ハクトウワシは正義を求める   作:ベルマッキャン

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SPAMSONG聞いてたら食事シーンでネタが飛び出てきた。
次回はお風呂回だ!

それと9評価ありがとう...ありがとうね(つわはすリスペクト)


スパムがスパムしてスパムスパム

基地に帰投すると、整備班長がハクトウワシを呼ぶ。

 

「悪いニュースだ、ブローニングの予備部品が無いからイスパノかマウザーを選んでくれ」

「ホワーイッ!?リベリオン軍から抽出出来ないの!?」

「いや二週間かかる、本社から物資としてくるまで距離の暴虐があるからだ、元々アレ使う奴居なかったからなぁ」

 

それを聞いてどうにもならないため、どっちを使うか見てみる。

イスパノはRAF(王立航空軍)の機関砲で、安定して戦える堅実な設計となっている。

マウザーはカールスラントルフトヴァッフェ(航空軍)の機関砲で、こちらは扶桑陸軍航空隊等がライセンス生産している。

どちらも飛びっきりにクソッタレでもないのでコーヒーと紅茶以外違いが無い、まあ扶桑の機関砲は元々サバンナクソザコシマシマオオナメクジであるから論外である。

 

「機関砲じゃなくて此とかで良いんじゃない?弾薬的に」

 

ハルトマンが出迎えに来ていた、MG42を指差しているハルトマンにハクトウワシは言う。

 

「うーん、火力に不安が...」

「あー、確かにそうだけど」

 

並んだ火器類を見ていると、変な物があった。

ボルトアクション式に見えるライフルだが、20mm弾を使用するやけに大きい火器であった。

先端には脇差みたいな大きさをした銃剣さえあり、弾薬はクリップ式であった。

坂本少佐はソレを見ている二人に気づいて言う。

 

「陸軍試製98式航空歩兵小銃だよ、97式自動砲改造のな」

「ワーオ...」

 

世界違っても日本人は発想イッてる、そんな感想が出た。

タングステン弾頭だから大型ネウロイでも撃ち負かせれるかも、確かに12.7mmは使いやすいが決定打を与え辛いから大型には苦労するだろう。

だけどこりゃ過剰に過ぎるような、陸戦装備のソレだよなあと思っていると、坂本少佐が言う。

 

「ところでメシ食わんのか?」

「あっ!朝飯忘れてた!」

「ハリアップ!run!ruuun!」

 

案外抜けてる連中だなあ。

戦闘時には冷静な連中なのに私生活抜けてる、来年くらいから社会性も教えるべきか?。

そう思いつつ坂本少佐は優しく微笑んだ。

 

「少佐が微笑んでる...」

「この世の終わりかな?」

 

発言しだ整備員たちがどこに消えたのか誰も知らない。

 

 

鈍い鈍痛が身体中に走る不快感でハヤブサは気を取り戻した。

全身を強く打ったにしては変である、ハヤブサは木の合間をも突き抜けて狩りを行う為相当強くぶつかったのであろう。

あたりを見回して見ると、それは外の世界で昔走っていた木製の客車のようだった。

石炭らしい黒煙と匂いから機関車と推測は出来たが、理解は出来ない。

すると汽車は止まり、その際の揺れで隣に座って眠っていたタカが目を覚ました。

 

「ハヤブサ...?」

「起きたか、どうやら訳の分からない事に巻き込まれたらしい」

 

すると、タカの服のポケットに何かが入っていた。

開けて手にとって見ると質の悪い紙で、ごわごわした感触やざらざらな肌触りであった。

赤い紙にソレなりにはまともなペンで書かれたらしい黒いインクでこう書かれていた。

(縦読みしてください)

 

充 東

員 京

召 都 県

令 郡

 

ハ 右 令 ヘ

ヤ 充 状 シ

ブ 員 ヲ 。

サ ︵ 以

、 臨 テ 召集部隊 到着日時予定【1944年""月""日】

タ 時 当 501統合戦闘航空団

カ ︶ 該

召 . 召 乗車(船)等級 参等 料金【】円

集 . 集

ヲ . 事 後払証ニ関シテハ証書裏面注意書ヲ参照スヘシ。

命 . 務

ゼ . 所 連合司令部

ラ . ニ

レ . 届

ル . 出

、 . ツ

 

