ストライクウィッチーズ ロックマンWZ(ウィザード)   作:ブルーロック★シューター

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4ヵ月以上もあけてしまい申し訳ありません。これからも超鈍亀更新になるかもですが、生暖かい目で見てくださると幸いです。


mission.2[ようこそストライクウィッチーズへ!]

飛翔はミーナと坂本、数人の兵士と廊下を歩いていた。

 

「(…やっぱりダメか。何度やっても本部との通信もGPSもエラー…か。あの未確認飛機についても気になるが…。)」

 

「あなた達は外で待機して。」

 

「はっ!」

 

飛翔が何度も通信を試みている間に執務室に着き、兵士達は退出した。

 

「どうぞ座って頂戴。」

 

ミーナに促され、飛翔はソファーに腰をかけた。

 

「美緒にはもう言ったかもしれないけど、もう一度あなたの所属を言ってもらえる?」

 

「イレギュラーハンター第7空挺部隊所属の坂井飛翔だ。ハンターランクは特A級だ。」

 

「やはり聞いたことがない所属名だな。イレギュラーハンター…異常を狩る者…か。」

 

「俺だってストライクウィッチーズなんて聞いたことがないぜ。階級は…軍にいた時は軍曹だったぜ。」

 

「……あなた今、何年か言ってもらえる?」

 

「?…21XX年だろ?」

 

「何を言っている?今は1944年だぞ?」

 

飛翔は坂本の言った年を聞くと思わずソファーから立ち上がった。

 

「はぁ!?200年以上前だって!?」

 

「お…落ち着いて!まだ聞きたいことは山ほどあるは。」

 

「…分かった。答えられる範囲でなら答えよう。」

 

飛翔は落ち着きを取り戻し、ソファーに座り直した。

 

「まずあなたは男性でありながら、莫大な魔法力を持ち、空を飛ぶこともできる…。あなたはいったい何者なの?」

 

「俺は…普通の人間ではない。体の一部をレプリロイドの技術によって機械化したサイボーグだ。それから魔法力ではなく、エネルゲン水晶と言う特殊鉱石をエネルギーにしているんだ。」

 

「体を機械化?もしかしてそのストライカーも?」

 

「ああ、そうだ。この足は地上用と空中用に変形する。物によっては水中用もある。」

 

「エネルゲン水晶とは?」

 

「…俺の時代のことを説明しよう。それからあんた達の時代のことを聞いた方が良さそうだ。」

 

飛翔は自分がいた時代のことを話し始めた。自分のこと、エックスとゼロ、レプリロイド、イレギュラー、イレギュラーハンター、シグマの反乱、謎の未確認飛行物体、話せることは全て話した。

それから飛翔はミーナと坂本の説明を聞いた。怪異ネウロイ、ウィッチ、ストライカーユニット、今の世界情勢、信じられないと言う顔をしながらも全てを現実と受け止めた。

 

「信じがたい話だが…あんた達の話を信じよう。それに見てくれ、この未確認飛行物体は…。」

 

飛翔は腕の端末から自分の時代で確認された未確認飛行物体の画像をミーナと坂本に見せていた。操作しやすいように手錠を外してもらった。

 

「「どう見てもネウロイね(だ)。」」

 

ミーナと坂本は同時に声をあげた。

 

「とりあえず、あなたの言ったことも私達は信じるわ。」

 

「ああ、その技術はこの時代では到底実現もできんし、解析もできないだろう。」

 

ミーナと坂本は飛翔の話を信じることにした。

 

「それにしても…ネウロイが何かしたのかしら?」

 

「ネウロイにはまだまだ謎が多いが…。」

 

「さっさと元の時代に帰りたいが…どうすることもできんな。(嫌な予感がする…もしや、イレギュラーの発生にも関係が?)」

 

「それについて何だが…元の時代に帰れるまで私達の基地に居ないか?行く宛もないだろ?」

 

坂本は飛翔に提案した。

 

「そのかわり、共に戦ってくれ…ってことか?」

 

