ルイズさまは、お妃さま!?   作:双月の意思

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遥か宇宙、マール星レピトルボルグ王家は、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールをお妃に迎えるための使者をハルケギニアに送った。
ワンダユウは、大使としてトリステインとマール星を行き来し、
チンプイは、ルイズの使い魔兼お世話役として、トリステインに残った。
ワンダユウ「チンプ~イ!頼んだぞ~!」

今回は、エレオノールの結婚相手に関するお話です。
サブタイトルの『エリ』とは、誰なのでしょうか?

※サブタイトルと本文の一部を改変させて頂きました。ご了承ください。


外伝 コーヤのエリおばさま

 エレオノールは、ワンダユウとともにニューカッスルを後にした。

 マール星へはルイズより先に行く訳にいかないとエレオノールが言ったので、エレオノールが婚約者候補を選んだ後、途中でムニル夫妻と合流して、その婚約者候補がいる星へと向かうことになった。今回は、ムニル夫妻の新婚旅行ついでにその星を観光をして、エレオノールの心の準備が出来たら、お忍びで婚約者候補にも会う予定だ。

 

 王室御用達の宇宙船の中で、エレオノールは、ワンダユウに渡された何十枚もの婚約者候補の写真を見ていた。これでも、候補者を厳選して絞り込んだらしいが、それでも多い。そこで、エレオノールは、少しでも気になった人だけ、ワンダユウ達が独自に製作したプロフィールディスクを見て決めることにした。ハルケギニアとは何の関わりもない人たちの中から選ぶので、いつも両親が持ってくる縁談よりもはるかに気楽である。

 その中で、コーヤコーヤ星のロップルという青年がエレオノールの目に留まった。

 

 その頃、コーヤコーヤ星では・・。

 環境保護センターの土を専門に調査する部署で働く青年が、上司の女性に有給休暇の申請をしていた。

「リーザさん、有給休暇を頂きたいのですが・・」

「またなの?ロップル君。 いくらあなたが『スーパーマン』と知り合いだからって、わざわざあんな空気の汚れた星に行かなくてもいいじゃない」

 リーザと呼ばれたエレオノールに瓜二つの女性は、そう言って顔をしかめた。

「リーザさん!のび太君は、知り合いじゃなくて友達です!のび太君がコーヤコーヤ星に遊びに来てくれたとき、リーザさんにそう紹介したじゃないですか!」

「そうなんだけど・・それが、信じられないのよねぇ。あの『スーパーマン』のび太とロップルが友達だなんて。彼、優しいからロップルに話を合わせてくれただけじゃない?」

「違いますよ!そもそも………」

 ロップルが有給休暇を申請する際は毎回この話題で、リーザと口論になる。

 

 『スーパーマン』のび太・・それは、コーヤコーヤ星を救った英雄だ。

 かつて、強引な開発で大企業にまでのし上がった『ガルタイト鉱業』という悪徳企業が、貴重な鉱石であるガルタイト鉱欲しさに『コア破壊装置』でコーヤコーヤ星を破壊して、ガルタイト鉱に富むコーヤコーヤ星をガルタイト鉱のかけらにしてしまおうと企んだ。これは、『ガルタイト鉱業』が雇った、宇宙をまたにかける冷徹な悪党にして銃の名手であるギラーミンの提案であった。ギラーミンの指示の下、順調に事が運び、あと一歩で目的を達成できるところまでいった・・。

 しかし!

 それは、五人の英雄たちによって阻まれた。ドラえもん、しずか、ジャイアン、スネ夫、そして、のび太である。

 ドラえもんは、不思議な道具を使って、『ガルタイト鉱業』の嫌がらせから何度も守ってくれたロボットであり、コーヤコーヤ星の住民たちの間で人気が高い。

 しずか・ジャイアン・スネ夫は、驚異的な怪力で巨大な岩を軽々と持ち上げ、『ガルタイト鉱業』の巨大な宇宙船に岩の雨を降らせて撃ち落としたことで有名だ。ただ、コーヤコーヤ星の住民たちとはあまり接する機会がなかったため、その事実しか知られていない。

 そして・・、五人の英雄たちの中でもずば抜けて人気なのが、『スーパーマン』のび太だ。

というのも、のび太は百発百中の凄腕のガンマンであり、銃の名手であるギラーミンと一対一の銃での決闘で勝利を治め、コーヤコーヤ星破壊の危機を救った張本人であるからだ。また、ドラえもんと同様『ガルタイト鉱業』の嫌がらせから何度も守ってくれたことが人気に拍車をかけている。

 

 ロップルの宇宙船がワープに失敗したことが原因で、偶然超空間が捻れてロップルの宇宙船の倉庫とのび太の部屋の畳が繋がったことで、お互いに聞いたこともないほど遠く離れた星にいるのび太とロップルは友達になった。

