艦シーメールの鈴谷になってとある鎮守府に着任した少年の話 作:ゔぁいらす
俺が鈴谷として鎮守府に着任してしばらく経ち、自分自身女の子が板に付いて来たと思っている。
明石や夕張の言っていた私服も届き、最初は抵抗があったが今はもう少し身なりに気を使う余裕や女物の服に対する抵抗も無くなって来ている。
しかし悩みの種は尽きない。主に自分ではなく熊野に関しての事だ。
「ちょっ!?熊野待って!!なんで服脱いでんの!?」
俺は脱衣所で他の艦娘と楽しそうに話をしながら服を脱ごうとしている熊野を追いかけて呼び止める
「なんでって決まっているじゃない。わたくしこれから古鷹さんたちとお風呂に入るからですわ」
熊野はあっけらかんとしてそう言った。
もうこれで何度目だろうか?いつもこうして俺が熊野を呼び止めている。
「あら鈴谷じゃない、あなたも一緒にお風呂に入らない?」
古鷹は私にも声をかけて来た。相変わらず綺麗な人だ。できることならこんな人と一緒にお風呂に入りたい所だがそれは叶わない。なんたって俺も熊野も男なのだから。それがバレるのだけはなんとしてでも阻止しなければいけない。
「いっいやぁ鈴谷今日はアレの日でさぁ〜熊野もそうなんだよね〜だから止めに来たんだ〜だからごめんね古鷹!お風呂はまた今度!!じゃあね〜」
俺は精一杯の言い訳をして熊野を脱衣所から連れ出す
「なっ何するんですの鈴谷!それにアレの日って何ですの?」
全く・・・こっちの気苦労も知らないで呑気な奴だ。
あれ以来何度熊野は男だと伝えても全く信じてもらえないので俺は頭を抱えていた。少し目を離せば他の艦娘と一緒にお風呂に行こうとしたり服を着替えたりしそうになるし・・・
最初は友人以外には余り裸を見せたくないと言っていた熊野だったが、彼女は予想以上に人当たりが良く、すぐに他の艦娘達と友達になっていった。
なので俺の気苦労は日に日に増していく。
それっきり俺はもう彼女に性別の事を説得する事を半ば諦め、熊野が男だとバレない様に彼女に付きそう事にしているのだ。
そして熊野を連れ部屋に戻ると
「もう鈴谷!!何故わたくしが他の方と入渠ドックに行くのをいつも止めるのです?わたくしも広いお風呂に入りたいですわ!!」
彼女は俺を睨みつける。
「それはずっと言ってるじゃん!熊野は男なんだって!だから・・・」
俺がそう言うと
「もうその話は聞き飽きました!私は女性です!いくら鈴谷と言ってもこれ以上言うなら怒りますわよ!?」
熊野はそう言った。なんで私が怒られないといけないのか?俺はただ熊野の事を思ってやっているだけなのに・・・
「ああそう!なら怒れば!?鈴谷は熊野の為に言ってあげてるんだよ!?それを無視するならもう熊野なんて知らない!!」
俺はついカッとなってそう吐き捨て部屋を飛び出し工廠へ向かう。
「あっ、鈴谷じゃない。どうしたの?また熊野の事で相談?」
そこではいつものように夕張が艤装弄りをしていた。
「ねえ聞いてよ夕張〜熊野がさー」
俺は熊野に対しての愚痴等ををいつもこうして先輩である夕張や明石に聞いてもらっているのだ。
いつも2人は好意的に俺の話を聞いてくれて直接的ではない物の打開策を一緒に考えてくれる。
「って訳でさー・・・・はぁ・・・鈴谷どうすれば良いのかわかんないよ・・・」
私はそうため息をついた
「鈴谷、あなた喋り方自然になって来たわね」
夕張は言った
「えっ、そうかな?」
自覚は無かったがそれだけこの艦娘としての自分に慣れて来たと言う事だろうか。
褒められて少し嬉しい反面なんだか寂しい気分にもなる。
「ええ。最初はたどたどしかったけどもうそれなら大丈夫だと思うわ。私が言うんだもの間違いないわよ!!」
夕張は太鼓判を押してくれた。
「そう・・・ありがと。多分熊野が男だってバレない様に鈴谷も結構気を使ってたからそのせいかも・・・」
俺は苦笑する。
「色々大変ね・・・あっ、そうだ!良い事思いついたわ!」
夕張が手をポンと叩く
「なになに?教えて」
「それはね・・・」
夕張はもったいをつけて俺をじっと見つめた
「それは・・・?」
そして夕張は少し黙り続けた後
「あなたが一緒に大浴場に入ってあげれば良いのよ!」
そう得意げに言った。
大浴場に入った所を他の艦娘に見られたら一巻の終わりだ。今までの苦労も俺の夢も水の泡になってしまう。
