戒翔が別行動をしている間にクロノ達は最下層へと急ぐ。
「っく、ジュエルシードの影響で庭園の崩壊の危険がある。 急ぐぞ!」
「はい!」
「フェイト、床が抜けてる所から虚数空間に繋がってるからドジって落ちないでおくれよ!」
階段を急いで降りる三人の視界には所々に虫食いになっている床があり、そこから除くおどろおどろした紫色の空間があり、そこに落ちればどんな魔法も即座にキャンセルされ、重力に従い落ちるだけの危険な空間である。
「分かってる。 早く母さんの所に行かないと」
「・・・そうだね。 あの鬼婆はフェイトのお母さんだしね。 なんとか話が出来ればいいけど」
「無駄話をしている暇は無い! 魔導人形の殆んどを戒翔が壊してくれてはいるが、全てじゃない。 油断していると怪我じゃすまないぞ!」
そうして、クロノ、フェイト。 そしてアルフは最下層に急ぐ。
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「ここが・・・」
「そう。 時の庭園の魔導炉・・・ここを抑えれば魔導人形の出力も落ちて対処しやすくなると思う。 それに崩壊の速度も落とせると思うしそうすればあのフェイトって子の時間稼ぎも出来る筈だ。」
上階に上がったなのはとユーノは庭園に存在する転移陣にて魔道炉のある部屋に到着する。 2人の目の前には魔道炉を護るように魔導人形が存在していた。 戒翔がいくらかはその数を削ったとはいえ、範囲が範囲なだけにその場にはまだ数十体も存在していた。
「・・・急ごうユーノ君!」
「僕がサポートするからなのはは魔道炉の封印を!」
「うん!」
「対象指定・・・範囲指定・・・チェーン、バインド! 続いて、リスレクトロック!!!!」
なのはは砲撃態勢に移るとユーノは印を即座に組み、術式を展開して魔道人形の動きを封じる。
「なのは!」
「うん! ディヴァイーン・・・」
《bastar》
しかし
「ここにも防御が硬い魔導人形がいたんだ」
そこには戒翔が潰した様な魔導人形が存在したが、そのサイズは幾分か小さく、通常の魔導人形に比べて一回り程大きい程度であるが平均の推定ランクがAの魔導人形の障壁は今のなのはにして多少硬い程度であるからして
「だからって止まれない! 邪魔を・・・しないでぇ!!!!」
《fullpower》
「シュート!!!!」
なのはの叫びに呼応し、レイジングハートが応え、なのはの放つ砲撃の威力が数段跳ね上がり防御型の障壁を撃ち破る。
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その頃
「この振動は・・・なのはか? 砲撃の威力が上がってないか?」
《多分、あの子の言動や行動に感化されて愛機の方が張り切って周りの魔力素を掻き集めて威力の底上げでもしたんでしょ?》
「それにしてもやり過ぎな気がするな。 下手すればあのドジ娘の砲撃だけで崩落しそうな勢いだぞ?」
《さぁ、それはどうなんだろうね?》
「・・・まぁ、この話はここまでにして・・・この部屋か」
戒翔は一人単独行動で庭園の研究室の奥へと向かう。
「・・・この辺りに微弱な魔力反応が残っていた筈だが」
《そこの机の下だよ》
「・・・死にかけの猫、【リニス】。 プレシアの使い魔にして、フェイトを一人前の魔導師に育て上げた魔道の師」
《契約が切れて残存魔力が切れ掛けてる》
「・・・彼女にもいて初めて
《OK。 術式展開・・・後は戒翔に譲渡するよ~》
戒翔の言葉にナハトが応える。 すると戒翔の周囲に黒色の魔方陣が現われて研究室内に魔力風が吹き荒れる。 そして机の下にいた猫の周囲にも戒翔と同じ様な魔法陣が現われる
「分かった。 死に瀕し者よ、今この時より我が使い魔として我と契約せよ。 契約内容はフェイトの家族となる事」
《・・・猫との
契約が完了した場所には戒翔の他に一人の女性が横たわっていた。
「・・・このままだと運び難いな。」
そう呟くと戒翔はその姿を青年の姿に変えて女性・・・リニスを抱き抱えて研究室を後にする。
さて、ここでリニス蘇生イベント! この後、戒翔はどう動くのか!