女神と姫騎士とガンダムと・・・   作:エルシオンガンダム

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皆さんこんにちは。


今回はむさいオッサンがいる宇宙艦隊の回です。


高性能な機体に有能すぎる人達、完全にチートです。


それでは、どうぞ。


番外編
番外編:宇宙(そら)を駆ける者達


キラ達がクラス代表を決めている間、月の軌道上では2機のISが飛んでいた。

 

 

「これは凄い!サザビーの10倍の機動力がある!」

片方はシャア・アズナブル。操るISは、試作段階で開発が中止された『百式』の改良型で、さらに増加装甲を取り付けた『フルアーマー百式改』である。勿論女神製のISなので、性能は前世で彼が最後に乗った『サザビー』以上もある。

「こっちもだ。『ディジェ』の発展強化型とはいえ、νガンダムよりも性能が格段に上だ!」

もう片方はアムロ・レイ。操るISは、これまた彼がグリプス戦役で乗った『ディジェ』の、発展強化型である『ディジェSE-R』である。

「それにしても、ふざけた世界に来てしまったものだ」

「まったくだ、一人の女が狂わせた世界など」

「パプティマス・シロッコ。奴が見たらどう思うだろうか?」

「女を道具にしか見ていない奴らしいな?」

アムロとシャアは、機動性を確かめながらも今の世界についてと、前世で戦った男のことを話し合っていた。

「シャア・・・」

「解っている、もうあのようなことはしない。今の私は一人のパイロットだ」

「だが、それだけじゃないんだろ?」

アムロが尋ねると、シャアはそうだなと言って頷く。

「・・・もう一度、賭けてみようと思う」

「彼らにか?」

「あぁ」

一度は絶望し、地球を滅ぼそうとした。しかしシャアは、この世界に来てキラ達と出会い、もう一度人類の可能性に賭けることにしたのだ。

「未来は、若い者達が切り開いてくれるさ。俺達がやるべきことは、それを後からカバーすることだ」

「ふっ。とはいえ、まだまだ私達も若いさ」

「シャア!いくらなんでも、お前はもうすぐ30だろ!?」

「なにを言っている?20も30も若さに入るはずだ!」

「そんな理屈!」

『中佐、大佐、喧嘩は止してください』

二人の喧嘩を、通信越しからの声が止める。

「ヤン元帥」

「すまないな」

『まあ認めたくないのは解りますよ。私なんて、子供達からお爺ちゃんなんて呼ばれていますから・・・』

「その・・・本当にすまない元帥」

「大人気なかったな」

喧嘩のないように同情するヤンに、アムロとシャアは謝罪する。

『・・・それよりも、そろそろ帰投してくれませんかね?』

「「了解」」

ヤンの指示で二人は『艦隊』に戻ることにするのだった。

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――

 

 

 

 

『ヘイムダル級大型戦艦 ヒューべリオン』

 

少し前にキラ達がやっていたゲームを見ていたガイア達が、なにかあったときの為に作った大型戦艦。それと同時に、この世界で唯一の宇宙艦隊『女神艦隊』の旗艦でもある。

その艦隊の司令官は、

 

「う~ん、やっぱり紅茶はこれが最高だね」

 

前世では『不敗の魔術師』と呼ばれたヤン・ウェンリーである。

「ヤン提督、中佐と大佐が帰投しました」

「あ~解った。とりあえず休憩して良いと伝えてくれ」

「了解」

ヤンはクルーに指示すると、また紅茶を口に含み、今度はサンドウィッチも一口かじる。

「やれやれ、転生したのにまた司令官か。これは給料はずんで貰わないとね」

そう言ってヤンはまた紅茶を飲む。

『ヤン・ウェンリー、卿等の艦はどうかね?』

「驚きましたね。機動力もそうですが、火力もなかなかですよ」

『その割には、余り嬉しくはなさそうだが?』

「それはそうですよ、一度死んでまた提督なんて。家で彼女達の話を聞いてる方が、ずっとマシですよ」

『ふっ、卿らしいな』

ヤンもロイエンタールも同じ星に転生されて、お互いどういう人間なのかを知った。前世ではお互い敵同士だったが、どのようなことがあったのかを、自分達が目にしたことを話し合い、次第に友人とも呼べる間柄にまでなったのである。

『・・・卿は、敵が来ると思うかね?』

「来ます。彼女が私達を敵視する限りは」

『自分よりも先に宇宙に来たからか?』

「でしょうね」

『ふん、自分勝手な天災がいたものだ』

「まったくですよ」

二人して篠ノ之束に対して愚痴る。

「・・・ん?レーダーに反応あり!」

「大型のシャトルの様なのが1隻!」

「!?さらにシャトルからISの反応が!」

「数は?」

「6です!」

シャトルとISの反応が出ると、ブリッジが慌ただしくなる。

『噂をすれば、なんとやらか』

「そうですね。総員第1戦闘配備、ISの発進準備を急げ!」

『了解!』

ヤンの指示にクルー達が各々に動く。

 

 

 

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『総員第1戦闘配備!ISの発進急げ!』

「まさかこうも早く来るとはな」

「彼女も焦っているのだよ」

アナウンスを聞いたアムロとシャアは、誰が仕向けたのかを瞬時に理解した。

「久しぶりの実戦だ、上手く出来るか?」

「出来なくてもやるさ」

お互いISを展開すると、カタパルトに脚部を接続する。するとハッチが開き、整備員が退避する。

 

「アムロ、行きます!」

 

アムロの合図と共に、カタパルトから彼が纏ったディジェSE-R(以下ディジェ)が発進する。

 

「シャア・アズナブルだ。百式、出るぞ!」

 

