THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS -Vanguard STAEG-   作:クロム-黒月-

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第1話

いわゆる一つの近未来。

 

世界中で数々のカードゲームを遊戯のみならず学校の授業等に役立てている程に当たり前の存在となっている。

そして数あるカードゲーム中、「ヴァンガード」が一番流行っている。

 

 

ーーーーーー

 

 

いつものようにレッスンを終えた私たち"トライアドプリムス"は、着替えを終え帰路につこうとしていた。

 

「二人とも、どこか寄って帰らない?」

 

いつもの調子で聞いてきたのは北条 加蓮。

幼い頃は入退院を繰り返していた時期もあったらしく出会った当初はレッスンについてこれないこともあったけれど、今ではそんな形を潜め厳しいことで有名なマストレさんのレッスンをもこなせるようになり、誰よりもアイドル活動を楽しんでいる。

ーー恐らく、ファーストフード店にでも寄りたいのだろう。

 

「あー悪い加蓮、ちょっと用事があるんだ」

 

チャームポイントの眉をハの字にして、申し訳なさそうにしているのは神谷 奈緒。

"トライアドプリムス"の中では最年長である彼女はいつも私たちにからかわれている。

彼女の恥ずかしそうな表情や、困った表情がとても可愛らしくついつい弄ってしまう。

時折、皮肉を口にするときもあるけれど優しくて面倒見の良い彼女を嫌う者は同じ事務所に誰も居ないはずだ。

 

加蓮「またなの?この前もそう言って帰っちゃったじゃない」

 

奈緒「ごめんごめん、でもどうしても外せない用事なんだ」

 

加蓮「奈緒ってば、最近付き合い悪いよー。もしかして……恋人でも出来た?」

 

奈緒「こっ、恋人⁉︎そんな訳ないだろ‼︎」

 

加蓮がからかって、奈緒が赤面する。

……ここまではよく見る光景かな。

 

奈緒「ともかく、あたしは先に帰るからな!お疲れ!」

 

これ以上、この場にいるともっと弄られると思ったのだろう。

奈緒は逃げるように帰って行った。

 

加蓮「……怪しい」

 

そんな彼女をジト目で見る加蓮。

 

加蓮「やっぱり、奈緒ってば何か隠してるよ!最近、事務所やレッスンの休憩中でもうわの空の時があるし、かと思えば急ににやにやし始めるしさ!」

 

……確かにそんな奈緒を近頃よく見る気がする。

 

加蓮「尾行しよう。今なら追いつけるよ!」

 

そんな加蓮は、好奇心と悪戯心の混じった表情を浮かべていた。

こうなった彼女は止められない。

ほんの少し奈緒に同情しつつ、自らの好奇心には勝てなかったようだ。

 

加蓮「行くよ、凛!」

 

……紹介が遅れました。

私・渋谷 凛、アイドルやってます。

 

 

ーーーーーー

 

 

加蓮「奈緒ってば、どこに向かってるのかな?」

 

浮き足立つ様子の奈緒を尾行して、早30分。

いくら変装してるとは言え、アレだけ周囲から注目されればあまり意味はないんじゃ……。

そんなことを考えているうちに、奈緒はとある店に入っていった。

《カードショップ オペラ》。

建物には大きくそう書かれていた。

 

加蓮「……奈緒の用事って、この店?」

 

少しガッカリした様子の加蓮。

いったい、何を期待していたのだろう……。

確かに拍子抜けはしたけれど、奈緒らしいと言えば奈緒らしいかな。

元々、アニメやゲームを好きなのは知っていたので、カードゲームをやっていても不思議じゃないしね。

 

凛「そうみたいだね。どうする?私たちも入ってみる?」

 

加蓮「うーん、どうしようかなぁ……。ま・せっかくここまで来たんだし、ちょっと冷やかしてみようか」

 

そう言うと、私たちは店の入り口から店内を覗いて見ることにした。

どうやら、奈緒は店員と話しをしているみたい。

店員の顔はここからじゃよく見えないけど、体格的に成人男性のようだ。

とても仲が良いようで、まるで事務所のメンバーと同じようなやり取りをしている。

 

加蓮「……あながち、恋人っていうのも間違いじゃないのかも」

 

凛「……そうだね、奈緒がプロデューサー以外の男の人とあんなに楽しそうに話してる姿なんて想像できなかったよ」

 

 

ーーーーーー

 

 

奈緒「良かった!これでやっとデッキが完成したよ!」

 

以前から探していたカードを手に入れることができ、思わずそう叫んだ。

 

「デッキ自体はすぐに完成していたんですよね?神谷さんがSPカードにこだわらなければ」

 

奈緒「それはそーなんだけどさ……こう何て言うかな?デッキの中に1枚だけ入れてるSPカードにライドできたら、運命?みたいなもの感じない?そのファイトにも勝てそうな気がするしさ!」

 

「その気持ちはわかりますが……それにこだわるせいでファイトすらできないのは本末転倒なのでは……」

 

奈緒「良いだろ別に!この店にも貢献してるんだしさ!」

 

「それはありがたいのですが……」

 

奈緒「だろ?じゃあさ、早速ファイトに付き合ってくれよ!」

 

