ガチムチ格闘家の幻想入り   作:汐入 那月

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ども、鐳波です。
二番煎じも何回目だという気もしますが、またやります。
なるべくこれは長続きさせたい気もありますが...それはまぁ、置いといて。
グラップラー刃牙を見てたらどうしてもやりたくなったんです((
出来はどうか分かりませんが、どうぞお楽しみください。


地上最強の生物現る

自由気ままに世界中を旅して名うての格闘家や大会などに参加しては体を鍛えていくだけの生活をしていたらいつの間にか孤島でサバイバルをしていた。

その日の食事は川で魚を取ったり、熊や猛獣と戦いその肉を糧にし、皮は防寒具、マット、寝具に、骨は家の補強などに使っていた。

そして五年ほど滞在し、後一日で年が変わる。

その日俺はいつもより厳しいトレーニングをしていた所為か初日の出を見ることなく日付が変わる前に寝てしまった。

次に目を覚ますや見知らぬ山のようなところで背中にカラスの羽が生えた装束姿の人間、獣の耳に犬の尾を持つ人間などが俺を囲んで警戒していた。

その中の一人である獣耳の少女が奥からカラス羽の少女を呼び、何やら俺の方を指差しては何かを話している。

 

「今時人間の幻想入りですか...珍しいですねぇ、別に今は自殺シーズンとかではないと思うのですが...でもこれはこれで記事になりそうですね。よ~し、貴方たち、この人間は私が監視しますので気にしなくていいですよ」

彼女がそう言うと皆どこかに行ってしまう。

もしかすると彼女はこの社会の中でのリーダー格なのかもしれない。

 

「いきなり無礼を働いてしまってすいませんね~、私はこの妖怪の山でブン屋をやっています烏天狗の射命丸 文と申します。こっちの犬みたいなのは白狼天狗の犬走 椛と言います。どうやら貴方は現実世界からこの幻想郷へと来てしまったみたいです、詳しい事は分からないので、まずは霊夢と言う方の元に行きましょう。向かいの山の頂点にありますから」

文という少女が送っていくといったが、特に距離があるようにも思えなかったので断り走っていく事にした。

 

「あやや...あれって時速4㎞超えてんじゃないですか...?」

現世ならば、もし自分に一つ衛星が向けられ、日常全て監視せよとの命令が下されているのであれば、他の衛星が自分に集中し、カーナビなどが約70m飛んでいるだろう。

そして、向かいの名もなき山の獣道(けものみち)を越えた先に(たたず)(やしろ)、博麗神社では巫女が人間を超えた速さで、筋骨隆々の大男がポケットに手を突っ込み歩いて来ていることに気づき、急ぎで大幣を手に取りお札を構える。

 

「あんた、ここがどこか知っての襲撃かしら?」

仕事をしない巫女ですら警戒を覚えるほどの脅威と察したのか、出会い頭で相当な威圧だ。

この男は余程やばいやつなんだろう。

 

「烏天狗の少女に霊夢とやらを訪ねろと言われたのだが...ここに霊夢はいないのか?」

階段を上がり終えて一息ついてから目的を話す。

 

「なんだ、文の回し者か...なに、あんた妖怪?」

 

「妖怪...?それは知らんが俺は人間だ。無人の孤島でサバイバルをして6年目を迎えそうな頃、気づいたら妖怪の山と呼ばれるところで獣耳の人間とカラスの羽が生えた人間に囲まれていたんだ」

 

「あぁ...こんな時期に幻想入り、ねぇ...さっさとあっちに戻してあげるからそこで大人しくしててくれる?」

 

「それよりも、その妖怪って奴は強いのか?」

 

「あー、弱い奴はそうでもないけど...鬼とか向日葵畑の妖怪は強いって聞くわね。最近じゃ大きい湖の奥に真っ赤な窓の少ない屋敷に吸血鬼と時を止められるメイドがいるわよ」

 

「よし、ならば戻らない。外の世界?では地上最強の生き物で通ってたんだ。名前は伊吹 玄道(げんどう)という。これからよろしく。じゃあ俺は今日の寝床を確保するから、縁があればまた会おう」

そう言って階段を降りようとしてもう一つ霊夢に尋ねる。

 

「その噂の湖は何処にある?」

 

「ここをまっすぐ下りると人間の里があるからそこから北東に向かえば見えるはずよ。きっと氷精がちょっかい出してくると思うけど気にしなくていいわよ」

 

「うむ、わかった。じゃあ行ってくる」

またポケットに手を入れたまま時速4㎞以上で歩いていく。

ジョギング程度の距離を歩いているとじきに霧の湖が見えてくる。

 

「あれがその屋敷だな」

玄道が目を凝らすと人間異常の視力が発揮され、ぼうえんきょうか何かで見ているかのように見える。

 

「ふーむ、なかなかいい屋敷じゃあないか……よし、今日はあそこに泊めてもらおうかね」

乾いた唇を濡らし、湖をまっすぐ歩いていく。

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