"貴方に永遠の愛を"   作:ワーテル

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どうもです、ワーテルです(`・∀・´)

以前告知していた通り、UA10000突破記念のお話です。
例の如く本編とは関係ありません

また某作家様方が書いているような和気藹々としたものでもなく、ほとんど地の文です。
それでもいいよという方はどうぞご覧になっていってください

それでは1、 2 の〜、サンシャイン!


【閑話】走り出す列車の名は

 

 

 

暑い夏も過ぎ、山は暖色色の葉っぱで染め上げられ、気づけば季節は冬になろうとしている

aqoursとしてラブライブに出場して、2年越しに想いも叶った

私にとって最高と時だった

でも、今の季節は嫌いだ

この冬というのは進路に悩み、そして『別れ』というものを意識せざるを得ない季節

就職する人もいれば進学する人もいる

私は後者なんだけど、行き先が東京

もちろんそうなれば、ダイヤや鞠莉、千歌、曜、aqoursのみんな、クラスのみんなと離れ離れになるのは必至

そして、この慣れ親しんだ内浦という町を離れることへの不安も決して拭いきれない事実だった

 

 

今日は文化祭

活気で溢れていた名残が残る教室で私はそんな想いを抱きながらナーバスになっていた

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

その週の休日

私は休みを利用して悩みの種になっている場所に向かうことにした

駅に着くと既に電車は来ていた

私は少し躊躇しながらもその列車に乗る

 

走り行く列車の中で私は考えていた

 

辺りが花に包まれる頃

人はその花の香りに誘われ、出会いや別れを繰り返しながら、その胸に新たな希望、夢を抱いて走り出す

 

人生は人の数だけ、いや、それ以上に選択肢があって、その全てがワクワクで!でもそれが全てってわけじゃなくて、私達は結局そこに何があるのか、何が待ってるのか、そればかりは実際に体験してみないとわからない

 

私には何が待ってるんだろう…

そんなことを考えながら過ぎていく窓の景色をただ見つめていた

 

 

 

 

 

 

季節が変わりゆくように、町というのも同様であり、この内浦という町も例外ではない

東京や大阪など、都会の方に比べれば少ない方だと思われるがこの町も年を追う毎にいろんな変化が起こる

 

 

さらに人というのも同様で、容姿、性格はもちろん、考え方なども違ってくる

ただ全ての人に共通して言えるのは、目的はどうであれ明日のために生きているということ。

明日に何があるのか、そのまた次は何があるのか、それを知りたくて生きている

人生とは終わらない旅である

目標を果たせばまた次の目標が生まれ、疑問が1つ解かれれば、また新たな疑問が生まれ、これの繰り返しが人生である

 

 

そんな旅の途中を歩む行旅がここにも

 

 

店で品物を見ている者

 

枯葉を集め焼き芋をしている者

 

ピアノを弾く者

 

プールで泳ぐ者

 

みかんを頬張る者

 

書類を整理する者

 

紅茶を啜る者

 

体育館で練習に励む者

 

 

これらも各々全く違った人生という旅路を進む者達である

 

 

ただこの8人

全く異なるこの者達だが、この瞬間8人が8人とも何かを感じた。

何か音のようなもの

何の音かまではよくわからなかった

ただ確かにその音から何かを感じ取った

 

人も町も変わりゆくもの

だけど、1つだけ絶対変わらない、いや、変えられないものがあるって

 

明日に何が待っているか、どこまでこの旅路が続くのか、そんなわからないことだらけの人生だけど、そんな道を走っていたい

9人で走り続けたい

8人は夕焼け色に染まる道を歩き、駅へと向かった

 

 

 

 

 

 

東京を訪れてなお、私の心を曇らす靄は晴れることはなかった

それどころか不安は増すばかりだった

あんなところで1人でやっていけるのか

内浦とは全く違う土地でどう過ごしたらいいのか

千歌達と行った時は何も感じなかったのに、こう意識してみると不安しか出てこなかった

 

