艦娘にハグしてみる   作:大葉景華

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俺が所属している創作団体「GlasseProject」の「#グラプロ夏ぐだ祭2018」用の作品です。いつも以上に中身のない話です。
テーマはまんま夏ぐだ。夏特有のグダグダ感を感じることが出来れば幸いです。


夏ぐだの場合

夏。それは1年で最も太陽が活発になる時期であり、動植物も活動が激しくなる季節。

夏は海へ行ったり山にキャンプへ行き肝試し。特定の人物はお盆の時期になると死にそうになってる。ウチの鎮守府でも秋雲あらためペンネームオータムクラウド先生が何やら頑張っていらっしゃる。そんな夏は通常心踊り、精一杯夏を楽しむのが普通であろう。

 

「……暑い」

 

「……暑い」

 

「……暑い」

 

「……暑い」

 

もう何回言ったかも、どちらが言ったかも分からないほど繰り返されたこのセリフ。俺も若葉も執務室でこの茹だるような暑さに辟易している。

 

「……提督……クーラー……」

 

いつもはクールに話す若葉にも覇気が見られない。そういう俺も上着なんてとうに脱ぎ捨て、窓を全開にしてそこからのぬるい風邪と風鈴の音だけを頼りにしている。

 

「……壊れた」

「知ってる……クーラー」

 

最早何を言っているのか若葉自身よく分かっていないだろう。

海上と言うのは案外暑い。日差しを遮るものがないぶん日光がキツイのだ。そうやっていつも日光を浴び慣れている若葉ですらぐったりしている。

 

「提督……扇風機」

「……元からないだろ……」

 

暖炉やコタツなど、冬の備えは色々とあると言うのにこの鎮守府は夏を舐めすぎている。

 

「……無理!」

 

そう言って俺も今書いている書類を書き終え、机に突っ伏す。見れば若葉もブラウスを脱いで椅子の背もたれにかけている。いつもならはだけたシャツから見える鎖骨なんかにドキッとするものだが、暑すぎてお互いに色気もクソもない。

 

「……提督、海に行かないか?」

 

素晴らしい考えだ。チラッと残りの書類の量を確認してみるが、もうそんなに残ってはない。これなら夜に頑張れば大丈夫だろう。

 

「よし、海行こう。初春達も暇だったら呼んでみるか?」

「ああ、そうしよう。今呼んでくる」

 

そう言ってフラフラと部屋を出ていく。

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

しばらくして初春、子日、初霜を連れた若葉が帰ってきた。4人とも水着とタオルが入っているであろうカバンを持っている。

俺も水着等の準備を終わらせ全員で海に向かう。初春がワンピース型にパレオ付き、子日がガッツリスポーツ用の。若葉と初霜がそれぞれ同じビキニで若葉が黒。初霜が白だ。

 

「4人ともよく似合ってるよ」

 

そう俺が言うと四人とも満面の笑みを浮かべる。

よし、と俺も自分の分をとって海に向かう。

 

「ふむ、提督はちゃんと自前の水着があったようじゃな。いや結構結構。水着が無ければ妾が作った水着を着てもらうところじゃった」

「え?初春が作ってくれたのか?じゃあ俺そっちにしようかな?どんなの?」

 

俺がそういうと初春がニヤリと笑う。その瞬間俺はある目を思い出す。北上が俺や木曾にイタズラをする時の目だ!

初春が見せてきたものは、男性諸君を大いに盛り上げるが、決して男性の手に届くことは無かったある意味夢のようなアイテム。そう、マイクロビキニだった。

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

海にたどり着くと、すでに非番の艦娘らが何人も海に浮かんでいた。

砂浜で遊ぶ駆逐艦や海防艦。沖まで遠泳する空母や戦艦。シャッターが擦り切れそうな程に写真を撮っている青葉。

 

「よっ、青葉。来てたんだな」

「あ!司令官!司令官の写真も撮っていいですか?」

 

そう言いながらも既にシャッターを切りまくっている。青葉もタンキニタイプの水着に着替えている。

一通り写真を撮り終わった青葉は俺の隣で同じく動く気は無くただ資料が欲しかっただけであろう秋雲とのんびりとアイスを食べている。

すると、青葉が思い出したように俺に話しかけてきた。

 

「ところで司令官。今日の格闘大会の司会は青葉がやりますけど、解説は誰がやるんですか?」

 

そう、今日は最近暴れていない組が暴走しないように妥協案として設けられた砂浜格闘大会である。

 

「龍驤だよ。あいつ、今日は裏方に徹するって今は屋台で焼きそば焼いてる」

「あー……似合いますねぇ」

 

