血塗られた戦車道   作:多治見国繁

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後半は30年後のお話が入っています。
どうぞお楽しみください。


第111話 助けたい

私たちと武部さんの間には長い沈黙がもたらされた特に何も話すことはないし、カエサルの暴走で危うく冷泉さんを殺しかけるという大事件があったのでとても話しかけられる雰囲気じゃない。武部さんは非常に険しい表情をしていくつかある椅子の一つに座りながら大きなため息をついている。非常に過ごしにくい。カエサルには早く戻ってきてほしいものだ。しかし、その願いとは裏腹にカエサルはいつまで経っても帰っては来ない。1時間、2時間と時間が経ち、もはや5時間は経過しようとしている。その間に武部さんもどこかに行ってしまった。私たちも適当な椅子に座っていたのだが、だんだん座り疲れてきた。少し気晴らしにストレッチでもしようかと立ち上がった時だった。カーテンがかかっていた棚のようなものの奥がきらりと光ったような気がした。 私はなぜか、そこに吸い寄せられた。そこに何があるか無性に気になったのだ。そもそも、私たちはなぜ冷泉さんがこのような研究室に配属されているのか全くわからない。私は謎の好奇心から冷泉さんの秘密を暴こうとしていた。左衛門佐とおりょうからは知られたくないこともあるかもしれないからやめておくべきだと窘められた。いつもならそのように言われたら引き下がるのに今日ばかりは興奮状態になってしまってそんな声は耳に入ってこなかった。私はカーテンの奥に隠された秘密を見たくて思い切りカーテンを開けた。すると、そこには夥しい数の瓶が整然と並べられていた。よく見るとラベルが貼ってある。そこには"胃"とか"心臓"とか"肺"とか"腸"と言った臓器の名前が書いてあり、瓶の中にはそれらしい臓器の標本が液体に浮いていた。そして、その瓶の上部には検体番号が書かれていた。私は何か嫌な予感がしてゴクリと生唾を飲み込む。一体これは何であろうか。その棚の下段には"生体解剖検体"という題名が付けられたファイルがあった。私はそれを手に取るとページを一枚ずつめくった。5ページほどは真っ白なページが続いたが、6ページ目、そこには少女の顔写真と裸にされた全体の写真とともに検体番号が書かれていた。そこまではまだ良かった。だが、その検体番号を見たとき、私は青ざめて思わずそのファイルを手から滑り落とした。その検体番号は私の目の前にある"心臓"の検体番号とまるっきり同じなのである。他の瓶も一つ一つ貪るように手にとって調べて見ると"胃"も"腸"も"肺"も全て同じ検体番号だ。私は狂ったように棚にある瓶を調べ続けた。"肝臓"も"腎臓"も"膵臓"も全てが写真に写る少女に割り振られている番号と同じ番号。そして、私はその臓器たちの奥にあったあるものでそれらの臓器が全て写真に写る少女のものであると確信した。奥にあったもの。それは、樹脂で固められた少女の頭部の輪切りの標本だった。私は歯をカチカチ鳴らして、嘔吐きそうになった。背後に目をやると左衛門佐もおりょうも私と同じように青い顔をしている。いや、そんな言葉では形容ができないほどの顔である。私たちは見てはいけない冷泉麻子という少女の裏の顔、悪魔の姿を見てしまった。この蛮行を冷泉麻子という少女がやったのだと考えると全身が恐怖で震える。とにかく、早く逃げなくては左衛門佐とおりょうに目配せしてこの部屋から逃げ出そうとしたときだった。背後から地を這うような低い声が聞こえてきた。

 

「何をしている……?」

 

体を飛び上がらせて背後を見ると冷泉さんが無表情で立っていた。

 

「れ、冷泉さん……!?いや……何も……」

 

私は咄嗟に誤魔化そうとした。人間は慌てるとどうやらすぐにバレるような嘘をついてでも窮地を逃れようとするようだ。冷泉さんはコツンコツンと足音を響かせながら私の僅か1メートルの距離まで迫ってきた。

 

「嘘をつくな……なら、そこの机に載っている瓶はなんだ……?見たんだな……?見てしまったんだな……?私の秘密を。いけない娘だな。人の部屋を勝手に……本当は知られたくはなかったが仕方がない。」

 

冷泉さんのピクリとも動かない張り付いたような無表情に私は恐怖を覚えた。私の体中は震えて声もそれにあわせるように震える。

 

「冷泉さん……これは一体何なんだ……?この臓器の山は一体……?」

 

冷泉さんはその冷めた目で私の怯えた目を見つめる。冷泉さんの目は何かを見透かしたような目をしていた。

 

「エルヴィンさんのなかで、もうその答えは見つけているんじゃないか?そのファイルの中の検体番号とラベルに貼ってある検体番号は全く同じ。つまり……そういうことだ。」

 

