独裁者の聖杯戦争   作:マルルス

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明けましておめでとうございます。

これからもよろしくお願いします


七話 ホテル・アルファ基地

「アヴェンジャー。 今夜は見事な戦いだった。君を呼んだのは間違いではなかった」

 

夜、リカルドはホテル・アルファ基地に戻ってきたアヴェンジャーを称賛を言葉をかけた

 

「これから会議を行う。君も同席してくれ」

 

ホテル・アルファでリカルド達は作戦会議を始めた。

 

「今夜の戦いで真名が判明したのは

ランサー・ディルムッド・オディナ

セイバー・アーサー・ペンドラゴン

ライダー・アレクサンドロスまたはイスカンダル

の三名です」

 

カロリーザは埠頭の戦いで判明した英雄達の名を上げていく。

 

ディルムッド・オディナ。

ケルト神話の英雄であの大英雄フィン・マックールに仕えた戦士で数々の武勲を立て妖精から女性を魅了する黒子を授けられた英雄である。

 

アレクサンドロス(イスカンダル)

マケドニアの王で若干20歳で王位に付き大帝国のペルシャ帝国を倒し以後エジプト、西インドといった広域の地を征服し、小国だったマケドニアを巨大帝国に築き上げた大英雄である。

 

 

 

アーサー王

 

ブリテン島の伝説の王で名前を知らなくても彼女が持っていた剣は世界中で有名であるあの「エクスカリバー」だ。

当然というべきか最優のセイバークラスで召喚されてステータスも幸運を除けば高ランクだ。間違いなく今回の聖杯戦争の最強の部類に入るだろう。

 

「これは凄い英雄達が召喚されたな…。ランサーはともかくセイバーとライダーは文字通り世界中でその名を知れ渡ってる英雄だぞ。 歴史家がみたら仰天しそうだな」

 

「そうだな… 特にあのアーサー王が女だったなんてだれが予想できたんだろうな。歴史家達は頭抱えるぞ」

 

リカルドは感嘆を声を上げ、ロドリゼスは驚きを混じった声をだす。

 

「ともかく、六騎の中で三騎の真名が分かったのだ。後先の良いスタートと言えるだろう」

 

ライダーは勝手に真名をバラしたが、ランサーとセイバーの真名を知れたことで相手の宝具も分かった。

 

「一番の問題はあのアーチャーだな。 一級レベルの宝具をあんな雨あられと撃ってくるとはとんでもない奴だ。アーチャーの真名はどうにか突き止められないか? カロリーザ。」

 

「現在、情報班が調べていますがまだ時間がかかります。」

 

「そうか」

 

ミサイル並みの威力がある宝具を機関銃如く撃ってくるアーチャーにリカルドは恐怖した。不死身のアヴェンジャーでもアーチャーを倒すのは相当、骨が折れるだろう。だからこそ最優先でアーチャーを始末したかった。

そしてあのアーチャーは特徴があり過ぎる英霊だ。何より王という存在に絶対の自負を持ってる男でプライドも高く慢心もしてる。生前は相当な王だったに違いない。

連邦の情報班はそれらの特徴からアーチャーの真名を調べている。

 

「だがあのバーサーカーは使える。アーチャーの宝具を次々と捌いていったあの技量は見事としか言いようがない。アレは対アーチャーの突破口になるかもしれない」

 

リカルドが目を付けたのはバーサーカーだった。超人的な技量でアーチャーの猛攻を防いだのだ。アーチャーを打倒するためにバーサーカー陣営と協力関係が必要だった

 

「バーサーカーのマスターは誰だ? 協力関係に持ち込みたい」

 

リカルドの質問に答えたのはロドリゼスだった。

 

「それなんだが… マスターは間桐雁夜という男だ。」

 

バーサーカーのマスターの名を聞いてリカルドは耳を疑った。

 

「何だと? あの三流未満のマスターではないか。間違いではないのか?」

 

「使い魔で監視して彼がバーサーカーに指示を出しているのが確認できましたからまず間違いないかと」

 

現在、遠坂と間桐には複数の使い魔が監視しており雁夜が家から出てきた所を遠くから監視・追跡していた。

 

「信じられん… 間桐雁夜は今まで一般人として生きてきた素人だ。それなのに魔力消費が多く制御が難しいバーサーカーを呼び出すなど正気か?」

 

バーサーカーは弱い英霊にパワーアップさせるために狂化を施すクラスなのだがその分、魔力消費が多くなり制御が難しいのだ。過去の聖杯戦争でバーサーカーを呼び出した者は魔力切れで敗退してる。

 

「使い魔で見ていましたが彼は魔術師になるために相当無茶をやったようです。 体内に何かが潜んでいて魔力を使うたびにのたうち回っていました あれではもう長くないでしょう」

 

