"貴方に永遠の愛を"   作:ワーテル

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みなさんどうも〜!ワーテルです(๑˃̵ᴗ˂̵)

お気に入り登録してくれた方ありがとうございます。

相変わらずの気まぐれ投稿でやっております(誰も待ってない?そんなこと言わんといてや…(^^; )

さて今回からアニメの方にも入っていこうと思います!

では本編スタート、1、2の〜サンシャイーン!


スクールアイドル始めませんか?

「○○番 『海に還るもの』 演奏は桜内 梨子」

 

私の名前が呼ばれ、ピアノに向かう。

静かな空間、私の靴とステージが触れ合う音だけが響く。

観衆全員が桜色のドレスを身に纏った()()()に期待の目を向ける。

しかし、私はその目から一瞬にして光を奪ってしまった。

私は…

 

 

弾けなかった……

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

ピアノが弾けなくなった。

あの日からピアノが怖くなった、いや、正確にはピアノを弾く自分への期待を裏切るのが怖かった。

 

小さい頃から大好きだったピアノ、今では見るのさえ嫌…

中学までは常にいい成績を収めていたから高校になると、特に私は音乃木坂学院に通っていたからとても期待された。

「けど、裏切った…」

『裏切る』この単語ばかりが私の頭の中を占有している。

私はどうすればいいんだろう、こんな地味な私にはピアノだけが取り柄だったのにそれさえ今ではなくしてしまった。

どうしたら…

 

 

「梨子…」

「何?お母さん?」

「内浦に行ってみる?」

「えっ…」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

4月×日

 

「結局決められなかった…」

 

残りの春休みの間、俺は千歌がスクールアイドルをやることに考えが葛藤していた。

結局春休みが終わった今も答えは出ていないのだが…

 

「とりあえず学校行くか」

 

朝ごはんや洗面、着替えなど諸々を済ませ、学校に行く準備をする。

 

「そろそろ来る頃だろう」

 

ピーンポーン

 

「ほら来た」

 

俺がドアを開けると…

 

「おはヨーソロー!りゅう!早く学校行くよ!」

 

相変わらずの挨拶と謎の敬礼ポーズ。側から見たら異様な光景かもしれないが、もう何年も付き合ってると流石に慣れる。

慣れって怖い…

 

「おいおい、その前に千歌を迎えに行かないと」

「あっ、そうだった!じゃあ、千歌ちゃん家に向かって〜全速ぜんし〜ん ヨーソロー!」

「おい、待てよ」

 

 

こっちに来てから毎朝曜が迎えに来てくれて、幼馴染3人で登校するって日々が続いてる。

ちなみに俺の家は千歌と曜の家の間にあるため、曜が俺を迎えにきて、千歌を迎えに行くということになっている。

 

 

「ところで、千歌ちゃん起きてるかな?」

「曜、そういうのは愚問ってやつだ、あいつが起きてるなんて思うから」

「いや〜、流石に入学式ぐらいは…」

「千歌だぞ?」

「だよねぇ…ハハハ…

 

 

千歌の朝の弱さと言ったらこれに勝るものがあるのか疑うレベル

こいつのせいで去年何度遅刻しそうになったことか、ていうかもう高校2年生だぞ、しっかりしてほしいものだ…

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

俺の家から十千万までは十数分あるのだが、曜と話をしながら歩いているとその時間もあっという間だった。

十千万というのは千歌の家でもあり、この辺じゃ有名な旅館でもある。

十千万に着くと、玄関の掃除をしている志満さんがいた。

 

 

「おはようございます、志満さん」

「志満さんおはヨーソロー!」

「あらあら、曜ちゃん、龍騎くんおはよう」

 

俺の典型的な挨拶と曜の独創的な挨拶に笑顔で返してくれる志満さん。

志満さん高海家三姉妹の長女

正直この人の妹が千歌かと疑ってしまうぐらい、母性と優しさに溢れている人である。

おまけに美人ときた、まぁ千歌は抜けてはいるけど、優しいし美人というか可愛いと思うけどな(何を言ってるんだ、俺は…)