召集令状、所謂赤紙である。

ますます深まるなぞに首を傾げて悩んでいると、「トンネルだ、窓閉めて閉めて」と声が聞こえた。

一応閉めたは良いがそれでもむせる、咳き込みが落ち着き、互いに顔が煤で汚れていた。

少しの間笑い、汽車は止まった。

ヘルメットに草簑を着けたような軍人や、皿のようなヘルメットを着けた軍人が降りていく。

 

「君たちは?」

 

車掌が検札をしに現れた。

赤紙を見せると納得した顔で次の駅に降りるよう言って暗闇のようで向こう側が見えないとなりの客車消えていった。

 

 

お昼ごはんはアイスランド遠洋漁船のタラに、スパムがスパムしてスパムスパムオーロラソーススパムスパム...。

農作物はブリタニアでは農作物の統制により政府指定の物しか作れなくなっており、他国は遠い。

そもそも欧州のウクライナ、ベラルーシ、ポーランドと名だたる穀倉地帯が使えず飢餓は深刻だ。

それ故比較的安定した南支と北支から小麦を扶桑オラーシャが買い集め扶桑は朝鮮と台湾の食糧と共に他国に転売していた。

お陰で収入は史実よりマシで、軍備にお金が割けるのである。

知らない方が多いが当時の日本、ドイツは戦前の時点で詰んでる位に財政難である、軍事に割きすぎた。

GDP18%とか割いてる場合ではない、末期ソビエトでも28%なのだ。

最も大陸でアホみたいな物資資金の磨耗していない扶桑は朝鮮北部と台湾と北海道が有事の最前線故にそこだけ重点している。

既に二個の旅団が海外派遣になっているがこれは実態としては戦闘団である。

 

「スパムがスパムしてスパムスパム」

「コスパが良いのは良いんだが気が滅入るよ」

 

肉が有るだけ良いんじゃない?と言う宮藤の意見は無かった事にされている501ではスパムとじゃがいもがある種の仮想敵であった。

とは言ってもスオムス育ちのエイラとツァリーツィン音楽学校の教師の娘であるサーニャはリアリストな舌をしているが。

ただ海軍軍人にとって外出に次ぐ楽しみ食事と言う経験のある坂本少佐は多少キツく思っていたが。

 

「ま、ブリタニア料理よりは良いのでは?」

「ハギスに関してはごもっともな意見ですペリーヌさん」

 

リネットとペリーヌの会話を後ろにハクトウワシが黒パンを食べる。

リネットの一族は遡るとマーシアと言うブリテン七王国時代の英雄から始まっている、らしい。

ハルトマンは笑いながら「飯の美味しさと国家の強さは反比例するかもね」と言い、ペリーヌの「ソーセージとキャベツとビールだけじゃないですか」と突っ込んだ。

食器を片付けながら、バルクホルンは昔妹と食べた母親特製酢漬けピクルスやソーセージが恋しくなる。

そしてそんな自分を自戒するように部屋へと戻って行った。

 

「...バルクホルンさん、心に何かを覆い隠すような」

 

ハクトウワシの言葉に、ペリーヌは同類を見るような眼をして言う。

 

「妹さん、クリスさんが...」

「OK、私が悪かった」

 

もはや察し、戦時下だからそうなのだ。

ペリーヌは続けて言う。

 

「いえ、ご存命よ?でも心を閉ざしてしまって...」

「....あ」

「ぼおっと空を見上げて、軍務に服している故に会いに行けないそうですから...」

「外出届けとかでこう、出来ない?最悪ピンチヒッターで出撃しても」

 

それに対し、坂本少佐がため息をついて言う。

 

「上層の将校は我々をはなっから人と見てない、それに会えない理由があるんだ」

「え?」

 

ハクトウワシの疑問をリネットが教える。

 

「連合司令官のアイゼンハワー将軍や各国MP(憲兵)がブリタニア住民との問題と言う理由で立ち入り制限をしているです。

ですからチャリントン氏オブライエン氏のような人が居るのです、実際に難民流入により問題点も...」

 

ペリーヌが目をそらした、ガリアはアルジェリア等の植民地問題がガリア本土陥落で激化。

シナイ半島陥落等の出来事はイスラム圏中東植民地にズカズカと乗り込んで十字軍気分でキリスト教押し付けた欧州への反感が関連している。

現実では戦後に起こったアルジェリア動乱がこの世界では戦時下に吹き荒れていたのである。

そして百年単位で戦争していたガリアブリタニアが仲良くしてるわけもなく、国粋論者や右翼保守派層が急速に拡大、軍か影響力を強く持ちつつあった。

極論すると自業自得である。

 