「しかし、仕事が……」

 

奈緒「仕事?他に客なんていないじゃん」

 

平日とは言え、時刻は18時。

他のショップ等では学校帰りの学生たちで賑わう頃だ。

 

「そうハッキリ言わないでください……、どうやらお客様がお見えになられたようですよ」

 

奈緒「客……げっ⁉︎」

 

入り口の方に視線をやると、店の外に見覚えのある2人の姿があった。

 

 

ーーーーーー

 

 

凛「バレちゃったみたいだね」

 

顔を見合わせた私たちは、仕方なく店内に入ることにした。

店内はお世辞にも広いとは言えない。

机が数個、壁一面のショーケースには様々なカードが綺麗に並べられている。

そのうち幾つかは、TVのCMなんかでも見覚えのあるカードがあった。

 

奈緒「お、お前ら何でここにいるんだよ⁉︎」

 

加蓮「何でって、そりゃ後をつけて来たからに決まってるじゃん」

 

奈緒「なっ⁉︎」

 

尾行してたことを隠そうともしない加蓮。

何か言い返そうとして、諦めた奈緒。

そんな2人のやり取りを横目に、私は店内を見て回ることにした。

男の子が好きそうなドラゴンやロボット。

その凛々しさから女の子にも人気がありそうな騎士。

可愛らしい衣装を身につけた妖精や天使。

ホラー映画に出てきそうなゾンビや悪魔。

……こんなにじっくり見るのは初めてだけど、どのカードもとても綺麗で魅力的に見える。

 

ふと、1枚のカードが目にとまった。

そのカードのどこに惹かれたのかはわからない。

ただ、その描かれた人物の目にはどこか使命や覚悟のようなものが感じられた。

青き炎の刃を携えた、黄金の騎士。

名前は……。

 

「……このユニットに興味がおありですか?」

 

いつの間にか背後に居た店員さんに声をかけられた。

熱心に見ていたのを見られて少し恥ずかしく感じた。

 

凛「あ、興味と言うか……」

 

と言うかこの声。

 

凛「……なんでプロデューサーがここに居るの?」

 

私たちのプロデューサーだった。

 

P「なんでと言われましても……ここが私の実家ですから」

 

そう言って、店の名前の入ったエプロンを見せてきた。

……実家がお店をしてるのは知っていたけど、カードショップとは知らなかった。

先ほど奈緒と楽しそうに話しをしてたのはプロデューサーだったのなら納得してしまう。

ふと、二人に視線を向けると店内を見て回っているみたい。

……どちらかと言うと、加蓮が奈緒を連れてショーケースに夢中になってるようだ。

どうやら普段あまり目にしないモノばかりの店内に興味を持ったのだろう。

 

P「それで、こちらのユニットに興味が?」

 

凛「"ユニット"?」

 

P「カードに描かれている人物やモンスターのことをこのカードゲーム"ヴァンガード"ではユニットと呼ぶんです」

 

ヴァンガード……って言うゲームなんだ。

 

凛「気になったと言えばそうなのかもしれない……なんか目が離せなくて」

 

立ち姿に"凛々しい"という言葉の似合う人物……ユニットに惹かれたみたい。

それを聞いたプロデューサーはどこか嬉しそうに微笑んだ。

カラン、カラン。

不意に、ドアに取り付けられたベルが店内に鳴り響いた。

 

「あれ、しぶりん?」

 

店のドアが開いたと同時に聴き馴染んだ元気な声が聞こえてきた。

……と言うか、"しぶりん"と私のことを呼ぶのは一人しかいない。

私は"トライアドプリムス"とは別に"ニュージェネレーションズ"と言うユニットにも所属している。

その"ニュージェネレーションズ"のメンバーの一人・本田 未央。

いつも明るく元気な事務所のムードメーカー的存在だ。

誰とでもすぐに仲良くなれる彼女ほど"パッション"と言う言葉が似合うアイドルは他にいないんじゃないかな?

 

「凛ちゃんも来てたんですね!」

 

未央の後ろから現れた陽だまりのような笑顔を浮かべている彼女は、島村 卯月。

彼女もニュージェネレーションズのメンバーだ。

どんなことでも一生懸命で、どんなことでも楽しそうに行うことのできる彼女は事務所に所属してからの付き合いになる。

 

凛「二人とも、どうしたの?」

 

卯月「私はですね、未央ちゃんが面白いところに連れて行ってくれるって誘ってくれたんです!」

 

凛「そうなんだ……それで、プロデューサーの店に連れてきたの?」

 

未央「プロデューサーの実家ってのはさて置き、しまむーにヴァンガードを勧めようと思ってね〜♪そう言うしぶりんの方は?」

 

凛「私は……奈緒を尾行して……」

 

未央「尾行?まぁ、良いや。どうせなら、しぶりんもヴァンガード始めようよ!」

 

加蓮「そうね、私たちも始めてみましょうよ」

 

未央に同調するように加蓮が言ってきた。

……と言うか、いつの間に背後に?