「そうなりますね。」

 

ミーナからそう言われた飛翔はため息をつき、選択の余地はないと判断した。

 

「分かった…。帰れる方法が見つかるまでここにいよう。」

 

「では、あなたを正式にここ第501統合戦闘航空団ストライクウィッチーズの隊員とし、階級は軍曹に任命します。」

 

「軍曹か…。ならこれから敬語で話しますね。」

 

飛翔はそう言うとミーナと握手した。

 

「とりあえず、あなたには朝まで営倉に入ってもらいます。食事は兵士に運ばせます。あ、それから装備を預からせてくれないかしら?」

 

飛翔は少し考えた後。

 

「分かりました。少し待ってて下さい。」

 

飛翔はそう言うと、上から下まで順にヘッドパーツ、ボディパーツ、アームパーツ、フットパーツを外していった。外す度に空気が抜けるような音と機械音が執務室に鳴り響いた。飛翔が喋り出すまでミーナと坂本はポカンとしていた。

 

「ふぅ、流石に一日中この格好はキツいな…。装備はこれで全てです。あ、各種装備は俺以外の人間には扱えないのでご安心を。」

 

ミーナと坂本はそれを聞き、少しホッとした。あのスピード狂が勝手に弄らないか心配だったのだ。

 

「では、案内します。あなた達。」

 

ミーナは執務室前の兵士に声をかけた。

 

「彼の装備を格納庫まで運んで。」

 

「はっ!了解しました!」

 

兵士に飛翔の装備を運ばせ、ミーナは営倉まで案内するために歩き出した。それに飛翔と坂本も後に続いた。しばらく歩くと営倉に着いた。

 

「さぁ、入って。」

 

ミーナに促され、飛翔は牢に入った。

 

「朝、ここに迎えに来る。それまで休むんだ。」

 

「明日、改めてここのメンバー全員に自己紹介を行ってもらいます。それでは。」

 

ミーナと坂本はそう言い残すと営倉から出ていった。飛翔は牢の中にあるベッドに座った。

 

「(…さて、どうしたものか。戻れる方法が分からないが、少なくともあのネウロイとか言う化物が関係している可能性が高いだろう。エネルギーは太陽光と食事があれば、最低限の行動はできる。……そういえば彼女達から発せられていたものは…エネルゲン水晶によく似た反応だった…。彼女達から魔法力を分けてもらえれば、戦闘にも余裕ができるかもしれない。)」

 

しばらく考えごとに耽っていると兵士が食事を運んできた。

 

「飯を持ってきたぜ。未来からのロボットさんよ。」

 

「ロボットではない。改造されているが、俺もれっきとした人間だ。」

 

飛翔はそう言いながらカレーライスを受け取った。

 

「妙な真似はするなよ。食い終ったら皿はバケツの水に入れておけ。」

 

兵士はそのままそそくさと戻っていった。飛翔はとりあえずカレーを一口食べた。

 

「(う…うまい!うますぎる!!)」

 

飛翔は一口食べただけで衝撃を受けた。

 

「(こんなうまい飯は久しぶりだな…。)」

 

飛翔は夢中になって一口、また一口と口にカレーを運んでいった。

 

…………………………………………………………

 

飛翔がカレーを食べる数分前。ストライクウィッチーズの面々達は

 

「それにしてもあの人、一体誰何だろうね?リーネちゃん。」

 

「さあ?さっきネウロイを一瞬で倒しちゃったからびっくりしたよね。」

 

今日の夕飯は芳佳とリーネが担当である。芳佳とリーネ、他のメンバー達の間で突然現れた謎のウィッチこと飛翔の話題で持ちきりだった。

 

「あれはジェットストライカーみたいだったね。でもあれはまだ…。」

 

「カールスラントではまだ研究中で実用化には到っていない。ましてやあんな小型化されている上に足に変形して歩くなんて…。それに奴の装備も見たことないものばかりだ。」

 

