【ゼロの使い魔】×【Bloodborne】助言者ゲールマンの転生記 作:古い底の王
フロムシリーズはやってますが、ゼロの使い魔あんまり読み込んでないので所々おかしいと思います。
意見要望、修正は感想で、お願いします。
メルゴーの乳母を狩り、赤い月の夜を終わらせた狩人は、悪夢の元凶の存在を知り、また、狩人の夢へと帰ってきた。
しかし、どうやら気付かれていたようだ。
夢の館が、燃えている。ただならぬ異変に狩人は、助言者を探す。しかし、館にはいない。人形は答えた。
「助言者様がお待ちです。庭へ。」
狩人は門が開いたことにようやく気づく。悪寒を感じつつ、門の奥、白い花の咲き誇る花園で【助言者】は待っていた。
狩人はいつものように助言者に報告しようとして、気づく。
彼のようすがいつもと違うことに。
「…狩人よ、君は良くやった。
長い夢は、もう終わる。
さあ、私の介錯に身を任せたまえ。
君は死に、そして夢は終わり、朝に目覚める…。
…解放されるのだ。
この忌々しい狩人の悪夢から。」
いつもの優しげな雰囲気は消え去り、ひりつくような殺気を出している。ここで、彼に殺されれば、きっと朝日を見ることができるのだろう。
しかし、それでは、また悪夢が始まってしまう。そんなことは許さない。
だからこそ、狩人はその問いに【NO】と答えた。
悪夢は終わり、助言者は彼を解放しようとした。
しかし、彼は出来ないと言う。まだするべきことが残っているのだと。
彼は気づいたのだろう。この悪夢の支配者に、それを狩ることでしか、この悪夢が本当に終わることはないのだと。
しかしそれは許されぬ。
そのためにここに私はいるのだ。
ああ、新しき狩人よ、願わくは、儂を狩り、そしてあの月の魔物を狩ってくれ、
それで、すべてが終わるのだ。
「ゲールマンの狩りを見よ…。」
そして、助言者は立ち上がる。かつて、足があり、まだ自由に獣を狩っていた頃の愛用の武器、【葬送の刃】を取り出す。
最初の狩人との、戦闘が始まった。
足をなくせどもその技は衰えぬ、しかし、足がないがために【加速】の業が、以前より遅くなってしまっている。きっと、上位者に操られたときにでも封印されたのだろう。
奴は儂に狩られることをひどく、恐れていた。
足をなくし、老いてなお衰えぬその力は、しかし、新しき狩人には届かなかった。
力、技術はあろうとも、それは全盛期の力にはとおく及ばない。
「…すべては長い夜の夢だったよ…。」
そう言い残し、助言者は倒れ伏す。狩人は助言者に一礼し、現れた魔物のもとへ向かう。
(ああ、長かった…。ローレンス、マリア、ルドウイーク。やっと会いに行くぞ…。)
そして、助言者は息絶えた。
悪夢に死体は残らない。死体は消え、ただ、墓標のみが刻まれる。
こうして、ヤーナムの始まりから生き、悪夢の上位者に操られし狩人は命を落とした。
しかし、魂は廻る。息絶えた筈の老人の魂は、救いを求める者達によって、別の世界へと呼び出された。
彼は知らない。自分がどうなるのか、何処へ行くのかを。
彼女は知らない。死した老人は、なぜ、【上位者】をもってしてまで操ることでしか、封じられなかったのか。
そして、世界が切り替わる。
血塗られしヤーナムから、鮮やかな世界の広がるトリステインへと。