帰りの電車の中でも、行きと同じように窓枠に頬杖をついて夕焼け色に染まる景色を眺めていた

 

その時誰も乗っていなかった電車の中に人の気配がするのを感じた

視線を向けられているのも感じられた

ただそんなことよりも私は今の現状を考えることで精一杯で、全く気にしなかった

 

 

外の景色を眺めていると、人の気配が段々と近づいてきて、私の隣の席に座ったのがわかった

さすがの私も気になり横を見ると、そこには少女(幼い私)が座っているように見えた

 

 

その少女は笑顔でこちらを見る

私もそのアメジストの瞳を見つめる

そして、少女は私に向けて手を差し伸べる

言葉は何も発しなかったが、その少女の瞳を見つめていると

 

 

『何事も臆することなく挑戦し、楽しんでいた松浦果南はどこに行ったの?』

『これから何があっても乗り越えて楽しんでいこうよ』

 

 

そんなことを言ってるように感じた

私は気づけばその少女の手を取っていた

すると不思議とこれから起こることへの不安は薄れ、「未来(未知の世界)」を「恐怖」として捉えるのではなく「愉しみ」として捉えていた

 

 

もう私は迷わない

この列車のように真っ直ぐ、ただ真っ直ぐ

私を待つ「明日(未来)」進んで行く

 

 

 

 

 

 

駅に着くと私は清々しい想いでホームに降りた

凝った身体ほぐすように軽く伸びをする

 

そして駅の外のベンチに腰掛け、ゆっくりと目を閉じた

 

 

私にはあと1つ恐れているものがあった

それは()()を離れることでaqoursのみんなと疎遠になること

 

でもそれは、人間として仕方のないことで、「大切なもの」なんて人それぞれ変わっていく、私だってそう。

それで仲が悪くなるわけではない

だったら、それで十分かな

 

 

その時、思いがけない声がした

 

 

「果南ちゃん」

 

「千歌…」

 

声の主は私の幼馴染、千歌だった

私は少し驚いた表情でその声に答える

 

「おかえり」

 

「よくわかったね」

 

「なんとなくね」

 

 

千歌そう笑顔で答えた

私はそれを聞いてまた驚いた、そして、すぐ笑顔になった

 

 

私の気にしてたことってこんなに小さなことだったんだ

 

 

『んんっ!』

 

 

千歌の後ろにはaqoursのメンバー全員がいた

 

 

「待ってたよ」

 

「お芋焼けたズラ」

 

「いい曲ができたよ」

 

「練習もバッチリです!」

 

「クックック、全てのリトルデーモンの行動はお見通しなのよ」

 

「生徒会の仕事もたっぷりありますわよ」

 

「一緒に帰るデ〜ス」

 

 

どれだけ離れ離れになっても、「おかえり」その言葉1つでまた繋がれる。

そして、私の周りにはこんなにも温かい仲間がいる

 

 

「うん!」

 

私はそんなみんなに感謝するように、返事をした

 

 

空を見上げると、キラキラした一本の線が見えた

 

 

どうしてか私はそれから「頑張れ」と言われた気がした

 

 

また私は自分の未来に向かって走り出す

たとえ何があっても止まることなく、自由に!

 

 

 

 

 

未来へ向かって進むその列車の名は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『Happy Party Train」

 

 

 

 

 

 




UA10000突破記念とか言いつつ完全に私の自己満でございます。(申し訳ありません)

もう4ヶ月前の話ですが、「HPT」こと「happy party train」
あのPV、皆様どう解釈いたしましたでしょうか?

今回このネタにしようと思ったことを後悔するぐらい難しかったです^_^;
私の解釈はこんな感じですが、このPVの解釈は多種多様でしょうね。
また感想等で皆様の解釈も教えて頂けると嬉しいです。

くどいと思われるかもしれませんが、改めていつも読んでくださる方々ありがとうございます。
これからも頑張りますので、本編の方もよろしくお願いします。

長くなりましたが、これで終わりです。
また次回お会いしましょう
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