「サーニャのフリーガーハマーみたいなロケット弾を腕から発射してたナ~。」

 

「ウルスラが見たら大喜びするだろうなー。」

 

「あのストライカーどれくらい速いだろうな。わくわくするな!」

 

「まったく、下心が見えているぞリベリアン。だいたい、あのストライカーが私達に動かせるかも分からないだろう。」

 

メンバーの中でも最も最速で、音速にこだわるリベリアンことシャーリーは飛翔のストライカーを利用すれば、自分の記録を塗り替えられるかもしれないと企てていた。

 

「ふむ。この匂い、今日はカレーか。」

 

「全員集まっているようね。」

 

ミーナと坂本は飛翔を営倉に送り、食堂へやって来た。

 

「あ、坂本さんにミーナ中佐!今できあがりました。」

 

「宮藤さん、今日連れてきた人用に1人分のカレーをお願いね。カレーは整備兵に運ばせるから。」

 

「はい!分かりました!」

 

整備兵がカレーを運んでいき、メンバー全員にカレーが行き渡った。

 

「みんな、食べながらでいいから聞いて。今日、あなた達がネウロイと交戦した場所に現れた人のこと何だけど……。」

 

ミーナは飛翔のことを話し始めた。

 

「中佐!いくら何でも未来から来た改造人間なんて、そんな小説のような突拍子もないこと信じるのは無理がある!!」

 

バルクホルンは苦言を示す。

 

「だが、奴のストライカーのような装置や装備も我々の今の技術では到底不可能だ。」

 

「それからあの人から見せてもらった未来での画像に写っていたのは…どう見てもネウロイよ。とにかく、明日、ブリーフィングルームで自己紹介をしてもらうから。トゥルーデ、みんなも良いわね?」

 

「…了解した。」

 

「「「「「「「「了解!」」」」」」」」

 

…………………………………………………………

 

…翌日…

 

「おはようございます。坂井軍曹。」

 

「早速だが、ブリーフィングルームで自己紹介をしてもらう。」

 

「分かりました。」

 

飛翔はミーナと坂本の後に続いた。

 

「ここよ。あなたと美緒は少し待ってて。」

 

ミーナはそう言うとブリーフィングルームに入っていった。

 

「みんな集まっているわね?例の人を連れてきたわ。どうぞ、入ってください。」

 

飛翔はブリーフィングルームに入った。

 

「(本当に女ばかりだな…。昨日から思っていたが…なぜズボンを穿かない…。)」

 

飛翔はブリーフィングルーム内を見渡し、心の中で彼女達の格好に突っ込みを言いたくなるが、自分もこの時代において異質な格好だし、あえて突っ込まないことにした。

 

「改めて、自己紹介をさせてもらいます。イレギュラーハンター第7空挺部隊所属、特A級ハンターの坂井飛翔です。ミーナ中佐から聞いていると思いますが、今から200年以上後の未来から来ました。タイムスリップと言うものでしょう。

あの黒い化物、ネウロイと思うわれるものが俺の時代で確認され、その一体が発生させた時空間の穴に吸い込まれ、気が付いたらこの時代にいました。イレギュラーハンターとして見過ごす訳にはいきません。原因を突き止め、元の時代に帰れるまでの間はここでお世話になります。

ここでは階級は軍曹です。よろしくお願いします。」

 

「いれぎゅらーはんたー?」

 

「それはどういう組織何だ?」

 

「イレギュラーハンターとは、人間に危害を加えるレプリロイドやメカニロイドを取り締まる組織です。レプリロイドとメカニロイドはロボット。といってもこの時代ではロボットと言う言葉が出てきて間もないですから、機械仕掛の人形と言えば分かりやすいでしょう。

第7空挺部隊は主に空中戦に特化したレプリロイドやメカニロイドによって構成されています。」

 

「なあなあ飛翔!お前のストライカーユニットの名前は何だ!?」

 

「“スワローアーマー”です。」

 

