まず最初に話はあまり進んでません…
今回の話は聖杯戦争に参加すると判明した魔術師達をリカルド大統領が考察するものです
文章はリカルドの視線で書きましたがおかしな所があるかも知れません…。
追記
ちょっと原作と似たような文章だったので少し修正しました。
聖杯戦争開始まであと半年となった…。
私は国の政治をこなしながらロドリゼスとカロリーザが作成した聖杯戦争に参加する可能性がある魔術師のリストに目を通していた。
まずは御三家の一つである遠坂家。
当主は遠坂時臣。
彼は宝石を用いた魔術師で今は廃れてしまった魔術師として正道を貫いており正に本物の貴族というべき人物。
こういった人物はプライドが高く品位など華やかさを求める。 故に暗殺を主としたアサシンクラスと魔力消費が多く制御が難しい不安要素が多いバーサーカーは召喚しないはずだ。最弱と呼ばれるキャスターも除外される。
残ったのは剣・槍・弓・騎の四つのクラスのどれかだ。
更に経歴を見ると戦闘経験はない。 生粋の根源への探究者というところか。遠坂時臣は策を練ったとしても想定外の状況に陥ると上手く対処ができない可能性が高い。
上手くそこを付け込めば仕留められそうだ。
間桐家
間桐家は魔術師の家系としてもはや没落しており、聖杯戦争に参加してもサーヴァントを制御できるどころか令呪が宿るのか不明だ。 ただ出奔した間桐の次男が突然戻ってきたそうだ。
間桐の翁が呼び戻したのか? それとも聖杯に縋るほどの願いを持ったのか? どちらにしてもこの男は魔術の鍛錬はしてこなかったのだ。実力は三流程度にしかないだろう。 例え強い英霊を呼んでもすぐに魔力切れをおこすのがヤマだ。なら魔力量が少なく強固な陣地作成が出来るキャスタークラスを呼び出すのがベストだ。ありえない話だが逆に魔力消費が多いバーサーカーを呼び出したらこいつは正真正銘の馬鹿だろう。
アインツベルン家
錬金術を修めておりホムンクルスという人造生命体を作る事に関しては右に出る魔術師はいないという
御三家で聖杯を用意する一族で彼らがいなければ聖杯戦争は始める事が出来ない。御三家の中でも最も重要な存在と言えるだろう。
また御三家の中で破格の財力を持っている。 つまり金に物を言わせて強力な英霊の触媒を手に入れる事が出来るのも強みだ。
ただ彼らは錬金術の特化したせいか戦闘能力が低く、そのため過去の聖杯戦争では必ず敗北していたそうだ。それを示すかのように前回の聖杯戦争では真っ先に脱落してる。
その事があってか今から十年前、純血の誇りを捨てて外部から魔術師を迎え入れた。
迎え入れた魔術師の名は衛宮切嗣。 「魔術師殺し」と言われた男で多くの魔術師が彼によって屠られてる。
その手段というのがまた悪辣で狙撃や毒殺などはマシな方で酷いものになると標的を公衆の前で爆殺 標的が乗り合わせていたというだけで無関係な一般人ごと撃墜。レストランに神経ガスを流し込みこれまた一般人ごと標的を毒殺…。もはやテロリストと言っても過言ではない。
更に資料を見ると気になる箇所を見つけた。衛宮切嗣は各地に紛争地域にも傭兵として参戦してたようで多くの民族浄化、つまり虐殺に関与してた疑いがある。
………アインツベルンも随分ととんでもない男を迎え入れたものだ…。それほどまでに切羽が詰まってるというのか…聖杯に掛ける願いが大きいという事か…。
とにかくこの衛宮切嗣という男の戦い方は資料を見る限り、間違いなくお行儀よく正々堂々などはしないだろう。 逆に正々堂々と戦ってる相手の背中をまってましたばかりと狙ってくるタイプだ。または無関係な人間ごと殺しにくるか… 周囲には深く用心した方がよさそうだな。
ではアインツベルンが召喚するサーヴァントを予想しよう。
誇りを破ってまで外部から戦闘に特化したテロリスト同然の魔術師を迎え入れたのだ。ならばサーヴァントも戦闘に特化した英霊なのかもしれない…。 もしくは衛宮切嗣に相性がいい英霊を呼ぶのか…。現段階ではまだ分からない… 引き続きロドリゼスとカロリーザに情報を集めさせよう。
続けて資料をめくる。御三家とは関係がない外来の魔術師のだ。
ケイネス・エルメロイ・アーチボルト
イギリスの魔術師の名門アーチボルトの九代目当主で若年ながら時計塔の一級講師を務めている。
幼いころから様々な分野の成果をあげ続けており周囲から天才・神童と称えられている。
聖杯戦争に参加する理由は自身の経歴に武勲という箔をつけるためか…。
魔術属性は「風」と「水」の二重属性で降霊術、召喚術、錬金術に深い知識を合わせ持つ。
なるほど…。 まさしく天才だ。さらにこれほどの経歴なのだ。それを完璧にするために武勲を付けたいのも当然とも言えるだろう。
魔術回路も九代も続いてるから相当な物だろう。 召喚するサーヴァントの知名度次第ではステータスも相当な物になるかもしれない。 おそらく今回の聖杯戦争に参加する魔術師の中で最強の部類に入る。武装してくる魔術礼装もかなり性能を誇っているかもしれない… 最悪、我がザンディアナの魔術部隊でも勝てるかどうか… 例え勝てても大きな被害を出すかもしれない。 かなりの強敵だ。
敵として来る以上、迎え撃つが……。だがもしもチャンスがあればだが… 彼を生かして我がザンディアナ連邦の魔術部門に迎え入れたい。ケイネスの才能は素晴らしい物だ。もし彼がこの国に来てくれればこの国の魔術組織にとって間違いなく大きな前進になるだろう。
それ故、彼ほどの天才がこの戦争で死んでしまったら大きな損失にもなるだろう。
どうすれば彼を我が国の魔術組織に入れる事が出来るのか…。
言峰綺礼
今回の聖杯戦争の監督を務める言峰璃正の息子であり参加者の一人である遠坂時臣の弟子だったが。令呪を授かった事により師と決裂して今は対立状態にある。
それだけなら気にも留めなかったが、彼の経歴を見て顔が強張った…。
何とこの男は聖堂教会の異端討伐部隊に所属、「代行者」まで任命されてる。
代行者… 死徒と呼ばれる吸血鬼やグールといった人外を屠る事が出来る者…。はっきり言えば人の形をした殺戮兵器とでも言える。
かつて代行者の部隊と戦った事があるが一人一人が超人とも言える強さを持っていた。何とかこちらが勝ったがその際、多くの兵が殺された…。
やれやれ… この男も一筋縄ではいかなそうだ…。
これが今の所、判明してる参加者達だ。こいつ等をどう片付けいくか…。 皆と相談しながら決めるとしよう。
私は資料を机の上に置き、そばに置いてあったココアが入ったカップを手に取り、ふちに口につけココアを呑んだ。
リカルド大統領は甘いものが好物です
できるだけ原作に早く突入できるよう頑張りたいです。