"貴方に永遠の愛を"   作:ワーテル

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どうも〜
順調に投稿できていて何よりです

今回はなんと!

詰め込みすぎたせいで長くなり、いつも以上にめちゃくちゃになってしまったかもしれないです…泣

みなさん、いつも以上に温かい目で見てください
まるであの二頭身ロボットような目でお願いします

それでは1,2の、サンシャイン!
(これ久しぶり)


何もない街

「「「統廃合?!」」」

「はい、聞いた話ですけど沼津の高校と統合するって」

 

 

善子が加入して束の間

今度は浦の星が統廃合、つまり事実上の廃校というわけだ

元々浦の星は女子校だったが近年の少子化の影響を直に受けて共学に変更

それでも男子が俺しかいないのが現実

統廃合になるのは必然と言えるものだった

 

ただ、こんな状況で嬉しそうにしている輩が約2名…

 

「キタキタキター!!統廃合だよ!廃校だよ!音乃木坂と同じだよ!」

 

千歌さん、何喜んでるんですか?母校がなくなろうとしているんですよ?

ていうかどこ行くんですか?

 

「私達が学校を救うんだよ、あのμ'sのように!」

 

部室を出たかと思えばまた戻ってきて善子を抱えていた

千歌さん結構力持ちなのね

 

 

「統廃合!」

 

こっちはこっちで『キラキラ』という効果音をつけたいくらい目を輝かせている丸ちゃん

まぁ、確かに統廃合ともなれば沼津に通えるわけだから、丸ちゃんにとっては嬉しいのかもな

 

「善子は「ヨハネ!」…ヨハネは統廃合賛成なのか?」

「沼津の女子高生ならヨハネみたいに流行に敏感な子も多いだろうし」

「よかったね善子ちゃん、中学の友達会えるズラ」

「統廃合絶対反対〜!!」

 

ハハハ、まぁ善子にとって中学の友達に会うことなんてこの上ない苦痛なんだろうな…

 

「ルビィ、統廃合って確定なのか?」

「えっと、今年の入学説明会の人数次第みたいです」

 

入学説明会ってなると確か夏ぐらいだよな

それまでに統廃合を阻止するだけの参加者を集めることが可能なのか?

 

 

「とにかく!aqoursは学校を救うため行動します!」

「ヨーソロー!スクールアイドルだもんね」

 

 

千歌の号令に曜がお決まりの掛け声で応える

昔から見てきた光景だ

 

 

「ところで行動って何をするの?」

「・・・あっ」

 

 

うん、こういう抜けまくってるところも昔からだ…

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

今俺は生徒会室に向かっている

というのも先ほどルビィに

 

「お兄ちゃん、今からお姉ちゃんのところに帰りが遅くなるって言いに行くんだけど、付いてきてくれない…?」

 

と頼まれたからだ

 

こんな可愛い妹の頼みだ、断る理由がないだろ

それに俺もダイヤちゃんと話したいことがあったからちょうどいい

 

 

ルビィと雑談している間に生徒会室に着いた

 

「お姉ちゃん…」

「ルビィ?」

 

ルビィがちゃんと遅くなるということを伝える

 

「わかりましたわ、私からお父様とお母様に伝えておきます」

「ありがとう!」

 

ルビィが部室に戻ろうとすると、ダイヤちゃんが

 

「どう?スクールアイドルは…」

「うん、楽しいよ」

「そう」

 

ルビィは気を遣っているのかただ一言『楽しい』とありふれた言葉だけ伝える

 

それにたった二文字で返すダイヤちゃん

表情は俯いていてわからなかったが、明らかに悲壮な感じが伺える

 

「お姉ちゃんも…」

「早く行きなさい!遅くなりますわよ…」

「うん、お兄ちゃん」

「悪いルビィ先戻っててくれ、千歌には後で行くって」

「えっ?あ、うん、わかった」

 

 

ルビィにだけ先に帰し生徒会室の中に入る

 

「ちょっといいかい?ダイヤちゃん」

「龍騎さんどうしましたの?」

「学校廃校になるんだってね」

「現状では仕方ありませんが、絶対にさせませんわ。

だってここは私と鞠莉さん、そして果南さんの…」

 

この3人は本当に昔から仲良しだ

うわべだけ固めた安っぽい友情じゃない

だからこそ互いを思い合うあまり今のような状況を作り出してしまっている

 