 コーヤコーヤ星の危機をのび太達が救った後、超空間の繋がりが外れて、二人は二度と会えなくなった・・。

と思われたが、高度な科学技術を誇るマール星とコーヤコーヤ星が交流を持つようになったことで、再び、二人は会えるようになった。ロップルは、事あるごとに今もこうして有給休暇を取ってたびたびのび太に会いに行っている。勿論、のび太がコーヤコーヤ星に行くこともあるが、のび太がコーヤコーヤ星を訪れると、いつもコーヤコーヤ星の皆はお祭り騒ぎで歓迎するため、のび太が「照れくさい」と言うので、ロップルの方から地球に行くことが多い。

 のび太は現在、地球で環境保護局の自然調査員として働いている。ロップルは、そんなのび太に憧れて、のび太と同じ職業を選んだのであった。

 

 リーザに散々嫌みを言われたが、ロップルは何とか有給休暇を取ることが出来た。

「兄さん!お土産買ってきてね」

「ロップル、アタシ、ドラヤキガ食ベタイ!」

「分かったよ。買ってくる。チャミーは、いつもドラ焼きだね。飽きないの?」

「ドラチャンガ教エテクレタ、地球デ一番オイシイ食ベ物ダモノ。飽キナイワヨ。ソレヨリ、ノビ太サンニ、ドラチャント一緒ニ、マタ、コーヤコーヤ星ニ来テッテ、伝エテ!ロップル」

「のび太さんによろしく言っておいてね。兄さん」

「気を付けて行くのよ。ロップル」

「分かった、分かった。 じゃあ、行ってきます。チャミー、クレム、母さん」

 ロップルが自宅の玄関から出かけようとした・・。

 その時!

パン!パン!パンパカパカパンパーン

と、音がしたと思ったら「「バンザーイ」」という声とともにロップルに大量の紙ふぶきと紙テープが降りかかった。

「「おめでとうございます~!」」

 そこに、ネズミのような生き物とウサギのような生き物が現れた。

「全宇宙えりすぐり数万人候補者の中から厳正審査の結果、ロップルさまが、マール星レピトルボルグ王家が公爵、エレオノール・アルベルティーヌ・ル・ブラン・ド・ラ・ブロワ・ド・ラ・ヴァリエール公爵夫人の・・・、婚約者候補に選ばれました~!!」

 ウサギのような生物、ラビが胸を張り、高らかに告げた。

 ちなみに、その横にいるネズミのような生き物の名前はワケナイ。チンプイの幼稚園時代の後輩だったりする。

「えっ!ぼくが!?」

「兄さんが!?」

「ロップルガ!?」

「まあ!」

 皆、目を丸くした。マール星の公爵といえば、ロップル達から見れば雲の上の存在である。マール星では、王族はマール星全面協力のもと非常に相性の良い結婚相手を探してもらうという話は聞いたことがある。しかし、まさかロップルが選ばれるなんて誰が予想できただろうか。ルイズ達と違い、その凄さをよく知っているからこそ、あまりにも突然の出来事に、一同はイマイチ実感が湧かず、固まってしまった。

「「おめでとうございます。おめでとうございます」」

 そう言いながら、二匹はロップルの周りを跳ね回っている。

 

はっと我に返ったロップルとクレムの母、ライザが、慌てて挨拶をした。

「突然のことで信じられません。本当にマール星の公爵様が、ウチのロップルをお選びになられたのですか?

・・あっ、申し遅れました。わたくし、ロップルの母のライザと申します。どうぞ、中へお入り下さい」

「お気遣い頂きありがとうございます。お邪魔します」

 一同は、リビングへと移動した。

「では、改めまして、続けさせていただきます。

突然のことで驚かれるのはごもっとも。ですが、エレオノールさまがご自身でお選びになられました。・・申し遅れました。わたくし、ラビと申します。以後お見知りおきを」

「ぼく、ワケナイ。仲良くしまちょうね。ロップルちゃま」

「では、早速、エレオノールさまのディスクとお写真をご覧ください」

「えっ! マール星の王族は、婚約前に顔を見せられないはずでは?」

 ロップルが驚いて質問をした。

「はい。最近、王室典範が改訂されまして・・正確には、『婚約者候補のいらっしゃる星で、外見がよく似た方の写真をお見せできるようになった』ですね」

「そうなんですか・・。ちなみに、この婚約って・・」

 マール星の王族の使者を前にして言いにくそうにしているロップルを見て、ラビは優しく微笑んで言った。

「はい。勿論、断って頂いても構いません。ロップルさまの意思を尊重するようにと、エレオノールさまもおっしゃっているそうです。

ただ・・、わたくしどもは、相性の良い結婚相手を探すことに関しては、何千年もの経験に基づいたプロ中のプロです。きっとエレオノールさまのことをお好きになられると思いますよ」

