機動戦士ガンダムSEED・ハイザック戦記   作:rahotu

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登場人物&機体設定

共和国及び関係者

 

ダルシア・バハロ

 

共和国の外務大臣としてプラントとの交渉をまとめ、後に秘密条約に調印した事で首相デギンの真意を知る。そしてその場でデギンの真意だけで無く老いも実感した事が彼のその後の人生を左右する。デギンの元を離れた彼は下野し新たな政党を立ち上げ、様々な工作でデギン派を切り崩し共和国の政治を掌握。その後亡きデギンの後を襲って首相となり、ヤキン・ドゥーエ戦役時共和国を指導して行く事となる。

元ネタはジオン共和国初代首相その人。立ち位置としてはリンカーンか(まともで綺麗な)スターリンか。

 

 

デギン・ザビ

 

本名デギン・ソド・ザビ。元は欧州の名のある名家であったが、再構築戦争のおり実家が没落。その後父と共に宇宙移民となり、共和国建国にも尽力。60年代には首相や主要ポストを歴任し実質的に共和国政界のドンとなる。しかし私生活に恵まれず亡き妻との間に5人の子をもうけるが、その誰もが悲惨な最期を遂げている。特に地球でパンデミックを引き起こしたS2型インフルエンザによって、最も可愛がっていた末子を亡くした事が精神的な打撃となり、以後以前ほど精力的な活動を行わなくなる。そして自身の政治家人生最後の務めとしてプラントとの条約締結を断行し、それを見届ける様にしてこの世を去る。

元ネタ言わずと知れたジオン公国の公王その人。ソーラー・レイで吹き飛ばされるよりはマシな最期を遂げたと思う。

 

ジャミトフ・ハイマン

 

共和国軍会計監査部大佐後准将に昇進。非常に鋭利且つ冷徹な人間であり、軍内部では「ドライアイスの金庫番」として知られている。政治力に優れ独自の判断でアナハイム・エレクトロニクス社と手を結び共和国のMS開発を成功に導くも、その後のアナハイムとの対決を予期している。

元ネタはZのティターンズ総帥ジャミトフその人。ある意味今作の主人公であり、今後の行動が見逃せない。

 

ジョン・コーウェン

 

共和国軍准将にして開発局局長。同格に昇進したジャミトフをライバル視し、策謀を巡らして自身の権力を強化しようとするも失敗。しかしその後共和国内でのアレキサンドリア級の増産が決まり、息を吹き返す。決して無能では無く寧ろ優秀な軍人として評価され、子飼いの部隊を多数所有するも、今一つ運に恵まれない人物。

元ネタは0083のコーウェン准将その人。核搭載MSをアナハイムと手を組んで開発しりするなど、実はジャミトフとどっこいどっこいのタカ派。恐らくアナハイムが連邦軍に深く食い込む切っ掛けを作った張本人。

 

ジーン・コリニー

 

共和国本土防衛軍を指揮する中将。その手腕は老練且つ老獪、策謀や権力闘争にも通じ頭角を現しつつあったジャミトフの後ろ盾となる事で軍部内での発言力を強める事に成功した。

元ネタは0083のコリニー大将、ネコ好きなお方。本作の胡散臭いお爺ちゃん枠。

 

グリーン・ワイアット

 

少将の地位にありながらも、共和国軍宇宙艦隊を率いる提督にして宇宙要塞コンペイトウの司令官を兼任する強力な軍人。自身の血統に強い誇りを抱いており、古い血筋故共和国政財界双方に知り合いも多い。指揮官としての才もあり、共和国軍における攻守の要となる人物。

元ネタは紅茶提督のダメな方ことワイアット提督。ゲームでは最低のステータスしか無いなど無能の代名詞だが、原作では寧ろ有能で策謀に長ける男として描かれている。

おっさんどうし仲良く、ジャミトフやコリニー相手にキャッキャウフフの権力闘争を繰り広げて貰いたいものである。

 

バスク・オム

 

共和国軍中佐、ハゲだがまだ視力補正用のゴーグルは付けていない。「戦術の天才」らしいが実戦でその力を発揮できるかはまだ未知数。彼の出番はゴーグルを付けてから本気出す予定。

言わずと知れたZの悪役。毒ガスをコロニーに蒔いたり、民間人を人質にとって撃ち殺したり挙句コロニーレーザーを発射したりとやりたい放題なお方。しかしその最後は呆気ないものだが、この世界で果たしてどうなるものか?狂信的なブルーコスモスとしても案外当てはまる人物。

 

 

 

レコア・ロンド

 

共和国のエージェントの一人であり、南米ジャブロー探査の為地球に送り込まれ、そこでジャーナリストを名乗るカイ・シデンと出会う。その後紆余曲折の末ジャブローを発見する事に成功する。カイに言わせれば好んで危険に飛び込む女であり、本人の美貌もあってか男として放っておけなかったようだ。

元ネタはご存知Zガンダムのレコアさん。一兵士としての自分よりも、女としての有り方を優先した結果、裏切り者となる。

最も本人が悪いと言うよりも、出会う男の巡り合わせが悪く、つまりは男運の無い女性である。

 

ゴップ

 

共和国軍唯一の大将にして統帥作戦本部長を務める。周囲からはその容貌から昼行灯と思われているが、勘のいい一部の将校やジャミトフからは油断ならぬ「狸」と言われている。

元ネタと言うかまんまゴップ大将御本人。昨今再評価著しいが、本質は矢張り「モグラ」だろう。

 

 

マクファティ・ティアンム

 

共和国軍中将にして士官大学校校長を務める軍人。人格と能力の均等の取れた共和国軍にしては珍しい実直な軍人と目されており、後に政府に請われ現役に復帰。予てより暖めていた共和国艦隊再編計画、「ビンソン計画」を指導する事になる。

元ネタは悲劇の名将ティアンム提督。新兵器ソーラ・レイをもって宇宙要塞ソロモンの攻略に成功するが、その後ビグザムに乗るドズル・ザビの特攻を受け戦死する。

 

 

 

ヨハン・イブラヒム

 

共和国軍の若きエリート士官。士官大学校を首席で卒業した天才にして未来の共和国軍を担う人材と目されている。ティアンム中将にその才を見込まれ、彼の元共和国のドクトリン研究に携わる他前線で様々な功績を若くしてあげ、二十代にして少佐にまで昇進。彼の存在にはあのゴップ大将も注目しているとか…?

