初っ端、実は存在していた伏線の回収があります(大したことありませんが)。
多分ジョジョ第5部の主人公並に勘の良い人じゃないと気付かない伏線です。その上メタい話が入ってますのでそう言うのが駄目な方は少しばかり読み飛ばして下さい。
博麗の神主は、追われていた。妖怪ではなく(1人は人間じゃないけど)人間3人にそれはもう鬼気迫る勢いで追いかけられていた。
読者の皆様ならば、どうせあの駄神主は面倒くせぇだのと言いながら逃げているのだろうと考える。他の、ちょいとばかり勘の良い読者であれば別働隊である筈の彼がどうして追われているのか理由を考えるだろう。そして、本当に...ガチで勘の良い読者であればこの異変が起こった...メタい話永夜異変の章の始めの回で気付いている筈だ。
「いやマジでごめんって!? 冷静に考えたら今回の異変の場所が行きつけの竹林だって、ついさっき思い出したんだって?!」
あれ? そういえばこの駄目人間竹林の存在知ってるんじゃね? ということに(詳しくは春雪異変の西行妖と駄神主の戦い中の彼のセリフを良く見てればわかる、普通に言ってるから)
「だからって、私達の苦労が水泡になった気分を味わえとでも言うのですか?」
「ああ、そうだぜ。お前はいっつもこう言う大事な事は言わないから...わかってるだろうな?」
「零治〜、最近漸く博麗ドライバーが完成したの。後はわかるよね?」
最悪な事に幽香達妖怪組(1人は幽霊、もう1人は魔女だが)は面白がっているのか助ける気配が無い。今回ばっかりは本当にうっかりしていたのだが、普段の行いのせいでそれを信じるどころか許される事は限りなくゼロである。
「...ゆ、許してヒヤシンス」
後ろを振り向き器用に逃げながら可愛げのあるつもりの謝罪を口にする駄神主。
「「「無理」」」
だが残念、彼女達に慈悲など無かった。
「Nooooooooo!?」
割といつも通りの叫び声が夜空に響き渡るのだった。
..................................
....................
...........
「それがこの駄神主がボロボロになった顛末って訳ですか...」
竹林前にて屍と化している博麗の神主。幻想郷にいる暴走した妖怪達(妖怪の山にいるのも含める)を風見幽香と共に片っ端から戦闘不能にしたので合流してきたのだが、黒幕が潜むラストステージ前でこれでは先が思いやられる。
幸いだったのは一応死なない程度に手加減はしてくれた事と彼自身の異常なしぶとさだろう。お陰で何とか直ぐに動ける様になった。
「2話ぶりの出番がよ...何でこれなんだゴラァ! 俺が何かしたか?! したってんなら「零治」...はい、すいません」
「まぁ、それは良いとして...さっき言ってた事は本当なのか...竹林の中の具体的な場所はわからない上に相手は一筋縄じゃいかないって」
魔理沙が話を戻す為に切り上げた後、博麗の神主に質問した。それを聞いて何時もとは違う真剣な表情でああ、と肯定の意を述べる彼の雰囲気を察し、場にいる全員が深刻な表情となる。
「まず此処迷いの竹林についてだが...こいつは名前の通り入ったら最後、余程精通している奴じゃなきゃあ絶対に出る事も目的地に着く事も出来やしねぇ。そしてだ、今回の異変の多分...いやほぼ確実黒幕であろう奴らは下手したら俺以上の厄介さを備えてる、その上2人誰かはわからないが不死身な奴がいる」
因みに、どうしてそこまで知っているかというと通院した際に見かけたうさ耳で学生服の様な衣装を着た少女と世間話(と言う名の脅し)で聞いたらしい。一応こういうところはちゃっかりしている彼は、体温の変化とかでそれが嘘でないと確認したらしい。
「強い上に不死身...そこのスキマ妖怪か亡霊さんの能力で何とかならないかしら?」
「何とも言えないわね...そもそもどうして不死身なのかによるし。それが境界として干渉できればあるいは...けれど同じ幻想郷の住人を殺す訳にはいかないわ」
「私も同意見よ〜。もし肉体的な意味であれば容易く出来るけど...仮に出来ても余りしたくないわ〜」
幽香のセリフに、紫と幽々子はほぼ不可能だと答えた。やはり、いくら相手がすぐに再生する不死身であるからといって殺すのはタブーに近いのだ。
「じゃあ説得は...」
「残念だけど魔理沙、これ程までの規模の異変を起こす奴が態々応じるとは思えないわ」
