歌と共に舞うひと夏   作:のんびり日和

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投稿されていた話が変な所にあり、感想が書けないというご指摘を頂き先ほど修正させていただきました。

ご迷惑をおかけしました


36話

「追加の模造紙貰って来たよぉ!」

 

「カラーペンってもう無かったっけ?」

 

「確か先生が持ってきた袋に……、あった!」

 

「簪さん、配置図の方出来たんだけどこれでいいかな?」

 

「えっと、ちょっと待って。……うん、これで行こう」

 

簪を筆頭に4組の生徒達は準備を進めており、クラスに立てる掲示板や模造紙にISに関する一般知識など一般の人でも分かり易い様にと絵などを書いていた。

 

「えっと、ISスーツとは『プルプルプル~、プルプルプル~』おっと、電話だ。ごめん、ナギさんちょっとやっといてもらってもいいですか?」

 

「うん、良いよ~」

 

一緒に作業をして貰っていたクラスメイトに一言言い、スマホを持って人気のない階段の踊り場へとやって来てスマホの応答ボタンをタッチする。

 

「はい、イチカです」

 

『スコールよ。ごめんなさいね、授業中に』

 

「いえ、学園祭の準備中だった為大丈夫ですよ」

 

『そう、良かった。実は貴方に伝えておかないといけないことがあったのよ』

 

「伝えておかないといけない事?」

 

首を傾げながらイチカは何だろうと思い続きを聞く。

 

『アメリカの太平洋艦隊がパキスタンに蔓延っていたテロリスト撲滅のために派遣されていた事は知ってるわね?』

 

「えぇ、知ってます」

 

『その作戦に参加する艦隊が補給の為学園祭の日、日本に来航するらしいの。で、アメリカはその艦隊の護衛に私達エンシェントセキュリティー社に依頼してきたの』

 

「……その依頼、信用できるんですか?」

 

イチカはそう言い壁にもたれながら、懐疑的な顔を浮かべる。臨海学校時にアメリカはナターシャの乗ったIS、銀の福音の撃墜を指令してきたのだ。その為また何か裏があるのではと、そう考えていた。

 

『それは問題ないわよ。依頼してきたのは政府じゃなくアメリカ太平洋軍現司令官のアーヴィン・レイビー海軍大将よ。彼とは旧知の仲だから問題無いわ』

 

「旧知、ですか…」

 

『えぇ、彼は私が昔アメリカに居た時からの繋がりだから信用は出来るわ。と、話を戻すわね。護衛に就くのはイージス艦3隻、空母1隻、ミサイル巡洋艦1隻、ミサイル駆逐艦が2隻、補給艦が1隻就く予定よ』

 

「護衛する予定の艦隊数は?」

 

『空母1隻、巡洋艦2隻、駆逐艦3隻、補給艦2隻よ』

 

「少ないですね。もっと多いと思っていたんですが」

 

『既に他の艦隊は向かってるから、日本に寄る艦隊は後詰め部隊といった所よ』

 

なるほど。と納得するが、何かに気付くイチカ。

 

「今思ったんですが、何故その話を俺に?」

 

『護衛に就く空母にはデルタ小隊の人達が乗ってるのよ』

 

「はい? なんでまた皆が?」

 

『貴方の学園で行われる学園祭を見によ』

 

そう言われマジですか。と困惑した表情になるイチカ。スコールはクスクスと笑いながら本当よと言う。

 

『まぁいいじゃない。貴方がどういった学園に通っているのかって改めて知ってもらえるんだから』

 

「……第一印象は最悪だったと思いますけどね」

 

そう言い臨海学校時の事を思い出すイチカ。

 

『あれは仕方が無いでしょ。まぁ最初の印象が変わるよう願っておくわ』

 

そう言いスコールは電話を切る。イチカははぁ。とため息を吐き、教室へと戻って行った。




次回予告
準備開始から数日が経ち、学園祭当日エンシェントセキュリティー社の空母に乗って来たアラド達。その日は楽しい一日だと思われた。
だが、戦火の火蓋は着々と近付いていた。
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