「なっ!?なんで!?それに2人であんな広いお風呂入ったら鈴谷たちが男だってお風呂に居る他の子達にバレちゃうじゃん!」
俺はそう夕張を問いつめた。
すると
「もちろん皆がいる中ズカズカと入れなんて言わないわ。ただ熊野は誰かと一緒にあのお風呂に入ってみたいんでしょ?それなら一応男である私と明石も含めた4人で一緒に入れば良いじゃない!そうすれば熊野に女の人の裸を見せる事もないし私達の裸を他の艦娘に見られる事も無いでしょ?」
と夕張は言った。
なるほど・・・それなら熊野も満足してくれるかもしれない・・・
「でもどうやってあのお風呂を貸し切り状態にするの?」
俺はそう夕張に尋ねる
「あーそれはね・・・・私達お風呂のボイラー室のメンテナンスとかもやってるんだけどその間お風呂入れなくなるじゃない?そのメンテナンスが終わった直後にお湯を入れて一番風呂を浴びるの。他の艦娘達はみんなメンテナンス中だと思って入ってこないから明石といつもそうやってあのお風呂を使ってるのよ。こんどのボイラー室のメンテナンスがある時に2人も呼んであげるわ」
夕張は言った。
いつ俺私達の事を気にかけてくれて・・・本当に良い人だな・・・・
可愛いし。でもこの人も俺や熊野と同じで男なんだよなぁ・・・・
でも俺も今はこんな恰好だし・・・これくらい良い・・・よな?
「ゆ・・・夕張・・・・・ありがとう大好きっ!」
俺はは夕張に抱きついた。女の子同士ならこういうスキンシップもする事があるみたいだし別にいいよね?
だって外野からは女の子同士がキャッキャウフフしてる様にしか見えないんだもーん!
「ちょっと鈴谷!?もう・・・しょうがないんだから」
夕張はやれやれと言う感じで笑っていた。
そういえばそのメンテナンスっていつやるんだろう?
「で、その次のメンテナンスっていつなの?」
俺は夕張に尋ねる
「明日よ」
「へっ?」
即答だったので俺は聞き返す
「だから明日だって。明日の25時から2時間くらいかけてやるわ。だから27時くらいになるわねー」
27時・・・つまり午前3時って事?熊野いつも夜の10時には寝ちゃうけど大丈夫かな・・・・
「まあ急だから無理に来なくても良いけどもし良かったら27時くらいに熊野も連れてお風呂に来て」
夕張は言った。
「う・・うん・・・でも熊野いつもその時間寝ちゃってるし・・・」
熊野は流石お嬢様として育てられていたからなのか非常に生活リズムが規則正しい。
いつも朝の6時半に起きては消灯の夜の9時には眠りに就く。
俺は最初の頃は熊野が寝た後電気も消した暗い部屋の中でこっそりテレビにイヤホンを繋いで夜中まで起きていたがいつも熊野が6時半に起こして来るので今は仕方なく熊野に合わせている
「そう。あの子結構生活リズム正しいんだ。まあ一晩くらいの夜更かしなんて事無いわよ!私なんていつも徹夜だし高速修復材を水で薄めた奴こっそり飲んでなんとかやってるんだから!あっ、これ明石にはナイショね」
夕張ウインクした。
「う・・うん。わかった。それじゃあ熊野を誘ってみるよ。ありがとね夕張ちょっと元気でた。それじゃあまた」
俺は夕張にお礼を言って足取りを軽く工廠を後にして自室へ向かった
怒って出て行っちゃったけど熊野また大浴場に行ったりしてないといいけど・・・そんな事を考えていると何処からかストン・・・という音がする
「なんだろ?」
俺は気になってその音のする方へ足を運ぶ。
そこは空母の人たちが良く使っている弓道場だった。
どんな人が弓を射ているのか気になった俺は気になったのでその弓道場を覗いてみる事にする。
そこではサイドテールの凛とした女性が淡々と的を見つめ弓を射っていた。その眼差しは透き通っていて的のその先まで見通している様にも思えた。
「綺麗だ・・・」
気がつくと俺はそう呟いていた。するとその女性がこちらに気付く
「あら?あなた空母ではないわよね?何か用事?」
彼女は私に話しかけてくる
「あっ!!ごめんなさい・・・その・・・ちょっと気になって・・・」
俺は急な事だったので焦りながらもそう返事をした
「気になる?何が気になったの?こんなものを見ていても何も面白くないでしょう?」
彼女は更に聞いてくる
「それは・・・その・・・貴女の弓を射ってる姿がとても綺麗でつい見とれちゃって・・・」
何言ってるんだ俺・・・そんな見とれてたなんて言ったらもっと変に思われるじゃないか!!
