みなさんこんにちは。
この小説を書いた理由は、ある意味『ストレス』です。
此処最近マイナスなことや胸糞悪いことばっかり受け入れてしまい、話もマイナスな方向に考えてしまうようになってしまいました。
この話は千冬と篠ノ之姉妹とその他が屑過ぎます。一夏と鈴は比較的マシなのでこっち側ですが。山田先生もキラ達側です。
それでは、本編どうぞ。
日常と非日常は、常に絶妙なバランスで成り立っている。
何時もと変わらない日常は、一歩踏み出すだけで非日常に変わる。
だが非日常に変われば、日常に戻ることなど容易くない。
彼らはそれを知っていた。
だからこそ策を練っていた。
自分たちがどれほど、『普通じゃない』のかを理解していたから。
―――――――――――――――――――――――――――
翌日
「う~ん・・・」
キラはリビングで、アスラン達が来るのを待っていた。
先日ISを動かしてしまい、色々話し合った上で4人ともIS学園に行くことになったのだ。勿論受験を受けた学校には行けなくなり、家の周りにはテレビや新聞記者が囲んでいる状態だ。キラ達はISに触れる前に言ったとおり、キラの家に集合ということになった。そのことは神姫たちやヤン達には伝えてある。
「ヤンさん、ガイアさん、本当にすみません」
「気にすることはないよキラ君。世の中なにが起こるか分かったもんじゃないからね」
「そうですわキラ様。それどころか、私たちにもっと頼っても良いですわ」
「二人とも・・・」
二人の言葉にキラは心から感謝した。
するとリビングの真ん中に魔方陣の様な物が浮かび上がる。
少しして、魔法陣の上に数人の男女が現れる。
「おっす、来たぜ」
「・・・お邪魔するわ」
まず出てきたのはデュオと、その神姫である冥府の神ハデスだった。
「・・・来たぞ」
「お邪魔しますね」
「邪魔するぞ、ヤン・ウェンリー」
次に出てきたのはヒイロと、彼の神姫である大天使ミカエル、そしてヒイロの保護者的存在であるオスカー・フォン・ロイエンタールである。
「来たぞキラ」
「こんにちはキラさん」
「朝からすまんな」
3番目に出てきたのはアスランとその保護者、ワルター・フォン・シェーンコップ、アスランの神姫で太陽の神のアマテラスである。
さらに、
「着いたか」
「おはようキラ」
「シャア大佐、アムロさん!」
最後に出てきたのは、宇宙世紀という世界から転生されてきた、アムロ・レイとシャア・アズナブルことキャスバル・レム・ダイクンである
「昨日テレビで君たちが出てたのをアムロが見てね、アスランの家に来たのだよ」
「俺たちも出来る限りサポートはするつもりだ」
「ありがとうございます」
集合したのを確認すると、ガイアが紅茶とコーヒー、ならびにお茶菓子を持ってきた。全員受け取ると、今後のことに関して話し合うことになった。
「それでまずISなんだが、どうするつもりだ?」
「昨日ISのスペック見ましたけど、今の専用機でも到底僕達に追いつけません」
「前世でキラ達の乗っていた機体はオーバースペックらしいからな」
「それに加えて、こちらに転生した影響かは知らねえが、前世の時よりも人体のスペックもかなり上がってるからな」
そう。キラ達転生者は、前世の頃よりも人としてのスペックが上がっているのだ。これに関しては神姫たちにもわからないらしい。
「・・・ISのコアにも限りがある。男のIS操縦者は少ないが、おいそれと政府が渡すわけには行かないだろう」
「ロイエンタールさん、シェーンコップさん。それに関して政府の方はどうでしたか?」
「ヒイロ・ユイの言う通りだ。奴等は専用機に関しては、織斑一夏だけにするつもりらしい」
「あんな素人にあげるよりも、こっちの経験者にあげた方が楽なんだがな」
「それに関しては、私達神姫も同意します」
「ISのコアと話しましたところ、織斑一夏様に授けられる専用機には、なんでも白騎士のコアを使うとか」
神姫は文字通り神、意思を持っているISと会話することなど造作もないのだ。
「きっと篠ノ之博士の仕業だね?」
「あの天災以外の人物が浮かびあがりませんしな?」
「まあ十中八九彼女だろう」
有能提督達は瞬時に推測し、キラ達もそれに同意する。
「話は戻って、ISをどうするかですね」
「そこなんだよな?」
う~んとキラ達が考えていると、ガイアが手を挙げる。
「それなら、私達が作れば良いのですよ。コアと専用機を」
『え!?』
ガイアの言葉にキラ達は驚愕する。
「私達は神姫、特に私は世界を作りだした創造の神ですわ。意思を持つISのコアを産み出すことなど造作もありません」
「なるほど・・・」
「それに此処には、大天使様に冥府の神、そして太陽の神といったこれほどにない人材がおられますわ」
