多少間が空きましたが何とか三話目となります。
ただの俺TUEEEE小説ですが、主にこれは戦闘をメインにはしないので今はしばしお待ちください、きっと普通の日常が書けるはずです。
「門番には実力を見せて通してもらったんだ、腕試しも兼ねてここに一日でも泊めて貰おうと思ってな」
そういうと玄道は服を脱ぐ。
「えっと...なんで服を脱いだのかしら?」
「手持ちの服が今これしかないからな、何かの拍子で体に力が入ったらビリビリに破けてしまう」
「あらそうなの。確かにいい体つきね、人里の大工でもそこまではいってないもの」
「38年を全て武術につぎ込んできたからな、自信はあるぞ」
「しかしどれほど体を鍛えた所で私には敵わないわよ」
メイド姿の女性が言い終えた瞬間、全方向に夥しい量のナイフがこちらに迫っていた。
刃が玄道の体に触れるが刺さるどころか当たって地面に落ちてしまう。
「武器を使っても俺に傷一つ付けられないんじゃ、確かに叶う敵わない以前の問題だな。さぁ、泊めてくれ」
「えぇ...じゃあお嬢様に許可貰ってくるわ。来なさい」
「門番の娘がお前はすごいって聞くから嬉しくなってきたのに...いきなりナイフ出すだけじゃないか」
満足に勝負できなかったのが余程不服なのか案内されている間ずーっとぶつぶつ言っていたらメイドに無理やりナイフをねじ込まれた。結構痛い。
無駄に長い廊下をいくつか渡ると気取った玉座に座った水色がかった銀髪のロリっ子が偉そうに座っている。
「あら、咲夜。その人間は?」
「美鈴と私を軽くあしらった人間です。面白いのでお嬢様の暇つぶしになるかと思いまして」
「なんだ、俺を売るのかメイド、あのロリっ子がえらいことになっても知らんぞ」
玄道が腕やら首やら色んな所を鳴らす。
「ふん、あの程度でお嬢様に勝つなんて冗談じゃないわ、武術に秀でていることは認めるけれどそれも人間業よ」
咲夜は主を誇らしげに自慢する。
「あれを俺の全てと思ってるならそれは困る。あのロリっ子が強いんだったら...じゃあ、あれを一発で倒せばいいな」
再び服を脱ぎ両腕を大きく広げる。
「あらあら、体を大きく見せて威嚇しているつもりかしら」
ロリっ子は威勢がいい、これが嗚咽交じりの泣き顔になることは予想している。
「威嚇なんざ必要ない、今までこの技一つで天下をこの手に収めたんだ。そんな技を受けられるなんて幸せ者め」
玄道が力をこめると背中に鬼の顔が浮かぶ。
「これが俺の一撃必殺だ、勝ったら一日泊めてもらうからな」
レミリアの目の前まで歩き、玄道が服を投げたその瞬間に勝負はついた。
結果は玄道の圧勝...ではないようだ。
鋭い拳はレミリアの目と鼻の先で止められ、その後ろにある玉座は粉々になり壁が拳の形で抜けている。
「ふぅ...じゃあ部屋を手配してくれ」
「咲夜、案内してあげなさい。その人間、とても面白いわ。名前を聞いてもいいかしら」
「伊吹 玄道、一日世話になるぞ」
玄道が咲夜に案内され別の部屋に入ってからレミリアはその場にヘタレこむ。
「は~...怖かった...何よあれ、博麗の巫女よりヤバいんじゃないの...」
レミリアは内心くっそビビっていたらしい。
そして、妖怪の山に突如として現れた男は天狗の手により幻想郷全土に知れ渡った、紅魔の吸血鬼を負かしたという噂付きで。