「なぁ、ダイヤちゃん。君ももう素直になってもいいんじゃないかな?」

「・・・」

「果南ねぇやマリーのことを考えているダイヤちゃんはすごいよ

そうやって行動できる人はなかなかいない。

でもさ、このまま自分を閉じ込めていても辛いだけだよ?」

 

依然ダイヤちゃんは黙ったままだった

 

「俺は昔から3人を見てきたから3人とも幸せになってほしいんだ。

そんな辛そうな顔見たくないんだよ…」

 

昔は3人ともよく遊んで、よく喧嘩して、よく笑って

そんな3人の姿を見るのが俺は好きだった

でも、その俺のよく知る3人は全くの別人のようだった

 

そしてダイヤちゃんが口を開く

 

「ありがとうございます、龍騎さん。

でも、これは私が決めたことですので。

それに今はこの思い出の場所(浦の星)を守ることで精一杯ですので」

 

 

俺はそれ以上何も言わなかった

別に今じゃなくてもいいだろう

それに統廃合の件で精一杯ってのも間違いじゃないし

 

 

「そっか、じゃあ俺に手伝えることがあったらまた言ってよ

雑用でもやるからさ」

「ありがとうございます。」

 

俺は生徒会室を後にする

その前にこれだけは

 

 

「名前ありがとね」

「え?」

「あれ、ダイヤちゃんでしょ?砂浜に『aqours』って書いたの」

「いえ、私はそんなこと…!」

「だって、aqoursは3人のグループ名だったでしょ?

マリーがあんなことする可能性は低いし、果南ねぇなんて論外だし。

ダイヤちゃんしかいないよ」

 

「あのときはその…」

ダイヤちゃんは少し顔を赤らめて俯いている

 

「とにかくありがとう、大切にするよ。aqours(3人の思い出)を」

 

 

ダイヤちゃんに軽くお辞儀をし、千歌達の元へ向かった

 

 

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

 

 

「で、なんで俺が写されてるんだ?」

 

 

浦の星の魅力を伝えるためにとりあえず千歌の提案で内浦の紹介をPVという形で撮影することになったんだが、何故か俺は曜の持つビデオカメラで撮られている

 

 

「ほらりゅうくん!写真じゃないんだから何か喋ってよ!」

「何かってそもそも何を喋るんだ?」

「だって龍って自己紹介のビデオ撮ってないでしょ?だからこの際撮っちゃおう!ってことで」

「なら却下」

「「えー!!」」

「お前らなぁ、男がマネージャーやってるスクールアイドルを今まで見たことあるか?」

「なかったからインパクトはあるかなって思ったのに」

「インパクトはあるかもしれないが千歌が期待してる結果とは逆のことになる。

男がマネージャーをやってると面白くないファンも当然いる。

そしたらaqoursの足を引っ張っちまうからな」

 

 

aqoursのみんなが輝くためにマネージャーをしてるのに俺がそれを邪魔してしまっては元も子もない

 

 

「でも龍騎くんもaqoursのメンバーなんだし…」

「そうズラ!りゅう兄さんがいないなんておかしいズラ」

「2人の気持ちは嬉しいけど、現実はそう甘くないからな。

俺はやめておくよ」

「もう、わかったよ!じゃありゅうくんのはPVの撮影が終わってからにする!」

 

 

あの…話聞いてました?

結局俺やることになってるやん

とりあえず言っても千歌のことだから聞かないだろうし、スルーしとくか

 

そしてPV撮影に移る

 

 

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

 

 

 

 

 

 

 

 

「以上かんばルビィこと黒澤ルビィがお伝えしました」

 

ルビィの元気な声で映像が切れる

 

「どうでしょうか…?」

 

完成させたPVをマリーに観てもらっていた

 

「・・・」

 

ん?あれ?まさか…

 

「・・・あっ!」

 

寝てたんかい!

 

「もう!本気なんだからちゃんと観てください!」

「本気?それでこの体たらくデスか〜?」

「体たらく?」

「それは流石に酷いんじゃないですか?」

「これだけ作るのがどれだけ大変だったと…」

 

バン!

「努力の量と人気は比例しません!

大切なのはこのスクールとタウンの魅力をちゃんと理解してるかデ〜ス」

 

「じゃあ理事長はこの街の魅力をわかっていると?」

「もちろん!少なくともあなた達よりは…聞きたいですか?」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

「どうして訊かなかったの?」

「なんか、訊いたらいけない気がした」

「何意地張ってるの?」

「意地じゃないよ〜、それって大切なことだもん。

自分で気づかなきゃPV作る資格ないよ」

 

 

何もない、何もないって思ってたこの街

だけど鞠莉さんはきっとこの何もない街にたくさん詰まってる魅力がわかってる

でも私にはまだよくわからない

 

 

「そうかもね」

 

えっ?