 

卯月「あ、奈緒ちゃんに加蓮ちゃんも来てたんですね」

 

奈緒「来てたというか、着けられたというか……」

 

なんだかお疲れモードの奈緒。

スイッチの入った加蓮に振り回されたんだね。

 

凛「どうしたの?加蓮にしては珍しく乗り気だね」

 

加蓮「それがね、最初は奈緒をからかうネタないかなぁ〜って話し聞いてたんだけど……」

 

奈緒「おいっ‼︎」

 

加蓮「実際に色んなカード見てたら興味出ちゃって♪だから、凛も一緒に始めようよ」

 

凛「でも……私・カードゲームなんてやったことないよ?」

 

未央「それは大丈夫だよ、しぶりん。ヴァンガードは他のカードゲームとは違ってルールは簡単だし、カードゲーム初心者でもすぐに楽しめるよ!そうだ、かみやん!実際にファイトしてみようよ!」

 

奈緒「仕方ないなぁ……あたしのデッキは初心者向けのクランじゃないから……Pさん貸しデッキとかってある?」

 

P「トライアルデッキで良ければお貸ししますよ」

 

未央「どうせなら、最新の環境のトライアルデッキの方が良いのかな?」

 

奈緒「お、良いな!あたし今回トライアルデッキ買ってないから使ってみたかったんだよな♪」

 

そう言うと、奈緒と未央はプロデューサーに案内されて、レジの横にある貸しデッキ置場でデッキを探し始めた。

 

未央「じゃあ、私は『純真の花乙女』でも使ってみようかなー」

 

奈緒「それなら、あたしは『明星の聖剣士』を使ってみるかな」

 

お互いに使うデッキが決まりると、今度は店内のテーブルーーファイトテーブルと言うらしいーーに向かい合って座り、その周囲に残りのメンバーが集まった。

 

未央「じゃあ、最初に……ヴァンガードのデッキは50枚。同じカードはデッキ内に4枚まで入れることができるよ」

 

奈緒「まぁ、例外があるからそれはあとであたしか未央かPさんにでも聞いてくれよ」

 

未央「それで、ヴァンガードにはグレードってのがあって……レベルだと思って貰えばわかりやすいかな?カードの左上の数字のことで、基本的に0〜3まであるよ。右下に書いてある数字はそのユニットの持つパワー。左側にある横向きの数字はガード値で0・5000・10000の刻みであるから」

 

奈緒「スキルなんかはファイトしながらの方がわかりやすいから、あたしはプレイマットの説明だな。デッキ置場やドロップゾーンは何となくわかると思うから……まずはマットの真ん中に"V"って書いてあるのがわかるか?」

 

加蓮「この他とは模様の違うところね」

 

奈緒「そう、これが"ヴァンガードサークル"と言って私たちファイターの分身である"ヴァンガード"を置く場所だ。ちなみにヴァンガードってのは、先を導く者って意味なんだ」

 

卯月「先を、導く者……?」

 

未央「先導者とも言うよね。他のユニットを勝利へと導くリーダーみたいなもの、かな?私たちにとってのプロデューサーみたいなものだよ!」

 

P「私はそんな大層なものじゃありませんよ」

 

プロデューサーは困ったように首をさする。

少し照れているようだ。

 

奈緒「そして、ヴァンガードの周りを囲むようにあるサークルが"リヤガードサークル"と言ってリヤガード……ヴァンガードと共に戦うユニットたちを置く場所だな。とりあえずはこんなものかな?じゃあ、早速ファイトするか?」

 

卯月「この裏面の違うカードはどうするんですか?」

 

奈緒「このカードについても後で説明するからそれまで楽しみにしてて」

 

卯月「はい、わかりました!」

 

未央「じゃあ、始めようか♪まずはデッキの中からグレード0のユニットをヴァンガードサークルに裏向きにして置くよ。このユニットを"ファーストヴァンガード"……通称"FV"って言うんだよ」

 

奈緒「デッキをお互いにシャッフルして、上から5枚を手札とするんだ。そして、じゃんけんをして勝った方が先攻……今回はあたしからだな」

 

未央「先攻後攻が決まったら次は手札交換。グレードが1・2・3ってなるように好きな枚数デッキに戻してシャッフルして戻した枚数を引く……私は大丈夫だよ♪」

 

奈緒「あたしも大丈夫、あとは未央に任せて良いか?」

 

未央「えぇ〜、かみやん"アレ"言わないの?」

 

奈緒「そ、そう言うのは未央の方が向いてるだろ!」

 

少し恥ずかしそうに言う奈緒を見て、未央はしょうがないなぁと小さく笑った。

 

未央「では、僭越ながら未央ちゃんが言わせてもらいます。みんな……イメージしよう!」

 

凛「……急にどうしたの、未央?」

 

未央「もう、しぶりん!そこは黙って聞いとくもんだよ!これは、ヴァンガードを始めるときのお約束みたいなものなんだから」

 

凛「……ごめん」

 

未央「では、もう一度……イメージしよう!ここは地球とよく似た惑星"クレイ"。私たちはここでは何の力もない霊体に過ぎない。しかし、二つの能力がある。一つは"コール"、共に戦う仲間ーーユニットをリヤガードとして呼び出す力。そして、もう一つは"ライド"、自身にユニットを憑依させる力。まずは、私たちが惑星クレイの地にヴァンガードとしてライドするところから……準備は良い?」