 

 

 

ラコック

 

共和国軍では大佐の階級にあり、宇宙要塞コンペイトウ司令官ワイアット少将の副官にして参謀を務める。ワイアットの幕僚にしては毒気が少なく、独自の美学や価値観で動く上官に近い為か気苦労が絶えないと見え、その頭髪は半まで禿げ上がっている。一見すると冴えない中間管理職に見えるが、その実能力は一級品でありワイアット不在時には要塞司令代理を務める。

元ネタはドズル・ザビの腹心ラコック大佐、戦後も気苦労は絶えなかったらしくとあるレポートには益々禿げ上がった彼の写真が撮られている。

 

 

 

ニコフ・辛(カン)

 

共和国兵器開発局技師。大戦時まだ30代と若く、共和国の研究者としては珍しく非常に堅実な設計をする事で知られていた。

彼が開発し後に兵器史に名を残す事となるEパックにしても、自宅のエレカのバッテリー交換からヒントを得ており後にそれが大きな成功に繋がる。

ビーム兵器以外にも実弾兵器の設計もしており、汎用重機関銃の設計にも携わっている。

元ネタ、言わずと知れたカラシニコフ叔父さん。

 

 

 

 

 

プラント及び関係者

 

アイリーン・カナーバ

 

マジカルカナーバこと原作においての外交の魔術師。シーゲル・クラインの密命を帯びて共和国との秘密条約を結ぶ。

何かあればこの人がデウスエクスマキナ的な力で全部を終わらせてくれる…はず。

 

シーゲル・クライン

 

プラント最高評議会議長にしてラクス・クラインの父。比較的穏健派だが後の「エイプリルフールクライシス」を引き起こす辺り、コズミック・イラ世界の穏健派とは一体…。

 

パトリック・ザラ

 

プラント国防委員長でコーディネイター至上主義者であり、地球を「ジェネシス」で吹き飛ばそうとした狂人。ある意味コーディネイターという存在の歪さの象徴。

 

 

エザリア・ジュール

 

プラント最高評議会議員にしてザフトの兵器開発を担うマティウス市の代表。急進的なパトリック派に属し、自身も又ナチュラルを激しく見下している。

元ネタはまんまジュール議員、イザークのお母ちゃんで息子の方はその後ましになったが、本人はその後どうであったか....。

基本アレな親や保護者が多いのがSEEDクオリティー。

 

 

ラクス・クライン

 

ラクシズと言われるが、果たしてどうなのか?活動家と言われるが、ある意味時代に合わずに生まれてきたカリスマとも取れる。平和な時代ならば単なる歌姫で終われたが、戦乱の時代に現れてしまった古いタイプのカリスマ。最早独裁者や思想家の出る幕のない時代だと言うのに…。

 

 

マルキオ導師

 

ジオンのなりそこないと言うのは余りにあんまりか。一部の突出した超人や救世主に頼るのは宗教では割りかしメジャーだが、現実問題そんなものは夢想でしか無く。万が一現れたとして、果たしてそれが本当に人間を救うかは分からない。結局の所縋る者は救われないし、助ける者は助けられるかもしれない。

英雄を必要とする国は大体終わっているのである。

 

 

マウゼル

 

ザフトでも珍しい防衛戦の名人として知られる人物。特にクライン派やザラ派に属している訳ではないが、極めて組織の命令に忠実な人柄から、コンペイトウ要塞攻略命令を断りきれず結果として貧乏クジを引かされた。

ザフトでは珍しくMSパイロットでもないのに「火消し」の二つ名がつけられており、各地を転戦した。

 

 

パールス

 

ザフトの中で比較的クライン派に近い為、コンペイトウ要塞攻略の指揮官に任命された人物。しかし本人は主に本国勤務が多く、つまりは参謀タイプの人物であり実戦部隊の指揮には疑問を持たれている。

本国の政治状況に極めて敏感のため、一度決めたことを最後までやり通そうとするが...。

 

 

ハインツ・ホト・マシュタイン

 

ザフトでも珍しい、コーディネイターではなくナチュラルの指揮官。元ユーラシア連邦軍軍人で上位の階級にいたが、娘夫婦がプラントに移住したのを切っ掛けに本人も軍を辞めて移住を決意。その後娘婿がザフトに参加したのを気に、自らも成立間もないザフトにプロの立場から様々な助言をするようになる。その後ナチュラルとの融和を目指すシーゲル・クラインに請われザフトに参加。彼が率いる部隊は、主にプラントで差別されるハーフコーディネイターや低能力のコーディネイターを中心とした集団でありながらも、高い士気と統率により多大な戦果を上げた。

 

 

 

ナイブズ

 

マシュタインのお目付け役として派遣されたザフトの青年コーディネイター。非常にプライドが高く、また傲岸不遜な物言いとヒステリックな面をあわせ持ち、極めて人気の低い男である。自らの能力を同年代の誰よりも高いと吹聴しているが、マシュタイン曰く「自らの能力を行動ではなく弁舌で示すタイプ」と酷評されている。

 

 

 

 

 

 

独自勢力その他関係者

 

メラニー・ヒュー・カーバイン

 

アナハイムグラナダ社支局長。非常に優れた経営者であると同時に、人物を見抜く目や政治感覚から最早唯の商人の一言では語れない。いち早く戦争を予期し、軍需産業に参入しようとアレコレと手を回し結果共和国からの大量注文を取り付ける事に成功する。向上心の塊であり、何は地球圏全ての経済を牛耳る事を目論む。

元ネタZガンダムのアナハイム会長。宇宙世紀の戦争の理由は大体アナハイムが関わっているから死の商人と呼ばれているが、その戦争によって却って癒着相手の地球連邦の衰退を招いてしまった。何事も用法用量を守り、節度を保つ事の重要性の好例。

 

 

ウォン・リー

 

元ネタはカミーユに修正をかました人、そのせいかやたらとカンフーの達人にされてしまう。

アナハイム・エレクトロニクス社メラニー・ヒュー・カーバインの懐刀。表と裏双方の仕事に関わり、自衛の為カンフーをマスターしている。何事にも、こういった有能なあと処理役は某鬼灯の様に必要なのである。

 

 

 

 

自治共和国或いは単に共和国

 

月の裏側に位置するL2宙域に存在するスペースノイドコロニー国家。元は再構築戦争により、世界規模で発生した難民達の受け入れ先として建造されたスペースコロニーが元となり、コズミックイラ50年代に誕生した。

国民のほぼ全てがスペースノイドで構成されており、その殆どが地球を知らない宇宙移民の二世三世である。

イメージとしてジオンぽいがソビエトちっくでもあり、意外にも独立前のアメリカに似た立ち位置。つまりフロンティア(新天地)を渡してはならない。

 

主な産業は重工業、アステロイドベルト等で採掘された資源を地球向けに加工し輸出する事で経済が成り立っている。

特徴としては過酷な宇宙環境での使用を想定して兎に角頑丈で壊れにくい。そして低コストで製造された安価な製品が主力を占めている。

 

農業は古いコロニーにしては意外な程設備が整っている。その殆どをコロニーで賄えるほど食料自給率が高い。これは難民達の自立を促すべく、当時の国連が積極的に農業施設の整備を行った為だ。

 

インフラは初期の密閉型コロニーの為単純な居住面積は広いものの、生活環境としては劣悪極まりなく又重工業化に伴う公害や環境汚染が問題視されている。

またその重工業にしても機械や工場の古さが目立ち、また近年理事国の投資によって急成長を遂げているプラントに押され気味であり産業の転換が急がれている。

しかし最も古いコロニーであるが為、各種インフラは整備され尽くした所もあり、一概に古いから悪いとも言えない面もある。

 

観光 初期の宇宙移民の面影を今尚残すと言う意味では、学術的歴史学的価値はあるが他のコロニーの様なレジャー様のコロニーは少ない。

これはレジャー用に適切な開放型コロニーが少ない事もあり、そう言った好立地の土地はその殆どが資産家や企業により買い占められているからである。

娯楽として広く浸透しているのは、小型パワーローダーを使った競技。通称プチモビの選手権は性別年齢問わず親しまれている。

 