続けて出てきた魔理沙の意見もアリスが却下する。そして一瞬の沈黙がこの場を覆った所で、もう一度神主が口を開いた。
「...まーそういうこった。多分こっから先に待ち受けてんのはこれまで以上に面倒くせぇやつだろうよ...そして最悪負けてそのまま死ぬって事もありうる」
余り手入れされていない髪をポリポリと掻きながら、博麗の神主はそこまで言って一拍軽い深呼吸をした。
「家でゴロゴロするか? それとももう一踏ん張りするか? だ」
その言葉を聞いて、皆一様に別々の表情を...だがその内心は全く同じである事を証明する為に神主の横を通り過ぎて、
「...それがテメェらの答えか」
後一歩で竹林に入れる距離まで近づいたのだった。
「あら、私がそんなのに怯むと思ったのかしら? 零治」
「右に同じだ。異変解決のプロを舐めてもらっちゃ困るぜ」
「そもそももっとタチの悪い駄神...人間の相手をしているから慣れてます」
「幽々子様の元に仕えたその日から、逃げるという選択肢はありません」
そんなセリフを言いながら各々の組が竹林に入って行くのを見て、やれやれと肩を窄める神主。妖怪組は何も言ってなかった、同じ様に前に出ていたので考えている事は一緒なのだろう。
「ちぇ...ったくよ。そこまで言われちゃあ俺がサボれねぇじゃねぇか」
そう言って、博麗の神主も後に続く。
「そうね...所で、いつから貴方はそんなに指図出来る立場になったのかしら?」
「博麗の神主様になった時からだ、なんつって」
風見幽香の問いに、洒落た答えを言う神主。先程からの珍しい態度に彼女は少しばかり笑みを浮かべて、後に続いた。
..................................
....................
...........
そして、各々は別々の道(うち2つは同じ目的地へのルート)を通った末、敵と対峙する。
「うさうさうさ...こんな竹林に態々何の用ウサ?」
「おっと...兎か。態々煮て焼いて食われにでも来たのか?」
「気を付けなさい魔理沙。この兎の余裕っぷり...恐らく何か仕掛けているわ」
「ご名答、騙しのプロとまで言われた兎の手口...とくと味わうが良いウサ!」
禁呪の詠唱チームvs因幡てゐ(と愉快な兎たち)
「喰らえ!!」
「危ない! 幽々子様!!」
「あらあら、何処からともなく銃弾が...危ないわね〜」
「予想以上に数が多いせいで何人か侵入を許してしまいましたが...せめて貴方たちは此処で食い止めます!」
幽冥の住人チームvs鈴仙・優曇華院・イナバ
「何故か吸血鬼と同着だったのが癪だけど...とりあえず黒幕が居そうな館に着いたわね」
「右の道に進んで見たは良いけど...どうやら巫女の勘はハズレだったみたいよ、霊夢」
「ふふふ、まんまと着いて来た様ね...」
「廊下が...無限に?!」
「アハハハッハ! 我が頭脳の医学薬学は世界一ィィィ! できんことはないイイィーーーーーッ!!」
幻想の結界チームvs八意永琳
「成る程...どうやらこっちが当たりだったみたいね...」
「ええ...どうも博麗の駄神主と同類の者が居ますが...」
「はぁ...戦うのは面倒くさいのよね...月の奴等を阻止したと思えば地上の奴等が攻めてくる...面倒くさいから五つの課題で散ってくれるかしら? 貴方達」
「見てて滅茶苦茶腹が立つわ...咲夜」
「ええ。この者を死なない程度に八つ裂きにするのですね」
夢幻の妖魔チームvs蓬莱山輝夜
「でかい熱を追って見りゃあ...誰か居んな、おい」
「鳴く夜雀も黙る丑三つ時の竹林。こんな時間にほっつき歩く人間が居るなんてね」
「あら、妖怪もいるわよ」
「つーかこんな所で1人でいるとか...遭難者か何かか?」
「お生憎様、私は昔からここに住む人間。そう言うあんたは博麗の神主と...噂の花妖怪だろ?」
「...全然違いまーす、俺はただの竹取のパーマでーす!! んでもってこっちは「あら、こんな所に汚いハエが」ゴフゥ!?」
「少し、退屈しのぎに付き合ってきれないか? 永く生きてると、碌に暇も潰せないんでな」
究極の外道チームvs??????
wikiとかで調べて思ったんですけど、蓬莱山輝夜の能力って要するに
キングクリムゾンッッッッ!! 結果だけが残る!!
って解釈で良いんでしょうか?
そして鈴仙の本名がクソ長い(文字数稼ぎにはうってつけですが...キツい、もう2度と書かねぇ)