「さぁ、デパートに到着や!」
デパートに着いたはやてはシャマルに車椅子を押してもらいながら入口でそう喋る。 そして今回の目的の主役であるヴォルケンリッターの面々は外に出てから辺りをきょろきょろと見回していた。
「先ずは洋服を見にいかなアカンな・・・そんでもって下着類もやな」
「主はやて、流石にそこまでされなくても魔力で衣服を纏えば済む問題なので」
「シグナム、それはアカンで! 女としてもそうやけど服は自ら選んで着るもんや。 だいたい、シグナムもそうやけど皆素材がええんやから遠慮せんといてや。 わたし等は家族なんやからな?」
テンションの高いはやてに申し訳程度に告げるシグナムだが、はやてに猛反対される。
「俺は居候だけどな」
「そんでもウチの所にいるんやから戒翔くんも家族の一員や。 ほな、行こか・・・早く行ってシグナム達の服を色々見繕わんと・・・シャマル、頼むで」
「はい、はやてちゃん」
そう言ってシャマルに押されて先に行くはやてを呆然と見ているヴィータとシグナムに戒翔は声を掛ける。
「おい、はやてを追いかけないと見失うぞ」
「「わ、分かってる!」」
戒翔の言葉で我に返った二人はそう叫ぶと共に急いではやてとシャマルの二人を追う。
「・・・あの二人、道に迷わないよな?」
『まだ顕現して情報を集めていないから迷いそうな気もしますが二人とも基本的な知識は持っている筈ですから問題は無いかと思われますが・・・』
急ぎ足で行く二人を見ながら認識阻害の魔法を行使して周囲に気付かれない様にバハムートと会話をしながら2人の後を追う。
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「戒翔くん、遅いで! 時間は有限なんやから急がなアカンよ」
「そんなに急がなくても服は逃げないからゆっくりと見て行けばいいだろう? それで、順路は決まったのか?」
「それなんやけど、先にシグナムとシャマルの下着を見なアカンかなって思うんよ。 シャマルは良いとして、シグナムは多分やけどEかFは確実にあるから色々と見ないとならんやろうから」
「・・・さらっと男の俺の前で女性のそういった事を言うなよ? シャマルが精神的ダメージ喰らっていじけているぞ?」
そう言った戒翔の言葉にはやてがシャマルの方を向くと
「どうせ私はシグナムより小さいですよ・・・」
暗い雰囲気を纏ったシャマルが隅でいじけていた。
「・・・どないしよ?」
「俺に振るな」
それからシャマルの再起動に時間を費やしたのは言うまでも無かった。 その後は特に問題なく買い物は済んだのである。