人口はコロニー国家としては最大の32億を誇り、また所有コロニーも同じく最多である。住民の殆どが移民の二世三世であり、その他にも少数のコーディネイターや数は大幅に減ったが地球からの移民も多数存在する。

 

国民性として永らく困窮の時代が続きその記憶を継承した為か忍耐力があり我慢強い。特に移民の二世三世は宇宙での環境適応能力に優れ、地球市民よりも遥かに宇宙に適した特性を獲得したとも言われている。

しかし一方で偏屈で頑固な面もあり、独立自治の気風が他のどのコロニーよりも強い。特に移民第一世代を中心に「自分達は地球から見捨てられた」との気持ちが強く、地球市民アースノイド達を敵視する傾向にある。

 

宗教と言う物をこの時代どう定義すべきかは難しい問題だが、エビデンス01そしてパレスチナ公会議以降地球での宗教界の権威は失墜して久しい。スペースコロニー国家である自治共和国でもそれはまた同じであり、一般家庭において信仰される既存の宗教はあれど国家宗教と言うものはない。しかしオーブの様な国の理念としての「中立」と同じ様に、自治共和国にも宇宙移民の自主独立と自治権拡大を掲げる「コントリズム」が国是となっている。

 

政治形態としては共和制の議会制民主主義制度を採用している。しかし各コロニーの自治主権を大幅に認めており、多数のコロニーからなる連邦国家として見る向きもある。

首都は定まっていないが、ズムシティに主要官庁や議会に政府施設が集中しており実質的に首都となっている。

近年余りに議員の数が多い為、政治の円滑化を図り、コロニーを幾つかの州に纏め本格的な連邦制に移行する案外が議会に提出されている。

 

軍隊は保有せずコロニー内の治安を維持する警察組織と、宙域通称のパトロールを主任務とする保安組織とに分かれている。

が実際は全く異なり、少数の戦闘艦艇と新型艦載機を保有している。コロニーの防衛を主眼として組織され、海賊退治を行いつつも非常時に備え即応体制を整えている。

詳細は後述にて。

 

外交関係は可も無く不可も無く。地球から最も遠く離れたコロニーの為か、そもそも外部との接触も少なく開発の余地も無いとなれば半ば無視されていると言っても過言では無い。例外として月の裏側に位置する都市グラナダとは非常に良好な関係を築いている。その歴史的経緯や住民の境遇が一致するなど様々な面でお互いに親近感があり、恐らくコズミックイラ世界において唯一共和国を国家として見ている組織である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

共和国の裏の姿。

 

自治共和国と名乗ってはいるが、本当は難民の対処に苦慮した国連や連合国が独立国扱いする事で、その対処を全て丸投げする為に生まれた。

その為共和国市民の対地球感情は最悪に近く、それは外交関係にも影響を及ぼしている。

その最たる例が悪法と名高き空気税である。現在主流となっている開放型コロニーは、当初から大気の循環機能を備えているが、初期の完成スピードを優先して作られた共和国の密閉型コロニーは、その構造上大気の交換を必要とし。そして、地球から大気を運ぶ代わりに莫大な金額の支払いの義務が生じている。その負担は国民一人一人に重くのしかかっており、世論の中で一刻も早い完全独立が叫ばれている。

 

プラントとの間柄は複雑である。彼らの存在によって共和国の稼ぎ頭であった製造業は大打撃を受けているし、エリート志向の強いコーディネイターと移民や難民の集まりである共和国とはそもそも馬が合わない所がある。

そんな両者だが、唯一つ地球からの完全な独立を目指すと言う共通の目的があった為、結び付く事が出来た。

当時軍事力の保有を理事国から硬く禁じられていたプラントは、共和国のダークコロニーを使用させてもらうことで新兵器の実験場を確保し、共和国でもプラントの進んだ技術力を学びそして軍事力の整備を進めていった。

しかしその後独立までの考えの違いや、様々な要因が重なり結局両者の蜜月関係は短期間に終わる。

その後プラントは独自の研究で新兵器MSジンを完成させ、共和国もまた残されたデータを元に兵器の開発を進めている。

 

 

 

 

 

MS-106ハイザック

 

プラントに遅れる事一年、共和国が完成させた待望の新兵器ことMSである。名前の通りまんまΖのヤラレメカことハイザックである。

ただしモノアイでは無くバイザータイプ(要はジェガンと同じ方式を採用している)

C.E68年に初期生産型のA型、その後問題点を洗い出して改良された正式採用のB型が生まれ以後量産が進められている。

特徴として誰でも扱い易く且つ頑丈で壊れにくくしかも作り易い。特にパイロットの生存性に最大限気を配られており、国力で地球に圧倒的に劣る共和国において、人材はほかの何ものにも代え難い重大な資源と考えられ本機の生存性を高めている。機体自体も基本設計が優秀であり、既存の技術で纏められた無理の無い設計は本機の量産性を他よりも一段上に上げている。バックパックと機体本体を分離して組み立てる方式は、量産性や整備性のみならず後にユニット交換による無改造での様々な状況に対応すると言う、その後コズミックイラで普及するストライカーユニットの先駆けともなる機構を備えている。

コクピット周りは初期生産型は通常のモニタータイプであったが、B型からはリニアシートと全天周モニターに変更されている。これはパイロットの戦闘時のストレスと衝撃を和らげると共に脱出装置を兼ねたイジェクションポッドも兼ねている。

主兵装は120㎜ドラムマガジン式マシンガン、大型のヒートホーク、シールド、オプションとして腰にマウントする形で3連装ミサイルポッドを2基装備出来る。

同時期のジンと比較して重武装重装甲であるが、反面機動性や運動性では劣っていた。特に近接戦でのライフルの取り回し易さと格闘戦におけるリーチの差は、コーディネイターとナチュラルの反応速度の差から圧倒的に不利であった。

基本的に集団で弾幕を張り、火力で相手を圧倒する事を主眼とした機体であり、あくまでも集団戦における戦法に絞った機体とも言える。

 

 

 

 

 

 

武装

 

ザクマシンガン

 

ハイザックのメインライフルとして採用され、当時としては珍しい120㎜の大口径かつ装弾数の多いドラムマガジンを採用した珍しいライフルである。大口径ライフルの宿命で反動が強く命中精度はそこまででもないが、常に火力を持続して戦場に提供すると言う基本概念から設計されており、物量を火力とその密度によって対抗しようと言う考えが透けて見える。

しかしライバルのジンに採用された重突撃銃に比べると重くかつ長砲身の為取り回しが悪く、メビウスあたりには十分でも対MS戦では苦戦を強いられた。

だが威力は十分であり、中遠距離での射撃戦では十分に活躍できたとされるが中期以降より取り回しの良い兵器が開発される事となる。

 

 

 

 

PPh短機関銃

 

拠点防衛用に開発された短機関銃、ザクマシンガンをベースに銃身を切り詰めマガジンの位置を銃身下部に変更。装弾数と口径はそのままに取り回しを改善したが、その結果反動は以前に増して増大し集弾率は悪化、銃自体のコントロールに難を持つようになってしまった。