「自分の巣に他のけものを入れるけもの何てそうそう居ませんからね...」

 

そりゃ軍人からしたら面白くない、自国に他国軍は正直国家として死んでるようなもんである。

国際条約と無価値なルクセンブルグ、チャーチルの私怨で骨抜きイスラエルでもやっていないのだから。

 

「お風呂ー!」

 

廊下を全力ダッシュして突っ走るルッキーニーの声を聞いて、ハクトウワシは尋ねる。

 

「お風呂有るんですか?」

「浸かれる位のありますよ」

 

何処か瞳の奥で捕食者の眼光をした宮藤がそう言い、ハクトウワシは気づかず喜んだ。

 

「汗を流したいですし、入りましょう」

「別に皆で入る必要も...」

 

ペリーヌはそう言い、坂本少佐が「私は入る」と言った途端手のひらを返した。

さすが貴族!反故なんぞ御手の物だ!とハクトウワシは笑いながら風呂へと進んで行った。

 

 

扶桑は長野県松代の地下、秘密総司令部ではある作戦が進んでいた。

この世には人の手には余る物が幾つかある、そしてその中に新たに1つ書き加えられようとしていた。

 

「で、役に立つんだよね?」

 

地下司令部の執務室、大帝は仁科博士に尋ねる。

そんな彼にある新型爆弾の計画が持ち上がってきた、それはウラニウムと魔力と重水に中性子が主体の新しい理論の爆弾であった。

が、予算が狂ったようにかかる。

エセックス級正規空母アイオワ級超弩級戦艦50隻の予算が費やされ、ようやく新型爆弾試作品が出来ると言うのだ。

だがそれでも、仁科博士アインシュタイン博士達の新型爆弾は魅力的であった。

何せ河豚計画で朝鮮に疎開してきたユダヤ人の学者達が提案したのだ。

200Kg程度でワシントンも木っ端微塵!と理論を示されたら確かに食いつく物である。

 

「立ちますよ、正常に炸裂するかしないか分からないからちょっと吹っ飛ばしたいなあと言うのが現状ですね。

実戦投入はそうですねぇ...何発位ネウロイ"とか"にぶちこむんですか?」

「うーん、まあ八個位欲しいかなあ」

「んじゃあ来年4月頃位ですね、試作品ですが今実は二発あるんですよ」

 

仁科博士の言葉に大帝は驚愕した。

サラッとすごいこと言いやがった。

そんな思いに気づいた仁科博士はなに食わぬ顔をして言う。

 

「プルトニウムでも行けるんじゃない?と思い作りました。

テストとしてどこら辺吹っ飛ばします?個人的には竹島辺りが隠蔽しやすいんでそこら辺をこう...」

「リベリオンに目撃されると面倒だからな、日の出の刻が良いだろう」

「では来週末にテストします、深山か連山貸して下さい」

「分かった分かったどうにかしよう」

 

1944年、12月9日。

 

扶桑は神の火を手に入れつつあった。





ー史実ネター

仁科博士

原子力研究のフレンズ。
HOIでお世話になるプレイヤーも多いだろう。

河豚計画

現実では「満州にユダヤ人いいよこいよ!」、実は東條氏も関与している。
数千人は逃げ込めたらしく、イスラエルの記念碑に関係者達の名がある。
ユダヤ人は経歴上すっげー恨まれてるので欧州に元々居場所が無かったり(戦後のユダヤ人問題がその証拠)。

日本の核研究

ぶっちゃけお飾り、色々少なすぎる。
戦後も裏マニュアルとかアライさん以下の事やって杜撰な核関連教育して被爆国()名乗るな。
と言うか本当冷戦期欧米以下だろ。
アルジェリアなんか間接的に核叩き込まれてんだぞ。

アルジェリア動乱

一文字で表現すると沼。
クーデター起こるは現地民との亀裂深まるは核実験(事実上実戦投入)だはもう無茶苦茶。
元々崩壊仕掛けた英仏経済が破綻して今のカエル野郎になった二つの原因の1つ。

200kgで木っ端微塵

広島型って58kgしか炸裂してないそうだよ、つまり...。
ちなみに通常爆弾の200kgは零戦でも一発積めるサイズだからそう考えて見ると凄い兵器だね。

竹島大爆発

韓国大統領の愚痴で触れていた、まあ203mm自走砲小隊で三時間位撃っていれば平らになるだろう。
...さらに拗れるだろうが。
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