「そうですか・・、では、早速、写真を見せて頂いても?」

「はい。どうぞ、ご覧下さい」

 ラビが、写真をロップルに手渡す。その写真を見たロップルは大きく目を見開いた。

「リーザさん!?」

「知り合いなんでしゅか?」

 無邪気に尋ねるワケナイの質問に、ロップルは申し訳なさそうに答えた。

「うん、そうだよ。ぼくの職場の上司のリーザさんだよ・・。でも、ぼくは、リーザさんのこと苦手なんだよね・・。そのリーザさんによく似たエレオノール公爵夫人のことを、ぼくが好きになるとは思えないな・・」

「でも、別人でしゅよ? それに・・、エレオノールちゃまは、あのルルロフ殿下が選んだ婚約者候補、ルイズちゃまのお姉ちゃまで、しゅごいマホーツカイだって話でし」

「えっ?魔法使い? 魔法使いって本当に実在するのですか?」

 コーヤコーヤ星に魔法使いという概念がないが、ロップルはのび太に借りた漫画などで魔法使いという空想上の存在が地球のおとぎ話によく出てくることを知っていたのだった。

「はい。その通りでございます。詳しいことは、エレオノールさまが自ら吹き込まれたディスクをご覧下さい」

 ラビが答えた。ワンダユウからの連絡を受けてすぐにコーヤコーヤ星へと向かったため、『メイジ』というものがどのようなものか理解する暇がなかったので、ラビは詳しい説明はエレオノールが吹き込んだディスクに任せることにした。

「では、早速ご覧下さい」

 ラビはそういうと、壁に映像を映し出した。本人の顔はまだ見せてはいけないことになっているので、ディスクにはハルケギニアの映像とともにエレオノールの声が流れた。

「ロップルさん。はじめまして。わたしは、ハルケギニアのトリステイン王国、ラ・ヴァリエール公爵が長女、エレオノール・アルベルティーヌ・ル・ブラン・ド・ラ・ブロワ・ド・ラ・ヴァリエール公爵夫人ですわ。本来なら、顔を見せて直接お話したいのですけれど・・王室典範で婚約前に顔をお見せることはできない決まりなのです。ごめんなさい・・。

突然ですが、ロップルさんは『魔法』というものをご存知ですか?

わたしの生まれ育ったハルケギニアでは、火・風・水・土といった自然の力を操る”魔法”という不思議な力があります。この『魔法』を操れる人間はごく一部で、操れる人間は、『魔法使い』・・わたし達の呼び方では『メイジ』と呼ばれ、文明を担っています。わたしは、土魔法を得意としていて、現在、『アカデミー』という研究機関で研究員として、土魔法の研究をしています。わたしと同じ土を専門に調査するお仕事をなさっているロップルさんに、心惹かれました」

「へぇ。同じ土を・・。ううっ・・余計にリーザさんを連想してしまいそう・・」

「そんなこと仰らずに、続きをご覧下さい。リーザさんとやらとは全くの別人ですよ。聡明で妹想いな素晴らしいお方と聞いております」

 ラビは、ワンダユウから聞いたエレオノールの人物像を話したが、ロップルはどうしてもエレオノールをリーザと重ねてしまい、印象が良くないようだ。

「………………」

 その後、ディスクは、ハルケギニアのことを紹介しながらロップルへの愛の言葉と婚約は無理強いしないという旨の内容が語られた。

 一同は、ディスクを観終わった。

「兄さん。わたし、エレオノールさまは悪い人じゃないって思うわ。リーザさんのことを忘れて、もう少し考えてみたら?」

「ソウヨ!ロップルガコンナ高貴ナ人ニ求婚サレルコトナンテモウナイト、アタシ思ウワ。モウ少シ考エタラ?」

「クレムとチャミーの言う通りよ。大事なことだから、もう少しじっくり考えなさい」

「分かったよ・・。少し散歩して頭冷やしてくる。のび太君には少し遅れるって連絡しておいてくれないか?クレム」

「分かったわ。兄さん」

「じゃあ、行ってきます」

「行ってらっしゃい。兄さん」

 こうして、ロップルは、散歩をしながら考えてそれでも結論が出なかったら、のび太達に相談しようと心に決めて、散歩に出かけた。

 

