血塗られた戦車道   作:多治見国繁

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みほ陣営のお話です。


第41話 歓迎会と招かれざる客

みほはその日の夜に知波単、黒森峰の旧みほ陣営の兵士たちの歓迎会を催した。

もちろん、その歓迎会には大洗の兵士たちも参加した。みほはどこからか集めた料理をきちんと人数分用意させていた。お寿司に鰻そしてステーキ。料理はどれも最高級の食材を使っていた。これらの料理は、最前線で守備のため現場を離れられない兵士たちにも当然届けられた。みほは、不公平感が出て、陣営が乱れるのを良しとしなかった。味方は全て公平に扱う。みほはそれを徹底していた。

 

「皆さん。今日は私たちのために援軍に来てくれてありがとうございます。私たちは皆さんを歓迎します。さあ、たくさん食べていってください。戦うためのスタミナをたっぷりつけましょう!そして、各校兵士の親睦を深めましょう!」

 

どの料理も最高に美味しい。頰が落ちそうだ。あまりにも美味しすぎるので食べ過ぎて動けなくなる者が続出した。最初はぎこちなかった3つの学校の兵士たちは話も弾み、とても仲良くなったようだ。頃合いを見計らい、歓迎会はお開きとなった。

 

「皆さん。今日は集まっていただきありがとうございました。これにて、歓迎会はお開きとします。皆さん。今日はゆっくり休んでくださいね。」

 

みんなバラバラと野営地に帰っていく。知波単を代表して川島がお礼を言いに来た。

 

「みほちゃん。今日はありがとう。最高に美味しかったよ。僕たちは、普段牛肉は食べないが、こんなに美味しいものとは思わなかった。ごちそうさま。」

 

「楽しんでいただけたならよかったです。これからもよろしくお願いします。」

 

次にやって来たのは小梅だった。

 

「みほさん!最高に美味しかったです!ごちそうさまでした!みほさんたちはいつもこんなに美味しいものを食べていらっしゃるのですか?」

 

「あはは。そんなわけないよ!今日は特別!奮発しちゃった!」

 

「私たちのために…ありがとうございます!みんな!みほさんの恩に必ず報いよう!」

 

皆、口々に全力で戦い、みほを勝利に導くことを誓っている。

 

「こんなこと、大したことじゃないよ。むしろ遠方からはるばる来てくれたからお礼はしっかりしなきゃ。楽しんでくれたなら歓迎会を開いた甲斐があったよ。」

 

みほは皆が喜んでくれて、満足そうにニッコリ笑っていた。

 

「あ、そうだ。小梅さんには特別なデザートがあるんだけど、一緒に食べない?」

 

「え?いいんですか?」

 

「うん。もちろん。興味ある?」

 

「ええ。まあ。」

 

「ふふふ。じゃあ、1時間後にまたここに一人で来て。」

 

「わかりました!」

 

みほは、その1時間胸を高鳴らせながら待っていた。みほにとってその1時間はとても長く感じていた。1時間後、小梅が再びやって来た。

 

「あ!小梅さん!こっちだよ!」

 

小梅は歓迎会を開いた建物とは別の建物に通された。みほは、その建物の錆びついた重い扉を開ける。そして、ある部屋の前に着いた。

 

「えへへ。見てごらん。」

 

「これは…」

 

みほに促され、扉の小窓から覗き込むと10人の女子生徒が手と脚を鎖で繋がれていた。

 

「私たちが捕まえた捕虜だよ。可愛いでしょ?」

 

「ええ。とっても。」

 

二人は顔を見合わせニヤリと笑いあう。

 

「小梅さん。収容所の所長やってた時からこういうの大好きだったよね?今日はこの娘たちをデザートとして食べちゃいます!好きな娘選んでいいよ!みんな、上玉で可愛いでしょ?あ、ただあの一番左にいる子はダメ。近藤優香ちゃんっていうんだけど、拘束するときにもうキスしちゃったから、私が食べたい。」

 

小梅はみほが何を言いたいのか察していた。みほは久しぶりに収容所の所長時代のように捕虜を可愛がらないかと誘っているのだ。小梅もみほと同じように、捕虜や囚人を"可愛がる"のが大好きだった。

