(だいぶいい感じ!)
よぉ〜し、じゃあ…すいません、これ以上は言いませんのでお許しください。
今回から「TOKYO!」の話になります
予定では上、中、下の3つにわかるつもりです
(ライブ後はまた別で分けるかも)
アニメと変えたところもありますのでご了承ください
それでは本編に参りましょう、どうぞ!
俺は今ある場所に来てる
昔は滅多に行かなかったが、中2以来かなり頻繁に通うことになった場所
「先生」
「漆原君今日はどうしたんだい?」
「先生、だから龍騎でいいですって。こっちが調子狂っちゃいます」
俺がいるのは沼津にある病院
小さい頃は母さんが仕事に行ってる間によく面倒を看てもらった
その影響もあってかほんの2,3年まで医者になろうと必死に勉強していたが、今はもうその必要もない
「はっはっは、じゃあお言葉に甘えて、今日はどうしたんだい?龍騎君?」
「実は相談があって…」
俺はこうなった経緯を全部説明した
まずスクールアイドルのマネージャーをやっていること
そしてこの前公表したPVがとても好評でランキングでは99位となり、上昇率の凄さが評価され東京でライブをさせてもらえること
そして…
「俺も東京に行きたいんです。あいつらと一緒に」
「君はいいのかい?向こうにいた時は症状が酷かったんだろ?
それに君が今の状態でいられること自体、私は目を疑っているんだ。
とっくに動けなくなっていてもおかしくはない。
医者としてはあまり賛成できないな」
当然だ、俺の今の状況を考えたら無理に決まってる
千歌に連絡しておかないとな
「ただ、一個人、友人としては君を応援するよ。」
「え?じゃあ…」
「あぁ、行っておいで、ただし!何かあったらすぐあっちで診てもらうこと。わかったね?」
「はい、約束します」
もちろん、危険なのは重々承知
下手したら千歌達にも迷惑をかけるかもしれない
それだけは避けなくては
「それにしても君があのaqoursってグループのマネージャーだったとはね、驚いたよ」
「千歌がやりたいって言うんで、何か手伝えたらなって思って。
この前はランタン作ってくれてありがとうございました」
「いやいや、こっちもいいものを見してもらったよ。
おかげで私はaqoursのファンになってしまったよ」
そう言ってまた大きな声で笑う先生
昔からその大きな笑い声を聞くとこっちまで釣られて笑顔になってしまうからとても不思議なことだ
「じゃあ頑張っておいでよ」
「もちろんです」
軽くお礼を言い、俺は病院を後にした
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「じゃあ、行ってくるよ」
「うん、気をつけてね。それから向こうにある物は自由に使っていいから」
東京に引っ越した時、母さんの仕事の都合で向こうに家を買ったのだが、
俺の我儘でこっちに戻ってきてしまったから結局3年弱しか住まなかった。
だけど、また仕事で東京に滞在することがあるかもしれないからってことでその家は残しておいたらしく、今回はその家をありがたく使わしてもらうことにした。
それにしても話を聞けばその家はローンとか組まずに買ったと言うし
母さんって何者なんだ?それともよほどの欠陥物件だったのか?
まぁ、その辺は突っ込まないでおこう
「無理はしちゃダメよ?」
その言葉は今回俺が最も心に留めておかなければならない言葉だ
「わかってるよ」
俺は母さんに笑顔を見せる
すると母さんも安心したのか頰が緩んだ
母さんに軽く手を振りバス停に向かった
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こんにちは、桜内梨子です
今私は千歌ちゃんの家、十千万の前にいます
もちろんしいたけちゃんがいないことを確認済みです!(どや)
思えば内浦に引っ越してきて
千歌ちゃんに誘われて、自分を変えたい!って思ってスクールアイドルを始めて…
まだ2ヶ月ぐらいしか経ってないのに、私にはもう1年過ごしたんじゃないかって思えるぐらいたくさんのことがありました
そして、最初は5000位くらいだったaqoursも今では99位!
最初は3人だけだったけど、今はルビィちゃん、花丸ちゃん、善子ちゃんも入ってaqoursは日々成長してます
私も少しは成長できたのかな?