 ところ変わって、エレオノールが乗る宇宙船の中。

宇宙船は、間もなくコーヤコーヤ星に到着する予定で、すでにムニル夫妻も合流して、エレオノールが乗る宇宙船に乗っていた。

「なるほど。あなた達も、お互いのことを全く知らなかったのね?」

 エレオノールは、ムニル夫妻に結婚する前の話や結婚を決めた理由について訊いていた。驚くことに、ムニルは十四歳、ムニルの新妻のキキに至ってはまだ十一歳らしい。

「ええ、エレオノールおばさま。あたくしもマール星から三光年も離れた星の生まれなの。この縁談が起きたとき、ムニルなんてぜーんぜん知らなかったわ」

「やっぱりそうなのね。ところで・・、そのおばさま、おばさまってのやめて頂けないかしら?」

「だって、おばさまなんだもの。ねーえ、キキ」

「ねーえ、ムニル」

「・・まだ、妹は婚約してないわよ」

 本当は、エレオノールはまだ自分が若いので、”おばさま”呼ばわりされたくないだけなのだが・・、そのことにまだ二人は気が付かないまま、話が進む。

「ルイズおばさまの気持ちは、あたくしもよーく分かりますわ。あたくしもルイズおばさまと同じことで散々悩みましたもの・・。

それが、初めてムニルに会ったとき・・、あたくし、運命の出会いを感じたわ!!

ムニル!愛してる!!」

「キキ!ぼくだって!!」

「はあ~!」

 イチャつき始めた二人に、エレオノールはため息をつき、”おばさま”呼びをやめさせることを諦めた。

 

 しばらくして、宇宙船はコーヤコーヤ星に到着した。 

 すると、ワンダユウから事前に連絡を受けていたラビとワケナイが、エレオノール達を迎えた。ワンダユウが、二人を紹介する。

「こちら、ロップルさまにエレオノールさまの婚約者候補になったことを伝えに行ってもらった、ラビとワケナイです」

「お初にお目にかかります。わたくし、ラビと申します。以後お見知りおきを」

「はじめまちて、エレオノールちゃま。ぼく、ワケナイ。チンプイ先輩の後輩でし」

「はじめまして。わたしが、エレオノール・アルベルティーヌ・ル・ブラン・ド・ラ・ブロワ・ド・ラ・ヴァリエールよ。よろしくね。 へ~、あなた、チンプイ君の後輩なの」

「はいでし」

「ねえ、おばさま。せっかくコーヤコーヤ星に来たんだから、あちこち見物しませんか?」

「そうねえ・・。でも、コーヤコーヤ星って広いみたいだし、かといって宇宙船だと目立つし・・」

 エレオノールが悩んでいると、キキが笑って言った。

「大丈夫よ。おばさま。ムニルは『ワープ』が得意なの」

「『ワープ』?」

「はい。『テレポート』と似てるんですけど、人じゃなくて空間ごと瞬間移動する科法ですよ。使うのは結構難しいですけど、『テレポート』みたいにエネルギーをたくさん消費しないから、あまり疲れないんです」

「へえ~。そんな科法があるの」

「パッパッとまわって来ましょう」

「ええ。お願いするわ」

「お任せ下さい。科法『ワープ』、ムニル!」

 一行は、ムニルの『ワープ』で色々な場所に行き、色々な珍しい動物を見た。

 胴体はなくて顔から足が生えた人の背丈ほどの二本足の象、”パオパオ”。北の岩の間に巣を作るタマゴから羽が生えている鳥、”タマゴ鳥”。風船のように丸みを帯び、フワフワでモコモコのパンダ、”パンク”。色々な生物がいて、実に面白い。

 色々な所を見て回った後、一行は川のほとりで昼食を取った。

「面白い生き物がたくさんいて、楽しい所ですね。おばさま」

「ええ、とっても!それに、あのガルタイト鉱って鉱石も実に興味深かったわ」

 エレオノールは、コーヤコーヤ星に来て良かったと思った。というのも、コーヤコーヤ星の動物も確かに面白かったが、土を専門とするエレオノールにとって、道中見つけたガルタイト鉱は実に興味深いものであったからだ。

「あの反重力を発生させる鉱石のことね。ええ、面白いですよね。ガルタイト鉱を二つこすり合わせるだけで宙に浮けるんですもの」

「ガルタイト鉱は、結晶の大きさとずれる角度で反重力を自由に調節できる、コーヤコーヤ星の文明を支える貴重な鉱石なんですよ。マール星と貿易するきっかけになったのも、ガルタイト鉱なんです」