そうこう話しているうちに初春型四人も遊び疲れたらしく、休憩に戻ってきた。

 

「ふぅー!今日は何の日海の日ー!」

「姉さん。違いますよ」

「提督、妾も氷菓が欲しいのじゃ」

「初春、アイスは向こうで売ってるはずだぞ」

「ホントかや?ちょっと買ってくる」

 

そういって初春は俺の財布を手に取り龍驤の屋台に駆けて行く。

戻ってきた初春からアイスを受け取りダラダラしていたら、青葉が急に手をパン!と叩いて若葉の肩をガッ!と掴んだ。

 

「そうだ!若葉さん、今日の格闘大会出てみませんか?」

「格闘大会?ああ、そう言えばあったな」

「ええ!青葉としてもやっぱりダークホースと言いますか大穴と言いますか。とにかくドラマが欲しいんですよ!それで、長門さんや武蔵さんのようなオッズがマイク・タイソン対4回のクリーンボーイのような人達ではなく若葉さんのような、当日の飛び入り参加で強い人を探していたんですよ!ね?ね?いいでしょ?」

 

グイグイと来る青葉の迫力に押され、若葉も首を縦に降る。

 

「分かった。出てみるのはいいが、優勝出来なければ興ざめだろ?正直あんまり自信はないのだが……」

 

そう言いながらも若葉の瞳の奥が燃えている。あまり口数の多くない若葉はまさに目は口ほどに物を言う。むしろ目の方が雄弁に心の内を語る。若葉はやる気だ、そして優勝を狙っている。

 

「若葉、頑張れよ、応援している」

 

そう俺が言って若葉の頭をクシャッと撫でる。若葉は俺の手をとってそっと頷いた。

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

「さあー!始まりました!ミス!最強水着決定戦!解説は私青葉!」

「解説はウチ、浜辺の水平線こと龍驤やでー!」

「さあー!龍驤さんの壮大な自虐が入った所で対戦表の発表です!」

 

そういって仮説ディスプレイに映された対戦表を確認すると、参加者は8人。若葉、長門、武蔵、赤城、天龍、川内、加古、木曾の8人だ。

 

「さあ!第1回戦は飛び入りの若葉さん対戦艦長門さん!さぁ、どういう戦いになると思いますか?龍驤さん」

「せやなぁ……やっぱりリーチの長さと体重の差をどうやって埋めるかどうかやな」

「ふむふむ、では!早速一回戦開始!」

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

開始のコングが鳴らされた瞬間、長門が拳を固め一直線に若葉に向かう。若葉も半呼吸遅れて飛び出す。

長門が大きくスタンスを構え、拳を上段から振り下ろす。若葉は体勢を低くし、長門の拳を避けると、そのまま後ろに回り込む。

長門もそれに反応して、咄嗟に後ろを振り向くが、それ以上の速さで若葉が攻撃に転じる。長門も流石に手慣れている。バックステップで距離を取りつつ、若葉の下からの攻撃を上手く捌く。

 

「おおー!開幕から激しい攻撃ですね!」

「やっぱり長門はリーチを生かした攻撃やな、対する若葉はリーチの有利が逆転する懐。超接近戦に持ち込もうとするけど、長門も狙いは分かっているからバックステップで距離を取るって感じやな」

 

そう言っている間にも二人の攻防は続いている。長門の1発1発の重い一撃を交わしながら絶えずポジションを変えながら死角から多段攻撃を仕掛ける若葉。まさに柔と剛の戦いだ。

しかし、亀甲は一瞬で崩れた。砂浜に足を取られた長門の一瞬のスキを逃さずに若葉が飛び込む。長門が咄嗟にガードを固めた瞬間。長門の前方にフェイクを入れた後、一瞬で後ろに回り込み長門の首を取り、そのまま首を極めたまま後ろに投げ飛ばした!

 

「決まったー!長門さん、ダウーン!」

「一瞬のスキを逃さんかった若葉も凄いけど、その後すぐに対応してガードを固めた長門も流石やったな。まぁ若葉がさらにその上を行ったけどな」

「さあそうこう話しているが長門さん立てるかー?…………立てない!ノックアウトー!若葉さん、勝利ー!」

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

そうして、決勝戦。無事に勝ち残った若葉対、自由奔放な動きで戦った川内との戦いだ。

決勝戦に限り武器の使用が認められている。川内はクナイと忍者刀。若葉はグローブをはめただけだ。

 

