"貴方に永遠の愛を"   作:ワーテル

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どうもワーテルですヾ(๑╹◡╹)ノ"

本編は1週間ぶりぐらいですね、申し訳ないです
龍騎の家に行った後、aqoursはどうなったのでしょうか


それでは本編スタート!


幼馴染と私

 

 

 

 

私達は龍の言葉も脱退も受け止められないままバスに乗り込む

相変わらずバスの中は静かで、ただ外の景色が走り去って行くのを見ているだけだった

 

 

 

 

 

 

『次は浦の星女学院前〜』

 

聴き慣れたアナウンスが流れる

結局あれから千歌ちゃんと何も話すことはなかったし、何を話していいかもわからなかった

 

バスを降りて重い足取りでみんなの待つ部室に向かう

学校の前の急勾配の坂が私達の足取りを更に重くする

 

坂を登りきる、すると…

 

「千歌ちゃん…?」

 

千歌ちゃんは校門の前で急に立ち止まった

 

「曜ちゃん、私どうしたらいいかな…」

「千歌ちゃん…」

 

私は言葉が出なかった

龍はaqoursのメンバー。ただ、千歌ちゃんにとってはそれ以上の存在。そんな人にあんなこと言われたら…

 

「ごめんね、今の忘れて?」

 

少し微笑んで私に話しかける千歌ちゃん

私はそんな彼女の背中をしばらく見続けていた

 

 

 

 

部室の扉を開ける

 

 

「千歌さん、曜さん、お兄ちゃんは…」

「龍にぃはどうだったズラ?」

 

 

1年生の2人が問いかけてくる

他のメンバーの視線も私達に集中する

千歌ちゃんが俯く

私もただただ首を横に振っていた

 

 

「リュウキはなんて言ってたノ?」

 

鞠莉ちゃんの質問に千歌ちゃんが答える

 

「『つまらなくなった』って…」

 

 

全員が呆気にとられたような反応を示す

 

「な、何よそれ」

「暇つぶしで始めて、それが退屈になったからもう来ないって」

「そんなことを龍騎さんが…」

「じゃあ、ルビィ達が始めた時も演技ってこと…?」

「龍にぃ、酷いズラ…」

 

 

みんなが龍に絶望した

正直この反応が人として当たり前な反応だと思う

ただ私はそれが本当に龍の本心なのか、どうもそうは思えなかった

 

「みんな…」

 

そんな時、果南ちゃんが口を開く

 

 

「話しておかないといけないことがある」

 

 

私達はこの後の果南ちゃんの発言により、衝撃を受けることになる

 

 

 

 

 

 

夏祭りの夜、私は龍騎と一緒に帰っていた

1人で帰る私に危ないからと言ってついてきてくれた

 

私達のaqoursとしての再スタートは最高のものとなった

これからまたスクールアイドルとして活動できると思うと私は嬉しくてたまらなかった

それもダイヤや鞠莉、それから、龍騎がいたから…

 

「ここまででいいよ」

 

定期船の乗り場まで着いた

流石にここまで来れば家は目と鼻の先にあるし、これ以上は龍騎に迷惑だと思い、私は言った

 

 

「そうか、じゃあまた」

 

龍騎の顔が暗い

 

「龍騎、どうかしたの?」

 

私はたまらず尋ねた

すると、彼は私の方に振り返り、俯いてしまった

 

「龍騎?」

 

私がもう一度話しかける

何か決心したのか。今度は対照的に彼は私の目をじっと見つめ、ポケットの中から白い紙を取り出し私に見せてきた

 

 

『退部届』

 

 

「り、龍騎?これは…」

「ごめん、果南姉。これしか方法がないんだ…」

「どういうこと?それ本当なの?」

 

 

私の頭は混乱していた

なぜそんなものを書いたのか

何があったのか

私の思考が追いつかない

 

 

「…ごめん、今は話せないんだ。もう俺はaqoursには()()()()。俺がいると迷惑をかける」

 

 

『戻れない…』

意志ではなく不可能を促す言い方

 

 

