魔法科高校の劣等生 忘れられたグリモワールを持つ者   作:ホタル_100

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はい、今回は少し短い話しですが投稿します。
そろそろネタと熱が冷め始めてしまったので、もしかすると投稿が遅くなると思います。
楽しみにしている人には投稿まで楽しみにしていてください。


7話

逃げたバイアスロン部は魔法を使いながら、紅夜を巻こうとしていた。

 

「雫を早く返せ!」

紅夜はそろそろ、ただ追いかけるだけの状況に我慢の限界がきた。

 

「さっさと、雫を離せー!」

紅夜は魔法を発動し、足止めをしようとした。

 

「おわっ!」

 

「きゃっ!」

 

紅夜は摩利との模擬戦で使った、自分の固有魔法、を発動した。発動したのはいいが、地獄の猟犬に当たったせいで、ボードに乗っていた女子生徒と抱えられていた雫が放り出されてしまいそうになった。

 

「雫!」

だが、間一髪の所で紅夜が雫を受け止めた。

 

「大丈夫だったか、雫」

 

「・・・・・・」

怪我の心配をしていたのだが、雫からの反応が無い。ただ、少し顔が赤くなっている。

 

「し、雫、どこか怪我したのか?」

 

「怪我はしてないよ。でも、もう降ろして、恥ずかしい・・・・・・」

 

「ご、ごめん。でも、怪我がなくてよかった」

 

二人の状態を説明すると、ただ単に紅夜が雫のことをお姫様抱っこしていたのだ。

 

「紅夜君。いちゃつくなら今度にしてくれ」

そこに摩利がほのかを連れて出てきた。

 

「委員長、別に俺たちはいちゃついていたわけでは無いですよ」

 

「痛っ!」

紅夜は足を蹴った雫を見た。

 

「雫、どうして蹴ったの?」

 

「・・・・・・なんでも」

雫は怒った態度で答えた。

 

「そ、そうか。ところでほのかも無事でよかったよ」

 

「でも、少し酔っちゃった」

 

「大丈夫か、保健室にでも行くか?」

 

「・・・・・・ほのかには優しいね」

そこでなぜか、雫がしょげ始めた。

 

「雫にも優しいだろ」

何と答えれば分からなく、とりあえず頭を撫でながらそう言った。

 

「ところで部活回りはどうする?さすがに、何度もこんな目に合うのはないとは思うが、あんまりフラフラしてると危ないし」

 

「それは大丈夫、もう決めた」

 

「へー、どこにしたんだ」

 

「ここ」

 

「ここって、もしかして、バイアスロン部?」

 

「うん」

 

「なあ雫、どうしてバイアスロン部なんだ?」

 

「かっこよかった」

 

「・・・・・・そうなんだ(かっこいいとこなんてあったか?)」

うーんっと首をかしげている、紅夜をよそにほのかもバイアスロン部に決めた。

 

◆◆◆◆◆

 

その夜、場所は変わって九重寺

 

「師匠、紅夜について調べてもらっていたと思いますが、何か分かりましたか?」

 

「その前に、達也君。この場にいるのは、僕たち以外はいないね?」

達也の師匠、九重八雲が確かめるようにそう言った。

 

「それはどういう・・・・・・そういうことですか」

 

「お兄様どういうことですか?」

 

「誰か俺たち以外にもいるということでしょう、師匠?」

 

「そうだよ、さすが達也君と言うところだね」

 

「それで誰なんですか?」

 

「それは君も知っている人だよ」

 

「そろそろ出てきなさい」

 

「・・・・・・呼びました?」

どこからともなく、紅夜が深雪と達也の後ろに出てきた。

 

「・・・・・・」

達也は何してんだという顔で、深雪は小さな悲鳴を出した。

 

「・・・・・・紅夜君、先生みたいなことをしないでください」

深雪からの恐ろしい目で見られたので紅夜はコクコクと頷くほかなかった。

「それでお前がいるということは、説明はお前がしてくれるのか?」

 

「そのために、ここにいるんだろ」

 

「だが、お前が隠すかもしれないだろ」

 

「いや、この場なら隠すことはないよ、さすがに学校とかでは話せないけど」

 

「そうか、なら紅夜、お前のことについて全て教えてくれ」

 

「全てって言われても、むしろ達也は俺の何が知りたい?」

紅夜は困った顔で達也にそう言った。

 

「そうだな、ならまず、お前が俺たちの前で最初に使った魔法について教えてくれ」

 

「達也たちの前で使った魔法?あー、森崎とレオを止めるために使ったやつか」

紅夜は何とか思い出しながら、確認をした。

 

「使った魔法の名称は地獄の門。魔法の説明は俺より、八雲さんのほうが詳しいからそっちに聞いてくれ」

 

