活動報告でも言いました通り少し今までより投稿期間が空くと思います。ご了承ください
それでは今回もよろしくお願いします
「どうしよ〜」
昨日、部として認められ部室も貰えてルビィと丸ちゃんも体験入部という形でも参加してくれて、上々のスタート!と思ったのだが…
「練習場所どうしよう…」
そう、今までは練習するとなればわざわざ浜辺まで足を運んでいたわけだが、これから続けていこうとするとそれではとてもじゃないけど効率が悪い
どうにかして練習場所を確保しなければならないが、なにせ新設された部活動なのでグラウンドも体育館も既存の部活動が使っていてなかなか適した場所が見当たらない
「あのぉ…屋上じゃダメですか?μ’sはいつも屋上で練習してたって」
そういえば前買ったμ'sの特集をやってた雑誌にそんなことが書いてあったな
「屋上か〜、じゃあ行ってみよっか!」
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「うわ〜!すごーい!」
屋上に来てみると、練習をするには十分すぎるスペースがあり、富士山まで見えるという特典付き
なかなか良さそうな感じだが、問題点を挙げるならこの気温と日差しだろう
「ここなら練習するスペース的には申し分ないけど、ちょっと日差しが強くないか?」
「それがいいんだよりゅうくん!太陽の光をいっぱい浴びて、海の空気を胸いっぱいに吸って、ほら、暖かいよ」
他の4人も千歌の所に集まって手で輪を作る
「ほんとだ、暖かい」
どうやらここでよさそうだ
丸ちゃんに関してはこんなところで気持ちよさそうに寝転んでしまったぐらい
まぁ、少々体調が心配になるがそこは俺がちゃんと見てれば大丈夫だろう
「じゃあ、練習しよっか」
5人の手が今度は重ねられ
「ほら、りゅうくんも!」
そこにもう1つ手が重ねられ
「いくよ!aqours ((サンシャイン!))」
浦の星スクールアイドルaqoursのスタートが切られた
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「1,2,3,4 1,2,3,4…」
曜が拍を取り、千歌とルビィが踊る
とりあえず1年生2人の動きを見てみようということだったが、流石スクールアイドルが好きなだけあってルビィは初心者にも関わらず結構うまい
「できた…」
「さすがルビィちゃんズラ」
「りゅうどうだった?」
「よかったんじゃないか?ルビィは今日始めたとは思えないぐらい動けてたよ。ただ千歌はもう一回だ」
「あれ?」
君は何回も練習してたでしょ、何で最後『シェー!』のポーズなんだ
千歌が最後某アニメのザンスが語尾に付くキャラのポーズをしていて俺は苦笑いを浮かべるしかなかった
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空はすっかり夕焼け色に染まってしまったが、まだ練習は続く
「これいつも上ってるんですか?」
「もちろん!」
千歌が胸を張って得意げに話してはいるが
「千歌さんや嘘はいけないよ」
「いつも途中で休憩しちゃうもんね」
「そうなんだよねぇ、へへ」
ちょっと照れくさそうに頭を掻く
それがちょっぴり可愛らしかったのは黙っておこう
「ライブで何曲も歌うには頂上まで駆け上がるスタミナが必要だし」
「じゃあ、俺は走らなくてもいいよな?」
「りゅうきくんも一緒に走らないとダメよ?」
「いや俺踊らないから」
「
「は、はい…」
うん、やっぱ梨子は怒らせたらダメな人だ
きっと命がいくつあっても足らないだろうな
「よーし!じゃあ、よーいドン!」
千歌の掛け声を合図に5人は一気に駆け上がって行く
俺もその後ろをついて彼女達の体調に気を配る
にしてもこの所々にある看板、『がんばろう』って随分と他人事だな
まぁ、実際そうだからなんとも言えないけど
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暫く上り進めると流石2年生3人はペースもそれほど落とすことなく上っていく
ルビィも千歌の後ろに付いて何とか遅れをとらないようにしている
「はぁ、はぁ、はぁ、…」