「さあ!決勝戦!意外と書くのがしんどかったので割愛しました!」

「メタい話するなや。まぁええわ、若葉も川内も動きながら有利なポジションを探るタイプやから、なかなか面白い高速な戦闘が見れると思うで」

「所で龍驤さん。北上さんは出ないんですか?」

「ああ、あいつは魚雷持たんとやる気出さんからなあ」

「なるほど」

 

そうして、ゴングが鳴る。

二人ともゴングと共に反時計回りにダッシュする。

 

「おおっと!?いきなり二人とも反時計回りに走り出しました!龍驤さん、これは?」

「お互い相手の左を取りたいんや。若葉は川内が右手に忍者刀を持ってるからその逆に。川内も若葉の利き腕の逆にって感じやな」

「なるほどー。見た所二人の速力は同じくらいみたいですし、これはこのまま硬直状態が続くのでは?」

「いや、そうやない。川内は両利きや、クナイを投げることも、刀を左手に持ち帰ることも出来る。状況を打破できるのは川内や、これは大分精神的に辛いで、若葉」

 

龍驤の言う通りに一見ただ走っているように見えても実際は違う。微妙に回る円の半径を狭めたり広げたりしてお互いがお互いを牽制している。

川内が左手を背中に隠して止まり、若葉と正面を向いて相対する。若葉も止まり、お互いが一足飛びで届く距離のほんの少し手前で睨み合う。

 

「おお!?川内さんが止まりましたね?」

「川内のプライドが一方的な有利を許さんかったのかな?お互いフェアなら状態で己の力のみで戦おうとする。海上ではなんでもござれのまさに忍者やけど陸上では一介の戦士って感じみたいやな」

 

お互い睨み合いながらジリジリと有利なポジションを探す。すると、川内がふっと肩の力を抜き、若葉に話しかける。

 

「ねぇー若葉ちゃん……このままだとさぁお互い回避の方が強くて攻撃が当たらないじゃん?」

「どうかな、もしかしたら確実に1発当てる方法があるかもしれないぞ?」

 

若葉も軽口で返す。そう話しながらも2人は決して目線を外そうとしない。

 

「まぁそう意地張んないで?それでさぁ……」

 

そう言いながら刀を左手に持ち替え、右手を腰のホルスターにある2本のクナイの内の1本に伸ばす。

 

「若葉ちゃーん……よく西部劇とかである1.2.の3って奴。やってみない?」

 

と川内が話しかける。

若葉は頷くことも首を振ることも出来ずにいる。

 

「おやぁ!川内さんが西部劇のような早撃ちを提案!」

「……へぇ、考えたな、川内」

「龍驤さん、1人で納得してないで解説解説」

「簡単や。お互いの得物の違いやな。若葉は徒手空拳のみに対して川内はある程度リーチもあり、超近距離でも邪魔にならない忍者刀。しかも飛び道具のクナイのオマケや。どう考えても川内が有利。このまま硬直状態が続いてイレギュラーが起こることを嫌った川内の一手やな。さっき戦士言うたんは訂正やな。あいつは骨の髄まで勝ちのみを拘る忍者や」

 

川内は構えを崩さずに再び若葉に問い掛ける。

 

「さぁ若葉ちゃん。どうする?」

 

若葉は無表情のまま構える。

 

「いいだろう。その策、乗ってやる」

 

「おおっと!若葉さんが了承しましたよ!?」

「元から不利な状況や。イレギュラーを期待するより己の持ってる武器で戦う腹積もりやろうな」

 

川内は若葉の返答に満足そうに頷き。放送席の青葉に向かって叫ぶ。

 

「青葉!合図お願い!」

「えっ!あ、はい!」

 

観客どころか海の漣の音すら聞こえない。

 

「1」

 

川内が右手でクナイを抜き、構える。

 

「2」

 

若葉が拳を握り直し、後ろ足でダッシュの構えを撮る。

 

「さ」

 

青葉が最後のカウントをしようとした瞬間。川内が動いた。

右手のクナイを投げ、もう一本のクナイを引き抜きながら猛然とダッシュした!

若葉は川内の奇襲にワンテンポ遅れ、クナイを右手て弾き飛ばす。

すかさず川内が最後のクナイを投げ忍者刀を振りかぶる。

若葉は二本目を下に避けるが、砂に足を取られた体勢を崩す。

 

「もらったああああああ!」

 

そう叫びながら川内が上段から忍者刀を振り下ろす。

 

「若葉!」

 

咄嗟に俺が叫ぶ。すると若葉が一瞬こっちを見たような気がする。

若葉は自分から膝を抜き、一瞬で地面スレスレまで体勢を低くし、下からのアッパーを放つような軌道で拳を振った。しかし、川内はその反撃すら読んでいたようで、若葉の拳が届かない。己の刀がギリギリ届く範囲で切りかかっていた。

 

(勝った!)

