バカとAクラスの日常   作:ゴリ霧中

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早速第二話です


第二話

「えー、ではこれからホームルームを始めたいと思います。私はこのクラスの担任を勤めます、学年主任の高橋です。ではまず新学期早々まだクラスメートにも慣れてないようなので、自己紹介から始めたいと思います」

 

なるほど、確かに定番ではあるな。

 

「では窓側の人からお願いします」

 

高橋先生に促されて、窓側最前列の男子生徒が自己紹介を始めた。

 

「僕の名前は久保利光。今年一年同じくラスの仲間としてよろしく頼むよ」

 

普通こういう場で一番手に選ばれると、緊張して萎縮してしまうものだが、久保はそんなこともなく淡々と自己紹介を終える。

 

久保か…確か去年の定期テストの上位常連組だったな。

 

「じゃあ次はボクだね♪ボクは工藤愛子。好きな食べ物はシュークリームです!」

 

これはまた何ともかわいらしい自己紹介だな。

髪型はショートカットで、口調の印象からボーイッシュで活発な女の子なんだろう。

 

「得意科目は保健体育の実技です♪」

 

前言撤回。

それは全然可愛らしい自己紹介ではなかった。

てかそれは女の子としてどうなんだ?

 

そうこうしているうちに自己紹介は俺の順番に回ってきた。

 

「俺は倉木刹那。よろしく」

 

特別なことは何も言わずに無難に自己紹介を済ませ…

 

「はい!質問です!」

 

たと思ったのだが先ほど自己紹介した工藤さんがそれを阻止する。

 

「…なんでしょう?」

 

嫌々だったが、無視するわけにもいかなかったので話を聞くことにした。

 

「彼女はいるんですかー?」

 

「は?」

 

質問の意図が分からなかったが、周りからは「おー!」とか「ひゅーひゆー!」やら「よく聞いてくれたー」た!なんかの言葉があふれる。

何故か女子生徒の声が多かったが。

Aクラスってこんな雰囲気だったっけ?

 

「…いませんが?」

 

特に見栄を張る理由もないので、正直に質問に答える。

すると周囲の反応は「えーっ!?」「うそー!?」「よしっ!」などと驚きの声に変わった。

 

Why?

 

心底わからない、といった表情の俺に、隣にいた木下さんは、「鈍いのね…」とよけいに意味の分からないことをつぶやいていた。

失礼な。俺ほど物事に敏感な人間はいないというのに!

 

「えー、おほん。みなさんお静かに。これ以上時間もとれないので、次の人どうぞ」

 

とここでクラスの状況にあきれ果てた高橋先生からようやく救助の手が!

俺の次は…一番後ろまできたから隣の木下さんか。

 

「はい。あたしは木下優子。趣味は読書です。よろしくお願いします」

 

おお、なんて模範的優等生の自己紹介なんだ。

さっき俺と話していたときとの反応とは人が違うな。

てか趣味の読書ってやっぱりあれだよな…?

 

そんなこんなあり、さすがはAクラスと言ったところか(俺の時以外は)滞りなく自己紹介は終わった。

 

「ではこれでホームルームを終わります。みなさんお疲れさまでした」

 

 




第一話より短い…
でも自己紹介でこれ以上話広がらないなー


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