持ちの家に嫁がせることが私の幸せに繋がっていると思っているようだったけれど、てんで的外れな話であった。素敵な人と素敵な出会いをして、素敵な夜の日にプロポーズされる……そんな妄想、私だってしたことはある。

知らない人と会話をするのは嫌いだ。私の為人なんて知らないはずなのに、まるで私と旧知の友であるかのよう。酷い人は私を恋人のように扱うのである。怖い。けれど、逃げられないのだ。高貴さに伴う義務は、産まれながらに課されるもので、そんな重荷を投げ捨てるためには、それを引き連れる高貴さをドブに捨てるか、或いは死するか__結局、選択肢なんてあってないようなもの。

嗚呼、なんて憂鬱。

誰か私を、この場から連れ去ってくれはしないだろうか。

けれど、願いは努力するものにしか能わない。いつも逃げようとする私に、女神が微笑むことはないみたいだった。

もうかれこれ三時間。

私はいつ椅子に座ることが出来るのだろうか……

 

 

 

ベランダから見える空はやっぱり曇り空。今にも涙を流しそうなのに、どうしたらそんなに堪えていられるのだろうか、私にも教えて欲しい。そうすれば弱い私もこの場から洗い流してしまえるのに__ああだめだわ。それでは結局泣いてしまっているではないか。

どうにか先ほどの二人組の一方的な会話に相槌を打つ作業から抜け出しても、やっぱり鬱屈とした気分は優れない。ぶどうジュースが嫌に酸味を主張しているような気さえする。私に何か当て付けをしているのでは、そう思ってしまう。

__だから、私が彼に出会ったのは、いったい何処の神が私に課した試練であったのだろうか……私には、遂に死んでしまった今でも理解できず、その正体を知っても納得することが出来なかった。なんの意図か、なんの悪戯か。目的なき嗜好であるのか、やはりただの享楽なのか……

行儀悪く果樹の蜜を呷った私が、彼のことを見つけたのは、ある意味必然のことであった。

なにせ、彼の背丈は私なんかよりもずっと高くて、聳え立つ壁のよう。上を向いた私が彼の顔を直視することになるのは、当然のことであったのだ。

 

__なんという美麗か。

 

私は手に持ったグラスを取り落としてしまいそうになる。けれどなんとか理性を持ち直した身体が、それをすぐ側のテーブルに置き直す程度の思考を施してくれたおかげでことなきを得た。呆然とする私の目をじっと見つめる彼はまるで獅子のように荘厳。翡翠の瞳は麗しく、その面は流麗。まるで神が創造した作品であるかの__ッ!

なんということだ。

私としたことが、そのような愚かしいことを思い浮かべるだなんて ……見上げる彼になんたる失礼か。

伽藍堂の頭の中だけがころんころんと音を立てて空回りしていた。

しばらく見つめあった私たちであったが、どうにか口を開いたのは私の方。彼は無表情(ちよっと不機嫌なのかもしれない?)のまま私を置物が突然喋り出したみたいに、驚いたようにも、そうでないようにも思える無機質な貌で見つめていた。

声は震えて、とてもか細く小さかった。

 

「…………Guten Tag(こんにちわ)、初めまして……でしょうか?」

「__恐らくは。先の不躾な行為、謝罪しようFräulein(お嬢さん)

「ええ許しましょう。私は少しも気にしていませんわ」

「助かる」

 

そう短く言って謝った彼は、しかしまだ私をふと無機物に目を向けただけの人みたいに見つめてくる。どうかしたのだろうか、そんな困惑が身を竦ませる。何か失礼なことをしてしまったのだろうか? だが彼は私に謝罪をしてきた。もしそうだとしたら、私にとっては尚更恐ろしい人になってしまう。

意を決して尋ねる。身体は未だ臆病さに支配されたままであったけれども……

 

「__あの」

「………………」

「私に何か、用事でも?」

「…………いや、違う。ただ__」

「……ただ?」

 

少し伏せられた瞳はやはり美しくて引き込まれそう__?