冷泉さんは表情一つ変えずに淡々と言った。私は全身総毛立った。恐ろしいという並大抵の言葉では形容できない。私は生唾をゴクリと飲み込む。

 

「ま、まさか……これは冷泉さんが……」

 

冷泉さんは首肯した。私の全身から血の気が引いて行くのがわかった。

 

「そうだ。これは、私がやったことだ。すべて私がやった。私が解剖した。興味本位でな。人間の肉を切るあの感覚は一生忘れない。知ってるか?人間の肉というものは、思った以上に柔らかいんだぞ?」

 

私は呆然としながら冷泉さんの言葉を聞いていた。冷泉さんは半ば閉じた目でこちらをじっとりと見ている。私は冷泉さんの顔をまともに見ることができなかった。すると、冷泉さんはやおら白衣の内側から何かを取り出した。俯いていた私には目の上の方で何か黒いものが見えた気がした。少し顔をあげると冷泉さんが私に取り出したものをこちらに向けている。

 

「れ、冷泉さん……それで、何をする気だ……!?」

 

私たちは思わず後ずさった。冷泉さんが持っていたもの。それは、拳銃だった。

 

「私も、こんなものを西住さんから持たされていてな……秘密を知ってしまった者を処分するようにと言われているんだ。」

 

「そ、それで我々を撃つ気か……?!」

 

「そうだ。秘密を知られたのなら消すしかない。覚悟はいいか?」

 

冷泉さんはスライドを引く。ガチャリと弾が装填される音が聞こえた。

 

「や、やめてくれ……撃たないでくれ……お願いだ……お願いだから許して……」

 

私たちは徐々に後ろに下がっていく。冷泉さんはコツコツと靴音を響かせながら近づいてくる。そして、私たちはもはや逃げ場を失った。壁に追い詰められたのだ。

 

「行き止まりだな。言い残したいことはそれだけか……?君たちを殺した後は検体として解剖してやる。君たちの死は無駄にはしない。安心しろ。」

 

冷泉さんはそう言うと真っ直ぐ私の頭に銃口を向けた。撃たれる。そう思って目をぎゅっと強く瞑る。すると、一発の銃声が聞こえた。だが、痛くもなければ何も感じない。意識が途切れた感じもしない。何が起きたのかわからないが恐る恐る目を開けてみると冷泉さんは床に向かって銃口を向けており、床に小さな穴が開いていた。

 

「え……?どうして……?」

 

「どうして?って、本当に撃たれたかったのか……?形だけだ。本当に撃つわけがないだろう。私はもうなるべく人を殺したくはない。だから、形だけ君たちを殺したということにする。だから、君たちは一度死んだものだと思え。そして、今見たこの光景は他言無用だ。このことを知ったと西住さんの耳に入ったら君たちは確実に絶滅収容所送りになる。あそこに入れられたら生きては出られない。だから、君たちは何も見てはいない。いいな?」

 

「わかった……」

 

「わかったぜよ……」

 

「わかった……」

 

私たちの気の抜けたような返事を聞いて冷泉さんは無表情のまま頷いた。

 

「それでだ……君たちに協力してほしいことがあるんだ。」

 

「協力してほしいこと……?」

 

「そうだ。まずはカエサルさんの話を聞いてあげてほしい。」

 

冷泉さんは扉の外に声をかけるとカエサルが入ってきた。カエサルは神妙な面持ちをしていた。

 

「カエサル!」

 

「カエサル。友達との話はどうだったぜよ?」

 

「友達は無事だったのか……?」

 

カエサルは黙っていた。何かを言おうとしているが躊躇っているような状態だった。冷泉さんが協力をしてほしいと言ったこととカエサルが言わんとしていることは恐らく関連している。そのことで何か迷っている印象を受けた。友達を迷わせることは本意ではない。むしろ、友達なのだから遠慮せずに何でも相談してほしいものだ。できることならば何でもしてやろうと私は決意をしていた。

 

「カエサル……どうした?何か言いたいことがあるんだろ?」

 

カエサルは首を前に小さく振った。

 

「なら、遠慮することはないぜよ。何でも言ってほしいぜよ。」

 

カエサルはしばらく黙っていたが、躊躇いながら口を開いた。

 

「ひなちゃんは……無事だった……身体も大丈夫そうだった……ひなちゃんは本当に強い子だよ……あの牢獄の中でも毅然としていた……私にいつもと変わらない笑顔を見せてくれた……でも……ひなちゃんがいるべき場所はあんな暗くてジメジメした牢獄なんかじゃない……!ひなちゃんを光の溢れる世界に連れ戻してあげたい。いや、私が連れ戻してあげなくちゃいけない……だから……私はひなちゃんをこの地獄から脱出させる!だから頼む!私に協力してくれ!ひなちゃんを脱出させる手伝いをしてくれないか?!」