しかし本来想定されている近距離戦闘ではこれで十分であり、当初目指していたザクマシンガンの更新は成らずとも大量に生産された。

元ネタはペーペーシャ、ザクマシンガンだけだと味気ないので登場。

 

 

ハイパーバズーカ

 

280㎜の無反動弾を使用するバズーカ。主に対艦戦闘用に開発されたが、威力不足が指摘されておりより安価で高威力のシュツルムファストに代わられていった。

 

 

 

 

シールド

 

三重の異なる材質によって構成された大型シールド。非常に強固で第二の装甲としてハイザックの頑強さをより際立たせた。内側にウェポンラックがあり、予備弾倉やグレネード、バッテリーなどが収容できる。しかし耐ビームコーティングが施されておらず大戦中期以降続々と実用化されるビームライフルを装備した敵MSの前には、単なる兵器コンテナ以上の役割を果たせなくなっていった。

 

 

 

ヒートホーク

 

資源衛星採掘用の掘削機から発展した格闘専用兵器。基本使い捨てであり機体の排熱を利用しブレード部分を発熱させ切断能力を上げる事も出来たが、基本的に共和国軍パイロットは白兵戦を避ける傾向にあり専ら拠点構築や障害物排除用に用いられた。

 

 

 

 

3連装ミサイルポッド

 

ハイザックなどの腰に装備されたオプション兵器。誘導機能は殆ど有しておらず、速度も遅く射程も短い為牽制用のロケット弾として用いられた。

 

 

 

クラッカー

 

MS用の手投げ弾。投擲後周囲に爆弾をばら撒き炸裂、広範囲に被害を及ぼすが威力は低い。装甲車両なら兎も角MS相手には牽制程度にしか役に立たなかった。

 

 

 

 

シュツルムファスト

 

自国MSの対艦攻撃能力の不足を痛感した共和国軍が配備した投擲兵器。ロケットと一体型の弾頭と発射機からなり、バズーカよりも取り回しが良く尚且つ高威力の使い捨て兵器。ジン程度のMSなら一撃で破壊出来るなど対MS用にも用いられた。

通称クラブ(棍棒)の愛称で親しまれた。

 

 

 

メガランチャー

 

MSの火力向上の一環として開発された巨大なビーム兵器。長射程かつ絶大な高威力を誇り、主に砲兵師団に配備された。しかし運用上大きな制約があり、砲撃のエネルギーを外部ジェネレーターに依存していた。その為、動力源としてハイザック丸々一機を必要としガンナーと二機がかりでの運用となった。

これは用兵上大きな制約となり、ジェネレーター内蔵式も後に開発されたが、共和国軍は大戦を通してこの問題を電池となるMSを大量に使い捨てる事で解決した。

非公式な愛称はハンマー(金槌)。

 

 

 

 

試作128㎜大型ビームライフル

 

アナハイム・エレクトロニクス社グラナダ支社が開発した試作ビームライフル。マラサイを巡る問題で失墜した自社ブランドを回復しようと開発された大型ライフル。マラサイの高出力ジェネレーターで使用する事を想定されており非常に高威力。

が、その反面一発撃つ毎にチャージが必要であり連合軍の正式ビームライフルが毎分3〜7発に対し毎分1〜1.35発と言う遅さである。

またジェネレーターの負担も凄まじく、28発が限度とされた。

しかし初弾で命中さえすればその威力は折り紙つきであり、対戦中存在したMSを殆ど一撃で破壊出来た。

元ネタはIS-2の128㎜、最早艦砲サイズである(尚本当に艦載砲を乗っけた国もある)。

 

 

 

 

Eパック式85㎜ビームライフル

 

大戦後期から全共和国MSに配備された正式採用ビームライフル。

それまでのビームライフルと違い機体から直接エネルギーを供給して貰うのではなく、予めエネルギーをチャージした使い捨てのEパックを用いることで、機体のジェネレーターに左右されずどんな機体でもビームライフルが扱える事を実現した画期的なライフル。

設計から開発までニコフ・辛技師が担当し、特に博士が生み出したEパック方式はその後の兵器開発史を変えたと言っても過言では無い。

戦後戦場に大量に放棄されたEパックやビームライフルを回収したジャンク屋ギルドから市場に流れ、コピー品が正規軍はおろか傭兵やゲリラ組織にまで渡り、世界中でビーム兵器が蔓延すると言う事態を招いた。

元ネタはT-34/85の85㎜砲とAK-47、どちらも国によってはまだまだ現役であったりする。

 

 

 

 

DK- MS用汎用重機関銃

 

共和国軍地上方面軍の度重なる要求により、MS用の分隊支援火器として設計開発された汎用機関銃。汎用の名の通り対地、対空、対MSはては車両搭載型や艦載防空兵器としてなどさまざまな目的に応じて使われた。

当時地上に降りた共和国軍はMSと言うただ一点において連合軍に対し質的な優位を保っていたが、それらは同じくMSを有するザフト相手では保証されるものでは無かった。

兵力において大きく制限された地上軍は(逆に宇宙軍は本土防衛と言う事も鑑みても無尽蔵に増強された)、当初現場単位での工夫によって補おうとするも早々に限界をきたした。と言うのも当時地上軍は徹底的に空中戦力が不足しており、連合軍の空爆やディンによる空襲の被害を抑えることが出来ず特にアフリカの広大な砂漠では碌な遮蔽がなくザフトや連合軍のいいマトであった。

その為、対空防御火器として新たに大口径対空砲の開発が必要になったのである。

対空重機関砲として開発されたが直ぐに対地兵器として使われ、高威力高初速を誇る127㎜砲弾は広大なアフリカ大陸においてディンやバクゥに対して大きな威力を発揮した。

その特徴的な発射音から「電動ノコギリ」と恐れられたとか。

元ネタ、DKだが本当はMGを出したかった…てかガンダム世界はバルカンやガトリングは有るのに機関銃は無い不思議。

 

 

 

 

ハイザックバリエーション

 

MS-106Cハイザック・キャノン

ハイザックのバックパックを240㎜キャノンに換装した中遠距離支援用MS。コクピットブロックを覆う増加装甲と、火力向上を兼ねて腰にマウントする3連装ミサイルポッドも標準装備されている。

殆ど無改造で改装できる為、その他のバリエーション機でも装備出来るのが最大の強みである。

 

MS-106CSハイザック・カスタム

ハイザックを改修しジェネレーターを高出力の物に替え、専用の長距離用高出力ビームライフルを装備する狙撃専用機。

本機は宇宙空間での待ち伏せによる狙撃と、高い倍率を誇る専用スコープから斥候としても使われ、ハイザックのバリエーションの中でも特に性能の高い機体に位置する。

しかし製造されたのが大戦後半の為生産台数が少なく、殆ど戦局には左右しなかったとも言われている。

 

MS-106Dハイザック陸戦用強襲型

ハイザックの地上での歩行を高めたバージョン。宇宙用の各種スラスターを廃し、スカートアーマーを延長することでスラスターによら歩行を高めている。他地上用に各種バランスも取られている。

つまりまんま近藤版MSである。

 

MS-106Gディザート・ハイザック

見た目まんまZZのディザート・ザク。

アフリカなどの荒野や砂漠地帯での運用を目的としたバリエーション機。防塵フィルターや砂上歩行用のジェットスキーをオプションとして装備し、砂漠地帯での機動性はバクゥに迫るものがある。その他スモークディスチャージに増加装甲を装備し、パワーも強化されている。