 

奈緒「あぁ、いつでも良いよ」

 

二人はFVに手を置いた。

 

奈緒&未央「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

そして、裏向きのFVを表にしてファイトが始まった。

 

・奈緒G0《閃きの騎士 ミーリウス》

・未央G0《春待ち乙女 オズ》

 

卯月「二人とも、とても可愛いユニットですね!」

 

加蓮「そうだね♪奈緒は小さな騎士で、未央は妖精?」

 

奈緒「あたしのターンからだな、ターンの初めはスタンド&ドロー……横向きのユニットのことを"レスト"と言ってレストしてるユニットを縦向きにさせることを"スタンド"って言うんだ。まだ始まったばかりだからユニットはスタンドしてる状態だからドローのみ……そして次はライドフェイズ、1ターンに1度ヴァンガードと同じか一つ上のグレードにライドすることができるんだ。あたしは、繊月の騎士 フェレックスにライド!」

 

・奈緒G0 → G1《繊月の騎士 フレックス》にライド

 

奈緒「そして、ミーリウスのスキル発動!同じクランのユニットにライドされた時Rにコールできる。このスキルは"先駆"って言うんだ。あたしはミーリウスをフレックスの後ろに移動」

 

・《閃きの騎士 ミーリウス》はヴァンガード後方に移動

 

卯月「奈緒ちゃん、"クラン"って何ですか?」

 

奈緒「あー、ごめん、クランの説明がまだだったな。このユニットは国家【ユナイテッドサンクチュアリ】所属の《ロイヤルパラディン》って言うクランなんだ。パワーの下に書いてるだろ?」

 

凛「国家ってことは他の国もあるの?」

 

未央「良いところに気付いたね、しぶりん!国家は【ユナイテッドサンクチュアリ】、【ドラゴンエンパイア】、【スターゲート】、【ダークゾーン】、【メガラニカ】、【ズー】の6つ。クランは、それぞれの国家の中のグループとでも思えば良いよ♪ちなみに、私のユニットは国家【ズー】所属の《ネオネクタール》ってクランだよ」

 

加蓮「……なんか急に覚えることが増えたね」

 

凛「まぁ、最初は難しく考えずルール覚えれば良いんじゃない?」

 

奈緒「そうそう、次にメインフェイズ。メインフェイズでは手札から自分のヴァンガード以下のグレードのリヤガードをコールすることができる。あたしは天駆ける塔のアーチャーをコール!」

 

・奈緒《天駆ける塔のアーチャー》をヴァンガードの右下にコール

 

奈緒「こんなものかな?次にバトルフェイズだけど……先攻は攻撃できないから、そのままエンドフェイズ。エンドフェイズではそのターンのスキル等を処理するけど、何もしてないからこれでターン終了……先攻って説明することほとんど無いな」

 

・現在の奈緒の状況

 

手札枚数:4

ソウル:0

ダメージ:0

使用CB:0

GB:0

ドロップ:0

デッキ:43

フィールド

【ー】【◎】【ー】

【ー】【⚪︎】【⚪︎】

◎:ヴァンガード

⚪︎:リアガード

ー:空白

公開されている手札

公開されているシールド合計値:《0》

 

未央「じゃあ、私のターンだね!ドロー……萌芽の乙女 ディアンにライド!オズは先駆でヴァンガードの後ろに移動!」

 

・未央G0 → G1《萌芽の乙女 ディアン》にライド

・《春待ち乙女 オズ》はヴァンガード後方に移動

 

未央「そして、手札からディアンをヴァンガードの右にコール!これでバトルに入るよ!」

 

・未央《萌芽の乙女 ディアン》をヴァンガードの右にコール

・現在の未央の状況

 

手札:4

ソウル:0

ダメージ:0

使用CB:0

GB:0

ドロップ:0

デッキ:43

フィールド

【ー】【◎】【⚪︎】

【ー】【⚪︎】【ー】

パワーライン

中央《ディアン8000+オズ5000=13000》

右《ディアン8000》

左《 》

 

未央「バトルフェイズにアタックできるユニットは、スタンド状態の前列にいるユニットだけだよ。それじゃ、まずはリヤガードのディアンでヴァンガードにアタック!アタックするときはスタンド状態のユニットをレストさせるよ」

 

凛「パワーは8000対8000……これってどうなるの?」

 

未央「アタックのヒットの有無は攻撃側のパワーが防御側のパワー以上なら成立するよ」

 

加蓮「じゃあ、今回はアタック成功ってこと?」

 

奈緒「ホントはここでも、色々ステップがあるんだけど少し難しい説明になるから少し簡単に……アタックされた側はこのアタックを受けるかガードするかを選べるんだ。今回はこのアタックを防ぐことにする。あたしは、小妖精の突撃隊長でガード!プレイマットの真ん中に"G"って書かれたところがあるだろ?ここを"ガーディアンサークル"と言って、自分のユニットを守りたいときはここにユニットをコールするんだ。さっき説明したガード値を守りたいユニットに足して、相手のパワーを上回ればガード成功だ」

 

未央「ちなみに、ガーディアンにコールできるユニットも自分のヴァンガードのグレード以下のユニットだけだからね」

 