 

カエサルの言葉に、私たちは耳を疑った。それはつまり、この牢獄から脱獄させて大洗女子学園の学園艦を脱出させることを意味していた。カエサルは必死に床に額を擦り付けている。私はそんなカエサルを横目に言葉を返せずにいた。すると徐に冷泉さんが瓶を棚に戻しながら口を開いた。

 

「私の秘密を知った君たちを許す条件、それはカエサルさんの計画を手伝うことだ。私も、カエサルさんがこれ以上苦しむ姿を見るのは本意ではないし、この瓶の臓器の持ち主を解剖した罪を償うという責任がある。私も協力するから君たちも協力してくれ。」

 

それでも、私は言葉を返せない。私は迷っていた。この計画に私たちが加担するということは失敗した時や計画が露呈した時は死に直結することになる。さらにそれによってもたらされる死は想像を絶する。考えただけでも恐ろしい。そもそも、私たちの行動基準は全てが生き残ることに重点が置かれていた。だから、別に西住さんに対して忠誠を誓っているわけではないが、今アンツィオを切り取り、勢いに乗っている西住さんに逆らうのはリスクが大きすぎる。他ならぬカエサルの頼みだから何とか頼みを聞いてあげたいがどうしても失敗した時の恐怖が脳裏によぎる。

 

「しかし……リスクがな……」

 

私は絞り出すような声を出した。

 

「ふむ……リスクか。確かにリスクはあるな。だが、安心しろ。私たちの仕事は軍事境界線まで落合さんを逃がすこと。軍事境界線を警備しているのは聖グロの一部と梓が率いる部隊、それにそど子たち元風紀委員たちだ。聖グロの一部は練度が高い兵隊たちはアンツィオへ行ってるし、そど子や梓の率いる警備部隊も手慣れの部隊じゃない。西住さんの直轄軍ならまだしも彼女たちの練度ならばさほど怖がることもない。大丈夫だ。任せろ。それに、君たちは互いをソウルネームで呼び合うほどの親友なんだろ?私なら、もし沙織が土下座までして頼み込んでいるならどんなリスクを冒してでも何かをしてやろうと思うがな。君たちの友情はそんなものなのか?」

 

冷泉さんの挑発するような言葉を私は唇を噛みながら聞いていた。実に癪に触る言葉だった。私は瞳を見開いて冷泉さんを睨む。冷泉さんは相変わらず無表情で私の瞳を見つめていた。後々考えてみると冷泉さんは私たちを上手く誘導していたのかもしれない。兎にも角にも私たちは決意した。落合陽菜美を救い出し、学園艦から脱出させ、私たちも全員すべからく生還すると。

 

*********

 

私の目の前の教授たちは言葉を絶する凄惨な出来事をただ淡々と語る。さすがは学者である。彼女たち、特に歴史学者の杉山清美や松本里子の中では、全て現代史の中の一つの出来事すなわち、今まで沢山あった現代史の中の事件の一つに過ぎないという認識まで落とし込まれているのかもしれない。彼女たちはまるで私に現代史の講義でもするかのように自らの体験を語っていた。

 

「それで、私たちはカルパッチョさん……いや、落合さんを救い出すことになったんだ。」

 

左衛門佐が懐かしそうな遠い目をしながら言った。

 

「なるほど。落合さんが助かったのはそういう経緯だったんですね。それにしても、西住みほは生徒たちだけじゃ飽き足らず小さな子どもまで殺していたんですか!?なぜそんなことを!?」

 

私は怒りを露わにした。もはや、私は冷静に中立な立場で取材を続けることは困難になっていた。

 

「西住殿は純粋に殺害を楽しんでいたんですよ。西住殿は人を人とは思わない。傷つけ殺すことだけが生きがいでしたから。だから小さな子どもでも平気な顔をして殺せるんです。私は心理学の専門家ではないので西住殿がどういう心理状況にあったのかはよくわかりませんが……西住殿が一人で殺した人数だけでも合計すると1万人を超えていると思いますよ。」

 

1万人、その数に私は震え上がった。しかも、それを組織ではなく一人で殺害してみせたという。想像を絶する数だった。

 

「そんなに殺したんですか……しかも一人でその人数って……一体反乱軍は全部で何人くらい殺したんですか……?」

 

「それはわかりません。記録がありませんから。ただ、5万人とも10万人とも言われています。」

 

「そうなんですね……」

 

「私もたくさんの処刑に従事してきましたが、引き金は思った以上に軽いんです。まるでおもちゃみたいに。その軽い引き金を引いた瞬間、その人の命は終わるんです。あの時の命はそれだけ軽いものでした。想像できますか?命がそれだけ軽かったという現実を。」