思わず目を(しばた)かせる。今一瞬、彼の瞳が金色に染まっていたような……?

不可思議な感覚にその瞳を覗き込もうと身を一歩だけ乗り出そうとした時……彼の瞳がまた此方を向いた。その色は、翡翠。私の見間違いだったのだろうか?

彼は幾ばくかの困惑を滲ませながら私に問いかける。

 

「私と卿は、何時か何処かで話をしたことはなかっただろうか……?」

「__?」

 

可笑しなことを言う、そう思った。なにせ、もし私が彼と一度でも出会ったことが……一目見るようなことがあったとしたら、彼のような美しい男性を忘れてしまうわけもないだろうに。もし私が記憶の奥底に眠らせている幼少の頃を言うのであれば、やはりそこから私を想起するのは可笑しな話だ。

……既視感。

それは錯覚なのか、それとも何かの暗示なのだろうか?

そんな風に邪推してしまうほどに彼との遭遇は奇々怪々であった。運命といえば過剰だけれど、巡り合わせの良いことではあったはずだ__最も、そんな風に考えている時点で、私が彼を明確に意識しているのは分かりきったことであって……幾ら勘案したところで、それらはすべて言い訳に過ぎなかったのだけれど。

可笑しなことを言った彼は、さらに私を混乱させるようなことを言った。それを私に尋ねる彼自身もどこか驚いているみたいに見える。

 

「__否。違うのだ……違う。私は卿と、いつか、この場所で、同じように話をしたのだ……何故私はそのように思う? 私はこの場に初めて訪れたはずだというのに……」

「ここで……あなたと?」

「…………またか。我が既視の念。もはや誤魔化しも効かない……私は確かに、ここへ訪れたことがある」

「あの? 伯爵様?」

 

私がそう呼びかけると、彼はまた苦い顔をしてしまう。周囲をぐるりと見渡して、また私の方を見つめる。無機質な視線に熱が篭ったのを感じる。だというのに、彼の瞳に映るのは諦念のみ。ちぐはぐな彼の仕草に、私の方こそ惑わされてしまいそう。

 

「…………そうだ、卿は私をそう呼んだ。あの時も、このような曇天の空の下で……卿は私をそう呼んだのだ」

「はあ……」

「卿の誤りを正そう。私は伯爵などと呼ばれるような人間ではない。我が名

は__」

 

__これは運命だ。そこに如何なる神の手管が存在しようとも、私たちの出会いはどうしようもなく運命的で余りにも悍ましく美しい。

穢れなき黄金を身に纏い、遥か遠く、そしてもう既に、すぐ側にまで迫り来ていた情景で私の命を奪う愛すべからざる光(メフィスト・フェレス)__彼は恭しくも尊大に、私に己の名を告げた。

幸ある者(ファウスト)を救えるのはただ神のみ__それ故に、私は彼に奪われて、それ以上に神に与えられて、弄ばれることになる。

後悔はなかった……あるのは過去への情動。

悪魔は私に囁いた__その忌み名を……私に……

 

「__我が名はラインハルト。ラインハルト・トリスタン・オイゲン・ハイドリヒ……卿の名を聞こう」

「………………はい。私の名前は__」

 

 

 

 

「そこのお嬢さん。そうとも、君だよ姫君。少し私の話を聞いてはくれまいか」

 

あの不思議な出会いから数日が経っていた。晴れの日。太陽が地面を穿つように照りつけている。雲ひとつない空は、とても気持ちの良い。そんな昼時のこと。私の前に、影は姿を現した。

不気味な男だと思った。枯れ枝のように細く、死人のように白い腕は今にも私を捕らえようとするように其方を手招きしていた。無防備にも彼の方に引き寄せられ私に、彼は獲物を捕獲して喜ぶ死神のように凄惨な笑みを浮かべた__ぞっとする。けれどそれ以上の衝動を私は胸の内で抑えつけようと必死になっていた……それは高揚感か、それとも__頭の中で感じ入るこの『既視感』への期待か。