「このことはaqoursのみんなには言わないでほしい。もちろん、千歌や曜にも…。最後まで頼りきりでごめんね、果南姉」

 

 

 

 

 

 

「龍騎は、わからないけど何かを抱えてて、自分が私達の足を引っ張ると思ったから、私達の目の前から消えた」

「そうでしたの…」

「あと…」

「あと?」

「いや、何でもないよ」

 

 

龍に何があったんだろう…

多分東京にいた3年間で何かあったんだ、私達が知らない所で何かが…

あの時ははっきりしなかったけど、やっぱり龍は何か言ったんだ。

 

 

なんで…

「千歌ちゃん?」

「なんでりゅうくんはいつもいつも!自分1人で全部背負って…いつも1人で…」

 

 

千歌ちゃんが再び電話をかける

 

 

『はい、もしもし、漆原ですが』

「あ、もしもし、高海です」

『あっ、千歌ちゃん?さっきはごめんなさいね、龍騎が…』

「いえ、大丈夫です。ところでりゅうくんは…」

『あの子なら今…』

「あっ、そうなんですか。わかりました、ごめんなさいお忙しいところ」

『いいのよ、じゃあ、頑張ってね』

 

 

千歌ちゃんと龍のお母さんとの会話が終わった

会話の内容は十中八九龍のことなんだけど、千歌ちゃんの顔を見てると、どうも芳しい結果ではなかったみたい

 

 

「千歌?どうしたの?」

「りゅうくんは、私達が帰った後すぐに東京に行ったって」

『え?』

「どういうことですの?」

「why?」

「東京ってことは梨子さん?」

「梨子さんに退部のことを言いに行ったズラ?」

「いや、それならわざわざ行かなくても…」

 

 

東京に何かあるのかな

わけもなく行かないはず…

 

 

「みんな!」

 

再び果南ちゃんに注目が集まる

 

「龍騎がどうして東京に行ったのかはわからないけど、今の私達はそんなわからないことをいつまでも考えているよりも大事なことがあるでしょ?」

 

 

ラブライブ予備予選も目の前

梨子ちゃんが抜けた状態での練習をしなければならない

もう一度8人で合わせ直すには1日でも惜しい

 

 

「でも、果南ちゃん。私はやっぱり、りゅうくんがいないと…

aqoursみんなでステージに立ちたいよ…」

 

「千歌?それはみんな同じだよ?もちろん私もね。でも、龍騎は私達が嫌いで出て行ったわけじゃないんだ。何かわけがあるんだよ。今私達が龍騎の所へ行っても結果は同じ。なら今は私達で出来ることをやるしかないんじゃないかな?」

 

 

いつもそうだった

私達が迷った時、いつも果南ちゃんがいた

私達を守ってくれた

果南ちゃんは私達にとって頼りになるお姉ちゃんみたいだった

 

 

「予選落ちなんてことになったら、それこそ梨子や龍騎に顔向け出来ないよ。2人の帰る場所は()()しかないんなんだから」

 

 

先ほどまで俯いていた千歌ちゃんが顔を上げた

 

 

「私はやっぱり誰か欠けるなんて嫌だ!でも、果南ちゃんの言う通りだと思う。今の私達にはりゅうくんをどうすることもできない。だったらせめていつでも帰ってこれるように、最後はみんなで輝いていられるように…」

 

 

千歌ちゃんの表情に覇気が戻った

やっぱり果南ちゃんはすごいや

 

 

「今の私達がすることは学校を救うこと、そのためにまず、予備予選を通過すること。梨子ちゃんのためにも、そして、りゅうくんのためにも…」

 

 

これからの指針を示す

みんなもそれで納得という表情をしていた

 

 

「そうだね。じゃあ、早速練習、といきたいんだけど、梨子が抜けたポジション、曜、やってくれる?」

「え?私?」

 

 

思いがけない出来事だった

 

 

 

 

 

 

 

 

あの後、私が梨子ちゃんのポジションをやる

そして、8人の誰もが龍と接触することを禁止された

何があったか分からない以上私達が下手に手出ししない方がいい。

果南ちゃんの意見に千歌ちゃんも、誰も文句は言わなかった

 

ただ私は、いや、他のみんなも気になっていたのかもしれない。

果南ちゃんが最後に言いかけた言葉を

なんて言おうとしたのだろう

aqours全体に関わることじゃないのかな…?