 

「ええ。大好きですよ。みほさん。早いですね。ずるいです。うーん。どの娘も可愛くて迷っちゃいます。」

 

「ごめんね。先走っちゃった。そうだよね。みんな可愛いもんね。えへへ。味見してみる?」

 

「え?いいんですか?お願いします!」

 

「わかった。ちょっと待っててね。」

 

そういうとみほは雑居房の鍵を開ける。

 

「皆さん。こんばんは。今日は、私が前に通っていた黒森峰から、お客様が来ています。楽しませてあげてください。もし拒んだり、お客様を困らせたりしたら…わかってるよね?」

 

みほは黒い笑顔を浮かべる。

 

「さて、小梅さん。どの子から味見する?」

 

「えっと、それじゃあ、あの左から2番目の娘を。」

 

「わかった。ちょっと待っててね。」

 

みほは、座っていたその女子生徒を無理やり寝かせようとした。すると、その女子生徒は必死に抵抗してきた。

 

「何をするんですか…やめて下さい…」

 

するとみほは懐から拳銃を取り出し、その女子生徒の頭に突きつける。

 

「抵抗しちゃダメって言ったよね?ふふ…殺されたいのかな?」

 

「いや…やめて…殺さないで…お願い…」

 

そういうと観念したのかフッと力が抜けていくのがわかった。みほはニコニコしながら無理やり仰向けに寝かせ、手と脚を身体が見やすいように伸ばさせた。

 

「小梅さん。さあ、どうぞ。」

 

みほに促され、小梅は女子生徒の前にしゃがむ。そして、頬を撫でながら優しい口ぶりでいくつか質問を始めた。

 

「ふわふわで柔らかい可愛いほっぺだね。貴女、お名前は?」

 

「加藤千花です…」

 

「千花ちゃんか。可愛いお名前だね。こういうのは初めてかな?」

 

「はい…初めてです…」

 

「まあ、そうだよね。普通は初めてだよね。学年は?」

 

「1年生です…」

 

「それじゃあ、私が先輩だね!」

 

千花は怯えていた。何をされるのかさっぱりわからなかった。

 

「あの…何をするんですか…?」

 

「大丈夫。怖がらないで。それじゃあ、ちょっと見せてね。」

 

小梅は千花の制服を胸までたくし上げた。

 

「綺麗な肌だね。白くて可愛い。」

 

小梅は千花の白くて柔らかい腹に触る。

 

「ひゃう!」

 

千花は思わず変な声を出してしまった。

小梅は千花の柔らかくてなめらかな脇腹を撫でながら、愛おしそうに千花の怖がる顔を見つめていた。そして、突然抱きしめる。

 

「みほさん!この子にします!一目惚れです!可愛い!」

 

「えへへ。小梅さん。大胆だね。わかった。それじゃあ、可愛がってあげてね。」

 

「はい!さあ、千花ちゃん。私と一緒に遊ぼうね。怖がらなくていいんだよ。」

 

そういうと、小梅は千花のスカートを捲り上げる。そして、恥部にショーツ越しに指を這わせる。

 

「うぅ…」

 

「えへへ。可愛い。それじゃあ早速食べちゃおうかな。いただきます!」

 

今にも泣き出しそうなその声を聞いて、小梅はニヤリと笑いながら、ショーツを脱がせた。千花は小梅に脱がされ、生まれたままの姿にされてしまった。千花の顔は恥ずかしさに真っ赤になっていた。

そして、小梅は千花の隠すものも何もつけていない綺麗で純粋な恥部を割れ目に沿って指で撫でる。そっと口づけをして、縦の割れ目に沿ってすうっと舌を這わせる。

 

「ひゃう!どこにキスしてるんですか!」

 

抗議はするが抵抗はなかった。

小梅は確かめるように千花のすべすべできめ細かな肌を撫で回した。

 

「ああ、そうそう。この感触。女の子の身体のこの柔らかくてなめらかな手触り。懐かしいな。」

 

小梅は優しくキスをした後、ぺろぺろと千花の身体中を隈なく舐め回す。頭のてっぺんから足の先まで。千花はくすぐったくてたまらないといった表情だ。身体をよじらせている。

