ハイスクール・フリート ~Sky of liberty~ 作:鮭愊毘
「嫌って言われてももう書類出しちゃったし。お前名義で」
「……は、謀ったなぁぁぁぁ!!」
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その頃アメリカのブラックファルコン(Black Falcon of America)略して"BFA"でもある問題が起きていた。それは現在量産中の戦闘機F-22の生産禁止を大統領から命じられたことである。理由は三つ。
一つ、ステルス性を保つためにミサイルを全て機内に収納している本機はそのウェポンベイの構造が複雑。
次に、本機は表面に電波吸収材入りの塗料、キャノピーには金を蒸着している。これの製造の難解さ
最後に、機体の維持費。
すでに21機生産しているが、BFAのパイロット、もしくは志願者はその倍以上。機体が足りないのである。そのためF-22はこれ以上の生産を停止、他の安い機体を設計することになった。そこで案が出されたものが、F-14、15、16、17である。
まずF-14は可変翼と呼ばれる機体の速度によって角度が変わる翼を持っていたが、22同様、維持費が高くなることが予想されたこと、そして2基のエンジンが離れすぎているということ。もし飛行中に片方のエンジンが止まってしまうとフラットスピンという現象により制御が不可能になる。この二つの理由により没案となった。
しかし、アメリカでは『空軍という組織で名無しの新人パイロットがエースになる過程』を描いたアニメ"トップガン"の主役機にこれを選出したとのこと。
次にF-15については結果から言うと採用案となった。万能とまではいかないが本機はバランスが優れていたからだ。機体に使用されるチタニウムも、同盟国らの援助により数をそろえることができたという。
三つ目にF-16。この機体は世界初の単発エンジンの戦闘機で、15と同様採用案になった。
最後にF-17だが、まずはこの会話をご覧いただきたい。
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「F-15、16が採用と決定されたが、異議は?」
「「「「「……」」」」」」
「ないか。次はF-17についてだ。我々BFAとしてはこの機体を空戦用のF-17と、対地・対艦用のA-17に分けて開発したいと思っている」
「A?」
「Aというのは攻撃機(Attacker)の頭文字だ。空ではなく、陸や海の敵に対する飛行機といえる」
「攻撃機……ですか……」
「そうだ。日本のShindenⅡのようなマルチロールもいいが、空戦と対地、どちらかに特化した機体も作るべきだと思ったのでな。BFAのパイロット志願の中には艦船に命を助けられ、恩返しをしたいと思っている者がいるときいている。彼らに攻撃機を任せてもいい。ここまで私は考えたが……」
「司令官。確かにその通りですが、それでは機体製造時、維持のコストが高くなってしまいます」
「わかっている。だが……」
「コストといえばあの話聞いたか?」
「ん?消防車と救急車の維持費がないからって言って消防救急車として一つにまとめちゃったって……」
「そこ!静かにしろ!」
「待て。そこのキミ、いま何と?」
「えっ……消防車と救急車を一つにまとめた……」
「それだ!」
「「「は?」」」
「F-17とA-17は"戦闘攻撃機"として一つにまとめ、FA-18と命名する!解散!!」
「「「「……」」」」
このような会議があり、F-17は戦闘機と攻撃機、両方の顔を持ったFA-18として採用された。