その言葉に転生者たちは納得する。神話でも超有名で強大な力を持った存在が4人もいるのだ。それだけでコアを作ることなど造作もないのだ。
「コアの方は解ったが、専用機はどうするんだ?」
「専用機の方は、キラ様達が前世で乗っていた『ガンダム』を作ってみようと思いますわ」
「ガンダムをだと?」
シャアの問いにガイアは縦に頷く。
「キラ様とアスラン様、ヒイロ様とデュオ様、アムロ様とシャア様、そしてヤン提督様方。各々の世界の技術を結集させ、私たち神姫の力も加えたガンダムを作るのですわ」
「もうそれチートなんじゃ・・・」
キラの呟きに全員同意する。元の世界の技術の良いとこ取りをし、尚且つ神様たちの力も入ったガンダム、これをチートと言わずして何と呼ぶだろう。
「・・・それが良いだろう」
「ヒイロ?」
「ISに選ばれた以上、団体に委員会の奴等が狙ってくることは確実だ。それならば、こちらもそれ相応の力が必要になるだろう」
「でも、強大な力は争いを生むことになる」
「それなら、リミッターをつければ良いんだよ。試合専用に制限かければ、そこまで脅威じゃないと思われるだろうし」
「なるほど。とはいえ男が乗っててガンダムみたいな強力な兵器は、リミッターをかけても脅威になるだろうけどな」
アムロの言うことは尤もだった。此処にいる者達の世界の技術と、神姫たちの力をあわせたガンダムだ。リミッターをかけてもかなりお釣りが来るほどの力を持っている。
「おおよそのことは解った。だが作るにしてもここだと人目につくがどうする?」
「それなら、火星で作れば良いのよ」
『火星?』
ロイエンタールの問いに答えたのは、ずっと黙っていたハデスだった。
「地球のどこかだとあの兎に感付かれると思うわ。でも月だと空気がないし、コロニーを作ってもいいけどそれだと時間が掛かる。それなら火星で作った方が早いわ」
「さすがハデスさん!」
「ナイスアイデアだぜ!」
「ふ、ふん!別に、あなた達のためじゃないんだからね!」///
褒められたハデスは顔を赤くし、そっぽを向きながらデレる。
一応言うが、彼女は冥府の神である。
「それじゃあ早速行きましょう!」
「そうですわね!」
そう言って神姫達は先ほどのように、大きな魔方陣を展開する。
そして瞬く間に、リビングには誰もいなくなった。
―――――――――――――――――――――――――
火星
「ここが火星か・・・」
「直接来るのははじめてだな」
火星に来て一番に口をあけたのは、アムロとシャアだった。
「俺たちも来たことはなかったからな」
「前世で死ぬ前に、リリーナからテラフォーミング計画のことは聞いていたがな」
「俺たちの方も同じだ。戦争が起こる前は父がテラフォーミングのことを話していたよ」
と話し合うアナザー組。
「私たちの力を使えば、火星に行くことくらい朝飯前ですわ!」
「ということはだ。俺たちが居た惑星オーディンや、ヤン・ウェンリー達が居た惑星ハイネセンにも行けるということか?」
「座標さえ解れば、行けなくはないですね」
「なんともまあ、女神らしいことで」
「やれやれ、流石は神様だ。私達人間が何千年も掛けて見つけた星に、容易に行くことが出来るなんてね」
「別に容易というわけではないですよ?距離や座標を常に計算しなければいけませんし、なによりあるかどうかも解りませんから」
アマテラスの言葉にヤン達は理解する。この世界は自分たちのいた世界とは違うパラレルワールド。それならば、ハイネセンやオーディンがないという可能性もある。
「ところで、さっきからキラが何も喋ってないんだけど?」
『え?』
ハデスに言われて、キラの方に全員振り向く。火星に来る前は色々話し合っていたキラが、明後日の方向に身体を向けているだけである。
「どうしたのですかキラ?」
気になったのでミカエルが代表して尋ねる。
「・・・此処って、火星なんですよね?」
「ええ」
「火星って、英語でマーズなんですよね?」
「まあそうだな?」
「キラ?」
アムロはキラの名前を呼ぶが、キラは返事をしない。少し間を置くと、キラは両手を空高く掲げた。
「ガイアアアアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーーーーーー!!」
『!?』
突如ガイアの名前を言いながら、雄たけびを上げるキラにヤン達は驚く。勿論一番驚いているのは、自分の名前がでたガイアである。
「き、キラ様?突然どうしたのですか?私は此処にいますが?」
そのガイアの質問にも答えず、キラは両手下げて腰につける。
「やっぱり爆発もしなければ、ロボットも出てこないか」