「へえ~。そうなのね」 

 キキとムニルの説明に、エレオノールが感心していると、難しい話を聞いてて飽きてしまったワケナイが、エレオノールの袖をクイクイと引っ張った。

「ねえねえ、エレオノールちゃま。難しい話ばかりしてないで、マール星で最近流行っている『変身ごっこ』で遊びまちぇんか?」

 小さい子どもには難しかったかと、エレオノールは心の中でひとりごちた。

「いいわよ」

 エレオノールは、せめてもの罪滅ぼしに、ワケナイの遊びに付き合ってあげることにした。

「わーい!ありがとう。エレオノールちゃま、大好き!」

「ぼくらは、この辺を少し散歩してきますね。おばさま」

「分かったわ」

 ムニル達が散歩に出かけた後、ワケナイは地面に科法陣を描いてキーワードを唱えた。

「科法『変身ごっこ』、ワケナ~イ!」

「わっ!急に体がモコモコに・・、さっきのデブラ・ムーさんにそっくりな生き物ね」

 エレオノールは、川の水面に自分の姿を映してびっくりした。というのも、自分の体が、先程見た”パンク”のようになったからだ。

「えへへ。ぼくは、この動物だよ。ワケナイ!」

 ワケナイは、頭がワニの顔をした巨大なカタツムリ、”デンデンワニ”に変身した。

「面白いわね」

 その後、二人は色々な生物に変身したり、近くにいた動物をワケナイやエレオノールの姿に変身させたりして、楽しく遊んだ。遊んでいるうちに眠くなってしまい、二人は眠ってしまった。

 

「おや?二人とも眠ってしまったか。よっこらせっと!」

 ラビは、眠っているエレオノールを抱えて、宇宙船へと運ぶ。

「森の中をこんなに科法で散らかしおって!まったくもう・・。ワンダユウ!」

 ワンダユウが、科法を解除すると、”パオパオ”に変身していたワケナイが元に戻った。

「んあ?もう晩ご飯の時間でしゅか?」

「何を寝ぼけておるんだお前は!ほら、エレオノールさまを宇宙船までお送りするぞ」

「?・・は、はいでしゅ!」

 一瞬、何かを忘れているような気がしたワケナイであったが、エレオノールが寝息を立ててラビの背中で眠っているのを見て、気のせいだと思い、ラビの後に続いた。

 

 ワンダユウ達が去った後、木の陰からエレオノールが目をこすりながら出てきた。実は、先程のエレオノールは、”タマゴ鳥”が科法『変身ごっこ』で変身したものだったのだ。本物のエレオノールは逆に”タマゴ鳥”に変身して木の陰で眠っていたので、ワンダユウ達は本物のエレオノールに気が付くことなく去ってしまったのだ。

「う~ん・・。ワケナイ君?皆戻ってきたの?」

 エレオノールが声をかけるが、返事がない。

「ちょっと!ワケナイ君!隠れてないで出てきてよ!」

 不安になったエレオノールが叫ぶが、やはり返事がない。エレオノールは、ワケナイがコーヤコーヤ星の動物たちを自分たちの姿に変身させて遊んでいたことを思い出し、勘違いで偽物のエレオノールを連れて行ったのだろうと思った。このまま待っていれば、いずれワンダユウ達がエレオノールを探しに来るだろう。しかし、エレオノールは、全く知らない土地で一人ぼっちになり、不安な気持ちでいっぱいになった。

「大丈夫。皆、すぐに戻って来るわよね!」

 エレオノールは自分に言い聞かせるように、ひとりごちる。気を紛らわせるために、川のほとりに近づくと、魚がヌッと顔を出した。顔を出したかと思ったら、陸に上がってきた。

「キャー!!」

その魚は、魚からカエルの足が生えた生物、”ウオガエル”。ルイズ同様カエルが苦手なエレオノールは、腰を抜かしてしまった。一人ぼっちになった不安もあり、もう涙目になっていた。

「なんで・・なんで!よりによって、カエルがいるのよう・・。早く来てよ。ワンダユウさん、ムニル、キキ・・」

 

 そんなエレオノールの様子を見ていた人がいた。

「あれは・・。リーザさん? どうしてここに?相変わらず、ウオガエルが苦手なんだな」

 森に散歩に来ていたロップルだ。

「あんなに涙目になっちゃって・・。あれ?」

 ロップルは、違和感に気が付いた。いつもなら、リーザが涙目になっていても気にならないのだが、このリーザはやたらと可愛く見える。

「もしかして・・」

 ロップルは思うところがあり、リーザ?に声をかけた。

「あのう・・どうかしましたか?」

「! あなたは!・・いえ、ちょっと道に迷ってしまって」

 エレオノールは、人がいて助かったと思い、パッと顔を輝かせた。次の瞬間、その声をかけた人物がロップルであったことに驚いてボロが出そうになったが、王室典範で正体を明かしてはならないことを思い出し、出来る限り平静を装い、森に偶然迷ったコーヤコーヤ星の住民のふりをした。

