進め、幻想と共に・・・   作:魂魄無霊

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序章 幻想の始まり
第一話 幻想入り


キラキラと朝日が輝き、小鳥たちは楽しげにさえずる。

季節は夏。蝉も、夏を楽しんでいるかのように合唱をしている。そんな中、とある学校では、

 

「では、この問題を……よしっ影無!」

 

「……zzz」

 

「オイ影無!聞いてるのか!」バンッ!

 

「...ウワァッ!な、何すか!?」

 

眼鏡をかけた中年の教師に名前を呼ばれたこの少年、

『影無 未来』(カゲナシソラ)は高校生だ。

 

「この問題、分かるよな?」

 

(ったく、寝てるの分かっててわざと指しやがったな)

「……フッ、この程度の問題を解かせるとは先生も落ちぶれてしまいましたね。」

 

「なんだと?随分と余裕だな、じゃあ答えてみろ」

 

中年の教師の言葉に未来はカッコつけながら、

 

「その答えは……」

 

……

 

沈黙が続く。教師は、

 

「……?オイ、まさか……」

 

「……分かりませんっ!」ニコッ☆

 

悪びれもせずに言う姿に我慢ならなくなったのか、

 

「……いい加減にしろ影無!あとで職員室まで来い!」

 

そう言って教室から出ていってしまった。

 

「あーあ、また呼び出しかよー。めんどいなー」

 

未来が呟くと、緑色の髪をした少女が彼の前に立ち、

 

「しょうがないじゃないですか、先輩が悪いですよ」

 

「うげっ!早苗!何でここにいるんだよ!」

 

未来に早苗と呼ばれた少女は、『東風谷早苗』(コチヤサナエ)と言い、とある神社の風祝をやっている。未来の一つ年下である。

 

「まぁ、いいじゃないですか、気にしたらハゲますよ?」

 

「そんな事でハゲてたまるかっ!」

 

このように、2人はいつもくだらない話をしている。

 

「まぁ、それはさておき「おくなよ」...ハイハイ、早く職員室行って帰りましょう!」

 

「なんかスルーされたような...?っておい!手を引っ張るなー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

職員室で先ほどの教師から有難い(笑)お話を聞いた後、2人は帰路についていた。

 

「いやー今日も疲れたなー」

 

「何言ってるんですか、いつも授業中寝てるくせに」

 

「...どっからその情報は入ってくるわけ?」

 

「先生が皆言ってます」

 

「……さいですか」

 

と、他愛もない話をしつつ、2人は帰路につく。

 

「では、私はこっちから帰りますね!」

 

「おう!また明日な!」

 

「はいっ!」

 

そう言って早苗は走って帰っていった。

 

「さて、俺も帰るか」

 

未来もそう言って家に向かって帰る。だが、

 

(なんだろう、嫌な予感がする。まるで、悪い事が起こるような……)

 

軽く胸騒ぎがしていた。先に言っておこう、

 

 

 

 

彼の勘はよく当たる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ、着いたっと……?」

 

いつもなら家族が玄関で待っていてくれるはずなのに、今日は誰もいない。それに、家の中から怪しい『ナニカ』を感じた。

 

「おかしいな……?」

 

そう言いながら未来は家へ入る。

 

「ただいまー」

 

おかしな事は続く。ただいまの返事が帰ってこない。

いつもなら親はこの時間に帰っているはずなのに。

 

「……??どうしたんだろな」

 

そう言いながらリビングへ向かう。

 

「皆ー?なにしてるん……え??」

 

未来は一瞬で言葉を失った。無理もないだろう

 

 

 

 

なぜなら、自分を除く、家族の全員の胸にナイフが一本ずつ刺さっていたからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「う、うわぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは、病院の一室。

そこには、意識を失った大人の男女と、小学6年生くらいの少女が寝ていた。

 

「一命は取り留められたものの、意識の方は……」

 

「……そうなんですか……」

 

未来は医師から3人の様子を聞いていた。

 

「なんとか頑張ってはいるものの、あとは自然に意識が回復するのを待つしかありません。」

 

「ありがとうございます。きっと、大丈夫ですよ。皆、体も心も強いですから」

 

未来から感謝の言葉を言われた医師は残念そうに俯き、部屋を出ていった。

 

未来は3人の顔を見る。

 

「……何が、何があったんだよ、何でこんなことに...」

 

もう家族は助けられないのだろうか…

今の自分にはもう何もできないのか...

 

「クソッ……」

 

今にも涙が流れようとした時、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「家族を助けたいかしら?」

 

女性の声が聴こえた。

 

「...!!誰だっ!」

 

未来が後ろを振り返るとそこには絶世の美女と言っても過言ではないくらいの美しい女性が立っていた。

 

「誰なんだ?アンタは」

 

未来の問に女性は答える。

 

「私は『八雲紫』(ヤクモユカリ)、妖怪の賢者よ。」

 

「妖怪...?アンタは妖怪なのか...??」

 

「ええそうよ、私は幻想郷の妖怪。ねぇ貴方、幻想郷に来ない?」

 

紫は未来の質問に答えたあと、未来に聴く。

 

「幻想、郷...だって……?」

 

「ええ。今回の貴方の家族の件、これは恐らく、私たちの世界が関係している可能性があるわ。一緒に来てほしいの。」

 

未来はそれを聞いたときには、答えがもう出ていた。

 

「……分かった。行こう」

 

「あら、随分と決断が早いのね。ホントにいいのかしら?やっぱりダメだったなんて理由で帰ることはできないわよ?」

 

「構わないさ。大切な家族は自分で守る、だから俺は幻想郷ってとこに行って、この手で家族の皆を救ってみせる!!」

 

未来は紫に力強く、そして自分に言い聞かせるように言った。

 

「分かったわ。そこまでの決意があるなら案内しましょう...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

忘れられた者の、最後の楽園へとね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして、物語の扉は開かれることになった……




お久しぶりです!魂魄無霊です!

「よっす、影無 未来だー」

とりあえず...今まで申し訳ありませんでした!

「唐突に謝ってきたなオイ笑」

こちらの勝手な都合で、作品を終わらせてしまったこと、深く反省しています...

「流石、バカは違うなぁ」

うっ……

「まぁ、この話はちゃんと計画立てながらできてるから頑張れそうだなー」

そうですね!この作品から、頑張って行こうと思います!

「この作品は主人公を2人にする予定なんだぜー!」

そうなんです!2人です!1人は未来君ですが、あとは誰なんでしょうね...??

「楽しみにしといてくれよな!」

そーゆー事です!それでは!

「「また見てね!」」
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