やはり俺達の青春ラブコメはまちがっているのだろう 作:skyjoker
ピピピッ
ガシャ
はあ。もう朝か。学校行きたくないな。いっその事休もうかな。いや、そうすると後が面倒くさそう。主にあの人が。準備するか。布団から起き上がる。ああ、温もりが。なんて脳内でふざけつつリビングへ。テレビをつけ、朝食の準備に取り掛かる。ここは学校からわりかし近いので早く出る必要はない。なので、朝はゆっくりと過ごすことができる。
チンッ
パンが焼けたようだ。うん。いい感じ。俺の朝は毎日ベーコンエッグとパンにレモンティーと決まっている。どれも俺の好物だ。食べ終えるといい時間だ。学校へ行くか。先程も言ったように俺の家から学校までは近い。なので、毎日歩いて学校へ向かっている。学校に着くと、俺はイヤホンをしたまま席に座る。なぜイヤホンをしたままかというと、誰かに挨拶でもされた時に聞こえてないフリができる。ほんとイヤホンって便利だよね。この時に、外でも見て考え事してるっぽくするとなおいい。みんなも実践してみてくれ。……みんなって誰だよ。
「霧崎くんおはよっ。」
ちっ。ヤツが来たか。だが、俺は聞こえてないぜ。ハッハッハ、流石俺だ。完璧過ぎるぜ。まじ惚れちゃう。そんなふうに勝ち誇っていると、ふいにイヤホンを外された。なに!?
「霧崎くんおはよっ。」
振り向くと、そこにはヤツがいた。あざとい笑顔を浮べた女が。
「霧崎くん挨拶しても返事くれないから、イヤホンとっちゃった。ごめんね。」
テヘッとでも言いそうな顔で、ヤツこと一色いろはは俺には謝ってくる。謝るくらないなら最初からやらないでもらえませんかねえ。だが、そんな事こいつにいっても無意味。相手にしないがコイツに対する一番いい策だ。
「別に。」
一色いろは毎日のようにこんな感じで俺に絡んでくる。その度に俺は冷たく返しているのに。コイツはまったく懲りない。はたから見たら一途で健気な女だが、コイツは俺のことが好きなわけじゃない。俺はモテる。これは自慢でもなんでもなく、一つの事実だ。俺がコイツとつきあったりすれば、一色いろはというブランドの株はいっきにあがる。それが目的だろう。そんなヤツだからこそ、なんの躊躇いもなく冷たくする事ができる。そして、コイツに冷たくすることによってほかの女に喋りかけられることが少なくっているので、まあ嫌いかと言われたらそうでもない。好きでも無いけどな。授業中は流石県内トップの高校と言うべきかみんな集中している。なので、俺が話しかけられることはほぼない。たまに隣同士でやれと言われた時ぐらいだ。
キーンコーンカーンコーン
4時間目の終わりのチャイム。これが示すものはなにか。それは、お昼ご飯だ。俺はお昼ご飯を食べるため移動する。え?どこへ移動するのかって?そんなもん決まってるだろ。青春の場所。つまり屋上だ。屋上ってなんか憧れあるよね。これ多分あるあるだと思うわ。鍵を開けて中へ入る。なぜ鍵を開けれるのかと言うと、この鍵は俺が付けたものだからだ。以前ダメ元で来てみたら鍵が壊れていて中へ入ることができたので、ここを俺の場所としよう。と思って鍵を付けたのてある。ふー。あと2時間か。存外短く感じるな。お昼ご飯を食べた後は寝る。ときおり通る風が気持ちいい。
5、6時間目が終了し、部活の時間になる。教室を出て部室へ向かう。
さあ今日も部活だ。楽しんでいこうぜ。なんて、脳内で話している俺は異常だろうか。まあ例え異常だとしてもやめないがな。え、なんでかって?暇だからだよ。それ以外に理由なんかあるか。俺は基本クラスでは孤高の存在である。自らすすんで1人を選んだのだ。俺あれだから、猫系男子目指してるから。猫系男子といえばちょっと前に猫系男子と犬系男子どっちがいい?みたいなのなかった?俺の気のせい?俺は断然うさぎ系女子だけどな。で、何の話をしてたかというと、脳内会話でもしてないと暇なんだってことさ。