・ディアン《8000》→フレックス《8000+5000=13000》→ ヒットしない

 

奈緒「ガーディアンとしてコールされたユニットはそのバトルが終わるとドロップゾーンに移動する、と」

 

未央「今度は、ヴァンガードのディアンでアタック!ユニットにはグレード毎に共通の能力があるんだ。グレード0とグレード1の持つ能力は"ブースト"、後列にいるときに同じ列のユニットのアタック時に自分のパワーを加えることができるの」

 

加蓮「ディアンの8000にオズの5000を足して、13000が今回のパワーってことだよね?」

 

未央「その通り!かみやん、このアタックはどうする?」

 

奈緒「今回はノーガードかな」

 

未央「では、ここでヴァンガードの醍醐味"ドライブチェック"!ヴァンガードにいるユニットにはアタックするときにドライブチェックができるよ♪山札の上を捲って……」

 

・ドライブチェック《☆ メイデン・オブ・ディモルフォーセ》

 

未央「ゲット!クリティカルトリガー!このカードみたいにカードの右上にマークがあるのが"トリガーユニット"って言って、マークによって様々な効果が得られるの。今回のカードは"クリティカルトリガー"、相手に与えるダメージが一つ増えるんだよ」

 

奈緒「トリガーは全部で4種類。相手に与えるダメージを増やす"クリティカルトリガー"・レストしているリヤガードをスタンドさせる"スタンドトリガー"・山札から1枚ドローできる"ドロートリガー"・ダメージを回復する"ヒールトリガー"。そして全てのトリガーに共通してパワーを5000プラスさせる効果あるんだ」

 

未央「今回はディアンにパワーとクリティカルを追加させるよ。ちなみにユニットには元々クリティカルが1つあるんだよ」

 

凛「ダメージを2点与えたってことでいいんだよね?」

 

奈緒「そう言うこと、ダメージを受けると山札から1枚ずつチェックしてからダメージゾーンに置くんだ」

 

・ディアン《8000+5000+5000=18000》→フレックス《8000》→ アタックヒット(2ダメージ)

 

 

・奈緒 ダメージチェック

《ナイト・オブ・スチールウイング》

《碩学の賢者 クンロン》

 

奈緒「ここにカードが6枚貯まると負けになるんだ」

 

加蓮「ふむふむ、クリティカルトリガー1枚でもかなりの痛手になるのね……」

 

凛&奈緒(加蓮が思った以上に楽しんでる)

 

未央「これで、私のターンは終了だよ!」

 

・現在の未央の状況

 

手札枚数:5

ソウル:0

ダメージ:0

使用CB:0

GB:0

ドロップ:0

デッキ:42

フィールド

【ー】【◎】【⚪︎】

【ー】【⚪︎】【ー】

公開されている手札

《メイデン・オブ・ディモルフォーセ》

公開されているシールド合計値:《10000》

 

奈緒「あたしのターンだな、スタンド&ドロー……なんとなくルールはわかったか?」

 

凛「なんとなく、なら」

 

卯月「カードゲームって、なんだか難しそうかなって思ってましたけど……このヴァンガードならわかりやすくて、私でも楽しめそうです!」

 

加蓮「見た感じ運の要素も強そうだから、初心者でも勝てそうなのが良いわね♪」

 

奈緒「それは良かった。じゃあ、少しテンポ良くすすめるぞ……あたしは絶剣の騎士 リヴァーロにライド!ヴァンガードの右にツインソードをコールしてバトルフェイズ!」

 

・奈緒G1→G2《絶剣の騎士 リヴァーロ》にライド

・奈緒《ナイト・オブ・ツインソード》をヴァンガード右にコール

・現在の奈緒の状況

 

手札枚数:2

ソウル:1

ダメージ:2

使用CB:0

GB:0

ドロップ:1

デッキ:40

フィールド

【ー】【◎】【⚪︎】

【ー】【⚪︎】【⚪︎】

パワーライン

中央《リヴァーロ10000+ミーリウス5000=15000》

右《ツインソード9000+アーチャー7000=16000》

左《 》

 

奈緒「まずはアーチャーのブーストを受けたツインソードでヴァンガードのディアンにアタック!」

 

未央「メイデン・オブ・ディモルフォーセでガードするよ♪」

 

・ツインソード《9000+7000=16000》→ディアン《8000+10000=18000》→ ヒットしない

 

奈緒「ま、ガードするよなぁ……ならミーリウスのブーストを受けたリヴァーロでアタック!」

 

未央「今度はノーガード♪」

 

奈緒「ドライブトリガーチェック!」

 

・ドライブチェック《流転の騎士 ブレードゥ》

 

・リヴァーロ《10000+5000=15000》→ディアン《8000》→ アタックヒット

 

未央「ふっふっふ〜、トリガーは無かったね♪私のダメージは……」

 

・ダメージチェック《100%・オーランジュ》

 

未央「残念、こっちもトリガー無かったよ」

 

奈緒「そう何度もトリガーしてたまるか!」

 

凛「トリガーって、そんなに出ないものなの?」

 

未央「トリガーはデッキに16枚しか入れられないからねー」

 