彼は、カール・エルンスト・クラフトは、私の表情を見てから満足そうに頷いた。

 

「……………?」

「ああ、そう警戒しなくてもよろしい。この往来で、貴女に何かを為そうなどとはいたしませんよ、姫君」

「…………何かようでしょうか? 私は少し、急いでいるのですが」

 

私の突き放すような言い方にも、カール・クラフトはそれほど気を損ねたようなことはなく、ただ静かに笑った。

花壇に腰を下ろして、私と丁度目線を合わせて__

 

「いえ、何かお悩みのことでしょう貴女に、ひとつ私が伝授できることはないかと、恐れ大きにも思ったのですよ」

「伝授……? 奇術師?」

 

彼の不可解な服装や、言葉の選び方。彼はもしや占い師の類なのだろうか? 疑念は違和感に変わり、そして形容し難い冷たく濁り切った鉄塊のようなものが私の胸にめり込んだようだった。

 

「ふふ、奇術師ですか。貴女がそう思うなら、またそれも真実。そうでしょう。貴女の今の違和感を、今への違和感を私が晴らしたいのです」

「……違和感。何のことでしょうか?私には、貴方の言うことが理解できません」

 

カール・クラフトは薄い笑みを浮かべた。まるで私がそのように言うことをわかっていたとでも言うように。そしてその言葉を待っていたとでも言うように。

 

「そう。貴女の違和感。胸に滞る酔いのような快感。煮えたぎるような烙印。貴女はそれを一人の男に感じている。違いますか? 姫君」

「……だとしたら、どうであると? それは貴方に、関わりのないことでしょう、奇術師。戯れたことを言うのはやめてください」

「甘いあまい彼とのひととき。それがいかに尊く代えがたきものであるのかを。ああ、あなたはそれに気づかないのでしょう。さしずめ【報われざる不慈悲】。君にはそれが相応しい」

 

悪戯な笑みであった。

猫が笑みを浮かべられるならば、或いは蛇が確かな意志を持つならば、きっと彼らも同じような眼で私を見つめていたであろう。矯めつ眇めつするように私の瞳の、心の深奥を覗き込んでぐちゃぐちゃにかき混ぜた水銀の毒は、私の嫌悪に絡まって痛々しい四肢の綻びを生み出して消えていった。

未だ彼の名を知らず、カール・クラフトという存在の一端さえ理解できていなかった私に、彼は優しげな笑みと抑え難き嘲りを含めて、確かに私にこう名乗った。

 

「今まで多くの名を名乗ってきましたが__ええ、そうでしょう。貴女に名乗るならば、この名が最も似つかわしいに違いない」

 

そう__

 

ファリア神父、と。

 

 

 

俯き気味に街中を歩いていた私が、それでも彼の元に辿り着くことが出来たのは、彼の余りにも重たい存在感が故のことであろうか。

カフェテリアの椅子に座り込み、コーヒーを一口飲み込むその姿は、とても言い表しようのない美しさであった。絵画の一幕か、オペラのように大袈裟な煌めきを纏った非日常か。

けれども、初めは臆したり手を拱いたりしていた。

しかし、彼と幾ばくかの時を過ごす内に、彼の荘厳の中にある小さな寂しみに気づいてしまったのだ。

彼は、他者との直接的な触れ合いを

どこか無意識に避けている節があった。かざされた手は、何かを恐れるようにゆっくりと引き戻される。私の肌を撫でる時は、いつもぎこちなくて、なにより痛ましい。

まるで与えられた玩具を壊してしまった過去を戒める子供のようだった。叱られるのを恐れる、そう__幼子のようであった。

 

「__こんにちは、ライニ」

「………………ああ、御機嫌よう__ヴィクトリア」

 

彼の対面に座って、私はするりと挨拶をした。ふと、私の目を見つめてから、ラインハルトはまた一度、コーヒーカップに口をつけた。

 