「“燕(swallow)”…か。…かっこいいな!!良かったらそれに乗せt…」

 

シャーリーは昨日の食堂での話の時のように目を輝かせた。

 

「シャーリーさん、そのストライカーは飛翔さんにしか動かせませんよ?妙なことはしないでね。」

 

「そんなぁ…。」

 

ミーナから釘を刺されたシャーリーは項垂れた。

その後、ミーナから連絡事項を告げられ、解散となった。みんなが飛翔の前へと動いた。先にシャーリーが近付いてきた。

 

「私はリベリオン出身のシャーロット・E・イェーガーだ。階級は中尉だ。よろしくな。あんたのストライカーに乗れないのが残念だ。」

 

シャーリーはそう言うと手を差し出した。

 

「あの装備は俺以外では動かないようにロックしていますからね。帰れるまではお世話になりまs…うわっ!?」

 

飛翔はシャーリーと握手を交わした時、背後からいきなり胸を思い切り掴まれ、叫んだ。後ろを見ると黒髪のツインテールでこの中で一番最年少の子がいた。

 

「うーん、やっぱりないと言うより硬い。」

 

どうやら自分の胸の大きさを調べられたらしいと思い、振り返りお返しに頭をポンと軽く叩いた。

 

「男だからって勝手に人の体を触るのはどうかと思いますよ。」

 

「にゃはは!ロマーニャ空軍のフランチェスカ・ルッキーニだよ。階級は少尉!よろしく!後、敬語じゃなくても良いよ。ルッキーニって呼んでね!」

 

「あ、私も敬語じゃなくていいぞ。」

 

「よろしく頼むルッキーニ、シャーリー。(ミーナ中佐から聞いたが、こんな小さな子まで戦っているとは…。)」

 

飛翔は心の中でそう思った。

 

「私はカールスラントのゲルトルート・バルクホルンだ。階級は大尉だ。お前をまだ完全に信じてる訳ではない。邪魔だけはするなよ?」

 

「ごめんね?トゥルーデったら昨日から君のことネウロイが化けた奴じゃないかって疑っているんだ。同じくカールスラントのエーリカ・ハルトマンだよ。階級は中尉。よろしくね。」

 

「…俺はこの時代ではネウロイと同じくらい異質な存在ですから疑われても仕方ありません。しばらく一緒に飛ぶことになりますが、よろしくお願いします。」

 

次に2人の銀髪の子が来た。1人はとても疲れているのかうたた寝をしていた。

 

「スオムスのエイラ・イルマタル・ユーティライネンだ。階級は少尉ナ。よろしくナ。」

 

「…オラーシャのサーニャ・V・リトヴャクです。階級は中尉です。よろしく…zzz。」

 

挨拶すると完全に眠ってしまった。

 

「サーニャはナイトウィッチでさっきまで夜間哨戒任務だったんダ。あ、私達も敬語は使わなくて良いゾ。」

 

銀髪のロングヘアのエイラはサーニャを支えながら言った。

 

「分かった。よろしくなエイラ。サーニャにもよろしくと伝えてくれ。」

 

次に金髪ロングヘアにメガネをかけた子が来た。

 

「自由ガリア空軍のペリーヌ・クロステルマン中尉ですわ。飛翔軍曹。」

 

「しばらく共に飛ぶことになるでしょう。よろしくお願いします。」

 

そして、最後の2人が来た。

 

「ブリタリア空軍のリネット・ビショップ軍曹です。よろしくお願いします。」

 

「扶桑皇国海軍の宮藤芳佳です。同じく軍曹です。よろしくお願いします。」

 

「同じ階級同士、仲良くしよう。しばらくの間よろしく頼む。(早くここの生活に慣れないとな。……やはりネウロイとイレギュラーに何か関係があるのか?…今はできることをするしかない…か。)」

 

飛翔は心の中でつぶやいた。

 

mission.2 clear!

To be next mission…




今回は少し長めになりました。次話投稿の予定はまだ決まってませんが、気長にお待ち下さい。
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