加蓮「16枚かぁ……最初の手札交換でいっぱい来ちゃったら、もっと確率下がるんだよね?キツそう……」

 

奈緒「まぁ、トリガーを山札に戻す手段もあることはあるんだけど……それはまた後でな。あたしのターンは終了だ」

 

・現在の奈緒の状況

 

手札枚数:3

ソウル:1

ダメージ:2

使用CB:0

GB:0

ドロップ:1

デッキ:39

フィールド

【ー】【◎】【⚪︎】

【ー】【⚪︎】【⚪︎】

公開されている手札

《流転の騎士 ブレードゥ》

公開されているシールド合計値:《5000・5000》

 

未央「今度は私のターン!スタンド&ドロー、グレースナイトにライド!ホントは私も展開したいんだけど……このままバトルフェイズに入るよ」

 

・未央G1→G2《グレースナイト》にライド

・現在の未央の状況

 

手札:4

ソウル:1

ダメージ:1

使用CB:0

GB:0

ドロップ:1

デッキ:40

フィールド

【ー】【◎】【⚪︎】

【ー】【⚪︎】【ー】

パワーライン

中央《グレースナイト9000+オズ5000=14000》

右《ディアン8000》

左《 》

 

未央「オズのブーストしたグレースナイトでアタック!」

 

奈緒「ヒーリング・ペガサスでガード!」

 

・グレースナイト《9000+5000=14000》→リヴァーロ《10000+10000=20000》→ ヒットしない

 

未央「ぐぬぬ、やっぱバニライドは硬いね……ドライブチェック!」

 

・ドライブチェック《引 ウーント・タナップ》

 

未央「ラッキー♪ドロートリガー!1枚ドローして、パワーはリヤガードのディアンに……ディアンはツインソードにアタック!」

 

奈緒「トリガー強すぎるだろ……ツインソードは退却」

 

・ディアン《8000+5000=13000》→ツインソード《9000》 → ヒット

 

未央「これでターンエンドだよ〜」

 

・現在の未央の状況

 

手札:6

ソウル:1

ダメージ:1

使用CB:0

GB:0

ドロップ:1

デッキ:38

フィールド

【ー】【◎】【⚪︎】

【ー】【⚪︎】【ー】

公開されている手札

《ウーント・タナップ》

公開されているシールド合計値:《5000》

 

奈緒「ここからがヴァンガードの本番G3だ。スタンド&ドロー……あたしは、青天の騎士 アルトマイルにライド!」

 

・奈緒G2 →G3《青天の騎士 アルトマイル》にライド

 

未央「おぉ〜、トライアルデッキに2枚しか入ってないアルトマイルにライドできるなんてすごいよ♪」

 

奈緒「まぁ、やられてばっかりも性に合わないからな!ヴァンガードの右に流転の騎士 ブレードゥをコールしてバトルフェイズだ!」

 

・奈緒《流転の騎士 ブレードゥ》をヴァンガード右にコール

・現在の奈緒の状況

 

手札枚数:1

ソウル:2

ダメージ:2

使用CB:0

GB:0

ドロップ:3

デッキ:38

フィールド

【ー】【◎】【⚪︎】

【ー】【⚪︎】【⚪︎】

パワーライン

中央《アルトマイル11000+ミーリウス5000=16000》

右《ブレードゥ9000+アーチャー7000=16000》

左《 》

 

奈緒「まずは、アーチャ―のブーストを受けたブレードゥでディアンにアタック!」

 

未央「メイデン・オブ・デイブレイクでガード!」

 

・ブレードゥ《9000+7000=16000》→ディアン《8000+10000=18000》 → ヒットしない

 

奈緒「今度はミーリウスのブーストを受けたアルトマイルでグレースナイトにアタック!」

 

未央「ノーガードだよ」

 

奈緒「さっき説明したユニットのグレード毎の共通能力なんだけど、G3の能力は"ツインドライブ"つまりはドライブチェックが2回行えるんだ……行くぞ、ツインドライブ!」

 

・ファーストチェック《醒 ナイト・オブ・フェスティバル》

 

奈緒「ゲット、スタンドトリガー!ブレードゥをスタンドしてパワーもブレードゥに、セカンドチェック……」

 

・セカンドチェック《治 ヒーリング・ペガサス》

 

未央「ちょっ!?」

 

奈緒「よしっ、ヒールトリガー!ダメージを回復してパワーはブレードゥに」

 

凛「……こんな感じにトリガーを連続するときもあるんだね」

 

加蓮「奈緒の方は未央と違って全然トリガーしてなかったもんね」

 

・アルトマイル《11000+5000》→グレースナイト《9000》→アタックヒット

 

奈緒「ちなみにヒールトリガーの恩恵を受けられるのは自分のダメージが相手のダメージ以上のときだけだからな」

 

卯月「相手よりもダメージの少ないときは回復できないってこと……ですか?」

 

未央「その通り!勝ってる方が有利になるだけじゃ、つまらないでしょ♪」

 

奈緒「初心者だと処理を間違えることがあるけど、トリガーは基本的にトリガーゾーンを経由してからダメージゾーンに置くんだ。だからさっき言ったダメージトリガーを1枚ずつチェックするってのは結構重要なんだぞ」

