魔法科高校の劣等生 忘れられたグリモワールを持つ者 作:ホタル_100
ところで皆さんは映画はご覧になりましたか?私は、もちろん当日に見に行き舞台挨拶もしっかり見てほくほくです。
愚痴も一つ、映画館に行きグッズを買おうと思ったが、スマホケースしか買えませんでした。お金が圧倒的に足りなくて。
では長くなりましたが、どうぞお読みください。
皆さん、普通の高校生の二日目は新しい友人を作るために努力をする日だと思うのだが、この物語の主人公は少し違った。では主人公の朱鈴紅夜はというと・・・・・・寝坊していた。
「お兄―、朝だぞー!早く起きないと遅刻するよ。何時だと思ってるの?」
そう言いながら、妹の
「うえ!?マジで!今何時?」
慌てて起きた紅夜は急いで用意をしてリビングに行き、弟の
「兄さん、おはよう。時間的には急がないとまずいよ。僕らは大丈夫だけど」
「いや、起こしてくれるならもっと早く起こしてよ」
目覚ましが鳴ったのだが、まだ眠気が抜けないという理由で二度寝をしたくせに、早く起こせとは言語道断というものだ。
「兄さん。明季姉が起こしてくれるだけありがたいと思いなよ」
「そうよ、お兄は私に感謝してよね」
「はいはい、ほんとに時間がもうヤバイから行くわ」
行ってらっしゃい~と声を掛けてくれた、妹と弟をひらひらと手を振って急いで学校に向かう紅夜だった。
◆◆◆◆◆
急いで向かったのが功を奏したのか、なんとか遅刻する前には教室に入れた・・・・・・のだが、しなかったとはいえ、遅刻ギリギリに教室に入ってくる生徒を見ないものは少ないだろう。
(うっ、視線が痛い・・・)
「紅夜君。おはようございます」
あまりの視線にさらされて、いそいそと自分の席に着く紅夜に話しかける深雪。
「あっ、おはよう。司波さんも同じクラスなんだ」
「ええ、教室に入って座席表を見た時に気付きました」
「そうなんだ、俺は基本的に1番前になりやすいからあまり、ほかのところは見てないや」
深雪と話したおかげか恥ずかしさがなくなりつつある紅夜。だが今も周りからの視線はなくならない。むしろ先ほどよりも厳しいものになってきている。
理由は単純だった。試しに一つ例を挙げてみよう、ここに絶対の美少女がいて、入学をしたすぐの日に同じクラスになれば、仲良くなりたいと思うのが普通だろう。だがどうだろうか?当の本人である美少女はいたって平凡な男と、恋人ほどではないにしろ仲良さそうに話しているところを見ると、「こいつ、司波さんとどんな関係なんだ」という具合で男たちによる嫉妬の視線が生まれてくる。
「もしかして、こーちゃん?」
「えっ?」
自分に向けられている嫉妬の視線に無視をしながら深雪と話していると突然に話しかけられた。そこには初日に会えるかもしれないと思っていた幼馴染だった。
「・・・・・・もしかして、雫か?」
「うん、久しぶり」
「ああ久しぶり。懐かしいな~」
「ほのかもいるよ」
「こーちゃん、久しぶり。座席表見た時にもしかしたらって雫と話してたの。でも戻ってきてたなら連絡してくれてもいいのに」
「ほのかも久しぶり。そうだな、でもこうして会えたんだからいいだろ、・・・・・・でもあれだな、会わないうちにずいぶん可愛くなったな」
「「えっ!?」」
「えっ、なんで驚いてるの、変なこと言ったか?」
「だって、こーちゃんがそんなこと言うなんて、ねえ雫?」
「うん、こーちゃん昔はそんなこと言わなかった」
雫とほのかは共に過去を思い出しながらそんなことを言った。
「だって最後に会ったのは7年前だぞ」
久しぶりに再会した幼馴染が昔より可愛いと思ったことを素直に言ったことを紅夜は少し後悔した。
(雫も昔より可愛くなってるけど、表情があんまり変化しないのは昔のままか)
これ以上何か言われたくないと思い紅夜は、じっと雫を見つめる状態になっているのだが、見つめられている雫は、恥ずかしくて顔がかすかに赤くなってきていた。
(こーちゃん、私には言ってくれないのかな)
(大丈夫だよ雫。でもその前に司波さんとこーちゃんっていつから知り合いなのか気にならない?)
(気になるけど、彼女とかだったらどうしよう)
(それは大丈夫じゃない、でもちょっと聞いてみるね)
「えっと司波さんは、いつこーちゃんと知り合いになったんですか?」
「ほのかその前に、名前を名乗るくらいはしようぜ?」
「ご、ごめんなさい。そうだよね、私は光井ほのかって言います」
「私は北山雫です」
「はじめまして、司波深雪です」
「それで、司波さんは、いつから、こーちゃんと、親しくなったの?」
自己紹介を終えてすぐに雫は深雪にほのかが言った質問をした。
(あれ?なんか雫、不機嫌ていうか・・・若干怒ってね?)