「今日はいい天気ですね」

「ああ、とても良い時分だ。春というには涼し過ぎず、夏というには陽も漫ろだ。こうやって、外で食事をするには絶好の日和であろう」

「ええ、本当に__ところで」

 

最近、愚かな私の頭に突然()ぎった疑問を、彼に問いかけた。

 

「あの、貴方は__お仕事は大丈夫なのですか? 最近は……その、私と共にいる時間が多くなっているようですから」

「卿が気にすることもない。心配せずとも、私は十二分に己の職務をこなしているとも」

「ですが……」

「気遣いは無用だ。この私が、問題ないと言っている」

「____はい。出過ぎた真似をしてしまいました」

 

構わない、とそう言うように首を振ったラインハルトは、直ぐそばの通りを一瞥してから、また私を見つめる。

じとと、翡翠の瞳に焦がされると、どうしてか身を竦めてしまう。

何か私が、いけないことをしてしまったのではないかと、臆病になってしまうのだ。

けれど、彼は私になにか文句を良いこともなければ、当然なにかを褒めてくれるわけでもなかった。

このまま、いつも通り、静かに時間だけか流れる風体であった。

だが、此度は少しばかり趣向が異なるらしかった。

浅く息を吐いた彼の喉の動きに、思わず胸が締め付けられるような気がした。膝を組み直して、椅子に肘をついた彼は__

ラインハルトは言う。

 

「__卿は」

「…………?」

 

あれ、と思った。

ラインハルトは、良く言えば意志が強くて、悪く言えば無遠慮な節があった__というよりも、私との距離感を掴み損ねているように思えた。

喧嘩別れした夫婦(めおと)が図らずしも再開したかのようなぎこちなさがあった__そう、かつてならばこう言えたけれど、今はそんなにも馴れ馴れしくは出来ないと、己を自制するかのような風であった。

__既視感。

それが、きっと、彼を何時も苦しめているのだ。

 

「卿は、例えば__」

「はい」

 

彼らしくもなく意を決したように頷いて、ラインハルトは宣う。

 

「今にも死んでしまいそうな仔猫を見た時、それをどうする?」

「…………というと?」

「見て見ぬ振りをするか、心ばかりの餌を与えるか、獣医を捜すか、或いは__」

「__苦しみから解放してあげるか、ですか?」

「………………」

 

よくわからない、言葉であった。

いや、意味自体はわかる。

理解できないのは質問の意図であった。

なにか、どこか、可笑しなところはなかっただろうか?

 

「__いや、今の問いは忘れてくれ」

「ラインハルト」

 

表れるべき言葉は、今私の胸の内に存在していなかった。

ただ、それでも__

「__命は大切なものですよ」

「____は」

「ひとつしかないものだから、大切ななのではありません。尊いとか、貴重だとか、そんな話をしているわけではありません」

「卿は…………」

 

お金を盗んではいけないとか、人を攻撃してはいけないとか、そんな当たり前で、けれどこの世界で今この瞬間もあり得る当然の出来事は。

だけれど、だからと言って彼が__

ラインハルトがそれを為して良いという理由にはならない。

命を粗末にしてはいけない。

誰かのソレを尊重できない人間はきっと、なにか本当に大切な時、自分の命さえも些末事としてしまうだろうから。

 

「私は、貴方が貴方自身を蔑ろにする姿なんて、見たくありません」

「…………それが、」

「…………………」

 

目を閉ざした。

ラインハルトは息を吐いた。

静かな空間だった。

網膜の裏側にまで暗闇が迫り来るような寂寥。けれど私の心臓は早鐘のように鳴り響いていた。

彼は言った。

 

「____それが、卿の願いか」

「______はい」

 

遠く、遠くで____

 

堅牢な檻の鍵が、閉ざされるような音が聞こえた。

 

「____そうか」

 

だけどそれは__

____それは、すぐ側にまで迫った、情景の在りかでも、あったのかもしれなかった。





久し振りの投稿が新作という……

メルトリリスも出ないし、パッションリップも出ないし
fgoのガチャ運を誰かに分けて欲しい今日この頃。

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