ハイスクール・フリート ~Sky of liberty~ 作:鮭愊毘
アメリカがF-22の裏の顔(維持費等)に悩まされていた頃、ドイツではアメリカからF-15cの設計図を購入していた。一方日本では……
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「どうも横須賀女子海洋学校のみなさん、こんにちは。ゆっくり霊夢と」
「飛行機何それおいしいの?な、ゆっくり魔理沙なんだぜ」
翔がネットでプチ流行している"ゆっくり"を使って横須賀女子海洋学校で講座を行っていた。理由はもちろん、『人の前で喋りたくないから』だ。
「ところで魔理沙とみんなはあの教科書読んだ?」
「ああ……あの辞書みたいなしおりのことか?」
「う、うん……。早速だけど魔理沙、飛行機って何だと思う?」
「ブルーマーメイドの艦船の一部に搭載されてるあれだろ?」
「確かにあれは航空機ではあるけど飛行機ではないね」
「ん?航空機と飛行機って何が違うんだ?」
「えっとね、航空機は大気中を飛ぶ機械のことで、飛行機は動力をもった航空機だよ」
「……もっと簡単にしてくれ」
「航空機はブルマーの艦船に乗っかってるあれで、飛行機はブラックファルコンが運用してるあれだよ。ところで魔理沙、飛行機ってどれくらい知ってるの?」
「日本が作ったってくらいしか知らないのぜ。多分スクリーンの前の女子たちも同じだと思う」
「そう……。まず、飛行機っていうのは大河重工っていう会社が作ったものだよ。きっかてはブルマー襲撃事件だね」
「それは知ってるんだが……」
「ただの襲撃だったら飛行機は生まれなかった。なぜなら、襲撃して来た輩は空からやってきたんだよ」
「……は?」
「ヘリウムを使った飛行船に無理やりぶら下がってブルマーの艦船に着地。乗員が全て女性なのをいいことにわずか数十分で制圧。このため、空を早く飛べる乗り物、飛行機が作られたんだよ」
「なるほど。で、日本の飛行機って横になんか飛び出たものがついてるな」
「……ひょっとして、翼のことを言ってるのかな?」
ゆっくりが移っているスクリーンに飛行機の断面図が表示される。
「これがないと飛べないよ。鳥と一緒だね。そして地上を滑走する用の足、ランディングギア、動力源のエンジンがあるよ。そしてこれら飛行機は大河重工が政府に内緒で世界に設計図をばらまいたことで開発が激化したんだよ。まずはアメリカ」
「ニュースで見たんだぜ。Fなんちゃらの維持費がどうこう……って。Fってなんだぜ?」
「Fは戦闘機の英名:Fighter の頭文字だよ。そしてニュースになってるのはF-22Aラプターだね」
「? 22?1はどこいったのぜ?」
「1は日本が作ろうとしたんだよね……それは後程。22っていう数字は気分らしいよ」
「き、気分?」
「うん。日本が飛行機つくって設計図を公表した後、日本を中心とした同盟国はある条約をつくった。それに、『形式番号は他とかぶらなければ自由』っていうのがあるんだよ。つまり22でも1781でも8492でもいいってことだね」
「へー。ところで霊夢、この機体、よく見ると武器がないぜ。どうやって戦うんだ?」
「お、いいところに目を付けたね魔理沙。この機体、ウェポンベイという部屋みたいのがあって、その中に全て武器を閉まってるんだよ」
「なんでしまうんだ?」
「ステルス性の確保 だね。詳しいことはF-22で検索してね」
「おい」
「他にも色々な国の戦闘機を紹介したかったけど時間がないので日本をやるよ。日本の戦闘機はASF-X 震電Ⅱだね。震電というのはかつて日本海軍が作ろうとした戦闘機の名前だよ。ASF-Xの開発チームにその関係者がいたから愛称が震電Ⅱになったんだ」
「これは特番みたからよくわかるぜ」
「そしてこの機体はブラックファルコンで運用している4機、非武装の試験飛行用のものが一機計5機生産されていて、このデータを使った機体F-1改 別名F-3を現在製造中だよ」
「なーるほどー。ん?F-3?2は?」
「F-2はアメリカのF-16 ファイティングファルコンっていう機体の改造型として計画されているよ」
「ところでさっきから言ってるブラックファルコンってなんだ?」
「……え、そこから?」
「うん」
「……ブラックファルコンっていうのは、戦闘機と航空母艦を運用する組織だよ。ちなみにブラックなのは名前だけであって中身は白いよ」
「そういうものほど信用できないのぜ……」
「で、航空母艦、略して空母というのは、戦闘機を載せてそれにより戦闘を行う艦船だよ。砲はほとんどないよ」
「なんかボーリングのレーンみたいだぜ」
「就役しているのは今のところボンド級航空母艦一番艦"ボンド"だけだよ」
「木工用?」
「そっちのじゃない。Bond 絆だよ」
「へー」
「これでモヤモヤが全部とれたのぜ。……あ」
「ん?どうかした魔理沙?」
「これ、テストとかあんのか?」
「ブラックファルコンに入るならテストあるけど……それ以外はないよ」
「よかったのぜ」
「最後に、ブラックファルコンはブルマーや海洋学校の生徒の艦船の護衛、援護を目的とした組織であるということ。そしてホワイト企業であることを覚えておいてね」
「まだそれ引きずるか……」