 

MS-106Mマリンハイザック

ハイザックを水中用に改造した水陸両用MS。プラントのグーンやゾノ、連合軍が後に開発するディープフォビドゥンとの性能差は比べるべくも無く、あくまでも沿岸防衛用のMSと言うのが本機の位置付けである。

 

MS-119アイザック

ハイザックの早期警戒機使用の機体。頭部と一体化した巨大なレドームにより非常に高い索敵範囲を誇り、長距離航行用に2本の増加プロペラントタンクを装備し稼働時間も長い。反面殆ど武相は施されておらず、あくまでも偵察機の位置付けから離れない機体である。

 

この他細かいバージョンアップを含めたE、F、Hが存在する。最終的にビーム兵器の搭載を可能としたK型が登場し、戦前戦時中に大量生産されバージョン機も含めれば6万機も作られた。大戦後も細々とした改修も続けられ、地球や各コロニーに輸出されたものも含めると9万機以上が製造されたと言われている。

 

 

 

 

ハイザックJ型

 

宇宙用のB型を陸戦用に改修されたD型と異なり、ジャブロー工廠で最初から陸戦型として再設計された機体。より地上での運用を高めるべくウェイトバランスの変更から始まり、センサー類やパワーと装甲に歩行性能の強化に兵装の追加などかなり独自の改良が施された。特に対歩兵用装備としてS-マインとニードルシャワーの追加、胸部バルカンの他腕に取り外し式の2連装マシンガンとかなり重武装になっている。この他バックパックの変更による長距離行軍用のコンテナやC型のキャノン装備など様々なオプションが存在する。主に南米に展開するコジマ中佐麾下の部隊に多く配備され、特に第08小隊の活躍が良く知られている。

余談だがJ型のJはジャブロー(Jaburo)から取られている。

ネタ的には陸戦型ザクに陸戦型ガンダムとオリジンのザクとの折衝案、シローに「倍返しだ!」をやらせる為だけに生まれた機体。

 

 

 

 

 

MS-109 ゴブリン

 

MSの大量配備を実現すべく、共和国軍が開発した小型MS。既存の生産ラインをそのまま応用しつつも、機体の強度と性能を落とす事なく部品の数と工程を減らし通常の約2/3程度のコストでの生産を可能とした。当初は拠点防御や局地戦用に配備されたが、以外にも極めて優秀な性能から地上や宇宙を問わず数多くが生産配備される。特にハイザック譲りの頑丈さと壊れにくさに部品数が少なく小さい事から整備もしやすく、またコピーも比較的容易であった。特に地上では共和国軍の他にも南米解放戦線やアフリカの明けの砂漠を始めとしたゲリラ組織でも使われ、戦争終結後も各地で製造が続けられた。

元ネタは近藤先生の「ジオンの再興」より、MS版AKシリーズを意識しての設定。

 

 

 

MS-117ガルバルディβ

 

ルナツーで開発されたハイザックの軽量化仕様。極端に装甲を排除し運動性と機動性を高めた機体でありながらも、ルナツーで産出されるルナチタニウム合金をフレームの補強に使う事により、寧ろ剛性は増している。武装は貫通力の高い狙撃ライフル、これはジンアサルトシュラウドなどの増加装甲を貫く事が出来、主に狙撃に際して大きな効果を上げた。ジン・ハイマニューバに改修機で対抗すると言う本来の目的からズレ、艦隊のスカウト(斥候任務)やインターセプター(迎撃)、などといったスナイパーとして運用されることが多かったと言う。

元ネタは言わずと知れたガルバルディβ、Zガンダムではライラ・ミラ・ライラの愛機としてアーガマ隊に猛威を振るった。

 

 

MS-108マラサイ

 

満を持して登場した共和国期待の新型機の筈…なのだが、具体的な理由は本編(47話・48話)参照の事。

殆ど元ネタのZと同じ様な経緯で共和国の手に渡った機体。殆どの面でハイザックを上回っており、負けているのは精々コスト位。そのコストもハイザックと部品の60パーセントを共有する事で抑えられており、現場の整備性向上にも役立っている。これまで共和国MSの鬼門であった対MSとの至近距離戦を、初めて念頭に置いて設計された。パワーはストライク以上、装甲もハイザックの2倍となっておりそのうえ装甲にはシールドと同様耐ビームコーティングを施されている。後に連合軍の105ダガーが採用するラミネート装甲と違い、実体弾にも強くコスト面でも勝っているとされる。機動性も高くバックパックのメインスラスターの出力はほぼジン・ハイマニューバと同等かそれ以上であり、重力下でも短時間なら飛翔や空中機動が可能であった。ハイザックでは一部のバリエーション機でしか実現していなかったホバー走行も、外部式脚部スラスターを内装にして可能となり、今までのMSと違い宇宙地上双方で高い機動性を発揮する事が出来た。

上記の強力な機動力を実現する為バックパックには大容量コンフォーマルタンクが装備され、従来機では外付けプロペラントタンクでしかなし得なかった航続距離と活動時間の延長を可能としている。

運動性もより人間の精密な動作を再現出来、格闘性能を高めると共にマニュピレーターもより複雑に人間らしくなり、熟練したパイロットならば爆導索の様な物でさえ武器に変える事が出来た。

ザフト系特有の頭部鶏冠形状の複合センサーを参考に、頭部ブレードアンテナを設置し通信機能を高めこれは部隊長機などに重宝された。この他様々なオプションとして、新たにダミーバルーン、トリモチ弾、パッシブソナー等これらの装備は高名な「闇夜のフェンリル隊」が試験した物が正式採用されている。

これらの高性能を支える新型大容量バッテリー及び高出力ジェネレーターにより、量産機では初のビーム兵器の標準装備を可能としている。

武装は頭部に牽制や迎撃用の60㎜バルカン二門を固定装備。並びに右肩のシールドは大型化され二つ折りになっており、左肩のスパマイクアーマーもより格闘戦を意識してか大型延長されている。

専用の大型化ビームライフルを装備しているが、後に共和国でカラシニコフ氏がEパック方式のビームライフルを開発、採用される様になるとこれにとって代わられた。

格闘用のビームサーベルはハイザックの大型ヒートホークよりもリーチが長く、両手で保持し易いよう同時期の物に比べて柄が長い。

この他ハイザックと共通規格のマニピュレーターの為、ハイザックが装備出来るものはバックパックのオプションも含め装備でき、変わり種の爆導索も装備出来るなど非常に汎用性が高い。

大戦後期に採用された為生産台数は僅か8,000機と共和国製のMSにしては多くないが、操作系がハイザックと同じ物を採用して訓練時の負担が軽減されており、総じて高性能ながら非常にバランスが取れている。最終的に後発のゲイツやダガーに対してさえ、総合性能では優位に立ってた。

因みに、装甲カラーは緑(所謂残党カラー)。

 

 

 

マラサイ・バリエーション

 

MS-107A、B型 ロゼット

アナハイム社が来るべき需要を見越して開発した機体。全ての面でハイザックを上回っているが、その分コストも割高となっている。その結果お蔵入りとなったのだが…。

元ネタはAOZのアレ。色々とお召し物が豊富な子。

 

