グラビモスな日々   作:なむさんばがらす

9 / 10
ようやく書きあがりました。

一応次に書くことは考えてあるのですが、いかんせん肉付け作業とかが終わっていない感じです。

あと、いつ主人公をグラビ化させようか日々悩んでおります。
(グラビ化後のストーリー結構考えてあるから、グラビになったら更新速度が少し上がるかも)


火山に潜むもの

グラビモスな日々九話

やあ、もう二回目の脱皮が終わった茂部小太郎だよ。

 

え?時系列がとんだ?

 

仕方ないじゃないか~

だって毎日狩りと飛行訓練、熱線の訓練に明け暮れていただけだったんだもの。特に面白くもなんともなかったんだから。

 

今日も今日とて朝食(怪力の種とドラグライト鉱石のスパイシー和え火薬草添え)を食べ、狩りに行こうとして突然の地響きに見舞われた。

 

「きゃあっ!」

 

突然のことに体のバランスを崩した妹一号が俺にもたれかかってるッ!!!!!!

 

―――萌え殺す気か!!!!!!!!!!

 

 

 

妹二号はとおさまに寄りかかって揺れに耐え、かあさまはどっしりと構えている。が、誰も寄りかかってくれなかったので、心なしか少し悲しそうにしていたように見えた。

 

 

「皆、怪我はないかい?」

 

揺れが収まって、とおさまがみんなの無事を確認する。

 

「私は大丈夫だ。だーりん」

 

「こっちは子供二人とも無事です。とおさま」

 

「アタイも大丈夫だったよーアニキぃー」

 

「そうか、皆無事でよかった」

 

ほっと息をつくとおさま

 

「だが…この地震は…」

 

「わかってる。僕もそこまでバカじゃない」

 

意味深な会話をする両親、気になったので聴いてみることにした。

 

「かあさま、今の地震になにか意味があるのですか?」

 

「ふむ…どこから話したものか。ここが火山、と呼ばれている土地であることは理解しているな?」

 

「はい」

 

ここからの話は、妹達の理解を優先したためかなりの長丁場になった。

要するに、今回の地震は火山活動の活発化のせいで、最悪、噴火ということになったら住処を変えなければいけない。ということだった。

 

「僕はこれから引越し先を探してくる。三ヶ月以内には一回戻ってくるからそれまでにやばそうだったら定時に天に向かって熱線で連絡よろしく」

 

「了承した。道中気をつけるのだぞ?」

 

「ああ、君たちを置いて逝ったら、君に結婚を申し込むときにボコボコにしたグラビモス等に合わせる顔がない」

 

去るとおさまとあっつあつの行ってらっしゃいをするかあさま。

…せめて子供のいる前では自重して欲しい。

妹一号が顔を真っ赤にして恥ずかしがっている…まあこれは眼福だが

 

 

「お腹の中の子のことも忘れるなよ?」

 

かあさまが爆弾発言を投下、一瞬とおさまは面食らうも、たしかにあれだけ行為に及んでいれば当たり前だろう。と納得し、ああ、と軽く返事をして、朝靄のうちに出立した。

 

 

「しかし、かあさま。少し不可解な点があるのですが…」

 

とおさまが見えなくなるまで見送ると俺は、かあさまに気になっていたことを聞く。

 

「ふむ、なんだ?」

 

「火山活動が活発になった山に私達の種族は住めない。かといって休火山では寒くて住めない…となると、ほとんどの火山が住めない、ということになるのですが、他の同胞たちはどう生活しているんですか?見たところ、この山の周辺には火山は一、二つしかありませんでしたよ?」

 

この世界に火山がたくさんあれば、この質問は無意味だ。だが、飛行訓練で頂上から滑空しまくっている俺には否、といえる確信があった。

 

「それはだな…大抵の火山には火山活動を抑制する炎戈竜アグナコトルというモンスターがいる。ウロコトルの成体なのだが、そやつらが火山の中を縦横無尽に駆け回り、新しく溶岩の通り道を開通させるおかげで、内圧が下がり大規模な噴火や火砕流なんかが起きないようになっているのだ。だが、いかんせんこの山には住んでいないらしい」

 

「ウロコトルはいるのにその親であるアグナコトルはいないのですか?」

 

「それは…」

 

かあさま曰く、アグナコトルは一度に大量(一億個ぐらい)に卵を生み、自分で掘った溶岩坑道の中に流し、その先にある別の火山に到達させる。という繁殖形態をとるため、ウロコトルはいても、親のアグナコトルはいない火山もあるらしい。

 

「じゃあウロコトルが成竜になれば引越ししなくて良いんですね?」

 

「そういうことになるな…一体何をするつもりだ?」

 

「ウロコトルにエサを与えて養殖しようと思います」

 

一回の産卵で産まれる卵が多く、産んだらそのままということは、生物学的には魚類と同じで、少なくとも子育てが必要なグラビモスよりは早く一人前になるはずだ。

 

だが、普段俺たちが食べているウロコトル(大きさはゲーム準拠)がたかだか数ヶ月で成竜のアグナコトル(大きさはゲーム準拠)になるとは思えない。

 

そう考えていると、かあさまが狙い済ましたようなアドバイスをくれた。

 

「三齢幼竜を探せ、そいつならば後一回の脱皮で成竜になるから、ギリギリ間に合う。いつもお前達が食っているのは二齢のものだ。三齢はもう一回り大きく、唇が磨り減ってとがっているはずだ」

 

「かあさま!大好きです!!行って来ます!」

 

かあさまに思いっきり抱きついて、狩り兼養殖の下準備に出かけた。

 

「…まったく、思慮深いくせに猪突猛進なのはいったい誰に似たんだか…」

 

というかあさまのぼやきは、誰に聞かせるでもなく消えていった。




自分はモンハンはポータブルシリーズしかやったことが無いので、登場モンスターと世界観が偏るかも知れません。あしからず。


次回:光源氏計画または足長おじさん計画始動!!

お楽しみに
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