カロリーザによると半身は麻痺しており皮膚も血の気がなくまるで死人のそれで間桐雁夜は医学的に生きてるのが不思議なくらいのレベルで魔術を使うたびに激痛でのたうち回るなどいつ死んでもおかしくないとの事だった。

 

「おいおい… そんなんでよく聖杯戦争に参加したな… ほっといても間桐は勝手にくたばるじゃないか」

 

カロリーザの報告を聞いてロドリゼスは呆れるしかなかった。

 

「だがかと言ってバーサーカーをそのまま失うのは困る… すぐに会う必要があるな。雁夜は今、どこにいる?」

 

「少々、お待ちを… 彼は今、マンホールから出てきたようですが蓋を閉めるのにかなり手こずっています」

 

カロリーザは使い魔と視覚を同調し雁夜の様子を見る。そこにはマンホールの開け閉めに苦戦してる雁夜がいた。

女性でもすぐに終わる作業が出来ない程、消耗してるようだった。

 

「そんな有様では間桐家に戻るまで相当掛かるだろう。

よし、カロリーザ、部下と共に雁夜のもとへ行け。アヴェンジャも同行させる。 そしてセクター拠点に連れていくのだ」

 

「畏まりました。」

 

リカルドの指示を受けたアヴェンジャ―とカロリーザはすぐに部下と共に雁夜のもとに行った。

 

「さて… 次はロード・エルメロイだな…。奴は今、どこにいる」

 

「ケイネスはハイアットホテルの32階にいて下のフロアを丸ごと貸し切って強大な魔術工房に作り替えている。

突破にするにしても多くの犠牲が出る上に最悪、犠牲を出しただけで終わる可能性が高い」

 

ケイネスは財力を物に言わせて高級ホテルの一フロアを貸し切りそこを工房に作り替えたのだという。

ロードの称号を持つケイネスの工房だ。さぞ強固な物に作り上げているだろう。

 

「使い魔が確認したところ奴はランサーを召喚したようだ」

 

「かのロードはランサーを召喚したか… 」

 

「さらにケイネスは婚約者のソラウ・ヌァザレ・ソフィアリを連れてきてるようだ」

 

「婚約者を連れてきているのか? わざわざ実戦の経験のない足手まといの素人を?」

 

「まぁ大方、婚約者にカッコいい所を見せたかっただろう。」

 

命がけの戦場に普通、婚約者など連れてくるのか? そんな大切な存在を人質に捕らわれたら?もしくは死んでしまったらどうするのか?

ケイネスは行動にリカルドは呆れるしかなかった。

 

「ケイネスの事は分かった。 次は言峰綺礼だ」

 

言峰は脱落と見せかけて教会の安全地帯からアサシンに諜報活動させている。 この基地は厳重な結界が何重に渡って守られているからアサシンと言えど突破は難しい。

とは言えアサシンが脅威なのは事実…。どうにかして言峰・アサシンを始末したい。

 

「無人機を使って教会ごと消し飛ばすというのはどうだ? 聖堂教会は中立を破っているしな… 名分はある」

 

ロドリゼスの案は無人機のミサイル攻撃である。確かにこれなら建物ごと言峰綺礼を始末できる。

 

「良い案だが市内でミサイル攻撃はいくら何でも目立ちすぎる。出来れば綺礼が教会から出てきた所を始末出来ればいいのだが… だが手詰まりになった時はミサイル攻撃をしよう」

 

ミサイル攻撃は手っ取り早いのだが如何せん大きく目立ちすぎる上に平和な国である日本で行われたら忠蔵首相も後始末が大変だろう。

 

「アーチャー討伐を優先とし他の連中は動き方次第で順序片付けていく… この方面で行こう」

 

「部下はいつでも動けるようにしておく。」

 

「頼むぞ」

 

ロドリゼスも会議室に出ていく。

一人残されたリカルドは懐から携帯電話を取り出し電話を掛ける。

 

「ヴァル。私だ ()()()()()()()()()()()()()()()

 

『はい閣下。すでに5()0()()は終わっています。 あと一日あれば我らの制御下に置けます』

 

「そうか。御三家の連中には気づかれるな」

 

『言われるまでもありません。 朗報をお待ちください閣下』

 

リカルドは通話を切り椅子から立ち窓に映る夜空を見る。

 

(もうじき私の手に聖杯が手に入る… 最強の力が私の物になる)

 

他陣営のマスター達よ、覚悟をするがいい…。 我らザンディアナ連邦軍はお前達を叩き潰す。

 




大統領陣営はアーチャーを最優先で倒す事に決めました。実際アーチャーは凄い強い英霊ですから…。

12月29日に「英霊剣豪七番勝負」をプレイしていたんですがめっちゃキツかった…
特に黒縄地獄と衆合地獄が文字通り地獄でした…。

いよいよFGO第二部が始まりましたね。新しいオープニングを見てテンション上がりまくりです。
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