"貴方に永遠の愛を"   作:ワーテル

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ワーテルです〜どうも〜

少しずつですが、お気に入りやUAが増えるのはやっぱ嬉しいですねぇ
みなさんありがとうございますo(^_^)

それでは早速本編に参りましょう!
1,2の〜 サンシャイーン!


*勧誘もほどほどに…*

「桜内 梨子です、よろしく。」

 

 

嘘だろ…

まさか昨日会った桜内さんが浦の星の転校生なんて

 

俺は驚きを隠せないでいる、同時にひとつの疑問が生まれる

 

何でここにいる…?

 

 

音乃木坂は全国屈指の音楽有名校のはず

ピアノをやっている彼女なら当然音乃木坂に通う方がこんな田舎の高校に来るより自然だ

 

 

 

あぁ、そういうことか

 

 

 

昨日の彼女のあの悲壮に満ちた表情、ピアノ、音楽を敬遠していたあの感じ

 

 

俺は確信した

 

 

そうか、()()()向こうで何かあったんだ…

ピアノに纏わる何か

 

 

しかし、やはり納得はしなかった

一コンクールで最優秀をとる彼女に何があったのか、学校を代える必要があったのか腑に落ちない箇所は多々あるが、何かあったのは確信した

 

 

放ってはおけないな…

 

 

こういう時に無駄に正義感を働かせてしまうのは俺のいいところでもあり、悪いとこでもある

人によっては親切だと思われるが、また人によってはお節介ともとられる

ただ、俺は彼女のことは何と思われようが何とかしたいと思った

 

 

けど、何ができるかな…

 

 

自分に何ができるか考えていると、俺の前の席に座るみかん色の髪の少女が勢いよく席を立つ

 

椅子がものすごい勢いでこちらに迫ってきて俺の机に衝突、俺は椅子の脚と脚にまたがる棒によりすねを強打

ただいま悶絶中なのである…

あぁ、きっと弁慶もこんな痛みを味わったのだろう…

 

 

「奇跡だよー!」

 

 

何が奇跡だばか千歌、誰のせいでこんなことになってると…

 

 

千歌がゆっくりと桜内さんの元へ歩み寄る

 

俺と曜、いやクラス全員がその行動の意図がわからず、ただ2人を見つめる

 

今度は何をするんだ…

えっ、まさか…

 

 

そのまさかだった

 

「スクールアイドルやりませんか!?」

 

 

やっぱりか…

クラス全員の表情が唖然としたものに変わり、曜もあまりの行動に苦笑いを浮かべている

俺はもうそんなベクトルを通り越して呆れてしまった

いや、千歌だからさ予想はしてたよ?

でもまさか本当にするなんて…

 

みんなのことなどいざ知らず、千歌は笑顔を浮かべたまま桜内さんに手を差し伸べ返事を待つ

俺も内心期待はしてる

もし桜内さんが入ってくれたら、作曲の問題も、人数の問題も一歩前進する

あわよくばなんて思いながら桜内さんの返事を待つ

 

 

キョトンとしていた彼女の表情が笑顔に変わる

 

そして、その答えは…

 

 

 

 

ごめんなさい!

 

 

 

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

 

 

「あいつずっとやってるよな…」

「そうだね…ハハハ

 

 

昼休みになり俺と曜は一緒に弁当を食べている

 

ん?千歌はって?いや、あいつは…

 

 

「スクールアイドr」

「ごめんなさーい」

 

 

ひたすら桜内さんを勧誘していた

それも一日中、休みという休みの間ずっと勧誘している

もう'スクールアイドル'の言葉も最後まで言わせてもらえないほどに…

 

 

「千歌も懲りないやつだな」

「しょうがないよ、千歌ちゃんスクールアイドルに夢中だもん」

 

確かに作曲ができる人が見つかれば勧誘したくなる気持ちもわかるが、本人がやりたくなければ強制してもいけない

 

「流石に止めてくるよ」

 

……………………*……………………

 

 

いつまでも桜内さんを勧誘する千歌を止め、4人で昼食をとっている

って言っても俺と曜はすでに食べ終わっていて、食べているのは鬼ごっこをしていた2人だけだが…

 

 

「桜内さんごめんね?千歌がしつこくて」

「いえ、大丈夫ですよハハハ…」

 

なんて優しいんだこの子は…

ただ、めっちゃ笑顔が引きつっている…

 

「ねぇ!桜内さん!千歌たちとスクールアイドル…」

 

千歌がまた彼女を勧誘し始めた、ちょっと制裁が必要だな

 

「ちーかー!」

「うー、いひゃいよゆーくん(いたいよりゅうくん)

 

制裁として千歌のほっぺを抓ってやる、こいつのほっぺ柔らかいな…

もうちょっといじってやろう

 

ひょっとゆーくんはのひぃんでない?(ちょっとりゅうくんたのしんでない)

「なっ、そんなことないぞ!?」

「そのわりには千歌のほっぺで遊んでたような…」

 

千歌がジト目で見つめてくる

 

「とにかく!桜内さんも嫌がってるから勧誘は禁止!わかったか?」

「あー!話替えた!」

() ()() ()() ()() ()() ()() ()()

「は、はい…」

 

 

そんな俺たちのやり取りを桜内さんは控えめな笑顔で眺めていた

 

「桜内さん!やっぱ一緒に…」

「ちーかちゃん♪後で校舎裏ね☆」

「あー、ごめんごめんって!もうしないから、目が怖いから!」

 

本当に懲りないやつだ…

 

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

 

 

学校も終わったので俺たちはいつもの3人でバス停に向かう

桜内さんも誘ったが用事があるみたいで断られた

 

「千歌ちゃん、作曲どうするの?」

「んー、桜内さんが入ってくれたよかったんだけど…

でも!これがあるから」

 

そう言ってカバンから音楽の教科書を取り出す

 

「それは考えないほうがいいと思う」

「俺も同感」

「ふぇ?」

「でも本当に作曲家に関しては考えないとな」

「りゅうの友達に出来る子いないの?」

「いるにはいるけど、いくら何でも迷惑だろ?

