やはり俺達の青春ラブコメはまちがっているのだろう 作:skyjoker
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「好きです。付き合ってください。」
「興味ないから。」
恋愛もお前も。そんな言葉を心のなかでつぶやく。俺は自分で言うのもなんだがイケメンと言われる部類に入る。そのためこんな事は何度かあった。髪を白にしていて目立つのも理由の一つかもしれない。そして、その度に同じ言葉を言う。俺は誰も愛さないし、誰かに愛されたくもない。俺は一人でいい。いや、一人がいいその言葉の通り俺は高校では誰かと何かしらの関係をもっていない。俺は部室へ向かう。雪乃さんにはちゃんと遅れると伝えてある。念のため今から向かうとメールを送っておこう。ふっ、流石は俺だ。ぬかりないぜ。ハッハッハハッハッハ。やべえ。マジでこれ頭おかしい奴だよ。
ブブッ
俺のスマホが震える。メールがきたっぽい。なんだ?
『依頼があったので家庭科室に来てください。』
へぇー、ホントに依頼なんかあるんだ。それにしても家庭科室ってどういう事だ?なにすんの?謎なんですけど。あんまり遅いとなにか言われそうだし、早く行くか。
家庭科室に着くとなぜか雪乃さんと比企谷くんともう一人茶髪の女の子が苦しそうにしていた。一体なにがあったんだよ。まじで。こわっ。聞いてみるか。
「あの、どうしたんですか?」
「伶斗くん。居たのね。ちょっと劇薬食べてしまってね。」
え、なにしてんの?余計に怖くなったんだけど。
「雪ノ下さん流石に劇薬は酷くない!?……や、やっぱ劇薬かな?」
ここにきて名前の知らない女の子が喋り出す。髪がピンクっぽい感じでお団子にしてるのが特徴だ。あと、体を見ると雪乃さんとは正反対の2つ山がある。
「あなたなにを考えているのかしら?」
「い、いやそちらの方は誰かなーと思いまして。」
雪乃さん怖過ぎ。なにあれ、絶対零度の瞳だったよ?もしかして雪乃さんってポケモンだったの?雪タイプだったの?
「ああ、紹介が遅れたわね。彼女は由比ヶ浜結衣さんよ。学年は2年よ。今回の依頼人よ。」
「よろしくね。伶斗くん!」
「よろしくお願いします。あれ?なんで俺の名前知ってるんですか?もしかして、話したことありましたか?」
「ううん。ないよー。ほら、伶斗くんってイケメンって有名だからさー。2年の間でも話題になってるし。1年にクール系イケメンがいるって。」
よかったー。もし話したことあったとかだったら流石にやばかった。てか、そんな噂あんのかよ。で、どーせ俺の顔を見て「そんなにイケメンじゃなかったよー。」とか言うんだろ。なんで、自分からイケメンって言ったわけじゃないのにダメージ負わなきゃいけないんだよ。クソッ。あ、さっき言ってたわ。
「今回の依頼はクッキーを作って渡したいとの事よ。」
「どーしたらいいかな?」
「由比ヶ浜が2度と料理しないこと。」
おー。ここにきて比企谷くんが初めて喋った。がんぱれ、比企谷くん。負けるな、比企谷。君ならできる!自分を信じるんだ。…………何やってんだろ俺。なんか悲しくなってきた。てか、言ってること酷すぎないですかね?
「それは最終手段よ。」
おっと。雪乃さんも辛辣ー。
「それで解決しちゃうんだ!!」
「クッキーぐらいなら俺教えれますよ?」
「霧崎机の上にある黒い物体見えるか?アレが由比ヶ浜が作ったクッキーだ。」
いやいや流石にあれは嘘ですよね?雪乃さんの方を向くとこくんと頷いた。まじかよ。見た目ホームセンターに売ってる木炭なんだけど。クッキー作ろうとしてできるようなものじゃないんですけど。恐るべし由比ヶ浜結衣。
「やっぱり、私向いてないのかな。ほら、なんて言うの?私センスないし、それにこうゆうガチなの流行ってないし。」
「その人に合わせるの辞めてくれるかしら。聞いていて不愉快だわ。不器用さ、無用さなどの遠因を他人に求めるなんて恥ずかしくないの?」
うわ、これはキツいわ。それに由比ヶ浜さん結構もろそうだし、最悪帰るかな?
「か、かっこい!!!」
へ?何言ってんのこの子?アホなの?バカなの?死んじゃうの?