すると
「あらそう・・・変わった子ね。私は加賀。貴女は確か・・・」
加賀と名乗った彼女はそう言って首を傾げる
「じゅ・・・重巡洋艦の鈴谷です!最近ここに着任しました。よろしくお願いします!」
俺は頭を下げた。
「そんなかしこまらなくて良いわよ。そういえば最近重巡洋艦娘が2人着任したと提督から伺ったわ。それが貴女なのね。もう1人は?」
そうだ熊野!熊野のところへいかなくっちゃ!
「もう1人は・・・その・・・今部屋に居て・・・」
俺がそう言うと
「そう。まあ別にどうでも良いのだけれど」
加賀さんは興味無さげにそう言った。
結構サバサバしてる人だなぁ・・・
でももの静かでやっぱり綺麗な人だ・・・・
俺は彼女に再び見とれていた。
すると
「私の顔に、何か付いていて?」
加賀さんがそう尋ねて顔を近づけてくる。
ちっ・・・近い・・・!!
「いっ、いえ!なんでも無いです!それじゃあそろそろ邪魔になっちゃいけないので鈴谷はこれで失礼しますね!!お邪魔しました!!」
俺は恥ずかしくなってその場を逃げる様に立ち去った。
「加賀さん・・・か」
綺麗な人だったなぁ・・・またここに立ち寄るのも良いかもしれない。それに弓道を教えてもらえばあの人ともお近付きになれるんじゃ・・・いやいやいや今の俺は鈴谷って女の子なんだからそんな不純な動機で女の人と関わったりする訳にはいかない。
そして部屋に向かって歩いていると
「あら鈴谷じゃない」
古鷹から声をかけられる
「古鷹ちーっす。さっきはごめんねー」
俺はいつもの調子で話をした。
古鷹は良く俺や熊野に話しかけて来てくれるとてもいい子だ。
「いいの。そんな事より鈴谷、生理・・・結構長引いてるみたいだけど大丈夫なの?」
古鷹は心配そうに俺を見つめてくる。
毎回ことあるごとにそれを理由に古鷹の前で裸になる状況を回避しているから当然と言えば当然か。
しかし俺は生理について余り知識が無い。
保健体育の授業をもっと真面目に受けておくべきだったなぁ・・・このまま行けばボロが出てしまうもしれない・・・ここはなんとしても話を合わせなければ・・・
「う・・うん!鈴谷結構長引いちゃう方でさ〜大変だよ〜もう血がどばどば出ちゃってさ〜あはは・・・・」
こんな感じで大丈夫だろう。俺は笑いながら話した。
すると
「そうなの!?本当に大丈夫なの?」
古鷹は泣きそうな顔で俺に詰め寄って来た。
本当に俺の事を心配してくれている事はわかるのだがその善意が今の私には痛い。
「だ・・・大丈夫だよ〜!レバーとかめちゃくちゃたべてるしぃ〜鉄分は足りてるから」
俺はそうおどけてみせる
「そ、そう・・・でも体だけには気をつけてね?そうだ!これ。もし良かったら使ってね」
そう言って古鷹は何かを取り出した。
「タン・・・ポン・・・?」
アルバイトをしていたコンビニの生理用品売り場で見た事はあったが用途は皆目見当もつかない。
「あら?鈴谷知らないの?これ着けたら生理の時でもお風呂入れるのよ?この間買い出しにいったんだけどその時加古の分も買ったんだけど私はナプキン派だからいらねーって言うから余っちゃってて・・・だからもし良かったら使って」
古鷹は笑顔で俺にタンポンを手渡して来た。
「あ、ありがと・・・」