しかし、案の定丸ちゃんだけはみんなから遅れていた
運動が苦手な子だから初っ端からこれはキツイだろう
「丸ちゃん、休みながらでいいんだよ?」
「りゅうにぃさん、やっぱりマルには…」
「花丸ちゃん!」
「ルビィちゃん?」
「一緒に行こ!」
「ダメだよ、ルビィちゃんは走らなきゃ」
「花丸ちゃん?」
「ルビィちゃんはもっと自分の気持ちを大切にしなきゃ、無理に人に合わせても辛いだけだよ」
「別に合わせてるわけじゃ…」
「ルビィちゃんはスクールアイドルになりたいんでしょ?」
「う、うん…」
「だったら前に進まなきゃ!」
悲しげな表情のルビィに対し笑顔でルビィを見つめる丸ちゃん
お互いを思い合う気持ちがぶつかり合う
俺は唯々そのやりとりを見ていた
「さぁ、行って」
「で、でも…」
「さぁ!」
「・・・うん!」
笑顔で踵を返し、再び頂上へと走り始める赤髪の女の子
彼女はやっと一歩踏み出して、自分の足で歩み始める
もう彼女を縛るものはない
そのきっかけを作った
「これでいいのか、君は」
彼女に問う
「ルビィちゃんはとても優しくて思いやりがあって、いつもマルと図書室で一緒にいてくれた、でも気にしすぎな子だった」
「・・・」
「素晴らしい夢もキラキラした憧れもいつもあの心に閉じ込めていた
マルはただその胸の扉をいっぱいに開いてあげたいって思ってた」
何で君たち2人はこんなにも
「その光を、世界の隅々まで照らせるようなその輝きを」
自分を犠牲にするんだ
「大空へ放ってあげたかった、それがマルの夢だった」
「本当にそれでいいのかよ!」
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マルの夢は果たされた、それでよかった
そのときりゅうにぃさんがマルが聞いたことがないくらいの大声で訊いてきた
「君は、いや、君たちはどうして自分を犠牲にしようとするんだ、何で自分に正直にならないんだ、世の中には
「だから、マルのやりたいことは叶った…」
「違う!」
マルの言葉を遮る
「それはただ自分を押し殺した、嘘はなくても上部だけの夢
そんなのルビィだって許さないよ
マルちゃん、君のやりたいことは…」
りゅうにぃさんの言葉を最後まで訊きたくなくてマルは
「りゅうにぃさんには関係ない!」
罪のない彼に当たってしまった
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普段からは想像できない彼女の言葉に俺は一瞬身体が動かなかった
「マルはまだ用があるズラ」
彼女が俺の横を通り過ぎる
そこでやっと体の硬直が解ける
俺は急いで彼女を追いかけるとそこには
「何ですの、こんな所に呼び出して」
そこにはダイヤちゃんがいた
丸ちゃんは彼女に近づいて
「ルビィちゃんの話を、ルビィちゃんの気持ちを訊いてあげてください」
それだけ言い残してまた階段を下って行く
俺も追いかけたかったが足が何故か動かなかった
「ルビィの気持ち…そんなのわかってる」
「ダイヤちゃん…」
果南姉から訊いた2年前のこと
別にスクールアイドルが嫌いなわけじゃない
マリーのためにも果南姉のためにも、そして自分のためにも
ルビィがスクールアイドルが好きなのも、やりたかったこともわかっている。姉妹なんだ、わからないわけがない
そして今回千歌達を認めなかったのも、自分達と同じ思いをしてほしくないから
「お姉ちゃん?お兄ちゃん?」
「ルビィ…」
「ダイヤさん?」
「これはどういうことですの?」
「ダイヤちゃんそんな言い方…」
「お兄ちゃん、いいの」
一歩ずつダイヤちゃんに歩み寄る
「お姉ちゃん、ルビィね…!」
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その日俺はダイヤちゃんと一緒に帰ることにした
「それにしてもルビィがあんなにはっきり自分の気持ちをいつなんてね」
「・・・」
「ダイヤちゃん?」
「りゅうきさん、私は…」
「ダイヤちゃん、心配ないよ
ルビィには千歌達がいる、非力だけど、俺もいる」
「そうですか、よろしくお願いします」