そんなこと考えてるとバスが到着して、中から人が1人降りてきました
あの姿は
「よっ、梨子」
「おはよう龍騎くん」
龍騎くんでした。
沼津で曜ちゃん達といてもいいのに1人じゃ大変(主に千歌ちゃんのお守りとか)だろうからってわざわざ来てくれました
本当に龍騎くんは優しい
普通の女子高生だったら勘違いしちゃうだろうな、顔も普通にいい方だと思うし、って!私は何を考えてるの!?
「梨子、俺の顔になんか付いてるか?」
「えっ?いや、その、何でもないわ」
「そうからならいいんだけど…」
危ない危ない
ちょっと見すぎちゃったかな
それにしてもこんな優しいのに彼女もいないなんて疑わしい
訊いてみようかな
「ねぇ、龍騎くん?」
「なんだ?」
「龍騎くんって彼女とかいないの?」
「なんで急にそんなこと訊くんだ?」
「え、いや、それはその…」
よく考えたらこれってよく好きな子に対して
「今○○君って好きな人とかいるの?」
みたいな感じじゃない!
あぁ、、恥ずかしい、、、
「変な梨子だな」
私はあまりの恥ずかしさに龍騎くんの顔すら見れない状況です
それになんか、いや、私が悪いんだけど、気まずい空気になっちゃったし、早く千歌ちゃん来ないかな
「千歌遅いな」
「そうね」
あー!折角龍騎くんが話しかけてくれたのにこんな返し方したら会話続かないじゃない!
お願い、千歌ちゃん早く来て…
「おい、どうした梨子?体調でも悪いのか?」
「えっ、あっ、」
私のおでこには龍騎くんの手が当てられています
もう、なんでこの人はこんなに優しいの!
そして次の瞬間信じられないことが起きました
「やっぱ手だけじゃわからんな。梨子、嫌かもしれんけどちょっと我慢してな」
「えー!!ちょ、ちょっと」
なんと手を離したと思ったら今度は自分のおでこと私のおでこを合わせてきました
近い!龍騎くんの顔がこんなにも近くに…
それに、なんかいい匂いするし、男の子にこんなことされたの初めてだから心拍数が…
「熱はないみたいだな」
と言って龍騎くんは離れていきました
でもなんか名残惜しいような…
「悪かったなこんなことして」
「ううん、大丈夫。
その…ありがとう」
私はまたこんな返事しかできませんでしたが、龍騎くんは私に微笑みかけてくれました
あぁ、もうなんでこの人は簡単にそういうことできるんだろう
そんな気はないんだろうけど、勘違いしちゃうじゃない
でも、龍騎くんなら別に…ってなに考えるの?!
私は恥ずかしさで真っ赤になった自分の顔を隠すので精一杯でした
「お待たせー!」
「もう〜、千歌ちゃん遅い、よ・・・」
千歌ちゃん服装見て今まで赤かった顔が一気に青ざめていくのがはっきりわかりました
その原因は…
「どう?この服!東京に行くんだから、これぐらいしないとね!」
「一体どうしたの…?」
千歌ちゃんの服があまりにも…うん、言葉にもならない
「東京行くからってそんなに構えなくても・・・」
「梨子ちゃんはいいよ〜、内浦から東京に行くってすごいことなんだから!」
そういう問題じゃないと思うんだけど…
それと、さっきから龍騎くんが千歌ちゃんに冷ややかな視線を向け続けてるような…
「千歌、その格好で行くなら千歌だけ単独行動にするからな」
「えー!ちょっと〜それはやだ〜!」
いや、でもそうだよね…
正直言うと私も一緒に歩きたくはないかな
「こんにちは!」
いいところにこの空気を打開してくれそうな2人が来てくれ…!
ってこっちもなの…
「どうでしょう、ちゃんとしてますか?」
いや、ちゃんとしてるっていうかなんというか…やっぱりコメントしづらい
「これで渋谷の険しい谷も大丈夫ズラ?」
花丸ちゃんに関しては何?コスプレ?曜ちゃんじゃないんだから!