 

・ダメージチェック《開花の乙女 ケラ》

 

未央「ノットトリガー……」

 

奈緒「スタンドしたブレードゥでヴァンガードにアタック!」

 

未央「ぐぬぬ、ノーガード!」

 

・ダメージチェック《ジャングルロード・ドラゴン》

 

奈緒「これであたしのターンは終了だ」

 

・現在の奈緒の状況

 

手札枚数:3

ソウル:2

ダメージ:1

使用CB:0

GB:0

ドロップ:4

デッキ:35

フィールド

【ー】【◎】【⚪︎】

【ー】【⚪︎】【⚪︎】

公開されている手札

《ナイト・オブ・フェスティバル》

《ヒーリング・ペガサス》

公開されているシールド合計値:5000・10000・10000

 

凛「一気にダメージが離されちゃったけど、大丈夫なの?」

 

未央「こっちも次がG3ここからだよ!スタンド&ドロー……よし、こっちも引けたよ!ラナンキュラスの花乙女 アーシャにライド!」

 

・未央G2 →G3《ラナンキュラスの花乙女 アーシャ》にライド

 

未央「そして、ファイト前のしまむーの質問の答えがこれだよ♪手札の《フルブルーム・ドラゴン》をコストにして……ジェネレーションゾーン、解放!今こそ咲き誇れ、我が輝ける未来に!ストライドジェネレーション!春色の花乙姫 アルボレア!」

 

・未央 G3超越(ストライド)→G4《春色の花乙姫 アルボレア》

 

卯月「ストライド?このグレード4のカードは今までのカードと少し違いますね」

 

奈緒「ライドフェイズ……その中のライドステップの次にあるストライドステップのときにお互いのヴァンガードがG3以上ならジェネレーションゾーンの解放を宣言ができる。手札のグレードが3になるようにしてコストを支払えばGゾーンにあるユニットに超越(ストライド)できるようになるんだ」

 

未央「元のヴァンガードは"ハーツ"となって、Gユニットは"ハーツ"のパワーと名前を得るよ!そして今度はアーシャの超越(ストライド)スキル!CB(カウンターブラスト)1を支払ってリアガードを1枚……ディアンを選び、山札からそのユニットと同名のカードを1枚まで探し、スペリオルコールして、山札をシャッフル!そのターン中、この効果でコールされたユニットのパワー+2000。手札から開花の乙女 ケラをコール、ディアンと位置を交代」

 

・未央《萌芽の乙女 ディアン》をヴァンガードの左下に山札からスペリオルコール

・未央《開花の乙女 ケラ》をヴァンガード右下にコール、《萌芽の乙女 ディアン》と位置を入れ替える

 

加蓮「このマーク……CBってのは表のダメージのカードを裏返すってことでいいんだよね?」

 

未央「そうだよ、他にもダメージを表にするCC(カウンターチャージ)・ヴァンガードの下にあるソウルを増やすSC(ソウルチャージ)・ソウルをコストに支払うSB(ソウルブラスト)があるよ♪よし、バトルフェイズ!」

 

・現在の未央の状況

 

手札:3

ソウル:2

ダメージ:3

使用CB:1

GB:1

ドロップ:3

デッキ:33

フィールド

【ー】【◎】【⚪︎】

【⚪︎】【⚪︎】【⚪︎】

パワーライン

中央《アルボレア15000(+アーシャ11000)+オズ5000=31000》

右《ケラ1000+ディアン8000=18000》

左《 +ディアン8000+2000》

 

未央「まずは、ディアンのブーストを得たケラでアルトマイルにアタック!」

 

奈緒「そこはナイト・オブ・フェスティバルでガード!」

 

・ケラ《10000+8000=18000》→アルトマイル《11000+10000=21000》 → ヒットしない

 

未央「オズのブーストを得たアルボレアでアルトマイルにアタック!」

 

凛「アーシャのパワー11000にアルボレアのパワー15000を足して、それにオズのブースト……パワー31000!?そんなのどうやって守るの!?」

 

未央「防ぎ方はいろいろあるけど……かみやんはどうする?」

 

奈緒「……ノーガード」

 

未央「まぁ、手札のガード値が足りないときはノーガードするのが無難かな?」

 

凛「高いパワーの攻撃を受けなきゃいけないこともある、と……安易にリアガードのアタックも受けちゃいけないんだね」

 

未央「そういうこと♪そしてG3のユニットと違って、Gユニットはトリプルドライブを行うことが出来るよ!」

 

・ファーストチェック《カコカワ・キウイ》

・セカンドチェック《ラナンキュラスの花乙女 アーシャ》

・サードチェック《治 フェアリーライト・ドラゴン》

 

未央「ゲット、ヒールトリガー!ダメージを1枚回復してパワーは左下のディアンへ」

 

・アルボレア《26000+5000》→アルトマイル《11000》→アタックヒット

 

・ダメージチェック《まぁるがる》

 

奈緒「ゲット、ドロートリガー!アルトマイルにパワー+5000して1枚ドロー!」

 

未央「かみやんにトリガー運が行ってる気が……」

 

