もしかしたら待ってくれた人もいるんですかね…?頑張って早く更新出来るように頑張りたいです!
…死にたく、ない。
それは現在でも、過去でも、“未来”でも変わらない願いだった。疲労感で震える体。素足に硝子の破片。足は傷だらけで、立っているのすらも精一杯だ。…どうして私は、ここにいて立っているんだろうか。
『マスター!』
沢山の相棒達が頭を過る。私のサーヴァントは…誰だったっけ。薄暗い路地で目が覚めてからどうも記憶がハッキリしない。この街のように霧がかかっているみたいな…そんな感じだ。帰る場所も待ってくれる人もいないであろう街を一人でフラフラと歩いている。目的もなく、目的地もなく。進めば進むほど自分の体を痛めつけているとわかっていながら。
「はぁ…はぁっ……本当にここは…どこなんだろう……日本?いや、絶対に違うな。英語表記だし…」
必死に頭を巡らせてみるが、全く動かない。
…本当にどうすればいいんだろうか。凛やレオの様な才能があれば、ラニの様な冷静さが私にもあれば解決できたかもしれない。そればかりは努力じゃどうにもならないけれど。
「(…もしかして、なんて思えば助かる訳じゃない。なんとかしないと)」
壁に手をつきながら足を引きずる。息をする度に喉が痛んで、喋る事すら困難だ。恐らく夜中なのだろう。人っ子一人もいない。叫べれば変わるかもしれないが、もう叫ぶ力すらもない。とうとう地面に崩れ落ちた。
「……あぁ、やっぱり。私だけじゃ何も出来ない…」
意識が霞む。消え掛ける意識の中、ほんの一瞬。暖かな温もりを感じたような。そんな気がした。
———
「………が…………ねぇな」
体が冷たい。そうえばさっき地面に倒れこんだんだっけか…。意識はある?…私は生きている?
「それじゃ、連れてくか」
腰に微かな痛みが走る。ハッと目を見開き顔を上げると見覚えのない男達の顔が写り込んだ。
「……ッ!!」
いやらしく置かれた手を払って後ずさる。男達を睨みつける。チッ、と舌打ちをすると何かをポケットから取り出した。
「………拳…銃…!」
ぞわりと。肌が泡立つ。ドレイクが持っていたのとはかなり違った見た目だが…恐らく殺傷性は高い。あれに撃たれたら良くて怪我。悪くて……死亡。
「(……逃げて、生きないとっ…!)」
立ち上がろうと足に力を入れる。ふらふらと覚束ない足を必死に動かしながら駆ける。駆けて、駆けて、駆けて……!!
「逃げたぞ!」
「撃て!殺すんじゃねぇぞ!」
背後からの声。鳴り響く拳銃の音。それが消えかけた時、右の腿に激痛が走った。
「…………あぐ…ッ!」
鮮血が舞う。地面に思いっきり体を打ち付けて、激痛に悶えた。痛くて、苦しくて、動きたくない。…でも、逃げないと。地面を匍匐前進で進んでいく。けれど逃げることは出来なかった。体が動かない。このままじゃ…殺されるか、慰めものにでもなるか…どちらかだろう。
「それじゃ、連れていくぞ。…ふぅん?中々良いんじゃねぇのぉ?」
「…………だ」
「あ?」
「嫌だ………死にたくない……!」
私はまだ、生きていたい。彼/彼女が繋いでくれた命なのに。私がなんなのかも。知らないのに…死にたくない!
『…うむ!それでそこ我が奏者だ!余もそなたに力を貸すぞ!さぁ』
「……真名、解放」
赤き皇帝。薔薇舞う黄金の劇場、我が愛しの皇帝よ。我が声を持って命じる。
「私の声に答えて……!“ネロ”……!!」
ちょっと誰か、ガチャ運と描写力下さい。