ドミンゴ

ロゼットを連合規格に再設計し直したもの。ここから更に、裏取引で連合系技術がグラナダ・アナハイム社に漏洩する事に繋がる。

元ネタ、と言うか殆ど実話で生まれた機体。本当に「いまさら」な話ではあるが…。

 

MS-108D先行量産型マラサイ

初期生産ロットのマラサイ。ほぼロゼットだが一部部品や装備がハイザックの物と代わっており、コスト及び性能試験の為“アナハイムの自腹”で少数が生産された。主に地上で使われたが、現地では余り期待されていなかった。しかしアラビアで本機を操るランバ・ラル大尉が奮闘、連合の白いヤツことストライクをあと一歩の所まで追い詰める活躍を見せ、評価は一変。その後も本機の高性能振りが証明された為、晴れて正式採用が決まり、アナハイム社は首の皮一枚の所で繋がった。

大体IS-1相当、火力だけが貧弱(ビームライフル)。

 

MS-108E正式採用型マラサイ

正式採用されたマラサイ。此処から大幅に設計が変更され、ハイザックのパーツを大量に採用。兎に角性能をそのままにコストだけが元の半分以下まで落とされた。しかし付加価値を付けようと言う目的で、専用の大型ビームライフルが別売りで開発された。そう言った社員達の涙ぐましい努力の甲斐あって…正式採用されて機体には、普通に共和国で開発されたEパック方式のビームライフルが装備された。

実は連合系のパーツと互換性がある。

立ち位置としては実戦に間に合ったIS-2、3。

 

MS-108G陸戦型マラサイ

マラサイを陸戦用に改造したタイプ。元が無改造でホバー走行が出来た為、宇宙用のスラスターを排除したりスカートアーマーを延長しホバー走行を高めたりなど、最低限の改造で済んだお手頃の機体。

元ネタは近藤版マラサイ。

 

MS-108H寒冷地用マラサイ

マラサイの寒冷地タイプ。主にキリマンジャロに配備され、共和国製MSが極寒環境でも活動できる事を証明した機体。両肩のアーマーは全て寒冷地用のスパイクを排除した物に置き換えられている。

これもまた近藤先生版マラサイ。

 

MS-108R指揮官用マラサイ

共和国では珍しく一部のパイロット達の要望に応えて作られた機体。特に機動性が飛躍的に向上しており、増加した燃料消費を補う為新たにプロペラントタンクを2本バックパックに装備している。

ジェネレーター出力も増しており、これにより単騎でのメガ・ランチャー運用と発射間隔の改善を可能とした。

生産されたのが大戦末期と言う事もあり、僅か170機しか生産されなかった。しかしその生産台数に比して知名度はあり、数多くのエース部隊で使われた。

特にキマイラ隊で運用された機体が有名である。

元ネタはホビー誌&06R、つまりは高機動型ゲルググポジ。

 

MS-108Sストライク・マラサイ

陸戦型マラサイを更に高速化、突撃用に改修した機体。ホバーユニットを脚部に新たに装着し、装甲の軽量化が図られている。頭部センサーの大型化による通信索敵機能の強化により、全軍の先鋒として一撃離脱に特化した機体。主装備としてガウ、ガルダ級の副砲である50㎜6連装バルカンポッドを装備した。

これまたホビー誌、多分黒くて三人の人達が乗るかも?

 

 

 

 

MA-08ビグ・ザム

 

戦前から開発が進められていた拠点防御用巨大兵器。戦前の共和国は(今でもそうだが)病的なまでの火力至上主義者であり、その流れを受け開発された本機は正にその極地とも言えるべき存在である。

圧倒的多数の敵を絶大な火力で薙ぎ払うと言う夢想に取り憑かれた共和国は、本機に戦艦用の動力を丸々一基搭載しその膨大な出力に支えられ本機は文字通り桁違いの火力を叩き出した。

しかしその結果最大化同時で僅か15分の活動しか出来ず、それ以上は放熱を処理がしきれずに自壊してしまうと言う欠点を抱えている。

また巨大な機体と複雑な構造の為非常に製造コストがかかり、本機は一機だけしか製造されなかった(今の所は)。

主武装は大型ビーム砲1門、副砲にビーム砲を20門以上装備しその火力は一個艦隊に匹敵するとされる。また装甲も厚く、表面に施された耐ビームコーティングにより純白に輝く表面装甲は共和国の象徴とされた。

元ネタ、「んぞー」の人ことビグ・ザム。ジオン+連邦仕様の設定。

 

 

 

QCX-76Aヨルムンガンド

 

共和国軍が開発した要塞備え付き試作超巨大核投射砲。コンペイトウ要塞の要塞砲として開発が進められた当初、理事国との全面戦争に備え共和国は密かに幾つかの核攻撃プランを策定していた。

ヨルムンガンドはその内の一つであり、敵戦艦のミサイルや主砲が届かない超長距離から核弾頭による狙撃を行うと言うコンセプトの元開発が進められており、1kmを遥かに越す巨大な砲身を持つに至った。

本来は各要塞に最低でも一門ずつすると言う計画であったが、建造コストが莫大な為試作一門だけ作られて配備計画は白紙撤回された。

更に悪い事にNJの登場により核兵器が無力化されてしまった為、無用の長物と化してしまい現在は解体する費用が惜しいとの事で殆ど放置されている。

元ネタ、大艦巨砲主義の権化ヨルムンガンド。いつになっても巨大兵器は浪漫なのである。

 

 

 

 

 

 

アレキサンドリア級宇宙重巡洋艦

 

名前の通りティターンズのアレ。

共和国が完成させた新機軸の宇宙戦闘艦。最初からMSの運用を主眼に設計され、何とその搭載機数は12機。凡そ一個大隊規模の戦力を単艦で保有している。前方に張り出した艦首の上下にカタパルトを2基ずつ計4基を備えており、短時間で大量のMSの展開を可能としている。因みにプラントや連合軍で使われているリニアカタパルトでない理由は、当時の共和国の技術力ではリニアカタパルトは難しく、堅実な設計で纏められた本艦はその解決方法として、単純にカタパルトの数を増やすと言う方法でこの問題をクリアしようとした為である。意外に戦闘艦としての能力も高く、連装ビーム砲を4基8門、副砲の単装ビーム砲を2基2門備えている。同時期の主力艦に比べ正面から向かい合った砲門数で勝っており、非常に強力な戦闘艦に仕上がっている、その他多数の対空機銃とミサイルを装備しており、攻守共に隙の無い船である。

船体としては独自の主要ブロックが独立した構造であり、MS格納庫を兼ねたメインデッキに艦橋そして左右に張り出す形のエンジンブロックに分かれている。このエンジンは連合軍のネルソン級駆逐艦の様に独立し被弾時には切り離せる構造となっており、本艦の生存性を上げている。また旋回性能も高く、300mに近い全長でありながら運動性も戦闘艦にしては高い。

居住性も良く、長期間の航行にも耐えうる様になっており、非常にコロニー国家らしい宇宙に適した船である。

 

 

ロンバルディア級宇宙空母

 

