非リアの俺が育成ゲーをやってたら二次嫁がログインしました 作:ゆっくり祐一
しかも、恋愛なんて一回もしたことの無い奴が作ってます。なので、文才も乏しければ恋愛描写もいまいちなんですよ・・・それでも見ていただけると幸いです。
それでは、本編スタートです!
第1話 非リアの俺は二次嫁に理由を聞いてみた
「・・・・・・・・・・・・・は?」
余りにも非現実的な出来事に、思わずそんな声を出してしまった。よし、軽く状況を整理してみよう。
携帯がお釈迦になって新しい携帯に買い替えた。諸々の手続きで時間が掛って、帰宅した時間は夜の8時。夕飯と入浴を済ませて、部屋で謎の雰囲気を放っていた育成ゲーをやっていた。時計を確認して時刻は12時近く、部屋の電気を消してベッドに寝転がろうとしたとき携帯が発光。目を開けるとそこには先ほどまで携帯の画面に映っていた女の子が目の前にいる。うん、意味わかんねぇ・・・
「え、えと・・・き、君は・・・?」
取り敢えず、電気をつけて目の前に立っている女の子に声をかける。
「・・・え? も、もしかして・・・わ、わかりませんか?」
「い、いや・・・わからなくはないんだが・・・一応確認としてきいただけだから」
名前を聞こうとしたら、なんか捨てられそうな子犬のような目をしながら俺を見てきた。そ、そんな目で俺を見ないでくれよ・・・なんか全面的に俺が悪そうな空気じゃないか・
「そ、そうですか・・・え、えと・・・」
「わ、私! 早乙女 葵(さおとめ あおい)です。よろしくお願いします! マスター!」
「・・・あのアプリと同じ名前。やっぱり同一人物か?!」
そう考えると、急いで携帯を開き先ほどまでやっていたアプリを起動する。しかし、
「・・・う、嘘だろ」
アプリの起動は成功したものの、画面は真っ黒のままだ。恐らく、彼女が出てきたからアプリ自体が正常に起動できないのだろう。
「・・・どうしたもんか」
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「・・・とりあえず、座ってくれ」
「はい!」
現在、深夜1時。さすがにあのまま何もするわけにはいかないので、リビングの電気をつけて彼女を椅子に座らせる。恐らく今夜はもう寝れないだろう。グッバイ、俺の睡眠時間。
「・・・ほら、ホットコーヒーだ」
「あ、ありがとうございます」
取り敢えず、飲み物を彼女に手渡す。彼女は熱を冷ましながらマグカップに口をつける。
「・・・苦いですぅ」
どうやら彼女の口に合わなかったようだ。仕方なく砂糖とミルクを入れてやると、幸せそうな表情でコーヒーを飲んでいた。あぁ、なんか和むなぁ・・・
「って、そうじゃねぇ!」
「っ!?」
一瞬自分の頭にあったものを受け入れそうになったのがそれを拒んだ。というか声が出てたみたいで目の前の女の子・・・早乙女が肩を震わせながらこちらを見ていた。
「あ、悪い」
「い、いえ・・・」
なんか気まずい空気になってしまった。と、いつまでもこんな感じになっているわけにもいかないな。
「そ、そういえば・・・何でお前がここにいるんだ? というかどうやってあのアプリからできてきたんだ?」
「え、えっと・・・それはですね」
「・・・本来、二次元(わたしたち)は機械のプログラムやアニメーションによって動きや感情、言葉を言ったりする存在です。でも、私は違ったんです。私は、生まれたときから“人間”の感情を持っていました。機械が作ったプログラムではなく、しっかりと自分の意思を持っていました」
「・・・ちょっとまて、それはおかしいんじゃないのか? そんなのは“あり得ない”だろ?」
「・・・はい、マスターの言う通り“あり得ない”んです。でも、なぜか私は自分の意思を持っていました。そして私は、あのアプリの中でいろんな人たちを見てきました」
「確かに、アプリはネット上に出回っているわけだからな」
「その人たちの大半が、私の扱いを軽くしたり、おろそかにして次第には存在を忘れてアプリを削除してきました。でも、マスターは違いました」
俺だけは違っていた、か。確かにここ最近はあのアプリを遊んでいたが、そんなに待遇よくしていた記憶はないはずだ。
「買いかぶりすぎだ。俺はただアプリの放つ異様な空気が気になったから遊んでいただけに過ぎない」
「そう! それです! マスターはアプリの・・・私の放つ気配に気づいてくれました。今までこんなことは一度もありませんでした。それに、マスターは私を普通に育成していましたが、その中にもしっかりと“愛情”がこもっていました」
「・・・そうかい。でも、だからと言って何で現実世界に・・・?」
アプリの放っていた謎の気配、この問題はわかった。しかし、一番肝心な問題が残っていた。一体どうやって、二次元と現実世界の壁を越えてこの世界にやってきたか。
「あっ、それは簡単です! マスターが携帯をお釈迦にして別の携帯に変えるときに、マスターはデータをバックアップしましたよね?」
「・・・まあ、そうしないと色んなデータが使えないからな。前もってバックアップを取っていてよかったよ・・・って、まさか」
「そうです! マスターがバックアップした時、私はアプリと分離してデータの海をさまよっていました。そして、後は無理やり現実の世界にやってきたんです」
「お、おう・・・(肝心な部分がいまいちわからないな)」
まあ、つまり強引に現実世界にやってきたというわけか。無理がありすぎじゃないか?