 ところが・・。

「そうですか・・。あの・・、失礼ですけど、あなたはエレオノールさまですか?」

「! どうして・・」

「やっぱり! ぼくの職場の上司のリーザさんにエレオノールさまはよく似てらっしゃいますけど・・ぼく、リーザさんのこと苦手なんですよ。でも・・」

「でも?」

 エレオノールが上目遣いでロップルの顔を覗き込むと、ロップルは顔を真っ赤にして答えた。

「で、でも!一目見て分かりました。あなたはリーザさんじゃない・・。こんなにドキドキしたの、ぼく、初めてですよ//」

「そ、それって・・!」

「はい。・・正直、リーザさんの写真を見せられて、これがエレオノールさまだって言われたときは断ろうと思ってたのですが・・」

そこで、ロップルは言葉を一旦切ると、座ってエレオノールと同じ目線で向き合って言った。

「一目お会いして、運命の出会いを感じました// エレオノールさま、好きです!結婚を前提に、ぼくと・・いえ、ぼくの恋人になって下さい!」

「!」

 エレオノールは驚いて固まってしまった。異性に好きだと言われたのは初めての経験で、しかも、婚約してもいいではなく結婚を前提に恋人になって欲しいと言われたのだ。

「は、はい!わたしも、愛しています!ロップルさん// これからよろしくお願いします//

ロップルさん、これから恋人になるんですから、もっと砕けた話し方でお願いします」

 エレオノールは、自分の想像を上回る熱烈なプロポーズを受けて、嬉し涙を流しながら、にっこりと笑って答えた。

「ありがとう。ねえ、エレオノール?」

「なあに?」

「エレオノールのことを『エリ』って呼んでもいいかな?//」

「『エリ』・・、素敵な愛称ね// ありがとう。ええ・・、ええ!勿論よ!」

 エレオノールは、初めて恋人に愛称を付けてもらったことが嬉しくて、幸せをかみしめるようにして答えた。

「ありがとう// ぼくのことは、ロップルでいいよ。

ああ・・こんな可愛い人と恋人になれるなんて!もう、幸せ過ぎて信じられない位だよ。エリ!」

「可愛い?わたしが!?ホントに?」

 きょとんとしてロップルをじっと見つめるエレオノールのことを、可愛いなと思いながらロップルは答えた。

「うん。今もすごく可愛いよ// エリ」

「ありがとう// なんだか夢みたい・・// わたし、幸せよ// ロップル」

 二人はそう言うと、自然に距離が近づき、お互いに肩を寄せ合い、ギュッとロップルはエレオノールを抱きしめた。

 

 そんな様子を、エレオノールを探しに戻ってきたワンダユウ達は陰から一部始終を見ていた。

「なにやら、うまくいったご様子で、とてもめでたいのだが・・、我々はいつ出ていけばいいんじゃろうか?」

「もう少し二人っきりでいさせてあげて下さい。ねえ、キキ」

「ええ、ムニル」

 そう言うと、ムニル夫妻は立ち上がり、自分達の宇宙船をリモコンで呼び寄せた。

「もうお戻りで?」

「ええ。これ以上、エリおばさまの邪魔しちゃ悪いですし・・。マール星に一日も早いおいでをお待ちしておりますとお伝えください」

「かしこまりました。では、お気を付けて、新婚旅行をお楽しみくださいませ」

「はい。ありがとうございます。では・・、ムニル!」

 ムニル夫妻は、宇宙船に乗り、新婚旅行の続きをしに戻って行った。

 

 その後、ロップルはエレオノールを連れて家に戻り、家族に紹介した。

「はじめまして。ロップルのお母様。わたしは、エレオノールと申します」

 エレオノールは、初めて恋人の家で恋人の母親に自己紹介をしたので、緊張でカチコチになっていた。

「はじめまして。ロップルの母のライザと申します。

エレオノールさま、どうぞ自分の家だと思っておくつろぎ下さい。結婚を前提に、ロップルと恋人になられたのでしょう?わたくしのことは、どうぞ母さんと呼んで下さいな」

「はじめまして。お義姉さま。妹のクレムです。・・あんなこと言ってたのに、兄さんも隅に置けないわね」

「ハジメマシテ。エレオノールサマ。チャミーデス。ホントヨネ、クレム」

「! クレムもチャミーもからかうなよ!」

 照れ隠しでロップルが怒鳴る。

「そ、その・・母さん、クレム、チャミー。わ、わたしのことは、エリと呼んで下さい// ロップルに付けもらった愛称なんです//」

 エレオノールは、まだ緊張しているらしい。

「まあ!いい愛称を付けたわね、ロップル。これから、ロップルのことをお願いね。エリ」

「出来の悪い兄ですけど、よろしくね!エリ義姉さん」

「ヨロシクオ願イシマス。エリサン」

 ライザ・クレム・チャミーはそう言って、頭を下げた。

「はい。こちらこそ、よろしくお願いします。母さん、クレム、チャミー」

 その後、しばらく談笑していると、タイミングを見計らってワンダユウ達がやってきて、二人はしばしの別れを告げた。

「また、会えるよね?エリ」

「勿論よ、ロップル。時々会いに行くし、これからは、科法『遠隔通信』でお話もしましょう。また、『スーパーマン』のび太さんのお話聞かせて」

「勿論だよ。ねえ?エリ。ぼくもトリステインに行ってみたいんだけど・・いい?」

「勿論、大歓迎よ// 妹達と両親を紹介するわ。じゃあ、またね!ロップル」

「またね!エリ」

 こうして、エレオノールは後ろ髪を引かれる思いでコーヤコーヤ星を後にした。

 