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「よろしくお願いします!」
「よろしくね、ルビィちゃん」
「はいっ」
「あれ?国木田さんは?」
「・・・」
ルビィの表情が曇る
aqoursは4人となったが、そこに丸ちゃんの姿はない
「お兄ちゃん・・・」
「ルビィ、今度はお前の番なんじゃないか?」
「えっ?」
「丸ちゃんに背中を押してもらったんだ、だから今度はルビィが背中を押す番なんじゃないか?」
「うん!」
ルビィは迷いのない返事を残し部室を出る
おそらく行き先は図書室
「りゅうくんどういうこと?」
「小さな2人の大きな友情物語さ」
「「「???」」」
頑張れルビィ
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マルのお話はこれでおしまい
もう夢は叶ったから
マルは本の世界に戻るの
大丈夫、1人でも…
目の前の雑誌には
スクールアイドル、星空凛
マルはこんな風になれない
だから、もう
「バイバイ」
私はゆっくり雑誌を閉じようとした
「ルビィね!」
「えっ?」
その時聞こえたのはマルの大切な大切な友達の声
「ルビィちゃん?」
「ルビィ、花丸ちゃんのことずっと見てた
ルビィに気を遣ってスクールアイドルやってるんじゃないかって、無理してるんじゃないかって、心配だったから…」
あのルビィちゃんが、
「でも、練習の時も屋上にいる時もみんなで話してる時も・・・
花丸ちゃん嬉しそうだった」
人見知りばかりしてたマルの友達が
「それを見て思った、花丸ちゃんも好きなんだって、ルビィと同じぐらいスクールアイドルが!」
「マルが?そんなまさか…」
自分の足で、自分の言葉で
「じゃあなんでその本そんなに読んでたの?」
マルに想いをぶつけている
「それは…」
それなのに私はその子から目を離してしまう
「ルビィね!花丸ちゃんとスクールアイドルやれたらって、一緒に頑張れたらってずっと思ってた!」
その言葉が何より嬉しかった
「それでもマルには無理ズラ、体力ないし」
でも、私はその想いには応えられないよ
「その凛ちゃんもね、自分はスクールアイドルに向いてないってずっと思ってたんだよ?」
えっ、この人が向いてない?
でも、どうして
「好きだったから」
「えっ?」
「やってみたいと思ったから、最初それでいいと思うよ?」
気づいたら千歌さん達もいて、梨子さんがマルにそう言ってくれた
千歌さんもマルに手を差し出してくれる
でも、マルはその手を握れない
花丸ちゃんと!────
「マルにできるかな…」
「私だってそうだよ?」
「1番大事なのはできるかどうかじゃない、やりたいかどうかだよ!」
「おっ、千歌にしてはいいこと言うじゃねぇか」
「りゅうにぃさん…」
「丸ちゃん後は君次第だよ」
周りを見渡すと、笑顔の千歌さん、ルビィちゃん、梨子さん曜さん
やりたいかどうか…
本当にそれでいいのなら、マルも・・・!
私はやっと千歌さんの手を握ることができた
その上からみんなが手を重ねてくる
マルもその上から手を重ねた
マルもいつか凛さんみたいなスクールアイドルになりたい、輝きたい!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「じゃあ行くよー!せーの!」
パソコンにはLANK4999
「上に5000組もスクールアイドルが…すごい数…」
すっかりびびってるなルビィ
「さぁ!ランニング行くズラー!」
「「「おー!」」」
マルちゃんの声でみんな勢いよく部室から出ていった
5000組か、並みのスクールアイドルなら多分地元に知れ渡ったらいいとこぐらいだろうな
でも、あいつらならやれる気がする
「りゅうくんも早くー!」
「あぁ、今行くよ」
今日また2つ輝きが増した
そして刻一刻と迫り続けるリミット・・・
これで4話完結ですね
迫り来るリミットとは何なのでしょうか
ここで、問題点が…
善子ちゃんのセリフが書けない…(-。-;
かなり拙いものになると思いますが大目にみてください汗
UAが5000突破しました!
みなさん本当に有り難うございます!
また感想評価等あれば宜しくお願いします
ではまた次回お楽しみに