アレキサンドリア級を発展させ、MSの搭載機数運用能力を大幅に上げた共和国初の宇宙空母。船体を延長し格納庫も大幅に拡大されMS運用能力に特化している。しかしその反面アレキサンドリア級に比べ砲撃能力が減少しており、主砲は半分の2基4門副砲は4門に増えているが、正面から撃ち合うと言うよりも自衛の為の装備に近い。

船体構造は独特の形状をしております、延長されたカタパルトデッキに張り付く形で副船体が乗っており、上から見ると平面の板を二つ貼り合わせた形に見える。アレキサンドリア級では視界確保も兼ねて船体より上に位置していた艦橋も、半ば副船体に埋没する形になっており、正面からの投影面積を減らす努力が払われている。

機関部は可動式のベクタードノズルと大型のサイドノズルを備え、大型の割に寧ろアレキサンドリア級よりも運動性能は高くなっている。

搭載機数は20機を超え、連合軍のアガメムノン級に迫る搭載機数を誇る。

 

 

 

 

 

ドコス・ギア級大型宇宙戦艦

 

共和国がその威信をかけて建造した大型戦艦であり、コズミックイラ世界においてゴンドワナ級を除けば戦艦としては最大級の軍艦である。600mを超える巨大な双胴戦艦であり船の至る所に対空砲火を備え、その姿はハリネズミと形容されている。艦底部には全長の半分の長さもある長砲身の大型単装砲を3基備え、艦カタパルトデッキの両側面にも連装副砲を2基4門を装備し船の大きさと比較すればこれも又大型である。

MS搭載機数も共和国最大であり、3個大隊36機ものMSを搭載し14基ものカタパルトにより素早い展開を可能としている。

正に共和国の象徴と言うに相応しい艦…と対外的には思われている。

が実態はそうでは無い。余りに巨大な為これを整備するドックはどこのコロニーにも無く、また係留するにも場所を取る為殆ど露天で停泊する事が当たり前となっている。

運用コストも船体サイズに見合って莫大であり、2番艦以降の建造計画も無い。

つまり共和国の国力に見合わない高価なオモチャである。

ではどうやってそんなものを建造したかと言うと、其々のパーツを区画ごとに分け、別の場所で出来たそれらを後で組み立てて建造すると言う共和国お得意のブロック工法で作られた。

無駄とも思えるカタパルトの数々は、結局余りに巨大な為敵のいる方向に常に艦首を向けられるとは限らず、それならば最初から全周囲に向けカタパルトを設置し、防空体制を整えようと言う苦肉の策である。

何故堅実な設計と運用を旨とする共和国が分不相応な巨大艦を建造するに至ったかと言うと、戦時中大量に建造されたアレキサンドリア級は戦争終結後その維持費に苦労し。だが依然として予断を許さない地球圏の情勢から戦力を削るわけにもいかず、それならば一つの艦に機能を集約させて肩代わりさせようと言う考えで生まれたのが本艦である。

実際本艦の就役に合わせてアレキサンドリア級6隻が退役し、順次他の艦も退役廃艦の予定となっている。

つまり、何かと言うとガンダム版50万トン戦艦である。

 

 

 

 

ザンジバル級機動巡洋艦

 

共和国軍が旧式の宇宙往還船を参考に建造した大気圏内外両用艦。当時南米に拠点を築いた共和国軍であったが、本国との輸送をつなぐHLVユニットは敵にとって格好の標的であった。燃料と積荷を満載にしたHLVは鈍重で殆ど身動きが取れず、打ち上げの途中や大気圏突入時に迎撃される危険性があり、これを護衛出来る兵器や装備の開発が急がれた。そんな中、生まれたのがこのザンジバルである。旧世紀のスペースシャトルを模した形状は大気圏内において大型航空機として活躍出来、宇宙でも共和国軍唯一の大気圏突入艦として将兵の期待を一身に背負った。しかしビンソン計画により宇宙戦力が重視される様になると状況は一変、航空機としても宇宙戦艦としても中途半端なザンジバルの建造は中止され、僅か十数隻が就航したのみとなった。しかし相変わらず共和国地上軍では貴重な戦力として運用され、数多くの作戦に参加する事となる。武装は地球での運用も想定して連装実体弾砲一基に艦首正面に固定式のビーム砲を四門。同じく艦首両舷に埋め込み式の大型ミサイルJ型ミサイルを搭載し、この他多数の対空砲を装備している。MSの搭載機数は9機とそれなりだな、カタパルトは無く艦側面か艦底のハッチから自力での出撃となる。

元ネタは言うまでも無くあのザンジバル。ランバ・ラル、シャア、キシリアなど高名な指揮官によって大きな活躍をした。但しバズーカには弱い模様。

 

 

 

サラミス改級巡洋艦

 

共和国が開発した旧式の巡洋艦。元は近海警備用のパトロール艦であったが、共和国軍が正式に編成されるに及び軍用に武装が施された。しかし設計当時から技術の陳腐化及び旧式化が著しく、高レベルで砲雷撃能力とMS運用能力を両立したアレキサンドリア級重巡洋艦に主力の座を奪われ、本艦は二線級部隊に格下げされてしまった。主戦線から外れたルナツーで、このまま警備任務に甘んじるかに見えたがしかし転機が訪れる。「ビンソン計画」により新造艦の建造が共和国で始まり、新造艦就航までの間繋ぎとして本艦に白羽の矢が立ったのだ。元々200mクラスの余裕のある船体と設計の為改修がし易く、主にルナツー要塞で改修が施された。元からの主な変更点として、前部甲板の構造物を撤去し新たにMSを4機搭載可能なデッキ兼カタパルトを設置。アレキサンドリア級と同等の威力を持つ連装ビーム砲を艦の両舷に装備、及び艦橋周辺に重点的に連装対空機銃を配置し、共和国軍がこれまでに得た対MS防御の戦訓が反映されている。艦隊行動に追従出来るよう航続距離も延長され、艦尾メインエンジンの左右に補助エンジンを備え、意外に小回りが効くことから前線では性能以上の活躍を見せる事もあった。この成功により気を良くした共和国軍は計画を一部変更し、サラミス級を全軍のワークホースとして運用する事を企図し、様々なバリエーションが生まれ正に縁の下の力持ちとして地味ながら様々な戦場を駆け巡った。

名前から姿形に至るまで正にthe・サラミス、原作でも下手な新型艦よりよっぽど息の長過ぎる活躍をした。

 

 

 

 

 

ムサイ級軽巡洋艦

 