 エレオノールとワンダユウを見送ったラビが、ぽつりと言った。

「色々あったな・・。ヒヤリとしたが、この縁談がうまくいって本当に良かった」

「うん!ぼくのお陰だね」

「調子に乗るんじゃない!危うく、エレオノールさまが行方不明になるところだったんだぞ!」

 ラビが怒るのも無理はない。エレオノールが何の動物に変身したか忘れたというワケナイのせいで、科法『探知スター』で探すことが出来ず、かなり苦労したからだ。

「もう、今度という今度は許さん!科法『おしりペンペン』、ラビ!」

「あいた~!!あーん!もうコーヤコーヤ星はこりごりでし~!」」

「ダメだ!我々はロップルさまお世話係として残るんだからな!勝手に帰るなんて許さんぞ!もう、こんな悪戯はしないか?」

「しない!しないよー!だから許して~!」

 しばらくワケナイの悲鳴がコーヤコーヤ星に響いていたのは、余談である。

 

 ところ変わって、エレオノールが乗る宇宙船の中。

 エレオノールは上機嫌であった。というのも、お見合いをしたことは何度もあるが、恋人が出来たのは初めてだったからだ。エレオノールが、先程のロップルの告白の余韻に浸っていると、ワンダユウが話しかけてきた。

「エリさま。ルイズさまよりご連絡が入っておりますが、いかがなさいますか?」

 エレオノールは、ワンダユウにも『エリ』と呼んでもらうことにした。というのも、『エリ』という愛称を聞くと、この愛称を付けてくれたロップルを近くに感じる気がするからだ。

「今、話せるの?ワンダユウさん」

「はい。勿論でございます。そのための科法『遠隔通信』ですから」

「そう。じゃあ、ルイズに繋いで頂戴」

「かしこまりました。ワンダユウ!」

 ワンダユウがそう言った直後、エレオノールの前にルイズの映像が映し出された。後ろにカリーヌとチンプイの姿も写っている。

「姉さま!」

「ルイズ!本当に離れていてもお話しできるのね。そっちは大丈夫だった?」

「はい。母さまとチンプイとルルロフに助けて頂きました」

「ルルロフって・・、ルイズ?」

エレオノールは、急にルイズがルルロフ殿下のことを呼び捨てにしたことと、ルルロフ殿下が戦場で危ないにもかかわらずルイズの所に行ったことに驚いていると、ルイズは頬を赤らめて答えた。

「ルルロフは、ウェールズ皇太子達を逃がすために、ウェールズ皇太子のふりをしていたんだけれど・・わたし、一目見てウェールズ皇太子じゃないって分かって、同時に運命の出会いを感じたの!!//

それで・・、わたし、ルルロフの恋人になったのよ!姉さま//」

 エレオノールは、初めて見るルイズの恋する乙女の表情に戸惑ったが、エレオノールも自身の成果を胸を張って報告した。

「良かったわね。・・ところで、ルイズ・・わたしも、婚約者候補と恋人になったわ!」

「そうなの!? おめでとう!姉さま。ちなみに、どんな人?」

「赤い月と青い月が交互に昇る、コーヤコーヤ星の人でね・・ロップルっていうの// ロップルは、土を専門に調査する部署で働いているのよ」

「へえー。姉さまと気が合いそうね」

「そうなのよ。でも、最初は、ロップルったら、わたしが職場の苦手な上司に似ているからって、わたしに会うまでは、断るつもりだったみたいなのよ。それが・・、わたしを一目見てその上司じゃないって見抜いて、わたしのことを好きになってくれたのよ// ルイズ」

 エレオノールも、先程のルイズと同じ恋する乙女の表情をしていた。しかし、その表情は、ルイズの次の言葉で崩れることになる。

「本当におめでとうございます!姉さま。 ところで、わたし・・、ルルロフとキスしちゃった!// それも、わたしから!えへへ//」

デレデレとしまりのない表情で報告するルイズの言葉に、エレオノールは口角をピクつかせながらも精一杯笑顔を作って答えた。

「そ、そう・・よ、良かったわね。ルイズ」

 そこへ、カリーヌが、珍しく困った表情で、二人の娘達の話に口を挟んだ。

「そうなのよ。ルイズったら、皆が見ている前でも構わずルルロフ殿下とキスしたのよ。まったく・・。

でも、これで、ようやく孫の顔が見られそうね。エレオノール、あなたも期待していいのよね?」

「は、はい。母さま」

 エレオノールは、背筋を伸ばして答えた。

「じゃあ、また連絡するね。ワンダユウじいさん」

「じいさんとは、なにごと!!・・まあいい。取り敢えず、引き続き、ルイズさまのことを頼んだぞ」

「うん。分かった」

 チンプイは、そう言うと、通信を切った。

 