それは最終手段だな」

「あー、前途多難すぎるよー」

「じゃあ、やめる?」

「やめない!」

「だよね!」

 

2人のこのやり取りは見る人によっては冷たいなんて思うかもしれないが、千歌はこれぐらい言われた方が燃える

曜はそのことをよく知ってる、流石だな

 

 

 

バス停付近になると千歌が何か見つけたのか坂を勢いよく走っていく

 

そこには昨日会った栗毛の女の子がいた

 

「あなた昨日の子だよね?」

「えっ、あ、スクールアイドル?部の…?」

「そうそう!あっ、でもまだ部じゃないんだけどね…」

「おい!千歌急に走るなよ!」

「あっ、りゅう兄さん!」

「おう、丸ちゃん久しぶりだな」

 

俺が丸ちゃんと会いに行ったはこっちに帰ってきた直後だったので1年ぶりぐらいになる

まぁ、昨日気づいてもらえなかったんだけど…

 

「とりあえず入学おめでとう」

「ありがとズラ」

 

ガサガサ

 

「?なんだ?」

 

俺が音がした草陰の方を向くと、赤毛のツインテールの一部が顔をのぞかせていた

 

あぁ、ルビィか…

 

近づこうにもまた叫ばれたらなぁ…俺が躊躇してる間に千歌が何かを取り出してルビィを誘う

 

「ほ〜ら、怖くない怖くない、食べる?」

 

ってアメかよ、そんなんで高1の女の子が釣れるわけ…

・・・

あぁ、出てきちゃったよ…

小さい時に「アメあげるよ」とか言われてもついて行かないって教えてもらわなかったのかな…?

ルビィの将来が心配なってくる

 

ルビィがアメを取ろうとすると千歌はその手をかわし、どんどんラビィが近づいてくる

そして千歌はアメを空に向かって投げ出した

俺はお前の将来も心配だ…

アメを失ったルビィは千歌に捕まり、先ほど投げたアメはルビィの口の中に綺麗に入っていった

 

将来困ったら2人でサーカスやったらいいよ…

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

その後バスに乗り込み、丸ちゃんとルビィは友達に渡すものがあるからと先に降りた

それにしてもルビィに「お兄ちゃん!」って言われた時は嬉しかったなぁできれば昨日気付いて欲しかったが…

 

「ねぇ、りゅうくんってあの2人とも知り合いなの?」

「ん?まぁルビィはダイヤちゃんと妹だから預かってもらった時に一緒に遊んでたし、丸ちゃんはたまたま寺に遊びに行った時に会って仲良くしてたって感じかな」

「なんかりゅうのそばって女の子が多いね」じーっ

「確かに…」じーっ

 

おい、そんなジトジトした目でこっちを見るな

俺はその辺のチャラ男みたいな男じゃないぞ?

だいたい生まれてこの方告白したこともなければされたこともないんだからな

おい、誰だヘタレって言ったやつは

 

《次は沼津、沼津》

 

「あっ、じゃあわたし次で降りるね」

「うん!あっ!衣装本当に頼んじゃっていいの?」

「この渡辺 曜にお任せあれ!」

「ならよかった、じゃあまた明日ね!」

「じゃあな」

「2人ともまた明日!」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「千歌、衣装は曜が作るのか?」

「うん、曜ちゃんが作ってくれるって言ってたよ?」

 

1人で作るのか、俺も裁縫ができないわけでもないから手伝える時は手伝うとしよう

 

「じゃあ俺もここだから、また明日な」

「あっ、ちょっと待って!」

「なんだ?」

「ありがとう!」

「ふっ、気にするな、じゃあな」

「うん!また明日」

 

 

 

「礼を言いたいのはこっちの方さ」

 

独り言にしては大きすぎるぐらいの声で俺はバスに乗る千歌に向けて言ってみる

きっと聞こえてないけどな

 

「さて、帰るか」

 

俺はこうして帰路につく

 

 

桜は散り始め枝に新芽が顔を出そうとしてる

 

 

このとき、あるべき日常が、来たるべき未来がまさか潰えてしまうなど誰も思いもしなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、ただ一人見て見ぬふりをしていたのかもしれない…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




曜「ねぇねぇ、私の出番少なくない?」
ワ「いや、そんなことは…」
曜「千歌ちゃんならまだしも梨子ちゃんより少ないと思うんだけど…」
ワ「うっ、確かに…」
曜「もっと出してほしいな…?ウルウル」
ワ「そんな目しないで、がんばるから」


アニメを見返して気づいたのですが、ダイヤさんのμ'sくだりは2話でしたね
基本アニメに沿ってオリジナルを含めながら進またいきますが、今回のようにアニメと多少前後しても気にしないでください(曜ちゃんの衣装のくだりとかね)
もちろんカットするとこもあります

また変更等ありましたら随時報告いたします

よかったら評価、感想、お気に入り登録していってください

ではまた次回お楽しみに
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