「伶斗。」
なかなか大きな声で呼ばれた。だが俺は一色と同じ様に無視する。念のため音量を上げておこう。ついでに早足で部室に向おうとしたその時、肩を掴まれた。ああん?どこの誰だか知らないけど喧嘩売ってんのかコノヤロー。そう思い、振り向くと金髪爽やかイケメンとその友達と思われるやつらがいた。
「久しぶりだな。」
「お久しぶりです。隼人くん。」
「総武に入ったのは親から聞いてたから、そのうち会うと思ってんだけどなかなか会えなかったな。」
隼人くんは笑いながらそう言う。そりゃそうだ、俺が会うのを避けていたんだから。
「っべー。1年の霧崎くんじゃん。なになに、隼人くん知り合い系なん?」
友達と思われる方がが話し出す。なんだこいつ。喋り方が無性にイラッとするな。
「そうなんだ。ちょっと話すことあるから、部活先いっててくれ。」
「わかったっしょ。」
イラッとするやつは歩いていく。
「サッカー部のエースがこんな所でサボってていいんですか?」
「少しくらい大丈夫さ。普段ちゃんと練習してるしね。」
「そうですか。それで、なにか用ですか?」
「いや、久しぶりに伶斗とゆっくり話したいなと思ってさ。1人暮らしは慣れたか?」
「まあ、それなりには。それにたまに陽乃さんが来てくれますしね。」
「そうか。2人仲良かったもんな。」
「違いますよ。あの人が頼んだだけです。陽乃さんの意思ではないですよ。」
「変わったな。」
「最後にあった時から7年も経ってますからね。隼人くんも変わったでしょう?」
「そうかもな。」
力なく笑う隼人くん。この人にも色々あったのだろう。
「部活、なにか入ってるのか。」
「奉仕部に所属しています。」
「奉仕部?初めて聞くな。どんな部活なんだ?」
「飢えた人に魚の取り方を教えるをを行動の理念においている。いわゆるボランティア部のようなものです。部長は雪乃さんです。部活に入った理由としては、平塚先生に入れられたからです。」
「雪ノ下さんが部長か。楽しそうだね。」
雪ノ下さん、ね。やはりなにかあったのだろう。雪乃さんが隼人くんの話題を出さないのもそのせいだろう。
「それじゃあ遅れると怒られるのでこの辺で。」
「ああ。じゃあな。」
隼人と別れてから、1人で歩いて行くと比企谷くんに会った。やはり、比企谷くんも部室へ行くようで、隣を歩いている。隣を歩いているからといって話すことはない。比企谷くんも話す気はないのだろう。そうこうしてるうちに部室へ着いた。ただ、1つおかしな事がある。それは、雪乃さんと由比ヶ浜さんが部室に入らずに外から部室を覗いているということだ。比企谷くんならなにか知っているかと、見てみるが困惑している。どうやら、比企谷くんも知らないようだ。
「なにかあったんですか?」
びくっ。雪乃さんの体がびくついた。
「れ、伶斗くん。とついでに比企谷くん。ちょっと部室に不審者がいて。」
「俺はついでかよ。てか、不審者はお前らだろ。」
「いいから、ちょっとヒッキー入ってきてよ。」
「ちっ。しょうがねえな。」
ガラガラッ
ドアを開けると、そこに居たのは季節外れのコートに手抜きグローブをつけた太っている男だった。
「お前は、」
「まさか、こんな所で出会うとは驚いたな。━━━━待っていたぞ。比企谷八幡。」
今回の話しはえ?どうゆうこと?って思うな事が多かったんじゃないでしょう?分かりずらかったりすると思うですけど、すいません。どうしても出しておきたかったです。だんだん、霧崎の秘密は出していきます(デジャヴ)