『だあ!?』
そのキラの一言にヒイロ以外全員ずっこける。
「貴方はこの状況でなにをしているんですか!?」
「え?折角火星に来たんだから、一回やってみようと」
「それどっちかというと地球でやった方が良いんじゃぁ・・・」
「それだともし爆発した時皆巻き込まれて終わりですよ?」
「どの道爆発したら皆死んじゃうでしょ!?」
「まあ爆発しなくてもロボットでれば良いかな?って」
「この小説ガイアーも出なければ、ウラヌスもミロもウラエヌスもタイタンもシンもラーも出ませんわ!?」
「つうかあんた等よくマーズ知ってるな?」
キラのボケに神姫たちが各々突っ込む。因みに神姫たちは、それなりに漫画やアニメを見ていたりする。
「はあ・・・とりあえず、はじめますわ」
と言って神姫たちは輪になり、全員瞳を閉じ意識を集中する。すると真ん中に複数のISのコアが生み出された。
「あれ?2個多いですよ?」
「これはアムロ・レイとシャア・アズナブル、貴方方の分です」
「俺たちにもか?」
「今は持っているだけで構いませんよ?もしもの時のためですから」
「それは助かる」
アムロは感謝すると言って受け取り、シャアはなにやら凄く喜びながら受け取った。大体察しはつくが・・・。
「それでは皆さん、一箇所に集まってください」
ミカエルに言われて、キラたちは一箇所に集まる。そして神姫たちは、今度はキラ達を囲むように輪になる。
「今から皆様の記憶にある機体のデータと技術を読み取り、私たちの力と共にコアにインプットさせますわ」
もう本当に次元が違いすぎることにキラ達は、驚きを通り越して呆れていた。神姫たちの力は何度も見てきたのでもう驚く気力もないのだ。
「それでは、行きますわ!」
ガイアの合図と共に、キラ達は全員目を閉じる。
思い出すのは自分たちが乗っていた機体、ならびに戦艦。どんな力を持っていたのか、どんな技術を使っていたか。
そして5分後、キラ、アスラン、ヒイロ、デュオの前に、『剣』が現れた。
「これは・・・フリーダム?」
「ジャスティス・・・なのか?」
「・・・ゼロ?」
「相棒・・・だよな?」
目を開けたキラ達の前には、嘗て自分達が乗っていた機体とはかなり違っていた。
「それが貴方達の、新たな力よ」
ハデスがそう言うと、4人の前に名前が表示された。
『機体名:エルシオンガンダム』
『機体名:ペルセウスガンダム』
『機体名:サリエルガンダム』
『機体名:タナトスガンダム』
さらに各々のデータを見てみると、キラ達は驚愕した。
「すごい!フリーダムの10倍以上の能力がある!?」
「機動性は勿論、出力も装甲も段違いだ!?」
「・・・火力、射程距離、推進能力、どれもゼロを凌駕している」
「すっげえ・・・単機で大艦隊を相手取れるほどだぜ!?」
「勿論、奪われても自分の元に戻ってくるようにされていますし。纏わなくてもISの攻撃を防ぐバリアも展開できますわ」
「宇宙空間でも問題なく動かせるし、空気や水の心配もいらないわ」
「それに、ほぼ永久機関のエンジンですから、試合でもSEは減りませんよ」
もはややりすぎなスペックに全員引いた。
「・・・これがもし同盟軍にいたら、アムリッツァで惨敗することはなかっただろに」
「まったくですな。それもこの機体に乗る彼らも加えてね」
「中将の言う通りだ。こんな機体、無能どもが使えば取り返しのつかないことになるだろう」
ロイエンタールの言うとおりである。ハイスペック過ぎるこの4機を、政府や委員会の者達が使えば、確実に地球は崩壊する。それほどにまで恐ろしい機体になったのだ。とはいえ、この機体を扱えるのは多分キラ達だけだろう。他の者達だと動かすことすらできないはずである。
「よし!この機体を早く扱えるようにするためにも、今此処で練習しよう!」
「そうだな。ここなら俺たち以外誰も居ない」
「今回ばかりは団体の奴等に感謝しないとな?」
「・・・奴等の影響でISによる宇宙開発はストップ。火星や月を観測していた衛星もなくなった」
「つまり、今なら思う存分動かせるわけだな」
「見せてもらおうか、神の力が宿ったガンダムの性能とやらを・・・」
そして4人は前に立ち、各々の機体を纏う。
「これが、エルシオンガンダム!」
「ペルセウス、凄い力を感じるな」
「・・・いけるな?サリエル」
「宜しくな、相棒!」
感想を述べた4人は、一斉に空へ飛ぶ。
「キラ・ヤマト、行きます!」
「アスラン・ザラ、出る!」
「・・・ヒイロ・ユイ、行くぞ」
「デュオ・マックスウェルだ、行くぜ!」
その日、火星の周りで複数の閃光と、巨大な何かが複数現れては消えるのだった。
次回、IS学園に入学します。