 

いやいや、今はこんなこと考えてる場合じゃない。

みんなで決めたんだ、私も練習に集中しなくちゃ!

千歌ちゃん迷惑かけないためにも

 

 

しかし、現実は…

 

 

「1,2,3,4,5,6,7,8」

「あぁ!」

「まただ…」

「これで10回目ですわ」

「曜なら合うと思ったんだけど…」

 

 

そう簡単にはいかなかった

 

 

「私が悪いの、同じところで遅れちゃって」

「違うよ、私が歩幅曜ちゃんに合わせられなくて…」

「まぁ、身体でおぼえるしかないよ、もう少し頑張ってみよ」

 

 

その後、何回かやってみたけど、成功したのは0だった

 

 

 

 

 

 

 

 

練習は夕方まで続き、帰り道、1年生と私と千歌ちゃんは帰りにコンビニに寄ってから帰ることに

 

 

コンビニと言ってもやはり内浦、車は1台も停まっていなかったのでもう少し練習することにしたんだけど…

 

 

「あ、痛」

「ごめん」

「ううん、私が悪いの、どうしても梨子ちゃんと練習してた歩幅で動いちゃって…」

 

 

また「梨子ちゃん」

その言葉が私をまた締め付ける

何だろう、この感情は、何でこんなに苦しいんだろう…

 

 

「曜ちゃん、曜ちゃん!」

「え?」

「もう、どうしたの?ぼーっとして」

「ううん、何でもないよ。それよりさ、もう一回梨子ちゃんと練習してた時みたいに動いてみたよ」

「え?でも…」

「いいから、せーの!」

 

 

結果は…

 

 

「天界的合致!」

 

 

初めて上手くいった

千歌ちゃんステップに()()()()()()()()()()

 

 

「曜ちゃん?!」

「これなら大丈夫でしょ?」

 

私は笑顔で千歌ちゃんに向かう

 

「さすが曜ちゃん、すごいね」

 

 

その時、千歌ちゃんのスマホが鳴る

 

 

相手は、梨子ちゃんだった

 

 

梨子ちゃんも無事に東京の会場に着いたみたいで、その報告だった

 

 

千歌ちゃんと梨子ちゃんが話してる

ごく普通のことのはずなのに、私の気分は最悪だった

 

 

「曜ちゃんも話す?」

 

千歌ちゃんから手渡されたスマホ

 

「いや、私は」

 

いいよ、と言おうとした瞬間、千歌ちゃんのスマホは電池切れを告げる

 

受け取る気のなかった私には好都合な状況だった

 

そのまま千歌ちゃんは梨子ちゃんに「バイバイ」と告げ通話を切った

 

 

「よかった、喜んでるみたいで」

 

 

私はコンビニの袋から2つ分けて食べるタイプのアイスを取り出す

そして、手慣れたようにそれを分ける

ただそれをじっと見つめていた

 

 

「じゃあ、曜ちゃん」

 

 

千歌ちゃんから呼ばれたことに少し驚く

 

 

「私達ももう少しだけ頑張ろうか」

「うん、そうだね」

 

 

私は笑顔で返し、アイスを袋の中にしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

帰り道を歩く

あの後もしばらく練習をしてたけど、失敗することなく千歌ちゃんと合わせられた

()()()()()()()()()()なら

でも、それでライブが成功して千歌ちゃんが笑ってくれるなら、それで…

 

 

「これでいいんだよね…」

 

 

「ハグっ♪」

 

その時突然誰かに抱きつかれた

この声、そしてこんなことするのは…

 

「果南ちゃん?!」

「やっほ♪曜、今から時間ある?」

 

 

 

 

場所を変えある建物に入る

果南ちゃんに話があると連れられてここまで来たんだけど…

 

 