善意で渡された物を突き返す訳にも行かず俺はそう言ってタンポンを受け取った。
「そうだ鈴谷、タンポン知らないんでしょ?もし良かったら付け方教えてあげようか?」
古鷹は言った。
付け方・・・・・・私の頭の中でよからぬ妄想が広がる。付け方・・・これを一体何処に付けるって言うんだ・・・・・まさかこれをああしてあそこに・・・・・そんな・・・・古鷹のアソコ・・・・ムフッ・・・・ああダメだ!男の部分が出てしまう!俺は今すぐにでもOKしたかったがそれにそんな事をしたら俺が男だとバレてしまう。
俺は今の古鷹との関係を壊したくはないので
「あっ・・・いいよ!鈴谷のアレめちゃくちゃグロいからさ〜あんまり他の人に見られたくないんだよね〜だから帰ったらネットで調べるよ〜ありがとね古鷹〜それじゃあ」
俺はまた逃げる様にその場を後にした。
古鷹の下着姿を見れるかもしれないチャンスだったのに惜しい事をしたなぁ・・・いやいやこれでいいんだ・・・これで・・・
それにしても俺の架空のアレがグロいという事になってしまった。
古鷹はそんな子じゃないとは思うけど変なウワサにならないといいな・・・・
俺はそんな事を考えながら部屋に戻った。
部屋では熊野が頭にバスタオルを巻いて部屋着に着替えていた。
「あっ、鈴谷・・・ごめんなさい。わたくし言い過ぎましたわ・・・」
彼女は俺を見るなり謝って来た。もしかして俺の言ってる事を遂に信じてくれたのだろうか?
「鈴谷もキツく言い過ぎてごめんね。熊野・・・受け止めるのは大変だと思うけど鈴谷が一緒に居てあげるから・・・」
俺は熊野に寄り添った。
すると
「あら?何の事ですの?」
彼女は首を傾げる。
「えっ・・・何の事って熊野も鈴谷も男だって事を信用してくれたんじゃないかって思ったんだけど・・・」
もしかしてその事ではないのか?じゃあ一体何の話なんだろう
「まさか!そんな冗談信じる訳ありませんわ。ただ鈴谷は鈴谷なりに私をおもしろがらせようとしてやってくれていたのでしょう?それなのにあんな事を言ってしまった事を謝ったのですわ。それに免じて今日はお部屋のお風呂で我慢して差し上げましたの」
熊野は言った。
なぁんだ・・・そんな事か・・・しかし何処まで強情なんだこの子は・・・
「そ、そっか・・・は・・・ははは・・・」
俺はバカバカしくなって笑った。
そして夕張の言った事を思い出す。
「そうだ熊野、お風呂の事なんだけどね?」
「何ですの?また大浴場には近付くなって言うつもりですの?」
熊野は私を睨みつける。
「ううんその逆」
「と言う事は大浴場に入って良いんですの!?」
熊野は嬉しそうだった。
「でも・・・鈴谷ね、熊野の裸をあんまり大勢の人に見られたくないの・・・だから私と一緒に入って?」
俺はそう提言する
「鈴谷・・・そんなわたくしの事を束縛するだなんて・・・わたくしたち女の子同士ですのよ?」
いや男の子同士なんだけど・・・でもまあそう言う事にしておいた方が良いだろう
「でも鈴谷・・・・熊野のこと他の子に見られるのは嫌なんだ・・・だから・・・お願い!」
俺は熊野に手を合わせた。
「んもう・・・しょうがないですわね鈴谷は・・・・わたくしも・・・・貴女の事嫌いではありませんし・・・?」
熊野は顔を赤くして言った。
よし!これで後は夜中にお風呂に誘うだけだ!