ピッケルまで持ってるし…
「なにその仰々しい格好」
「「えー!」」
「あと、渋谷は険しくない」
なんで東京に行くだけなのにこんな身構えてるの…
それとも田舎の人はみんなこうなのかしら
「2人とも田舎感丸出しだよ」
「ち〜か〜?君が人のこと言えるんですかね?」
「うぅ、ごめんなさい」
「とにかく、3人とも急いで着替えて来い!」
「「「は、はい…」」」
はぁ、出発からこんな感じで大丈夫なのかしら…
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
志満さんに送ってもらいなんとか沼津駅まで来たけど、だいぶ時間遅れちゃったな、曜達待ってるだろうな
「じゃあ、梨子ちゃん、龍騎くん、千歌達のことよろしくね?あの子達東京みたいな所なんて慣れてないから」
「・・・はい」
「任せてください、志満さん」
なんか、梨子の返事が小さかったのは気のせいだろうか
「じゃあ、よろしくね」
志満さんは俺達にそう言って車を十千万に向けて走らせた
とりあえず曜達を探さないと、って…あれ?
「なぁ、梨子。千歌達は?」
「あれ?さっきまで車のそばにいたのに」
辺りを見回しても千歌はいない
荷物も置きっ放しであいつらどこに言ったんだ、ん?
なんだろうあれ。凄い人集りが出来てるんだけど
「梨子あれさ」
「うん、多分あそこよ」
嫌な予感しかしないんだけど…
俺達はもう、それはそれは重い足取りで野次馬達のもとへ近づいて行く(いや確かに荷物が重いってのもあるけどさ、何か起きてる気しかしないんだもん)
その予想は案の定的中した
「数多雲居の彼方から堕天したるこの私は魔都にて冥府より数多のリトルデーモンを召喚しましょう」
いや、なんとか言うかこれはもう…
写真まで撮られちゃってるし、曜も呆れ顔だし、今日は朝からいろんなことがありすぎて頭がおかしくなりそうだ
「「「クックック」」」
ん?今のは
「善子ちゃん」
「やってしまいましたね」
「善子ちゃんもすっかり堕天使ズラ」
間違いない、あの特徴的な語尾は丸ちゃん!でもどこにいるんだ?
「善子じゃなくて・・・」
一瞬、場に沈黙が訪れる
「ヨハネ!!せっかくのステージ!溜まりに溜まった堕天使キャラを解放しまくるのっ」
善子の一言で周りの人が一気に消えた
あっ、千歌達見っけた
てか、溜まったって善子ずっと堕天使だったよな
「おい、千歌。自分の荷物くらい自分で持てよな」
「えへへ、ごめんなさい
なんか人がいっぱいいるなって思って」
「あ、そうそう善子、あんまり騒ぎ立てるとリアルワールドから堕天してもらうからな」
「フフフ、ルシファー、私は堕天使ヨハネ。そんな脅しだってこの私が屈するなど…」
「OK、覚悟はできてるな」
「ひっ!わ、わかった、わかったから、お願いします許してください。」
「はぁ、堕天使はいいけど、あまり調子に乗りすぎるなよ」
「フフ、堕天使ヨハネはそんな下手なことしないわ。
ルシファーあなたも一緒…」
「しないから」
「ツッコミはや!」
「曜、お前は普通で安心したよ」
「へ?」
こうして俺達はいくつかの不安を抱え東京に向かうのであった
まだ東京にすら行ってませんが、文字数が増えそうだったので今回はここまでです
今回は梨子ちゃんがああいうことされたらどんな反応とるかなって考えながら書いてみました
(梨子ちゃん推しの方不快に思ったらすいません)
それから今回からとりあえず2年生だけ自己紹介を書いていこうと思います。(1人ずつ)
また1、3年生は時間があれば書きます
漆原 龍騎
浦の星女学院2年生
特技:歌うこと、ギターを弾くこと
中学生の頃から内浦から東京に引っ越したが、卒業すると訳あって内浦に戻ってきた。
父親を幼くして亡くし、母子家庭で育てられたら
勉強もスポーツも人並み以上の実力で優しい性格だが、それ故に怒るとすごく怖い
千歌に想いを寄せているが、その気持ちを押し殺そうとしている
それも彼に理由があってのことだが…