加蓮「未央はヴァンガードのアタック全部にトリガー出てるじゃない」

 

卯月「そう言えば、そうですね」

 

未央「……てへ♪」

 

凛(奈緒の目のハイライトが消えた)

 

未央「あはは、つ、続けるね……アルボレアのアタックがヴァンガードにヒットした時、リアガードを1枚選び……ケラを選択、山札からそのユニットと同名のカードを1枚まで探し、左上にコールし、その山札をシャッフル!そのターン中、この効果でコールされたユニットのパワー+2000!」

 

・未央《開花の乙女 ケラ》をヴァンガードの左に山札からスペリオルコール

 

未央「ディアンのブーストを得たケラでアルトマイルにアタック!」

 

奈緒「くっ、ヒーリング・ペガサスでガード!」

 

・ケラ《10000+2000++5000+8000=25000》→アルトマイル《11000+5000+10000=26000》 → ヒットしない

 

未央「エンドフェイズ開始時、アルボレアはGゾーンに表向きで戻してターン終了!ちなみに表向きでGゾーンにあるGユニットは、このファイト中では使えなくなるから気を付けてね♪」

 

奈緒「Gユニットは0~16枚までGゾーンに置くことが出来るからな……とファイトの流れはこんなもんでいいだろ?」

 

加蓮「えっ、もう終わりなの!?すごい良いところだったのに!」

 

凛「確かにここから盛り上がりそうな展開に思えたけど……」

 

と、私と加蓮は少し物足りなく感じた。

 

未央「残りは繰り返しだからね。そ・れ・に、さっきからしまむーが目を輝かせながらカードに触りたそうにしてるしね♪」

 

卯月「ご、ごめんなさい!確かに私も早くファイトをしてみたいなぁとは思ってましたけど……」

 

えへへと、申し訳なさそうに笑う卯月。

 

奈緒「ま・そこまで興味を持ってくれるってことはファイターとしては嬉しいことだけどな♪」

 

奈緒はアイドル活動してるときと同じくらい嬉しそうにしている。

 

未央「ここまで来れば、あとはデッキ作り!ショーケースを見て気に入ったカードでデッキを作るも良し、私やかみやんもしくはプロデューサーに意見を求めるのも良し、各々自分のイメージを信じて自分だけのデッキを作ろう!」

 

未央の言葉を皮切りにそれぞれショップ中に散らばり、デッキを作り始めた。

経験者に助言を求める卯月。

携帯片手にショップを歩き回る加蓮。

そして私は……。

 

P「やはり、渋谷さんはこのユニットでデッキをお作りになられるんですか?」

 

先ほどのユニットの前にやってきていた。

 

凛「……うん、理由はわからないけどこのユニットと戦ってみたい」

 

初めて見た(であった)ときから頭から離れないこのユニット。

奈緒や未央の言うイメージってこういうことなのかな?

 

 

ーーーーーー

 

 

その後、私たちは作るデッキの指針を決めてそのデッキの調整に必要そうなものも含めカードを購入した。

……カードって思ったより高いんだね。

アイドル始める前の一ヶ月分のお小遣い以上のお金が財布から消えていった。

 

未央「3人とも、デッキは作れた?」

 

私たちの間を行ったり来たりしていた未央が唐突に尋ねてきた。

 

凛「まぁ、形にはなったかな」

 

卯月「はい!私もできました!」

 

加蓮「私はもう少しかかりそう……」

 

そう言う加蓮は、未だ机の上に散らばるカードと睨めっこしている。

これだけの種類のカードがあれば迷うのは仕方ないよね。

 

奈緒「じゃあ、とりあえず凛と卯月がファイトしてみれば?」

 

卯月「えっ!?いきなりですか!?」

 

凛「デッキも完成したばかりなのに?」

 

未央「デッキってのは実際にファイトしないとちゃんとまわせるかわからないもんなんだよ」

 

奈緒「そうそう、それにファイターがいてデッキがあればファイトするのはファイターの常識みたいなものだしな」

 

凛「私は大丈夫だけど、卯月はどうする?」

 

卯月「私は……ファイトしてみたいです!」

 

こんな笑顔でファイトを申し込まれたら、断れるファイターはいないんじゃないかな?

私たちはファイトテーブルに移動し、ファイトの準備を始めた。

 

加蓮「いいなー、私も早くファイトしたいのにー」

 

奈緒「なら、早くデッキ完成させないとな」

 

加蓮は唇を尖らせながらカードを見比べて悩んでいるようだ。

 

未央「さぁ、2人とも準備はいい?」

 

卯月「はい!」

 

凛「大丈夫」

 

奈緒「ファイトの始まりの掛け声は忘れてないよな?」

 

奈緒の言葉に頷きあう私たち。

 

未央「それでは、しまむーとしぶりんの記念すべき初ファイト!」

 

お互いに右手はFVに添えられている、再び私たちは無言で頷く。

 

凛&卯月「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」




初作品です。
身内がヴァンガ引退気味でリアルファイトがほぼできなくなったのでその寂しさを紛らわす意味も込めて……。
時間がかかっても少しずつ書き進めていきたいと思います。


ファイト描写は、某架空ファイト作者様のテンプレを使わせて頂いてます。
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