ソードアートオンライン―パシネットライトオブメモリーズ― 作:UKIWA
それではスタート!!
ーアスナサイドー
晴れた青空、どこまでも広がる綺麗な町並、地上を照らす仮想の光、そして、どこまでも大きく巨大で、見るものを圧倒する大樹
「まだ一年もたっていないのに、あなたがいなくなったのが、すごく昔のように懐かしく、まだ昨日のように思い出せる」
持っていた紫色の花束を樹の前におき、手を合わせ目を閉じた
ー絶剣ーそれがここに眠るALO最強のプレイヤーの呼び名、名を「ユウキ」
彼女が眠ったこの地には、彼女が眠ったあの日から、多くのプレイヤーがみられるほど現実世界でも勇気がもらえると言われ、日々参拝する人が訪れる
「ここがユウキさんが眠った場所か」
後ろから女の子から(ユウキ)の単語が聞こえ、振り返ると、渡しと同じくらい、いや、少ししたぐらい黒髪の少女が歩いて聞ていた
「あなたがアスナさんですか」
「私のことを知っているんですか」
「話はユウキさんから話は聞いていましたし、この場所で一番思い出深そうに手を合わせてるのでそうかと思いまして」
黒髪の少女は、樹に近づき、私と同じ紫色の花束をおいた
「あなたの名前を聞いてもいい?ユウキの友達なら一言お礼が言いたくて」
「私はカヤと言います。ユウキさんは、この世界での剣術を教えてくれて、色々と稽古をつけてくれました」
「ユウキが剣を?」
(ユウキが人に剣を教えていたって言うのは聞いていなかったけど、スリーピングナイツ以外の人ともちゃんと友人ができていたんだ)
内心私はユウキがちゃんと生きるために頑張っていたんだと、心がホッとし、温かくなった
「アスナさんはどこか姉ちゃんににてるって言っていましたし、何よりアスナさんのことだと嬉しそうに話していましたよ」
その言葉を聞き胸のなかが熱くなり少し涙がでてしまった
「そっか、私達の思い出が同じようにユウキも感じていたんだ」
「アスナさん少し歩きながら話しませんか」
私はカヤちゃんとユウキのことについて思い出話を二人で話し合った
「ユウキさんとの出会いは決闘だったんですか」
「私はやる気はなかったんだけど、皆に誘われていったらそこから決闘が終わった後にギルドにはいってくれないかって、本当に勢いだけはすごいのにいざ自分がいじられると小さな子供みたいに顔を膨らませて怒こったり」
「本当に絶剣の言葉が似合わないくらいやんちゃな性格をいつもしているのに、ある時になったら人をしっかり守ると言うように大きく高い背中をするんですよね」
「そういえば、カヤちゃんとユウキってどうやって出会ったの?」
「私はですね、ちょっと自分が苦手なホラーエリアで幽霊嫌いを克服しようと行ってはみたんですけど、モンスターを見た途端怖くて腰が抜けちゃって、その時に助けてくれたのがユウキさんでそこから色々教わりました」
「あのユウキがキリトくんみたいなことをしてたんだ」
「アスナさん、先ほどからキリトくんって言っていますけど、彼氏さんですか」
「え、そんなに言ってた?」
顔中が先ほどの言葉ですぐに赤くなり慌ててしまった
「やっぱり今も昔も変わらないな」
「え?」
「なんでもないですよ、こっちの話ですよ」
さっきの言葉は聞こえなかったけど、それより今日はカヤちゃんとこんなにも話すことができた、ありがとうユウキ…
「そろそろ暗くなって来たね、今日は色々ユウキのことを話てくれてありがとう」
「それは私もです。今日1日楽しかったです」
私はアイコンを出し、下に画面をスクロールしログアウトボタンを押そうとした
「危ない!」
カヤちゃんが私にぶつかった後と同時に耳を貫くような音がなり、先ほど私にがいた場所にデータが破損したような空間ができた
「あの音って銃声!?」
ALOでは明らかに存在しない音が鳴り響き私は戸惑いを隠せなかった
「やっぱりもう入ってきていたんだ」
「あれー今の当たったと思ったけどなぁ~」
おどけた口調でケラケラ笑い、人を人でみないような冷酷な目をしたプレイヤーがいた。相手はマントをしていたが、腕が見え、私は背筋が凍った
「あなた、そのマークをどこで」
私は先ほどの気持ちと逆で、怒りと憎しみが私の中で込み上げてきた
「まあ、いいや、アイツらの確認ができたし、それじゃぁ~ね」
男は後ろに下がると暗闇の中へ消えていった
「カヤちゃん、大丈夫だった?」
しかし、先ほどの笑顔と違い真剣な顔、なぜかキリトくんに似た気迫があった
「アスナさん、この紙に書かれた人をできるだけ早く集めてください。集まったらオーグマーでここに連絡をください、その時に説明します」
「カヤちゃんあなたは一体?」
「大丈夫です。私はあなた達の味方です」
カヤちゃんが少し笑顔で私の手を握り、彼女も光の中に消えていった。そこには暗闇と静寂が広がり空気が冷えてきた
「また、この世界で何が起きてるの」
唇を噛み、少し震えていた腕を押さえた。私はあることを思い出していた、あの時のデスゲームのことを…
――――――――ザ・シード 中枢―――――――――
「やっぱり向こうにもいました」
「そうか、私達もそちらへいく準備をしよう」
「ということは先生も先輩達もくるんですね」
「さあ、今日から新たな門出だ、いこうか」
また次会うときまで~バイビー