「説明が師匠のほうが詳しいとはどういうことだ?」

達也がもっともな意見を言った。魔法師は自分の使う魔法については人に説明できる程度の知識はあるはずなのだ、ましてや、紅夜の使う魔法は誰も見たことのない魔法なのだ、その紅夜よりも詳しい者がいるはずがないと思うのが当然である。

 

「なんて言えばいいのかな、魔法としての説明はできるよ、けど、それより詳しい説明は八雲さんのほうが俺を調べるときについでに調べたと思うから、詳しいはずだよ」

 

「いや、魔法の説明だけで構わない」

 

「そうか、なら、説明するぞ。地獄の門は、文字通りだな」

 

「そうか、それだけだと分からないんだが」

 

「地獄の門は、門の中から悪魔を出す魔法だ」

 

「悪魔だと?」

 

「その説明は八雲さんが詳しいです。はい」

説明が面倒くさいのか、八雲に丸投げをした。

 

「しょうがないなー、紅夜君は」

笑いながら頭を掻いて、八雲はそう言った。

 

「悪魔は、大昔からその存在を知られているけど、実際に見た人はかなり少数だろうね。だけど、その悪魔を退治するのが俗にいうエクソシストだね。けど、それ以外にも、悪魔を退治する人たちが存在する。その人たちはハンターという名称で呼ばれている、ハンターの人たちは悪魔以外にも、悪霊や魔物退治を生業にしている」

 

「悪霊や悪魔ですか・・・・・・」

深雪がといった顔で呟いた。

 

「それで師匠、紅夜の使う魔法は本当に悪魔を出すことが可能なのですか?」

 

「可能だと思うよ、どうなんだい紅夜君?」

さすがに魔法については紅夜からの説明がいいのか、八雲は紅夜に説明を譲った。

 

「可能だよ。達也は悪魔がどんな存在だと思っている?」

 

「それはやっぱり、人に害をなすものじゃないのか?」

 

「その通りだよ、だけど俺の魔法は、俺の意思で操作できるから問題はないけどね」

 

「ところで知りたいことは、それだけか?」

 

「今のところは、そうだな」

 

「俺のことで知りたいことがあったら、聞いてくれ」

 

「ああ、分かった」

 

「それと、達也たちにはもう一つ知っておきてもらいたいことがある」

 

「なんだ?」

 

「グリモアさーん」

 

『・・・・・・契約違反と、とって構わないな』

 

「「・・・・・・」」

達也と深雪は唖然とした顔でグリモアと紅夜を見た。

 

「紹介しよう。俺のグリモワールの管理者のグリモア君だ」

 

『おい、主殿。ついに契約違反か』

なぜかキラキラした、顔で紅夜を見るグリモア。

 

「なぜ、キラキラしている、グリモア」

 

「紅夜はこの人は一体?」

人かどうか分からないグリモアを人扱いした、達也はグリモアについて紅夜に聞いた。

 

「グリモアは俺の持っているグリモワールの管理者だよ」

 

「それは分かった、俺の聞きたいのは、その管理者というものだ。それに、その、グリモア?の言っている、契約違反とは差し支えなければ、教えてくれ」

 

「いいよ~」

 

「えっ?いいのか?」

達也が驚いた声を出した。

 

「なんで驚いているの?達也が教えてくれって言ったんじゃん」

 

「そうだが、普通契約内容は教えないものじゃないのか?」

 

「普通の契約ならね、でも、俺とグリモアの契約は、グリモワールに記録してある秘密の魔法を多くの人に教えないものだし」

 

「それだけなのか」

 

「それだけだ、それに別に違反したところでその代償はグリモアの望みを俺の聞ける範囲で聞くだけだ」

 

『我輩としては、早く契約違反をしてほしいものだ』

グリモアは楽しそうに、そして嬉しそうにそう言った。

 

「グリモアさん、どうしてそんなにうれしそうなんですかね~」

紅夜は呆れたように言った。

 

『我輩は、早く違反をして主殿に我が望みを叶えてもらいたいだけだ』

 

「グリモア、紅夜に叶えてもらいたい望みとは何なんだ」

 

『それはもちろん、我輩と同じ存在となって我輩と共に暮らすことだ』

グリモアは胸を張って言ったが、紅夜はため息をして、達也と深雪(主に達也だが)は紅夜を、変態を見るような目で見ていた。

 

ここで一つ、おそらく見た人の大勢が誤解すると思うのでグリモアのことについて触れておこう。グリモアは執事服を着た男のような恰好をしているが、立派な女性である。

 

一応この時に、達也たちのグリモアに対する容姿の誤解を解いた。

 




今回はやはり短いですね(;´・ω・)
ちなみにもしかすると知っている人もいるかもしれませんが、魔法の名称に関しましては海外のドラマ、スーパーナチュラルを少し使っております。
投稿が遅れてしまうかもしれないことに伴って、投稿が遅れた場合は話が長くすることを考えています。

長くなりましたが、誤字、脱字があれば報告していただければ幸いです。感想も出来れば頂ければと思います
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