魔法科高校の劣等生 忘れられたグリモワールを持つ者   作:ホタル_100

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初めまして、皆様ホタルと言います。
初投稿なので誤字、脱字があると思いますが、もしございましたら、感想欄にてご指摘いただければ幸いです。
投稿は月に2,3回投稿できればと思っています。感想や評価を頂ければとても励みになるので、よろしくお願いします。




プロローグ
プロローグ


少し俺の過去話をしよう。

 

小学生に上がる少し前、俺はその日、大きな家もしくは屋敷を見つけて好奇心に負けて、その中に入ってみようと思ってその家の庭に入った。

まあ、予想通りというか当たり前なのだが、庭には二人の少女がいた。

 

「誰?」

感情が乏しそうな少女の一人が話しかけてきた。

 

「ど、泥棒!?」

もう一人の少女は、俺のことをまさかの泥棒と言い放った。

 

「いや、違う。俺はこの辺を探検しているだけさ」

俺は、今日も目的を素直に言った。

「ところで二人は何しているの?」

 

「見てわからない?」

 

「草むしり?」

 

「違う」

 

「なら、草むしり!」

 

「違う、それにそれはさっき言った」

 

「ならわからん」

 

「ふふ、ねえところであなたの名前は?」

俺と感情の乏しい少女とのコント?を見ていた、もうひとりの少女が笑いながら聞いてきた。

 

「俺か?俺は、紅夜。朱鈴紅夜(あかすずこうや)、よろしく!」

 

「私は北山雫」

 

「私は光井ほのかって言います」

 

自己紹介を終えてからの俺は話を戻した。

「それで二人は何していたの?」

 

「私は花冠を作っていたとこ」

 

「へー、すごいな、雫は器用なんだな」

 

「・・・いきなり呼び捨てなの」

 

「ダメだった?」

 

「別に」

 

「そう、なら雫で」

 

「俺のことは二人の呼びやすいように呼んでくれればいいからさ」

 

「なら、こーちゃんって呼んでもいいですか?」

 

「いいよ、俺もほのかって呼んでもいい?」

 

「はい、大丈夫です」

少女二人からのかわいい愛称をもらった、そして俺はほのかが作っているであろうものに興味がわいた。

 

「ところで、ほのかの作っているのも花冠・・・なの?」

それは傍目からは花冠に見えなくもないが、茨で作ったようなとげとげしさがあった。

 

「私はティラミスを作っています。」

 

「ねえほのか、ティラミスはケーキだよ。それを言うならティアラじゃないの?」

自慢気に言ったほのかに冷静に雫が指摘した。

(それを言ったら、あーあ、ほら見ろショックでほのかが黙っちゃったよ)

 

「ねえ、こーちゃん」

 

「ん?なに雫」

 

「こーちゃんはなんで探検しているの?」

 

「俺は昨日この辺に引っ越してきたんだ」

 

「引っ越し?」

 

「そう、父さんが仕事の都合とか言ってた」

 

「お父さんは何をしている人なの?」

 

「子供の俺に分かるわけ無いじゃん」

二人は俺のことをいろいろ聞いてきた、俺は聞かれたことに答えながら、俺も質問をしながら楽しい時間を過ごした。

この日、俺は二人の少女改め、雫とほのかと友達になった。

 

その日は、そんな楽しい時間を過ごした俺は日が暮れてきたので二人にまた遊ぶ約束して家に帰った。

「ただいまー!っとまだ帰ってませんかー」

俺の声は誰もいない家に響いた。

 

(・・・・・・暇だなー)

両親が家にいる時間は短いのだ、別に家族と仲が悪いわけではない、けど特別仲がいいわけでもない。

それは、俺が生まれた時の事件が原因らしい、らしいとはその現象を見ていた看護師や医師のすべての人たちが、叫び声をあげながら逃げたとのこと、だから俺は両親から腫れ物に触るような扱いを受けている。

 

「・・・はぁー、絶対あれ(・・)のせいだと思うんだけどなー」

腫れ物扱いと言っても、癇癪が起こらないようにされている以外は、特別甘やかされているというわけではない。そんなわけだから、怒ったふりをすると両親は引きつった顔をするのだ。

 

その日、帰ってきた父親に今日のことを話したら、どっちのほうが可愛かったかとか、どちらに惚れたかなどを聞いてきた。まあ父親には言わなかったけど、ほのかより雫のほうが可愛かったと思っていた。

 

そして、それからの毎日俺は雫とほのかの三人で遊ぶ日々を過ごした。だけど、始まりがあれば、終わりがあるのも世の常だ。

 

 

 

~3年後~

 

「えっ!?うそ、こーちゃん引っ越しちゃうの?」

初めて会ったその日から恒例になった、雫の庭で遊んでいた時に引っ越すことを言った俺に、ほのかが驚いた声で聞いてきた。

 

「うん、なんか東北のほうに行くらしいんだって」

 

「と、遠いね・・・でもなんで?」

俺は少し驚いた。感情があまり外に出ない雫が驚いた表情をしていたからだ。

付き合いの長くなった俺は、ある程度雫の変化がしにくい表情がわかるようになったが、ここまではっきりと出たのは稀だからだ。

 

「えーと、父さんの仕事の都合かな」

理由は本当のところわからない。昨日突然の引っ越すぞという満面の笑みで言われた、だが俺は絶対に何かあるという嫌な予感がしているから、できれば知りたくないというのが本音である。

 

「いつ行くの?」

 

「確か明後日くらいには出発予定のはずだよ」

 

「明後日!?なら用意しなくもいいの?」

 

「大丈夫だよ、だから落ち着けほのか」

 

「でもほら、もう二度と会えないわけじゃないんだから」

 

「で、でも・・・」

 

「それにもう決まったことだし」

エキサイトしてきた、ほのかをなだめながら言った。

(ほのかは相変わらず熱くなりやすいなー)

 

「なら約束して」

 

「えっ?」

 

「何を約束すればいいの?」

 

「また私たち三人一緒に遊ぼう」

 

「雫の言う通りよ、また遊びましょう!」

 

「・・・ああ!約束だ、また三人で遊ぼう」

 

この日の約束が叶うのは7年後になるのは、偶然なのか必然なのか。だが、あれは(・・・)運命というのだろう。しかし、その時の俺たちはそんなことを知る由もしなかった。

 

 

 




ここまでお読み下さってありがとうございます。
四苦八苦しながら続きを書きますので、どうぞ次回もお読み下さればうれしいです。

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