やはり俺たちの提督業は間違っている。 作:haruGamesJP
第8話
雪ノ下の説教が始まってから早1時間電探室からの緊急電が無ければもっと続いていたかもしれない。
「電探室より通知『哨戒機
これは、電話による報告を聞いた雪ノ下によるものだった。その時八幡はリスクリターンの計算に優れていると言われているが、感情的に動いてしまった。
「雪ノ下!!第一艦隊第五航空戦隊と第三戦隊及び、島風天津風に出撃命令!!橘花中隊と一式中隊を爆装3の雷装7で出撃だ!!案内は二式陸偵バディか飛行隊だせ!!至急だ!!」
この血の気の上がった八幡を見た雪ノ下や川崎、小町はフリーズをしてしまった。しかし、復唱がなかなか来ない八幡は
「雪ノ下!!何をしている!!」と怒鳴りつけてしまった。
「はっはい。すみません橘花中隊と一式中隊に爆3雷7二式陸偵飛行小隊を出します!!」
と言うと指令室に電話を回し、司令内容を出していた。が、八幡の予想外の行動に焦ってしまった。紺色の作業服に階級章を取り付けてある支給品を箪笥から引っ張りだし、テッパチをかぶりグレーの後ろに横須賀提督と書かれた救命胴衣を着て、行ってくると言って出て行ってしまった。無線機から八幡の声で
『あ、忘れてた。はやぶさ型ミサイル艇用意しといてくれ!!できるだけ対深海棲艦ミサイルの数が多い奴だ!!』
と言ったきり無線応答がなかったが、小町が艦艇詰所に連絡を入れたので出なくても問題なかった。島風と天津風を連れて八幡が出撃した後に、第五航空戦隊と第三戦隊が執務室に来た。
「一回しか言わないわ。よく聞いておいて」
厳しい雰囲気を出した雪ノ下を見て、皆顔を引き締めた。
「哨SW11が、大破進撃中の艦隊を発見したわ。今、島風と天津風を連れて提督が出て行かれたわ。何を言いたいかわかるかしら?」
第三戦隊の旗艦金剛が察したかのように
「なるほどネー。提督が救助した子達の護衛をすれば良いんデスネ?」
「えぇ、そうよ。作戦に関係無い質問は帰投後に答えるから、出撃してください」
そう言うと、不満そうな顔触れだったが、金剛が敬礼を決めて、
「出撃しマス‼Follow Meついてきてくださいネー」
と言って執務室を出て出撃のため桟橋に向かった。
川崎達が執務室に居ない事に気が付いた雪ノ下は、
『提督、川崎さん達が居ない‼』
その時川崎達は、はやぶさ艇内に居た。
「比企谷、本当によかったの?」
と、不安げな川崎に対して比企谷は落ち着いて、
「良いじゃないか。艇長達がいいって言ってるし、アイドルが居れば、士気も上がるんだよ」
そう語りながらも、リラックスして艇内の各部署に顔を出していた。
けーちゃんによる士気上昇効果はかなりの物で、女子が疲れている時に甘い物を食べるとスッキリするのと同じではやぶさはオッサンの乗組員しか居ないことも有り、判断力が上昇している。
そして、艇内放送で八幡が呼ばれたのは機関科だった。
「機関長艦橋言ってくるんで、こいつ等の事お願いします」
と言い走って行った。
「艇長どうしました‼」
と駆け込んできた八幡を見て
「さっきの譲ちゃん達が鎮守府から居なくなったって内容だよ」
そう聞いた八幡は、すみませんと言って無線に手をかけ
『横鎮こちら横提応答せよ』
『こちら横鎮。提補に繋ぐ』
と言う淡白なやり取りの後、雪ノ下に怒られた後陽翔に通信を入れ、【非国家組織として36時間以内に出撃出来るように】と言った。
そして数時間が過ぎ、日が暮れ始めた頃
「味方艦発見6隻全艦居ます‼」
と言う、レーダー士官の声で皆戦闘救難態勢に入った。
航空支援により味方艦沈没無しとは言われていたが心配だった皆が、一気に救助体制を仕上げた。八幡も乗り込み体制を整えた。