 

「ヨーソロー!じゃあ千歌ちゃん家で作戦会議だっ」

 

横目で梨子ちゃんを見てからかう曜ちゃん。

なんだかこんな風景を見てると、自然と…

 

笑えてきちゃう

 

 

「あれ?そういえばりゅうくんは?」

「ん?あれ?さっきまで一緒にいたのに」

「ルビィちゃん、花丸ちゃん知らない?」

「マルは知らないズラ」

「お兄ちゃんがいなくなるなんて珍しい」

「とにかく探しに行こっか」

 

 

私達はいなくなったりゅうくんを探した

だけど、意外にすぐ見つかった

 

 

りゅうくんがいたのは、いや実際にいたのはダイヤさんだけなんだけど…

体育館でダイヤさんは日本舞踊?をしていた

それはとっても綺麗で感動した

 

そこに部室からりゅうくんが出てきて、何かダイヤさんに向かって話してるけど、遠くて何も聞こえない

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

「相変わらず綺麗だね」

「龍騎さん、ずっと待ち伏せていらしたの?」

「待ち伏せていたっていうか、でもダイヤちゃんがみんなが帰った後こうして舞台で舞ってるのは知ってたよ?」

「はぁ、昔からよく観察していますね」

「これが俺の長所だからね」

「ふふ、それで何も用無しに来たわけではないのでしょ?」

「鋭いね、単刀直入に言うね。ダイヤちゃん、a()q()o()u()r()s()に入ってください!」

「・・・!」

 

龍騎さんから放たれた言葉は私の想像してなかった言葉でした。

 

「何故そんなことを言うのです?私達の過去を知ってるあなたならそれが不可能なことぐらいわかりますでしょ?」

「そんなの百も承知で言ってるよ。俺がそこまでバカじゃないのは知ってるでしょ?」

 

 

そんなことわかってる。

ダイヤちゃんがスクールアイドルをやれないことも、()()()()()()()理由も。

でも、このままじゃ何も変わらない。

俺の知ってる3人はこんなのじゃない。

そして何より…

 

 

「aqoursには3人の力が必要なんだ!」

「それはどういうことですの?」

「別にあいつらが未熟だから経験のある人が欲しいってわけじゃない

あくまでも俺の勘だけど、今のaqoursが輝くためにはa()q()o()u()r()s()の3人の力が必要なんだよ」

 

 

私は言葉が出ませんでした。

今さらどうにかなる問題ではないはずなのに

そう熱く語る龍騎さんがどこか昔の姿と重なって

 

私はもしかすると彼に期待しているのかもしれませんね。

 

 

「俺の言いたいことはこれで終わり

邪魔して悪かったね、じゃあまた。」

 

 

それだけ言って彼は現aqoursの部室に戻っていった

 

入れ替わりに

 

「すごいです!」

 

千歌さん達がやってきた

 

「ダイヤさんがスクールアイドル嫌いなのはわかってます。

でも、私達も学校続いてほしいって、なくなってほしくないって、そう思ってるんです」

 

スクールアイドル…

私の憧れていたもの

 

「一緒にやりませんか?スクールアイドル」

 

千歌さんから言われたのはさっきの龍騎さんと似たようなこと

でも、やはり私は

 

「残念ですけど、ただあなた達のその気持ちは嬉しく思いますわ

お互い頑張りましょ」

 

 

そう言い残してダイヤさんは体育館を去ってしまった

 

 

「ルビィちゃん、ダイヤさんって前はスクールアイドルが…」

「はい、ルビィより大好きでした」

 

ルビィちゃんの言葉を聞いて

大好きだった?じゃあなんで嫌いなんて言うのだろう

大好きなのになんで?

 

そう思うと自然とダイヤさんのもとへ走り出そうとしていた

 

「今は言わないで!」

「ルビィちゃん…」

「ごめんなさい…」

 

ダイヤさんに何があったんだろう

好きなものをこんなに拒絶するほど嫌いになるなんて…

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

海の上を連絡船に乗って進む

行く先は1つしかない

 

 

島にあるダイビングショップにいるあの人

俺が昔から頼りにしてるあの青いポニーテールの幼馴染

 

「果南ねぇ…」

「どうしたの?龍騎。急に呼び出して」

「aqours…」

「え?」

「aqoursに入ってよ」

 

 

突然龍騎に呼び出されて何かと思えば、出てきたのは

もう聞きたくもないその名前

 

 

「いくら龍騎でも流石に怒るよ?私達のことは話したでしょ?