 

 

「それにしても本当に曜ちゃんは相変わらず可愛いわね」

「えへへ、そうかな///」

「龍騎くんもカッコよくなって帰ってきたわね」

「そ、そんなことないですよ」

 

志満さんの突然の一言で俺も曜もちょっと照れてしまった

 

「ところで、千歌ちゃん…は…?」

「あの子まだ多分寝てるから悪いけど起こしてくれるかしら」

 

 

案の定千歌はまだ寝ていた

志満さんに言われて曜は十千万の中に入って行ったが、流石に俺も高校生、いくら幼なじみとはいえ多少は意識するし、何より千歌は

自分の寝顔なんて見られたくないだろうから俺は遠慮して玄関の前で待っている。

 

「久しぶりだな、しいたけ、またデカくなったか?」

「ワン!」

 

高海家マスコットしいたけ!(俺基準)

俺は犬が特別好きってわけではないが、しいたけは別だ

こんなもふもふな犬が他にいるだろうか、いや、いない

それに、こいつの人懐っこさ故によく上に乗られたり、昔からよく遊んでたこともあり、俺としいたけはヘタしたら飼い主の千歌より仲がいい自信がある

断言しよう、動物界No.1はしいたけだ(異論は認めない)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「それにしても遅い」

 

あれから待つこと数十分

女の子は時間がかかるとはよく言うけど、流石に遅すぎないか?

まさか、曜まで千歌と一緒になって寝てるんじゃないよな…

 

「2人とも、早く行かないと遅刻するわよー」

 

志満さんの声だ、ってもうバスが来てるじゃないか!

 

「あっ!ちょっとまってー」

「のりまーす!」

「ほら!りゅう君も早く!」

「え、えぇ…」

「こら!2人とも裏から出てけって言ってるでしょ!」

「「ごめんなさ〜い」」

あれは美渡さんの声だな、あの人も大変だ…

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

なんとかほんとになんとかバスに乗れた俺たちはバスの1番後ろの席に座っている

ここみたいな田舎は朝方でもバスは空いてるからいいな、東京なんか軽い拷問だぞ…

 

 

「りゅうくん、曜ちゃんごめんねっ」

「まったく、千歌の朝に弱いのは何とかならないのかよ、おかげでほぼ毎日遅刻ギリギリだし…」

「千歌ちゃん昔から朝に弱いもんねぇ…」

「えへへ…そんなことより!」

 

えへへ、って褒めてもないし、そんなことよりって話題変えたよこの子…

 

「じゃじゃ〜ん!」

 

そうやって千歌が見せてきたのはスクールアイドルのポスターだった、どうやら千歌の自作らしい

 

「千歌ちゃんそれどうしたの?」

「昨日作ったんだ!ほら、今日入学式の後に部活動の勧誘があるでしょ?その時に一緒に勧誘しちゃおう!って思って」

「でも、部として承認もされてないのに大丈夫なのか?」

「そこは…みんなに便乗してってことで!」

 

便乗ってな、嫌な予感しかしねーよ…

 

「よし!今日は千歌ちゃんのために一肌脱ぎますか!」

「曜ちゃんでも水泳部は?」

「大丈夫だよ、みんなに頼んで何とかしてもらうから」

「う〜、ようちゃーん!」ハグ!

「うわー!ちょっとちかちゃーん」

 

目の前で幼馴染が抱き合ってる、何とも微笑ましい光景だ

 

「あれ、りゅうは?」

「えっ?俺?」

「だって、りゅう帰宅部でしょ?暇じゃない?」

「いや、俺は別にいいよ」

「え、りゅう手伝ってくれないの?」うるうる

 

おい待て曜、その上目遣いはずるいぞ…

だが俺は

 

「俺はやらn」

「りゅうくん、だめ?」うるうる

 

はい、負けました…

流石にこんな幼馴染2人からの上目遣いには耐えられません…

 

「わかったやるから」

「「やったー!!」」

「っと、その前に千歌?」

「なーに?」

「お前そのポスタースクールアイドル『陪』になってるぞ?」

「え、ああぁぁぁーーー!!」

「おいおい、お前本当に高2かよ…」

 

 

初日から先が思いやられるよ…

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

入学式も無事終わり、勧誘の時間となった

千歌はハチマキとメガホン、それからみかんの段ボールをもって臨戦態勢になっていた ていうか、そんなのどこから持ってきたんだ!?