 

川内が勝利を確信した瞬間。川内の顔に何かがかかり、視界を塞ぐ。

 

「ぐっ!?」

「忘れたのか?川内。己の勝利を確信した時が1番敗北に近いんだぞ」

 

若葉の声が下から聞こえる。川内は咄嗟に真下に刀を突き刺すが、そこに若葉は居ない。体勢を崩したふりをし、足元の砂を投げ、川内の足元で声によるフェイント。そしてフィニッシュは

 

「これで終わりだ!」

 

川内に顔を両の太ももで挟み、左右に捻って相手の首を極める大技を決め、川内を倒す。

 

最強水着決定戦の勝者がここに決まった瞬間だった。

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

「くっはー!負けたー!」

 

準優勝のメダルを首に下げ、日陰で梅ジュースをあおる川内と、隣で半分スリープモードになっている若葉。

 

「お疲れ様。二人とも凄かったな」

「でしょ?決勝戦までは正攻法でいけたから最後のフェイントは引っかかると思ったんだけどなぁ」

 

早撃ち勝負をすると見せかけてのワンテンポ早い奇襲。その前の攻防全てがそこに向けた布石とは。恐るべきクレイジーニンジャ川内。

 

「若葉が体勢を崩した時に二本目を投げるんじゃなくて忍者刀で切りかかれば良かったんだ。若葉は右手で弾いたから刀を防げなかったぞ?」

 

そう若葉が言うも

 

「ぐぬぬ……足元の砂のせいでダッシュが遅れたの……」

 

と口を尖らせて言い訳をする川内。

 

「ま、いいや!十分暴れたし!夜に向けて準備しないと!」

 

そういってピョンと立ち上がる。

 

「夜?夜はお祭りだろ?屋台もいっぱい出るし、暴れられないんじゃないのか?」

 

そう俺が聞くと、川内が謎のドヤ顔でチッチッチッーと言いたげに指を振る。

 

「夜になれば分かるよー♪」

 

そう言って那珂と神通の所に走っていく。

 

「やれやれ……」

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

そうして夕方。部屋に戻り私服に着替え、若葉を迎えに行く。初春型の部屋をノックすると子日がいいよー!と元気よく叫ぶ。

ドアを開けると、4人がそれぞれに合った色の浴衣を来た光景が俺も目に飛び込んで来た。初春が紫。子日が橙。初霜が黒で、若葉は藍色だった。

水着に続き、本日二回目のいつもと違う装いに声を失う。

初春が自信げにフフんと鼻を鳴らす。

 

「どうじゃ?わらわが選んだ浴衣は?」

「いや……凄いよ」

「ほれ、若葉。余りの事に言葉を失っておるぞ?」

「ふむ……悪くない」

「ふふっ。愛いやつよのぉ」

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

そうして夏祭り。初春達は空気を読んでくれて退散。俺と若葉の2人で出店を回る。

 

「お!海軍のお兄ちゃん!とうもろこし焼きたてだよ!」

「アザす!いただきます!」

「はいよ!」

 

そういって屋台のおっちゃんが焼けたてのとうもろこしを二つに割って手渡してくれる。俺が料金を払い。若葉が受け取ってくれる。若葉に礼を言い受け取って遠慮なくかぶりつく。

 

「うまっ!」

 

口に含んだ途端に広がるとうもろこし特有の甘み。焼いたことによる香ばしさ。醤油の香ばしい味付け。どれをとっても最高だ。

隣を見れば若葉もご機嫌にコリコリと食べている。

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

その後も射的で空母組と対戦し、型抜きで早霜と競い合い、金魚すくいでは意外と夕立が上手かった。

そうして祭りも終盤。特設ステージに皆が集まる。

スモークと共に出てきたのは川内型三姉妹。センターの那珂筆頭に川内、神通も那珂が用意した浴衣にフリルが付いたような装いになっている。

 

「なるほど、川内はこれに出るつもりだったのか」

「夜に騒げればなんでもいいんだな」

 

そうして祭りは今日1番の盛り上がりを見せ、花火で締めとなった。

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

祭りも終わり、いつもの海岸まで2人で散歩する。

俺も若葉もいつもの服装に戻り、並んで夜の海を見つめている。

 

「……いつまでも」

「ん?」

「いつまでもこんなんが続けばいいな」

「……そうだな」

 

若葉がコテンと頭を俺の肩に乗せる。僅かな重みと暖かさをいつまでも感じながら夜は更けていった。

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