 

秋山優花里たちが紡ぐ凄惨な話に私はだんだん胸が苦しくなり、気分が悪くなってきた。

 

「何だかこの話をしていると聞いてるだけで気分が…………」

 

「大丈夫ですか?無理はしないでくださいね。これ以上体調が悪くなってもいけませんので話題を変えましょうか。」

 

秋山優花里は私の背中をさすりながら心配そうに言った。話題を変えてくれて本当に助かった。

 

「すみません……お気遣いありがとうございます。」

 

気分が少し落ち着いた私は手帳を覗き込み、次に聞くべき話を考えていた。すると、エルヴィンが何かを思い出したかのように口を開いた。

 

「そうた。そういえば山田さんに見せたいものがあったんだ。」

 

「見せたいものですか?何でしょうか?」

 

「私の研究室にカエサルの手帳があるんだ。あそこに私たちが考えていた作戦が仔細に渡るまで書いてある。見たいか?」

 

見たくないなんて言うわけがない。見たいに決まっている。全てを見て後世に伝える。それが私の使命だ。私はもちろんと大きく頷いた。すると、エルヴィンは少し待っているように言って研究室へと向かった。10分くらい待ってエルヴィンは戻ってきた。その手にはボロボロになった古い大洗女子学園の生徒手帳が握られていた。

 

「わざわざありがとうございます。これですか。中身、開いて見てもいいですか?」

 

「ああ。もちろんだ。ただ、だいぶ損傷が激しいから丁寧に扱ってくれ。あの戦争で残っている貴重な第1級の一次史料だからな。」

 

「はい。分かっています。」

 

私は息を呑み、ページを丁寧にそっとめくった。しばらくは校則や校歌、学園の歴史などが書かれたページが続いたが、やがて鉛筆でびっしりと文字が書かれたページが現れた。このページは境界線沿いの兵士の動員と配置が時間帯別について書かれているページのようだ。なるほど。仔細に渡るまでよく、調べられている。さらに、次のページには具体的な作戦の内容が書かれており、何度も書き直された跡が見られた。

 

「この計画は完璧だった。この通りにすれば落合さんも逃がせて私たちは全員絶対に助かるはずだった……でも、まさかあの日に限って……まさに運命のいたずらだよ。」

 

松本さんが大きなため息をつきながら悲しそうな声で言った。

 

「何が起きたんですか……?」

 

私がそう尋ねかけた時だった。ゼミ室の扉をノックする音が聞こえてきた。エルヴィンが返事をするとちょうど彼女たちと同じくらいの年齢の男性が顔を覗かせる。

 

「失礼します。松本先生。あっ、杉山先生もこちらにいらっしゃったんですね。そろそろ定例の会議が始まりますよ。」

 

左衛門佐は腕時計をちらりと見て、私に向き直った。

 

「もうそんな時間か。山田さん。申し訳ないのだが、この後、定例会議に出席しなくてはならない。終わったらまた戻ってくることもできるがまだいるか?」

 

流石にそこまで彼女たちに負担をかけることはできない。私はこれでお暇することにした。次会える日を聞いたところ偶然にも全員来週の日曜日は何もすることがなく暇だということなので朝から会うことになった。私はエルヴィンと左衛門佐という2人の歴史学者に別れを告げて再び冷泉麻子と秋山優花里とともに道を戻る。途中の薬学部棟で冷泉麻子とも別れて、秋山優花里とともに正門まで向かっていた。私は秋山優花里にわざわざ正門まで来てもらわなくてもいいと言ったのだが、どうしても伝えたいことがあるとのことで、今は2人きりで歩いている。しばらく歩いて秋山優花里は私たち以外誰もいないことを確認すると私の耳元で囁く。

 

「このことは誰にも言わないでくださいね……?実は……ここだけの話なんですけど、直下殿に会えるかもしれません……今、直下殿に極秘で接触していまして、先方も面会に前向きです。まだ、正式に決定しているわけではありませんがもし実現すればかなりディープな話が聞けると思いますし、うまくいけば赤星殿や西住殿本人の消息もわかるかもしれません……その分西住殿に近づくことになるのでリスクは増しますが……どうします?直下殿に会いますか?」

 

こんな美味しい話、乗らない手はない。危険を冒してでも真実を探求する、それがジャーナリストというものである。私はジャーナリストという誇りをかけて大きく頷いた。

 

「ぜひ、会わせてください。」

 

私の心臓は新しい真実を知ることができる興奮で胸が高鳴っていた。だが、その反面今度はどんな凄惨な光景が広がるのか恐怖でもあった。あの戦争の謎のベールがまた一つ新しく剥がされようとしていた。

 

つづく

 

 


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