「あの私の話し聞いてたかしら。結構きついこといったつもりなのだけれど。」
「建前とかそうゆうの言わないんだね。そりゃ言ってることきつくて軽くひいたけど。なんか凄いカッコイイ。」
凄いな。あれをしっかり受け止めた上でカッコイイって言うんだから。俺も由比ヶ浜さんみたいに強かったら今こんなんじゃなかったのかな。由比ヶ浜さんみたいな強さをみるとどうしてもあの時の事を思い出してしまう。そして、思い知る。俺がどんなに弱いかを。
「雪ノ下。正しいやり方教えてやれよ。」
「ええ。」
「俺も手伝いますよ。」
俺は弱い。でも、そんな俺でもやれる事はあると思うんだ。
「んー。やっぱり雪ノ下さんみたいにできない。」
「どうしてかしら?」
木炭がどのようにして出来たのかわかったわ。由比ヶ浜さんは料理初心者のくせにやたらとひと手間加えようとしたがる。それは雪乃さんが慌てるレベルの頻度で。
「どうしてお前ら美味いクッキー作ろうとしてんの?」
これまでまったく話さなかった比企谷くんが口を開いた。
「はぁ、なにいってんの?」
「10分後にここに来い。俺が本当のクッキーってやつを見せてやる。」
自信有り気の顔で言う。
「そう。そんなに自信があるのね。楽しみにしておくわ。由比ヶ浜さん伶斗くん行きましょう。」
え、俺も行くの?女子2人に男子1人とか気不味いんだけど。だが、俺に拒否権はないようだ。その証拠に雪乃さんが絶対零度で俺を見てくる。やめて、凍っちゃう。さぁ冗談はこの辺にしておこう。じゃないとまじでやばい。家庭科室を出たわいいがどこに行くのだろう?
「部室に行こうと思うのだけれどそれでいいかしら?」
まぁそれが妥当だろう。
「俺は別に構いませんよ。」
「私もそれでいいよー。」
部活に行く途中会話が途切れることはなかった。由比ヶ浜さんが色々な話題をだして、雪乃さんと俺がそれに対して相槌や返事をすると言うものだったが。部室に着いてからも同じ感じで過ごしているとあれよあれよと10分が経った。家庭科室に行くと当たり前ながら比企谷くんが待っていた。
「これが俺のクッキーだ。」
見た目はかなり普通。とゆうかちょっと悪い。食べてみても見た目どうりの味だ。
「なにこれ。ところどころジャリジャリするし、あんま美味しくないんだけど。」
由比ヶ浜さんはさっきまでの仕返しとばかりに責めたてる。
「そっか。結構頑張って作ったんだけどな。捨てるか。」
「い、いや、そんな捨てるほど不味くないし。」
「まぁ由比ヶ浜が作ったクッキーなんだけどな。」
「どうゆうことですか?」
そこからの話しはちょっと長かったので要約させてもらう。要するに貰った物が問題ではなくて気持ちが大切なんだ!って話しでした。
「そ、そのヒッキーも揺れるの?」
「俺?そりゃ揺れるね。もう揺れまくりだね。」
「そっか。後は1人でやってみるよ。ありがとう。雪ノ下さん、伶斗くん。ついでにヒッキーも。」
ありがとう。その言葉は俺には勿体なすぎる。頑張ってほしい。由比ヶ浜さんは心の底からそう思えるような人だった。ただ、エプロンは外してから帰った方がいいと思いますよ。
「あれで良かったのかしら?出来る限り努力をした方が良かったのではないの?」
「まぁ正論だわな。努力は夢を裏切らない。夢を裏切ることはあるけどな。」
「どう違うの?」
「努力しても夢が叶うとは限らない。むしろ叶わないことのほうがおおいだろ。でも、頑張った事実さえありゃ慰めにはなる。」
「ただの自己満足よ。」
「別に自分に対する裏切りじゃねぇさ。」
「甘いのね……。気持ち悪い。」
「お前含めて、社会が俺に厳しいんでな。せめて俺くらいは俺に優しくしてあげようと思うわけ。みんなもっと自分を甘やかすべきだろ。みんなダメになればダメな奴はいなくなる。」
「ハハッ。比企谷くんは面白いですね。」
急に笑った俺を2人が見る。あの日以来初めて笑ったかも。愛想笑いならあるかもだけれど心からの笑いはきっと初めてだ。笑いが止まらない。そんな俺を2人は心配するような目で見る。
そんなこんなで無事依頼は終了。後日由比ヶ浜さんはお礼と言うことでクッキーをもらった。見た目は木炭だ。ただ少しだけ美味しく感じた。
これ書き終わってから気付いたんですけど、オリ主まじでなんもしてないですね。次回はもっと絡ませていきます。オリ主の設定はまだ決まってないところとかあるんで、おいおい出していします。あれ?これ前回も言ったような笑それじゃあまた。