【ゼロの使い魔】×【Bloodborne】助言者ゲールマンの転生記   作:古い底の王

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ちょっと、プロットを前倒しにします。この話で、色々と原作の内容から外れると思いますが、お許しください。


閑話 上位者の追憶と後悔

燃えた館を背に、いつも世話になっていた助言者の老人を殺した。

 

狩りを進めるなかで、彼の老人が、【最初の狩人】だと知った。その後の彼の寝言でそれを確信したが、なぜ彼がこんなところで助言者をしているのかは尋ねたことがなかった。

 

最初は義足が原因だと思っていた。それで、狩りを全うできなくなったのだと。

 

しかし違った。高まっていく啓蒙と、頭の中の瞳を使って推理した。

 

そしてでた結論が、彼は恐らく、悪夢の上位者に操られている。というものだった。

 

結論から言えば違ったが、それでも、僕は悪夢の上位者、【メルゴーの乳母】を殺すことで、ゲールマンは解放されると思っていた。

 

悪夢の中へいったとき、古きヤーナムで、戦っていた古狩人達にあった。

 

獣となりはて、しかし最後に人へ戻った、教会の狩人ルドウイーク、

 

獣を憎み、狩り続けたがしかし、聖職者の獣となりはてた初代教区長ローレンス、

 

ゲールマンの弟子であり、秘密を秘匿し続けた、時計塔のマリア。

 

彼らは皆既に狩ることでしか救われない存在であった。

 

マリアは違うかもしれんが、あの事実を秘匿することは許せなかった。

 

 

…でも、ゲールマンだけは未だ変わらず、狩人を導く助言者だと信じたかった。

 

しかしそれは叶わず、僕は彼を殺した。ルドウイークの月光、ローレンスの炎、マリアの血のように、ゲールマンもひとつの特出した力があった。

 

それは獣達を殺す、【最初の狩人】の代名詞とも言える【加速】の業。

 

しかし、魔物に操られたゲールマンは、存分に力を発揮できているようには見えなかった。

 

それ故、僕は彼を殺すことができた。

 

そして、その後、僕を操ろうと降臨し、抱擁をしてきた 月の魔物を【瞳】と【啓蒙】で退け、僕は奴を狩った。

 

そして、僕は新たなる赤子となった。

 

 

僕が目覚めたとき、世界は大きく変わっていた。

 

上位者達が、死んだことでヤーナムは終わったのだろう。あの血と、獣の古都は自然豊かな学園となっていた。

 

おかしな話だ。だが、皆が笑顔ならばそれでいい、それならば僕も狩りを全うした甲斐がある。

 

 

……だけど、物事はそううまくいかない、人々は気づかない、あの隠れ見えない上位者達が、学園となったこの地に未だ住み着いていることに。

 

僕は上位者になってしまった。彼らに手を出す事はできない。

 

だから僕は助けを求めた。上位者に対抗できるような古狩人達に。

 

驚いていたようだが、彼らは無事に力を貸してくれた。

 

上位者の権限で、彼らを認識できないようにしたが、やはり、彼等にも限界がある。

 

 

多いのだ。奴等は建物の影に潜み、また姿を持たぬ存在でもある。

 

だから、僕は最も強力な狩人達を呼ぶことにした。古き時代に死んだ三人の魂は未だ見つけるのに時間がかかるだろうが、【彼】だけはもう呼び出すことができた。

 

堂々と動き回れるようにわざわざ召喚魔法に割り込んだ。

 

しかし、彼は上位者に気づいていないようだ。無理もないな、ここに上位者がいるとは思い付かない。

 

啓蒙と瞳は気づかなければ機能しない。

 

だが、彼が現れたことで、少なくとも【多腕の上位者】は怯えている。

 

あと三人もすぐに見つかりそうだ。彼等が集まったら話をしよう。

 

自分が情けない、まだ彼等に頼るなんて。

 

 

彼等なら快く応じてくれるだろう。でも、すべてが終わり、安らかに眠っている彼等を呼び出さなければいけないなんて。

 

ああ、すまない。でもこうするしかないんだ。

 

 

 

 

 

 

許してくれ、ゲールマン。

 

その時、学園に一筋の風が吹いた。




【彼等】が誰かは恐らくお察しの通りです。
それ以外の狩人達は今のところ出す気はありませんが、リクエストがあればどこかで出そうかと思います。

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