「それでね・・・明日大浴場のメンテナンスが終わった頃にお風呂に入れてもらえる様に夕張にお願いしたんだ。だからその時に一緒に入ろ?」
「ええ!わかりましたわ!わたくし今から楽しみです!!」
熊野は快諾してくれた。良かった・・・上手くいったみたいだ。
そして次の日約束の時間になり、俺のスマートフォンに夕張から連絡が入ったので、もう寝てしまっていた熊野を起こすことにした。
「熊野ーお風呂行くよ〜」
俺がそう声をかけると
「んんっ・・・・お風呂ですの・・・・?」
熊野は眠そうな目を擦る。
「うん!お風呂!!熊野がずっと入りたがってた大浴場だよ」
俺がそう言うと
「そうでしたね!わたくし楽しみですわ!!」
熊野は目を大きく開き飛び起きる。
そして用意を済ませ大浴場へ向かうと大浴場には電気が付いているが扉の立て札には整備中と書かれた札がかけられていた。
俺は試しに扉を開いてみるとカギはかかっておらずそのまま中に入る事が出来た。
そして熊野とともに服を脱ぎ、熊野の方を見るともちろん熊野も裸になっていて、そんな熊野の身体はフラットな胸に引き締まったお尻、それに細いけど硬そうな腕・・・そして下腹部にぶら下がる女性である事を否定する男性のシンボル。
お世辞にもその姿は女性には見えない。
でもなんでだろう・・・?少しだけ綺麗だと思えるしこちらも変な気分になってしまうそなんだか眼のやり場に困ってしまう。
すると
「なんですの鈴谷?わたくしの身体をそんなチラチラと見てに変な所でもございまして?」
と熊野は尋ねてくる。
「べっ・・・別になんでも無いよ!!さっ!早くお風呂入ろ!!」
俺は誤摩化す様に熊野を浴室へと誘い、浴室に入るとそこには既に先客が居た。
「あっ、鈴谷!遅かったじゃない」
「待ってましたよ〜」
仕事を終えて一番風呂を優雅に浴びる夕張と明石が私と熊野を迎え入れてくれたのだ。
「ごめんごめん熊野が寝ててさー」
俺は2人にそう言った。
そして熊野は大浴場を眺めて目を輝かせている。
「ここが・・・大浴場ですの・・・・!?凄く広いですわー!!」
熊野はもう大はしゃぎだ。
「こーら熊野、大浴場で走っちゃだめだかんねー」
俺はそう釘を刺しておく
「熊野嬉しそうで良かったわね」
「ホントですよ。」
2人はそう言ってくれた。
「明石も夕張もほんとにありがと!これで熊野も少しの間は満足してくれると思うよ」
俺は2人にお礼を言った。
すると
「それじゃあ私達はお邪魔なのでそろそろお先に失礼しますね」
明石はそう言うと浴槽から出た。
おっぱい大きいなぁ・・・・でも股間には俺と同じ様にアレがぶら下がっている。
「うん!じゃあまた後でお風呂の感想聞かせてね!」
夕張も明石の後を追う様に浴槽から出た。
「熊野ーそれじゃあ私達は先に上がるから鈴谷と裸の付き合い・・・楽しんでね!」
夕張は言った。
そして2人は大浴場から出て行ってしまい俺と熊野の2人っきりになってしまう。
「せっかくなので鈴谷・・・?お背中の洗い合いをしませんこと?」
熊野は言った。
「うん!良いよ!」
俺は熊野と体を洗い合った。そして2人で浴槽に浸かっていると
「ほら!わたくしの言った通りおちんちんは女性皆についているのですわ!今日鈴谷以外でおちんちんの生えている方を2人も見れたのですから私の中でこれは確信に変わりましたの!」
熊野は嬉しそうにそう言った。
ああ・・・明石と夕張の案が寧ろ熊野の思い込みを悪化させる結果になってしまうとは・・・俺の気苦労が絶える事はなさそうだ。
でも熊野がたのしそうだからまあ今日の所は良っか!
俺は熊野の笑顔を見てそう思った。
そして
「鈴谷そろそろ上がりたいんだけど・・・・」
「わかりましたわ鈴谷、わたくしあともう数分程浸かっていたいので先に帰っていてくださります?」
熊野は言った。
流石に熊野を1人にする訳にもいかないし脱衣所で待ってようかな。
いつも入浴を部屋の狭い風呂で済ましていたので久しぶりに足を伸ばして入る風呂は格別だったなぁ・・・・
「はぁ・・・気持ちよかったぁ〜」
俺はそう呟き大浴場を出た。すると何やら人の気配を感じる。
「あら・・・?こんな時間にお風呂に入る物好きの子が私以外にも居たのね・・・」
そこには夕方弓道場で合った加賀さんが立っていた。
「やば・・・・」
俺は一糸まとわぬ姿だ。それに下半身もそのまんまで・・・クソッ!いつも細心の注意を払ってたのに油断した・・・・!!でもなんで?今メンテ中でお風呂入れない筈じゃん・・・俺・・・加賀さんに男だってバレちゃった!?