シャアのフルアーマー百式(以下百式)もまた、アムロ同様カタパルトから発進する。

「相手はIS6機と大型シャトルか」

「ウォーミングアップには最適だな。それに殺気がない」

「無人機というわけか、やりやすい!」

そう言うと同時に、アムロとシャアは6機のISに突っ込む。

「そこだ!」

アムロはまず、左端のISにビームライフル(MK-Ⅱ版)を2発放つ。ISは1発目をかわしたが、2発目がボディに直撃。さらに左手にビームサーベルを持ち、縦に一閃し爆散する。

「一つ・・・!」

何かを感じ取り、アムロは瞬間加速を使う。すると、先ほど居た場所に桃色の閃光が通る。アムロは、ビームを放ったISに狙いを定め、バルカンを撃ちながら瞬時加速で迫る。バルカンですらも威力が高いため、ISは全体に傷を負う。そして通り抜け座間にビームサーベルを横に振り、上半身と下半身を分裂させる。さらにおまけとばかりにISを後からビームライフルで打ち抜く。

「二つ!」

続いてバズーカをコールし、もう1機のISに向かって2発放つ。ISは迫るロケットを肩のビーム砲で打ち落とし、ロケットは爆発する。すると、爆風の中からロケットが現れ、反応できなかったISの頭部に直撃する。

「これで!」

今度はアムロが纏うディジェが爆風から現れ、ビームライフルを急所に放つ。頭部センサーが無くなったISは、なす術もなく直撃し爆発した。

「三つ、シャアは?」

3機撃墜したのを確認し、アムロはシャアの方に機体を向ける。

 

 

 

――――――――――――――――――――――――

 

 

 

「先ずはこれで!」

ISからのビーム攻撃を、シャアは最小限の動きでかわしていく。そして前面にあるパネルを前に倒し、背部にあるビームキャノンを展開し、1機のISに放つ。二つの黄色いビームは、瞬く間にISの両肩を破壊する。その際腕も爆発する。両腕が無くなったISにビームライフルを2発放つ。頭部と胴体に直撃し、ISを破壊する。

「次だ!」

破壊を確認したシャアは、2機目のISに狙いを定める。

対するISはもう1機と共に、両腕のビーム砲をシャアに向けて連射する。その弾幕の中を、シャアはバレルロールでかわしながら、ライフルをマウントしビームサーベルを持つ。そして片方のISに瞬時加速で一気に近づき、飛び蹴りをかます。直撃したISは吹っ飛ばされ、シャアはもう片方のISにミサイルを放つ。ISはそれを振りきろうとするが、4発中2発が右腕と左足に当たる。

「当たれ!」

損傷したISに、シャアは胸部のメガ粒子砲を放つ。極太いビームは容易くISを飲み込んだ。

「よし・・・!」

何か来ると感じたのか、シャアは後を振り向く。すると先ほど吹き飛ばしたISがシャアに向かって来る。ISは大きな右腕でストレートを放つ。

「甘い!」

シャアはISからのストレートを紙一重で避け、ビームサーベルで突き出した右腕を切断。さらに左腕のアーマーの一部が、まるでナックルガードのように展開する。すると左手にスパークが走り、電撃を帯びた状態でISのボディに叩きこんだ。

「中身が機械なら、この炸裂ボルトの電撃に耐えられまい!」

シャアの言うとおり、百式の武装の一つである『炸裂ボルト』をモロに食らったISは、全身からスパークが走り、最後には爆発した。

「ISは全滅したか」

ISが全滅したのを確認すると、アムロが纏ったディジェが近づく。

「やったか?」

「私を誰だと思う?」

「そうか」

前世から長い付き合いの二人にとって、それだけの会話で理解できた。

「残るはシャトルだけだな?」

「あぁ」

そう言って二人は、こちらに向かってくるシャトルに顔を向ける。よく見るとシャトルの上部分に主砲の様な物が取り付けられている。

「アムロ、私に任せてくれないか?」

「あれを沈められるのか?

「ロングメガバスターの試し撃ちもかねてだ」

「了解した」

作戦が決まり、シャアは『ロングメガバスター』をコールする。『メガバズーカランチャー』よりも小さく、手持ちでいながら強力な兵器である。

「あの時の私は、プレッシャーに押し負けてしまったが・・・」

呟きながらシャアはシャトルに狙いを定める。ロックオンされているのがわかったのか、シャトルからビームの弾幕が放たれる。しかしどれもシャアには当たらない。

「沈め!」

トリガーを引き、ロングメガバスターからメガ粒子砲よりも大きな閃光が放たれる。その閃光はシャトルを容易く飲み込む程であった。本来なら此処まで威力はないのだが、神様と一緒に作ったということで、威力はメガバズーカランチャーの比ではないのだ。

「流石だなシャア」

「私自身も驚いているさ。まさか本当に当たるとは・・・」

「若い連中に感化されたからか?」

「・・・かもしれんな」

ニュータイプのいない二つの世界。その二つの世界もまた、余りにも行き過ぎた戦争が起こっていた。それでも彼らは、ただ平和の為に抗い戦って来た。そんな彼らを見て、シャアはもう一度希望を見ることにしたのだ。

「シャア・アズナブルだ。敵IS部隊を殲滅した、これより中佐と共に帰投する」

『了解しました。くれぐれも気をつけてください』

「「了解」」

ヤンに連絡し終えると、2機のISは母艦に戻って行くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

同日の某所では、自分の力作が破壊され怒り狂っている兎が居たとか・・・。

 

 

 

 

 

 




因みにシャアはロリコンでシスコンでマザコンのまんまですが、情けなくはないです。


次回はデュオVS一夏です。

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