それでもなんで、しかも今更そんなこと」

「戻ってほしいんだ、俺が好きだった3人に。仲良くしてた頃の3人に」

 

 

あの頃…

いつも3人一緒だった。龍騎がいた時はみんなで弟のように可愛がって、

みんなで遊んで。

毎日がとても楽しかった。

 

でも、あの日からそんな日常が壊れていった

 

 

ふと彼を見ると、体が震えていた

 

「龍騎?なんで泣いてるの?」

「え?泣いてる?なんで…」

 

自分でも気づかないうちに泣いてるなんて

いつの間にか関係のない彼まで苦しませていたのか

 

私は彼をぎゅっとハグする

昔から龍騎が泣くとこうしてたっけ

今では背も私より大きくなって

さらに大人っぽくなって

相変わらず人のことばかり気にしてくれて

ほんとお節介な弟だよ

 

でも、ごめんね

私は龍騎のその気持ちに応えられそうにないよ

今の私じゃ

 

「明日は海開きだね、龍騎も来るの?」

「うん、行くよ」

「そっか」

 

 

 

「ごめんね、龍騎」

 

 

私はそれだけしか言えなかった

 

 

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

 

 

 

はぁ〜〜

 

昨日千歌ちゃんが

「明日は海開きだよー!」

って言っていたから今は海に向かってます

こっち来てから初めての海開きだから少し楽しみです

でも、こんなに朝早いなんて思ってなかったな

 

「おーい、梨子ちゃーん!」

 

そう元気よく私の名前を呼ぶ千歌ちゃん

それから曜ちゃんと昨日結局行方知らずだった龍騎くんもすでに来てました

「おはヨーソロー!」

「おはよう、梨子」

「おはよう、龍騎くん目が腫れてるけど、どうしたの?」

「いや、別にこれはなんでもないから」

「ふーん、そっか」

 

私はそれから千歌ちゃんから道具をもらって曜ちゃんに何をしたらいいか教えてもらいながら、ふと…

 

「曜ちゃん」

「ん?何?」

「海開きって毎年こんな感じなの?」

「うん、どうして?」

「この町ってこんなに人がいたんだ」

「うん!町中の人が来てるよ、もちろん学校のみんなも!」

「そうなんだ…」

 

こんなにも多くの人が1つになって町のために活動してる

東京じゃなかなかこんなことなかったから

私は今の目の前の光景に感動させられた

 

「梨子?」

「これなんじゃないかな?この町や学校のいいところって」

「そうだ!」

 

千歌ちゃんがまた何か思いついたみたいで台の上に登る

 

「みなさん!」

 

そう言うと一斉に町の人の視線が千歌ちゃんに向く

 

「私たちは浦の星でスクールアイドルをやってるaqoursです!」

 

「私たちは学校を残すために、ここに生徒をたくさん集めるために」

 

ふふ、また私達は千歌ちゃんにいっぱい食わされちゃったみたい

 

「みなさんに協力してほしいことがあります!」

 

何をしだすかと思えば…

やっぱ千歌は千歌だな

 

 

「みんなの気持ちを形にするために!!」

 

 

 

 

 

何もないと思ってた街

 

何の魅力もないと思ってた街

 

 

 

でも、違った

 

 

 

どんな都会にも、娯楽施設にもない

 

この町にはみんなの温かい気持ちが溢れてる

 

 

みんなの気持ちが繋がってる

 

 

消えることのないこの光景が

 

変わることのないこの毎日が

 

この町の魅力なんだ

 

 

 

 

今屋上で6人はこの町を歌ってる

 

 

 

 

 

そしてバックには

 

 

 

 

 

 

 

町中の人の気持ちが、夢が込められたスカイランタンが夕日の沈みゆく内浦の町を照らしている

 

 

 

 

 





みなさんお疲れ様でした
読みにくいかったと思いますが最後まで読んでくださってありがとうございます

オリ話は今後徐々に増やしていきます
特にアニメでいうと11〜13あたりがピークになると思います
まだ主人公が何を抱えてるかもわかってませんしね

それでは今回もありがとうございました
感想評価党ありましたらお願いします

ではまた次回お会いしましょう


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