 

千歌と曜は早速勧誘を始め、俺はそれを横から眺めている

勧誘はしているが、興味を持ってくれる人は0

 

「りゅうくんもやってよー!」

「そうだそうだー!」

「あのな、俺みたいな男がスクールアイドルの勧誘なんてやってたらただの変態だろ?」

「えっ?違うの?」

「曜、お前なぁ…」

「だって、りゅうは変態でしょ?」

「違うわ!俺はいたって健全な男子高校生だわ!」

「健全な男子高校生は女子校にいないよ?」

「今は共学だろ!」

 

そんなやりとりを曜としている傍らでは、

 

「綺麗…」

「千歌、何が綺麗、、だ…」

 

目の前にいたのは赤毛のツインテールの女の子と栗毛の女の子

そっかあの子たちも浦の星って言ってたな

そんな2人に見とれているうちに千歌が2人を勧誘していた

栗毛の方は自分は向いていないと断る、赤毛の方は千歌のポスターに興味津々だ 確か昔μ'sの真似とかしてたもんな、今も好きなのかな?

そんなこと考えてると千歌が赤毛の女の子に触れる

あっ、これやばい…

俺と栗毛の女の子は耳を塞ぎ、構える

この子極度の人見知りだから、叫び出しちゃうんだよな…

 

「ピギャーー!!!!!」

 

千歌は尻もちをつく、さらに上から女の子が堕ちてくる

ほんと朝から忙しないな今日は…

 

「ふふっ、此処は地上?」

 

あっ、そうだこいつ厨二病だったんだ…

千歌はあからさまに引いてるし

というか、あんなとこから落ちて、足は大丈夫なのか?

そんな心配の最中千歌がその足をつつく

すごく痛そうだが、強がってるな…

 

「善子ちゃん?」

「えっ?」

 

栗毛の女の子はこの子と知り合いらしい、初耳だったが

 

「はなまるだよ〜、ほら、幼稚園の時一緒だった」

「は・な・ま・る〜?人間風情に知り合いなんて、」

「じゃーんけーん、ポンッ

そのチョキやっぱり善子ちゃん」

 

確かに特徴のあるチョキだな、あれじゃあ間違いようがない

ていうか、あの手どうなってるんだ?

 

「私はヨハネ!ヨハネなんだからねー!」

「あっ、待って善子ちゃん」

「花丸ちゃーん」

 

1年生3人組はどこか行ってしまった

ていうか、俺がいることに誰も気づかないのね、寂しくなんかないけど

 

「曜ちゃん後であの子達勧誘しよう!」

「アハハ、そうだね」

 

あれを見てよくまだ誘おうと思うな、まぁ確かに3人とも可愛いから人気は出ると思うけどさ

ただ、濃いよね…

メンバー集まる頃にはめっちゃ濃いメンバーばかり集まってそうだ

 

 

「そのポスターあなたたちのですの?」

「あっ、あなたも1年生?」

「千歌ちゃんその人は…」

「えっ?」

 

あっ、これやばいな…

そう悟る龍騎だった…

 

 

 

 




ちょっといつもより長く書いてみました
今回で1話を終えるつもりでしたが、長くなりそうだったのでここで切らしていただきます。
それから、アニメをあまり出さないとか言っておきながらだいぶ出てますよね。ここは書いてる中で出す部分と出さない部分を決めていこうと思います。

文章力はまだまだ乏しいですが、これからもよろしくお願いします!
誤字脱字感想等ありましたらまたお願いします。
それでは次回をお楽しみに〜
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