 

「んん…あ…んあ…」

 

「ふふ…可愛い声だね…千花ちゃん…どう?気持ちいい?私ね昔、みほさんに反逆する子たちを収容する収容所の所長してたんだよ。そして、毎日看守と子たちと一緒に囚人の子たちにこんなことしてたの。久しぶりに、女の子の身体触れて楽しいな。」

 

ちらりとみほの方を見るとみほも優香の身体を舐め回しすべすべの肌を撫で回している。

 

「優香ちゃん。胸ぺったんこだね。麻子さんみたい。可愛い。」

 

「いや…やめて…」

 

 

二人は甘くて美味しい"デザート"を堪能した。その味は刺激的であった。そして、これからもこの美味しい"デザート"を食べようと約束した。

快楽ですっかりストレスと疲れは取れ、次の日はすっきりと目覚めた。

次の日、みほは戦車隊に改めて援軍が入ることを伝えようと、市街地にティーガーⅠとティーガーⅡを率いて向かっていた。

そして、中地区に到着するとみほは戦車隊に告げた。

 

「諸君!今日から仲間に加わる戦車を紹介しよう。ティーガーⅠとティーガーⅡだ。黒森峰のかつての私の仲間が担当する。皆よろしく頼む!」

 

「はい!」

 

優花里は無性に興奮していた。彼女は無類の戦車好きなのだから仕方がない。

 

「すみません。大変厚かましいお願いなのですが、一度乗せてもらえませんか?」

 

「お安い御用ですよ。さあどうぞ?」

 

「うわぁ!ありがとうございます!」

 

皆、優花里の様子を微笑ましく見ていた。優花里がティーガーⅠに乗せてもらっている興奮していると外から叫び声が聞こえた。それと同時にみほが飛び乗ってきた。

 

「西住殿!どうしたんですか?」

 

「優花里さん。来たよ来たよ。サンダースが来た。空を見てごらん。」

 

優花里が空を見ると10機ほどの飛行機が編隊を組んで飛行している。そして、戦車を視認すると一気に低空飛行で機銃掃射をしてきた。

 

「P51ムスタング!」

 

「いいね。いいね。これこそ戦争。いいぞ。もっとやれ。」

 

P51は大きく旋回してさらにバリバリと機銃掃射をする。

それを数回繰り返し去っていった。

空襲が止み、優花里は外に出る。するとすぐに第二波がきた。

 

「西住殿!また来ました!今度はF6Fヘルキャットです!!」

 

F6Fヘルキャットな編隊10機ほどが再びこちらに接近してくる。

 

「あはは!サンダースの連中。すっごい大盤振る舞いだ!さあ、次が来るぞ!蜂の巣になりたくなければ全員戦車に乗りこめ!」

 

また、バリバリと機銃掃射をしていく。みほは楽しげだった。

 

「あはは。もっとやれ。もっとやれ。」

 

優花里は意味がわからなかった。なぜ、こんなに喜んでいるのか。恐る恐るみほに聞いてみた。

 

「西住殿、なぜ機銃掃射を受けて喜んでいるのですか…?」

 

「優花里さん。わからない?サンダースが戦車や歩兵に対して戦闘機や艦載機で機銃で撃ちまくるという意味を。」

 

「はい…全くわかりません。」

 

「そっか。なら教えてあげる。サンダースへの憎悪感情が高まるってことだよ。だって戦車に向かって飛行機で攻撃するなんて卑怯でしょ?サンダースは全国大会でも通信傍受という卑怯な手を使った。今回のことでさらに、卑怯であるとして、憎悪感情が高まる。これを使わない手はないよね?卑怯な生徒会が卑怯なサンダースと手を組んで戦闘機と艦載機から機銃で撃ちまくった。卑怯者は速やかに取り除かなければならない。そういえば、味方の士気を上げることができる。」

 

みほは終始楽しそうに話していた。すると、空襲は終わり、艦載機はどこかへ飛んでいった。

 

「さあ、優花里さん。新しい戦争の時間だ。楽しい地獄の幕開けだ!」

 

みほは優花里を見下ろしてクスクスと笑っていた。優花里は恐ろしさに腰を抜かしていた。

 

つづく

 

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