ソードアートオンライン―パシネットライトオブメモリーズ― 作:UKIWA
では本編どうぞ
―クラインサイド―
「浮遊城アインクラッド」第一層 はじまりの街
「いやぁ、やっぱり懐かしいなぁ、今回のクエスト報酬も懐かしいクリーム欲しさ来ちまったがやっぱこの味は今でも忘れられねぇな」
上層の店屋のパンの上にクリームを塗りながらパンを食べていた
「しっかし、ここを見ているとあの時にキリト達に会ったり、デスゲームが始まったり、ここにくればイヤになるほどあの時の思い出がよみがえるぜ」
まだ二年半ぐらいの事だが懐かしい思い出に思いふけていた
「ん?」
中心街の方から何かガヤガヤしているのが聞こえた
「おい聞いたか、さっき掲示板に(決闘者募集!やってみたい方は草原エリアの一本木まで)って書いてあっただろ」
「ああ、それがどうしたんだよ」
「それがLV.50の奴が(軽く捻り潰してくる)って言って行ったんだけどよ」
「おいおいそれはひどくねえか、相手はまだ初心者だろ」
「まあ聞けって、そいつが戻ってきたら十秒もたたずに自分が負けたんだと」
「マジかよ、そいつはどんな奴なんだ」
(こんな下層にも変な事してる奴がいるんだな)と聞き耳しながら思った
「それが女プレイヤーなんだと、しかもものすごく美人で可愛いだと」
(美人で可愛い?)
この単語だけど自分の目が少し変わったのは自分でも感じたが
それはいいとして美人なら行くしかないだろという結論にたどり着き羽を広げ一本木の所へ加速した
一本木にたどり着くと何やら木の手前でプレイヤーが囲んでいた
「こりゃあすごい賑わいだな」
第一層には珍しいく多くの人が集まっていた
「他に決闘やりたい人はいますか」
中心にいた一人のプレイヤーがいた。確かに物凄く美人だった
「はい!」
思わず手を挙げてしまったが、これも何かの運命だろうと決闘を決めた
「あなたはクラインさんですよね」
(ん?俺の事を知ってる?まあ前に似たことはあったがこんどは異性だから大丈夫だろう)
「風林火山のリーダーの?」
周りのプレイヤーがざわつき始めた
「クラインさんが相手なら本気でできそうですしね」
彼女はこちらに笑顔で答えた。心を撃ち抜かれ感じがした
「ルールはありありで全損決着でいきましょう」
こちらの事は気にせず話を進めていき、自分の前に決闘(デュエル)の申し込みアイコンがでた
「クラインさんは刀だから私も刀で」
そう言うと彼女は一つのスティックを取り出した
「刀に変換」
カチッと音がした後、スティックの上の部分から刀が構成された
「あんた面白い武器持ってるな」
「クラインさんにこの武器を誉めてもらえて光栄です」
彼女はそう言い、自分は決闘の承諾ボタンを押した。カウントダウンが聞こえ、彼女の目が鋭くなり自分も彼女も構えた
(あれ、あの構えかたって俺のと似てるな)
少し違和感を感じながらも周りのプレイヤーからカウントダウンが聞こえ気を取り直し集中した
「「5、4、3、2、1」
「「0」」
0の合図で彼女が足元の地面を蹴り飛び出してきた
(速えっ!!)
すぐに守りの体制に入り、つばぜり合いが起き周りに衝撃がはしった
「やっぱり他の人とは違って速いですねクラインさんは」
彼女は刀を持ち変え、自分の上に飛び上がり空中で体制を整えながら自分の後ろについた
(やっべ)
すぐさまソードスキル「旋車」のモーションを構え、放ったが、斬撃を全てを防ぎきれず三発胸と肩に当たり、砂ぼこりが舞った
「やるな、しっかし速えな、俺の知り合いにも似たようなバカみたいに速い奴がいるが負けてないぜ」
「クラインさんみたいな人に誉められるとは光栄です」
ちょっと本気になろうかなと思い、俺は空中に上がり、カヤちゃんも羽を広げ空中に上がり、空中の攻防戦が始まった。空中での刀と刀のぶつかり合いが続き、刃と刃が交わる度に甲高い音がなり火花が散っていった
「いやぁキレイな人はだと思ったけどそれ以上になかなかやるじゃねぇのどこかでやってたのか」
自分の腕には自信があったが、彼女の動きを見てもその強さに男の中の大和魂がそれを聞かずにはいられなかった
「私はあるチームのリーダーの方から動きや刀の動きや立ち回りのレクチャーを受けてできるようになりました」
「是非ともそのリーダーさんにも決闘してみたいもんだぜ」
空中でのスピードを上げ、相手の正面突っ込み、二人共に刀とのつばぜり合いが始まった。
(俺の力に負けてねぇな、こりゃあ本気でやらねぇとやべぇな)
二人共長いつばぜり合いの後、互いの力の押し合いで後ろに吹き飛び地面に着いた
「そろそろ終わらせましょうか」
「あんまり女の子にやりたくないんだが、君の強さだったらやらなきゃ申し訳ないからな」
ソードスキル「覇騎」を使い攻撃を高めた
「それじゃあ行きます、はぁぁぁ!」
真正面から突っ込んで来るのが見えすぐさまソードスキルのモーションに入った
(さっきより断然速ええな、だが)
自分の全力であるソードスキル「散華」を相手の攻撃に当たる寸前でだし、相手に当てたと同時に大きな砂埃がたった
(結構ギリギリだったたけどこれで)
当たった感触はあり、自分の勝ちが頭に浮かんだ
「やっぱりこの時代でも強かったな」
砂埃が一瞬で吹き飛び彼女の前には停滞した斬撃が腕につき、盾のような形になぞられていてた
「オリジナルソードスキル」
「風林火山」
彼女の体が分身したように自分の両側に入り腹の横を斬り、後ろから先程より体全体くらいになる盾型の斬撃に吹き飛ばされた
デュエルの終了と勝者の名を告げる紫色の文字がフラッシュし、ギャラリーの歓声が上がった
「ナイスファイトでした」
彼女の方から手を出されてしまった
「いやぁ参った参った、俺の敗けだ」
お手上げといったポーズを取り、その後に彼女の手を取った
「いやぁしっかし女の子に敗けるとはな、風林火山のリーダー失格かな」
「そんなことはないですよ、最後の攻撃は防げるか防げないかギリギリでした」
そんな事を言いながら笑顔でこっちを見てきた
「か…可愛い…」
「え?」
(やべっ思った事が口にでちまった)
「あ、そういえば俺のいきつけの所があるんですけど今からどうですか奢るんで」
彼女は少し考えたが様子だったが
「わかりました、これも何かの縁ですしね」
(え?よっしゃぁぁ)
心の中で三回以上ガッツポーズしながら、彼女と共にあの店へと向かった
「そういえば名前聞てなかった」
「私はカヤ(kaya)って言います」
彼女の名前も聞け、さらに心が高鳴った
(ついに俺にも春が来た)
よくよく読めばなんとやら
では次回~♪