このお話の題名?? それは───   作:ゼッケンマン

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こんにちは! そしていつもより短いです!(色んな意味で)



はちわめ!

「それで? 最近どうなの?」

 

寝不足なのか蘭ちゃんは欠伸をしながら僕に聞いてくる。

蘭ちゃんの家(蘭ちゃん家は定食屋を営んでる!)に着いた僕は、少なくとも部屋着じゃなさそうなお洒落な服を着た蘭ちゃんに案内されて部屋に入った。

あ、それと結局変装はせずにそのまま来ちゃった。

っていうのも、透明化シールがあれば何の心配も要らないことに気づいたからね!!

当然、家に入る前にシールは剥がしてるよ?

 

「その言い方はアバウト過ぎない?」

 

思わず苦笑いしちゃうよ……。

だけど最近は色々な出会いがあったから、僕はそのまま簡単に今日までのことを話した!

 

「へぇー……IS学園で暮らしてる、ねぇ……」

 

あれ?

 

「えっと、蘭ちゃん? 顔が少し怖いかな~……──や、嘘です! 冗談です!! ……そ、それにしても蘭ちゃんからいきなりメールが来たから驚いちゃったよ」

 

「桜、いっつも言うけど話しの逸らし方下手すぎ……。はぁ、今日は久しぶりに暇だったからね。せっかくの日曜日を怠惰で過ごすのもねって思ったら、アンタを呼ぶ結論についたのよ」

 

「そっか~」

 

蘭ちゃんは有名な私立の女子校に通ってる中学生で生徒会長!

頭は良いし、運動もできるし、コミュニケーション能力もバッチリな、それに家事もできる女の子なのだ。

けど、それでも中々出会いがないらしくて、恋愛話はタブーになりつつあるんだよね~……。

前にポロっと口に出しちゃった時、すっごいジト目で睨まれたもん。

 

「だからって僕を呼んでもそんなに暇つぶせるような案はないよ?」

 

「……でも、一人より二人の方が楽しいでしょ?」

 

「──うん! 確かに!」

 

 

 

 

 

──それから。

僕は蘭ちゃんに作ってもらった焼きそばを食べ終わったあと(蘭ちゃんの作る料理も美味しいんだよね~)、久しぶりにゆったりと話した!

改めて現状は中学に通えないこと。

一夏兄がISを動かしてから、一週間くらい前まではずっと家で過ごしてたこと。

流石に家の中も飽きたから、IS学園に遊びに行って今も過ごしてること。

蘭ちゃんも知ってる鈴ちゃんのことや、新しく友達になったセッシーの話もした!

そして蘭ちゃんからは、来年はIS学園を受験するっていう話しを聞いた!

色々とビックリしたけど、僕は応援するよ!!

──一通り話し終わった頃には既に夕日が落ちかかっていた。

流石にそろそろお(いとま)することに。

 

「それじゃあまたね!」

 

「はいはい、またねー」

 

僕は蘭ちゃんに手を振って、暫く普通に歩く。

ぶっきらぼうに言う蘭ちゃんだけど、さり気なく手を振り返してくれるのが嬉しい!

それから人気のない場所に行って透明化シールを張ってIS学園に帰った。

──着いて、屋上に行ったら束姉のにんじん型ロケットは普通にあったから中に入った。

すると……、

 

「お・か・え・り。さーくんッ」

 

「お帰りなさいませ、桜さま」

 

「た、ただいま……」

 

満面な笑顔で仁王立ちで出迎えてくれた、束姉とクロエちゃん。

この日の夜は正座のし過ぎで暫く足が動かなかったよ……。

僕が嘘ついてたことに関してのお説教は当然聞くけど、一人で外出することは許してほしいなぁ……。

そして何だかんだと話し合った結果、束姉が僕の携帯に特製GPSを内蔵することになった?!

それくらい僕のことを心配してくれてるんだな~って思うと……いや、ちょっとだけ過保護すぎだと思うのは贅沢なのかな?

 

 

 

 

 

──あれから数日が経った!

時間は放課後、一夏兄はクラスの代表として今日もセッシーや箒ちゃんに協力してもらいながらISの特訓をしてるんだ。

クラスリーグマッチももうすぐだし、今も2倍の重力作戦は続いてるし、着実に一夏兄は強くなっていってる!

でも逆に言えば、一夏兄以外の人たちも特訓してるし強くなってるのは事実。

それは当然、僕の右腕に撓垂(しなだ)れ掛かってぽけ~っと殆ど落ちた桜の木を眺めてる鈴ちゃんも同じ……なはず?

 

「一夏兄は今日もISの特訓してるけど、鈴ちゃんはしなくて大丈夫なの?」

 

「あたしはあたしのペースがあるからね。今日はお風呂上りに軽く柔軟するくらいかしらね」

 

「そっか~。……それでさ? 話しは変わるけど、ちょっと距離が近いかな~って」

 

人が居ない良い感じの日向ぼっこスペースを見つけた僕たちはそこに座って話していた。

けど、なんかさっきより鈴ちゃんが近いような気がするんだよね……。

すると僕の言葉に、もっと体を押し付けてきた……?!

 

「ふ~ん、あたしが近いと何か問題でもあるの?」

 

ニヤニヤと悪戯顔で笑う鈴ちゃん。

 

「いや、問題はないんだけど……」

 

「なら良いじゃん」

 

あっけらかんとそう言って笑う。

鈴ちゃんのニッカっと笑う仕草が、何だか猫みたいなんだよね。

 

「ニャー」

 

?!

 

「え、えっと鈴ちゃんが今言った?」

 

「何でそうなるのよ?! そこの木の上から聞こえてきたわよ?」

 

「なるほど」

 

ビックリした~。

猫のこと考えてたら、ホントにすぐ近くに居たんだ。

 

「でも、珍しいわね~。IS学園って結構なセキュリティで囲まれてるんだけど……」

 

鈴ちゃんは猫が登っている木に近づき、

 

「にゃ~ん」

 

と、猫の鳴き真似をした?!

あ、けど鈴ちゃんって猫大好きだったよね。

 

「にゃ~ん、にゃう~──あっ……」

 

猫の鳴き真似も空しく、猫はスタっと地面に降りて足早に去っていった。

白色の猫か~、可愛いね~!

 

「逃げられちゃったわね~」

 

「にしし、猫は気まぐれ屋さんだからね。鈴ちゃんみたいに!」

 

「むむ、それはどういう意味かしら~?」

 

「あ、あははははっ! く、くすぐらないで~?!」

 

「ほらほら~、もっと鈴さまを敬いなさい~!」

 

鈴ちゃんは手を休めてはくれず、そのあと暫くくすぐられた!

鈴ちゃんと遊ぶのは楽しいけど、からかったら倍で返ってくるんだよね~。

こうして日が落ちるまで思い出話も交えて沢山話した!

……でも、この前蘭ちゃんの家に遊びに行った話しをした時、鈴ちゃんの笑顔……怖かったなぁ。

 

 

 

 

 

 

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