 映像が切れると、エレオノールは、大声で叫んだ。

「結局、妹に先を越された~!!」

 エレオノールは、ルイズが自分より先に恋人とキスを済ませたことにショックを受けていたのだ。

「だ、大丈夫ですよ。エリさま」

 ワンダユウがなだめるが、エレオノールは涙目でキッとワンダユウを睨み付けて言った。

「何が大丈夫なのよう。わたし、ルイズより年上なのよ!」

 取り乱すエレオノールに、ワンダユウは優しく言った。

「些細なことです。エリさまもルイズさまも理想を相手を見つけられたのならば、早い遅いは問題ではありません。早かったり遅かったりしたら、お二人とも、今のお相手と出会えなかったかもしれないのですから・・。それに・・、エリさま。次に会う時に、いつキスなさるかお考えになるのも楽しいと思いますよ?もしかしたら、ロップルさまの方もいつキスしようかお考えになっているかもしれませんし・・」

 ロップルもいつキスしようか考えているかもと聞いて、エレオノールは顔が赤くなった。

「そ、そうね// 楽しみは、次に会う時にとっておいたことにするわ// はあ~、次はいつ会えるのかしら?」

「すぐにお会いになれますよ」

「そうね・・。楽しみだわ」

 エレオノールは、どこにデートに行こうか・・いつキスしようか・・など、次にロップルに会う時に思いを馳せていた。

 

 すると・・。

「エリさま。早速、ロップルさまよりご連絡が入りました」

「えっ!// 本当!? すぐに繋いで頂戴」

 エレオノールは、ロップルからの連絡にパッと顔を輝かせた。

「かしこまりました。ワンダユウ!」

 ワンダユウがそう言った直後、ロップルの映像が映し出された。後ろにラビの姿も写っている。ワケナイは、なぜかそこにいなかった。

「やあ// エリ」

「ロップル// また話せて嬉しいわ// どうしたの?」

「うん。さっき言いそびれたんだけど・・実は、ぼく、これからのび太君のところに会いに行くところなんだよ。急だけど、これから一緒にどうかなと思って・・。

ぼくはのび太君の家に泊まるんだけど・・。エリが来れるなら、しずかさんの家に泊めてもらうようにお願いするからさ・・。どうかな?」

 エレオノールは、チラッとワンダユウの方を見た。

 すると、ワンダユウは優しい笑みを浮かべて言った。

「大丈夫ですよ。ご友人の家に男女別々で泊まるなら、問題ありません。

念のためカリーヌさまに確認を取らせて頂きますが、多分お許しが出ると思いますよ」

「ありがとう、ワンダユウさん。ロップル!わたしも地球に行くわ!」

「ロップルさま、何泊のご予定ですか?」

 別々に泊まるとはいえ、さっきまでロップルといつキスをしようかと考えていたエレオノールは、急に意識してしまい、顔が真っ赤になって、ぼふんと顔から湯気が出た。

「3泊4日です。一緒に泊まるのは・・、さすがに・・// まだ結婚前だし・・// そ、そういうのは、ちゃんとしないとね//」

 エレオノールの真っ赤になった顔を見て、ロップルも顔が赤くなった。

「エライ!!さすが、ロップルさま! では、カリーヌさまにお許しを頂いたらすぐにご連絡を差し上げますので、先に地球へ向かっててください。後ほど、エリさまを地球までお送り致します」

「ありがとう。ワンダユウさん。

エリにのび太君達のこと、紹介するよ。じゃあ、また後でね。エリ」

「ええ。楽しみにしてるわ。また後でね。ロップル」

 

 その後、ワンダユウは、カリーヌに連絡を取った。ロップルとの地球への旅行の話を聞いて一瞬驚いたが、何度縁談を持って行ってもことごとく破談になった娘が今度こそうまくいきそうだと思ったカリーヌは、快諾した。

 ちなみに、ルイズはというと、先に恋人と旅行に行く自分の姉に嫉妬して、「付き合ってすぐに、婚前旅行なんてどういうつもりよ」と騒ぎ立てたが、カリーヌに睨まれて、渋々引き下がったのは余談である。

 

 




同じ赤い月と青い月つながりで、『ドラえもん のび太の宇宙開拓史』より、ロップルがエレオノールの恋人となりました。
『エリ』とは、ロップルがエレオノールに付けた愛称でした。

※『エレオノール』という名前の愛称を調べていたら、偶然にも『チンプイ』の本来の主人公『春日エリ』と同じ『エリ』という愛称がありました!
すごい偶然ですね(笑)。

次回より、ゼロの使い魔の原作3巻に突入します。
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