ビンソン計画により旧式化したサラミスの代替を目的に、アレキサンドリア級を再設計して新たに生まれた艦。アレキサンドリア級の戦闘能力をそのままに、小型化と量産性を追い求めた結果特異な形状となった。サラミスと同じく200mクラスの船体は、これまでの共和国艦には無い被弾経始を意識した曲面や傾斜を多用したフォルムとなっており、これは主にビーム兵器を想定し受けた破壊エネルギーをラミネート装甲と同じく周囲に分散する事を目的としている。左右に出っ張った支柱で艦橋と接続された2基のエンジンはアレキサンドリア級の設計を踏襲するも、そこから斜め前方に伸びる支柱で主船体と連結。武装は斜めになった支柱部に連装ビーム砲を3基、艦底部と艦橋後ろにも装備し、全体でアレキサンドリア級を上回る5基もの重火力を実現した。この他主船体と艦橋を繋ぐ支柱には小型ミサイルランチャーを含めミサイルを合計で12基装備、艦橋を中心に充実した対空砲火で防御を固め、全体的に前方への火力投射を意識した設計となっている。艦橋下にはMSデッキ兼カタパルトを備え、計6機のMSを前後に投射可能。同じ搭載機数のローラシア級、ナスカ級と比べて兎にも角にも前方への火力を出来うる限り突き詰めた攻撃的な艦である。と言うのも、国力で連合軍に技術力ではザフトに劣る共和国は、なるべく人的損害を抑える為火力で敵を圧倒する必要性に駆られた。相手よりも多い火砲、威力の高い兵器、それらの火力を出来るだけ長く戦場で発揮し続ける持久力。これらを突き詰め余計なものを排除していった結果、極端なまでの重火力主義となり、一連の火力偏重の艦船が作られる様になった。因みにムサイ級の名前は、外見がそれまでのどの艦よりもかけ離れた「むさ苦しい」のと、軽巡洋艦はアレキサンドリア級重巡洋艦のスケールダウンと言う意味で、特に深い意味は特に無い。

だいたいムサイ後期型+オリジン版を想像、原作だと打たれ弱い印象だが、ここでは損害を顧みずに敵陣に突進する突撃艇の様な役割。

 

 

 

 

アイリッシュ級宇宙戦艦

 

共和国で始まった「ビンソン計画」に参入しようと、アナハイム・エレクトロニクス社が設計開発した同社初にして共和国初の本格的宇宙戦艦。MS開発以前に、共和国が連合軍のネルソン級宇宙戦艦に対抗しようと計画したマゼラン級をベースとし、350mクラスの余裕のある船体に火力、装甲、通信指揮機能をこれでもかと詰め込んだ結果、非常に高価且つ強力な艦となった。武装はこれまでの共和国艦の中で最高の連装ビーム砲を7基装備し、艦両舷前方に4基、船体上下に2基、ブリッジ後方に1基と全体的に隙が無い。艦首前方に2基のカタパルトを持ち、MS搭載機数も18機を数えるが本艦の画期的な部分として、艦後方にもデッキがある事だ。これはMS技術先進国のプラントやアークエンジェルを作った連合軍やオーブでさえ取り入れていない画期的な設計であり、これによりスムーズな離着艦が可能となり、MS運用能力を空母並みに高めている。

指揮通信機能も非常に充実しており、艦隊旗艦として十分過ぎる能力を持っている他対空兵装も過剰な程搭載しており、単独でもかなりの戦闘力が期待出来た。

主に艦隊指揮や将官クラスに配備され、特にジョン・コーウェン准将がティアンム提督個人に宛てカスタマイズを施され、後に共和国第一連合艦隊旗艦となる「タイタン」が有名である。

元ネタはZのラーディッシュをマゼラン寄りの砲撃戦重視に変えたもの。

 

 

 

 

コロンブス級輸送艦

 

共和国がヤシマ重工と共同で開発した戦時標準船。兎に角建造速度とコストを重視した設計の為、非常に数が多い。一説には一年間で2000隻以上が就航したとの資料もあるが、あまりに数が多すぎて未だにその詳細な数は不明である。最大で50機ものMSを運搬する事が可能だが、それだけに及ばず豊富な積載力から戦場はそれ以外でも大きく活躍し、様々なバリエーションも作られた。特にその有り余る積載量と改造の容易さから仮装空母や護衛空母としても運用され、その余りの活躍っぷりに、本来の輸送艦であるパプア・パゾク級を押しのけコロンブスは共和国艦隊の補給艦として常に共にあったと言う。とある将官大戦を戦い続けられた理由に「ミデア、コロンブス」の名を挙げている。

戦後も設計の優秀さから各国で建造と運用が続けられ、戦後復興の一角を担った。

原作コロンブスにリバティー船的運用を合わせ、最早別物かんがある。

 

 

 

 

パプア級輸送艦

 

共和国では既に老朽化著しい旧式艦。順次後継艦のパゾク、コロンブスに置き換わりつつあるがMSを20機積載可能な為一部ではまだ運用が続けられている。

特にガデム隊のパプアは、どんな困難な戦場にも必ず積荷を届ける事で有名であり、老兵の最後の奉公とばかりに最後の輝きを見せている…。がその後あっさりと退役したりしている。

 

 

 

パゾク級輸送艦

 

老朽化したパプアの後継艦として開発された艦。パプアの倍の積載量を持ちMSに至っては3倍の60機も搭載可能。同時に4隻の艦に補給を可能であり、航続距離も長く艦隊行動にも追従出来るが、基本的に武装の類は装備していないので非常に貧弱である。

実際にはコロンブスが余りにも優秀過ぎた為、殆ど運用される事は無かったと言う。

 

 

 

 

 

ガウ攻撃空母

 

共和国軍が開発した念願の大気圏内用大型輸送機兼制空戦闘機運搬も兼ねた爆撃機。両翼にあるカーゴに其々4機のコアファイターを搭載し、無数の対空砲火と機体上部と両翼の付根に連装ビーム砲を装備。これ単独で制空戦と制空権の確保を同時に行える様になっている。またMSを4機も搭載でき、他にも爆撃機としての機能も併せ持つ正に空飛ぶ要塞。大量生産の暁には地球の空を覆い尽くすかに見えたが…。実際にはその余りの巨体と巨額のコスト故僅か40機しか生産されず、肝心の輸送能力も他にミデアやファットアンクル、など上位機種が誕生した為お株を奪われた。そもそも航空機にしては過剰すぎる火力、低すぎる運動性、燃費の悪さから上層部からは余り期待されず、コロニー内シュミレーションの限界を知らしめる良い教訓とされた。これ以降コロニー各企業は地球での実地試験及び運用と言う現実的な方向にシフトし、より現地に即した面白みのない堅実な開発を進めていく事となる。

元ネタは「ガルマ特攻」のあのガウ。イセリナは、多分いない。

 

 

 

 

ミデア大型輸送機

 

共和国待望の本格的大気圏内用輸送機。同時の連合軍やザフトの輸送機と比べても遜色無い能力を持ち、着脱式コンテナにより様々な任務に対応可能。VTOL機能の採用により地形をある程度選ばずに離着陸出来、アフリカの砂漠やキリマンジャロの山岳に永久凍土地帯、南米のアマゾンなど環境を選ばない活躍をした。本機の設計においては共和国の企業のみならず、月面、地球と様々な会社が携わっており、それ故様々な所で規格化が成されている。

元ネタはミデア、この世界だと多分マチルダ中尉は普通に結婚できそう?

 

 

 

 

ファットアンクル中型輸送機

 

共和国軍が開発した輸送機。MSを3機輸送出来、期待左右の大型ローターにより垂直離着陸を実現しており、ミデア以上に地形を選ばない活躍が行えた。尚このローター技術には共和国お得意のホバークラフト技術が応用されており、主に南米とキリマンジャロに配備され戦後も各国で輸送機として活躍した。

元ネタはジオンのファットアンクルだが、その内ハイザックカスタムを乗せてスナイピングをするかも?

 

 

 

 

 


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