紅夜は雫の質問を横で聞きながら雫の言葉に棘があるのと、表情に少しながら変化があるのを感じた。
「紅夜君とは、昨日入学式のあとにお兄様のお友達ということで、知り合ったの」
「そうなんだ(・・・・・・よかったね。雫)」
ほのかと雫が二人でひそひそと話していると雫がいきなり赤くなった。深雪は紅夜は見て笑っていたが当の紅夜は首をかしげていた。
◆◆◆◆◆
その後、教師が教室に入ってきて今日の今後の授業について話しをして出て行った。
「雫、ほのか。午前中は授業の見学できるみたいだけど、もちろん見に行くだろ?」
「うん」
「こーちゃん、せっかくだから司波さんも誘っていかない?」
「そうだな、俺は構わないが雫もそれでいいか?」
「別にいいよ」
「よし、じゃあ誘っ・・・って、なんか司波さんの周りが凄いことになってるな」
そう言いながら深雪のほうを見ると深雪を中心に人だかりができていた。
「なんか司波さん困ってね?ほのか助けるついでに誘ってきたら?」
「えっ?私なの?」
「そういうのは女子のほうがいいだろ」
「こーちゃんの言う通りだよ。ほのか行こ」
雫の誘いでほのかは深雪に声をかけた。人だかりは男子生徒ばかりではなかったが、遠慮したのかあまり女子は多くなかった。
「司波さん。私たちと回りませんか?」
ほのかは直球に深雪を誘った。
「そうですね、いいですよ」
「ごめんなさい急に。司波さんが困っていた風に見えたから」
「ありがとう。本当に助かりました」
「こーちゃん連れてきたよ」
「じゃあ、行きますか」
◆◆◆◆◆
「見ているだけだったがいい物だったな」
「みんなは、お昼はどうする?」
「私は学食でお兄様と食べる予定です」
「私はこーちゃんに任せる」
「私も任せます」
「なら、達也たちを探すか」
昼食について話しているとクラスメイト達がこちらというより、深雪のもとに集まってきた。
「司波さんお昼ご一緒してもよろしいですか?」
「私もご一緒してもよろしいですか?」
「僕たちもいいですか?」
収拾がつかなくなってきて深雪もええっと言いながら困っていた。正直紅夜は、教祖に使える狂信者だなと他人事のように考えていた。実際に他人事なのだが。
「お兄様。お待たせいたしました」
「よっ!達也」
そのまま集団を引き連れて食堂についた、紅夜と深雪は達也に声をかけたが、深雪についてきた一科生のほとんどが、達也たちと一緒に食べようとしているのを認めようとしなかった。
「えっ?司波さんもしかしてこの二科生たちと食べるつもり?」
「司波さん、ここじゃ邪魔になるからほかに行きましょう」
「そうだね。それに一科と二科のけじめはつけたほうがいいよ」
「大体僕たちブルームがウィード如きと一緒に食事なんてするべきじゃないよ」
「はぁ?」
紅夜は勝手についてきて何を言ってんだと思っていた。
「今なんつった?」
男子生徒の喧嘩を売るような言葉に反応したのは達也の隣に座っていた男子生徒だった。
「聞こえなかったのか?お前たちウィード如きが僕たちブルームと食事をするのはあり得ないと言ったんだよ」
「喧嘩を売ってるのか?」
「売る?売るなんてとんでもない、施しならしてやらないとこもない」
「おい!いい加減にしろ!」
さすがにこれ以上はまずいと思い、紅夜は止めに入った。
「深雪、俺はもう食べ終わったからいくよ」
「おい、達也待てよ」
そう言いながら達也は食器を片付けて食堂を後にした。その後ろにエリカや美月、男子生徒が続いて食堂から出て行ってしまった。
「はぁー、司波さん俺は違うところで食べるよ」
「すいません、紅夜君。私の所為で」
「いや、司波さんの所為じゃないよ。あいつの所為だろ」
そう言って紅夜は先ほどまで達也たちに喧嘩腰だった男子生徒、森崎駿のほうを見た。(でも正直、ほかに席がなかったから違うとこで食べるつもりだったけど・・・)
「こーちゃんどうするの?」
「俺はあっちで食べるよ」
「なら一緒に食べよう」
「別にいいよ」
雫の提案に賛成して、紅夜と雫とほのかは深雪とは別に昼食をした。
しかし、問題は放課後にも起こった。放課後になり、紅夜は雫とほのかを誘って帰ろうとしたが、どうやらほのかが、深雪と帰りたいらしく雫もそれに賛成していたが、紅夜は正直森崎たち男子生徒の視線が痛いので断りたかったのだが、別に昼みたいなことにはならないだろと、安易に考えていた。
「いい加減にしてください!深雪さんは、お兄さんと一緒に帰ると言っているんですよ。他人が口を挟めることではないでしょう」
紅夜は達也にほかの一科生にばれないように頭を下げて、ため息をついた。
「僕たちは彼女に相談したいことがあるんだ!」
「そうよ!司波さんには悪いけど、少し時間を貸してもらうだけなんだから!」
「だいたい、ウィード如きが僕たちブルームに口出しをするな!」
森崎たち一科生(紅夜と雫とほのかは見ているだけ)が口々に言った。
「同じ新入生じゃないですか!あなたたちブルームが、今の時点で一体どれだけ優れているというんですか?」
「なんだと!?・・・・・・どれだけ優れているかだと、知りたいなら教えてやるよ」
「ハッ、それはおもしれぇ!是非とも教えてもらおうじゃねぇか」
「だったら教えてやるよ!」
森崎が男子生徒の挑発にCADを向けた。
(まずい、森崎のやつはCADで攻撃なんて犯罪だぞ。・・・だが、くそ。考えてもしょうがない)
「なっ!」
「えっ!」
森崎と男子生徒は驚きの声を上げた。森崎の手からはCADがなくなり、森崎と男子生徒の間に穴があった。穴の中は夜の闇よりも深いまるで地獄の底のような暗さと恐怖を出していた。
読みやすいように少し分けます。
次はいつ頃になるかな~と考えながら投稿日を見るとだいたい一週間ぐらいで投稿してるんですね(笑)
おそらく次回も一週間ぐらいかなっと期待しながらお待ち下さい。