1
「ここが異世界か」
オッドアイの少年リュートが回りを見渡して言った。中世のヨーロッパの雰囲気だ。町の人に冒険者ギルドの場所を聞いて向かった。リュートは癖で片目を閉じていた。赤い目の方をよく閉じている。ギルドの中に入ると冒険者らしい人々がたくさんいた。
「おい!アクアちょっと待て!」
「何よカズマ!」
二人の男女の声が聞こえた方向を見ると青い髪をした美少女と平凡そうな少年がいた。リュートは彼に声をかけた。
「すみません」
「ん?なんだ?ってあんたもしかして」
「ええ、日本人ですよ一応は」
少年の方はリュートが何者か分かったみたいだ。リュートはハーフなので純粋とは言えないので曖昧に答えた。
「そうか!でなんだ?」
「ああ、さっき来たばっかなので受付を教えてください」
「それならあっちだ!もし良ければ俺のパーティーに入ってくんないか?」
「え?まぁいいですけど···じゃあ少し待っていてください」
少年にパーティー、いわゆるチームみたいなものだろう。リュートにとっては嬉しい事でもあったので軽く受けた。
2
「冒険者カードを発行したいんですけど」
「はい、じゃあ手数料の千エリスを頂きます」
受付嬢の一人に千エリスを渡すと受付嬢が説明を開始した。球体のものに触れれば良いみたいだった。リュートが触れると
「はぁ!?なんですか?この魔力!平均よりも桁違いに高いじゃないですか!?運以外平均よりも上、運も少ししたなだけって!」
「凄いんですか?」
「過ぎなんてレベルじゃないですよ!アークウィザード、アークプリースト等の上級職が初めからつける人なんて滅多にいませんよ!それでどの様な職業につきますか?」
受付嬢は興奮ぎみでリュートにいってきた。職業はすでに決まっている。
「アークウィザードでお願いできます?」
「はい、分かりました!スタッフ一同感激いたします」
そう言って受付嬢の他の受付の人達も礼をしていた。回りには沢山の冒険者が集まっていた。それを避けながら今さっきの少年のもとに向かった。
3
今さっきの少年のもとに向かったら何だがすごくお礼を言われた。リュートは苦笑いをしていた。少年のパーティーはもう二人居るらしいので来たら自己紹介をするようになった。
二人が来たところで自己紹介が始まった。
「俺はサトウカズマ。カズマって呼んでくれよな」
「私はアクアよ!アークプリーストよ!」
「私はダクネス。クルセイダーだ!私を盾に使ってくれて構わないぞ!」
「え?」
次々と自己紹介していったが途中変な事が聞こえた気がした。カズマが助け船を出してきた。
「おい困ってるだろダクネス!」
「我が名はめぐみん!紅魔族随一の魔法使いにして、爆裂魔法を極めし者!」
「俺はキサラギリュート。よろしく!あとめぐみんだっけか?あだ名かい?」
「違うわい!」
「いや、変な名前だから」
「おい!私の名前に文句があるなら聞こうじゃないか!」
めぐみんにそう言われたリュートは苦笑いをしていた。カズマがクエスト提案をしてきた。
「じゃあ、ジャイアントトードにするか」
「なんだそれ?」
「カエルですよ。デカイですけどね」
リュートが首をかしげているとめぐみんが簡単に教えてくれた。ダクネスはなんだか興奮していた。
「ジャイアントドードか!皆私を盾にして戦ってくれ!」
「どMですか!?」