「で、どうしてお前は・・・早乙女は現実世界に来たんだ?」
「それは・・・マスターに会いたかったからです。私の事に気づいてくれたマスターと一緒に暮らしたいと思ったんです」
「っ!?」
早乙女が顔を赤くしながらそう答えた。これはあれなのか? 一種の告白的なものとしてとらえていいのだろうか? いや、考えるのはやめよう。
「・・・それで、お前は一体どうするんだ? 仮にこっちに来たとしても、住む場所は? もし万が一けがや入院なんていうことがあった場合、保険証もなければ戸籍もないだろ?」
「そこは大丈夫です。戸籍も保険証も持ってますし、住む場所もここになりますから」
「・・・・・・・はい?」
ちょっと俺の耳がおかしくなったのかな? 前者はしっかりと聞こえたんだけど、後者の方が全然聞こえなかったなぁ。
「ですから、今日からマスターの家でお世話になります!」
「・・・・はああああああああ!?」
余りにも突然のカミングアウトで夜中ということを忘れて大声で叫んでしまった。やばい、ご近所様に多大な迷惑をかけてしまったな・・・
「お、おまっ! な、なんで?!」
「だ、だって・・・私はマスターの事が・・・す、好き・・・になったんですから」(ボソッ)
「ん? なんか言ったか? というか何でなん?!」
「い、いえ・・・マスターの家の方がなんか落ち着くんです」
「そ、そうか・・・」
さっき何か小さくつぶやいていたが、気のせいだろうな。というか、俺の家が落ち着くか・・・別に普通の家だとは思うんだけどなぁ。
「そ、そうだ! これから住むんですし・・・マスターの事はなんと呼べばいいですか?」
「ん? そ、そうだな・・・好きに呼んでいいぞ。中里でもいいし拓海でもいいし」
今更だが、俺の名前は中里 拓海(なかざと たくみ)だ。今年で高校2年生、クラスではどっちかという目立つ方(色んな意味で)。自分では非リアだと思っている。全国に蔓延るリア充ども、爆ぜてしまえ。
「で、では・・・拓海、さん。これからよろしくお願いしますね!!」
「・・・ああ」
こうして、俺と早乙女の奇妙(?)な生活が始まった。さようなら、俺の生活。こんにちは、新しい生活環境よ。
「そういえば、早乙女。お前寝るところあるのか?」
「・・・あっ」
こんな調子で大丈夫なんだろうか・・・そもそも俺のSAN値は持つのだろうか? 次の日、俺が寝不足になったのは言うまでもない。
はい、ということで第1話は如何だったでしょうか? とりあえず一言、恋愛描写のアドバイスが欲しいです・・・ちなみにですが、これからの内容次第によっては、属性タグを追加しようか検討中です。ヤンデレとかヤンデレとかヤンデレとか・・・(主はヤンデレが大好物です)
次回「非リアの俺は学校生活でさらに疲れが増えていく」
誤字脱字等があれば報告お願いします。
次回もゆっくりしていってね!