「千歌ちゃんと?」

「うん、上手くいってるかな?って」

「大丈夫だよ、さっきな練習して完璧だったから!明日は大船に乗ったつもりで」

「そうじゃなくて」

「え…?」

「私は()()()上手くいってるかって訊いたんだよ?」

 

 

千歌ちゃんと上手くいってるかって、それはもちろんずっと千歌ちゃんとは仲良しで、千歌ちゃんと私はいつも一緒で…一緒で…

 

 

「はぁ、ほら、話してみなよ、可愛い幼馴染の相談なら大歓迎だよ」

「あはは、やっぱ果南ちゃんには敵わないや…」

「そりゃあ私は千歌や曜のお姉さんだからね。で、何があったの?」

「実はね…」

 

 

 

 

昔から千歌ちゃんとずっと一緒だった。

小学校も中学校もいつも一緒。

ある日私は思った。

千歌ちゃんと何か一緒にやりたい。

遊びとかじゃなくて、何か2人で目標を持って一生懸命になれることを。

だからスクールアイドルに誘われた時はすごく嬉しかった。

これで千歌ちゃんと一緒に頑張れる!って、そう思ってた。

でも…

 

 

 

 

「梨子ちゃんが転校して来て、千歌ちゃんと一緒に曲作って、気づいたらみんなもいて…私思ったんだ、もしかして千歌ちゃん、私と2人は嫌だったのかなって…」

「どうしてそんなこと思うの?」

「私ってそうでもないのに、何か要領がいいと思われてるみたいで、千歌ちゃんはそういうこと一緒ってのはやりにくいのかなって」

「ふふっ」

「どうして笑うの?」

「だって、昔から変わらないなって思って」

「へ?」

「曜は小さい時から千歌のことが大好きで、いつも千歌のことを1番に考えて、今もそれは変わらないんだなって」

「それは…」

「でもね、それは千歌も一緒だよ。曜が千歌を想うように、千歌も曜のことを想ってるよ。これ誰かさんの台詞だけどね」

「でも、私どうしたら…」

「隠してないで、本音を話しなよ。ほら、ここに本音も言わず2年も棒に振った先輩がいるんだから」

「はは、説得力が違うよ。本音か、私頑張ってみる!」

「うん、それでこそ曜だよ」

 

私はここでずっと気になっていたことを果南ちゃんに訊く

 

 

「ねぇ、果南ちゃん」

「ん?」

「昼間何を言いかけたの?」

 

 

昼間、部室で龍の話をしている時、果南ちゃんは「何でもない」と言った。明らかに何か隠してる。それが気になって思い切って訊いてみると…

 

 

「これだよ」

「え?」

「今話したこと全部だよ」

「それって…」

「うん、今回曜が悩んでることに気づいたのは残念だけど私じゃない。龍騎だよ」

 

 

龍は本当に私達のことをよく見ててくれてたんだ。周りには気づかれないようにとしていたはずなのに、私の微妙な変化に彼は気づいていたんだ

 

 

「龍騎もはっきりとは言ってなかったけど、『千歌と曜をよく見ていてくれ。何か嫌な予感がする』って言ってたんだ」

「龍は私のこともちゃんと見ててくれてたんだね」

「昔からそうだよ」

「龍、帰ってくるかな」

「帰って来たら説教しないとね」

「そうだね」

「果南ちゃん。」

「ん?」

「胸貸してほしいな」

「そんな言い方しなくてもいいのに、さぁ、おいで」

 

 

 

 

 

幼馴染(果南ちゃん)はそう言って手を広げ私を迎え入れた

 

この場に人がいなくてよかった

 

私はその幼馴染の胸の中で気の済むまで泣いた

 

明日ちゃんと千歌ちゃんに言わないとね

 

私の本音を

 

 

 

 

 

 







書いてて自分でも思いますが、かなり強引ですね…
正直、詰まっててどう書いたらいいかなと思ってたらこうなってました…

しかし、話はちゃんと最後に向かって行っているのでこれからも温かい目で見てもらえると幸いです

評価等あればよろしくお願いします
ではまた次回
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