明「ここ全部、Aクラスなんだ・・・」
僕は今通りかかったAクラスを外から見ていた。
ドリンクバーに冷蔵庫やお菓子、クーラーやリクライニングシートなどキリがないぐらい豪華だ。
明「僕もそろそろFクラスに向かおうかな」
そう言いつつ僕はFクラスに向かって行った。
(ガラガラ)
明「ここがFクラスか。外から見ただけでもすごいな」
明「・・・」
アレ、オカシイナ。
明(ごしごし)「・・・どうやら幻覚ではないみたいだけど」
Fクラスの設備は思った以上にひどかった。まず机ではなく卓袱台、椅子の代わりに座布団。更に畳み掛けるように、すきま風や蜘蛛の巣まである。Aクラスとは天地の差ぐらいある。
廊下にいるのもあれだし中に入ろう。
明「座席表は・・・ないみたいだけど」
自由に座れというのだろうか。本当に適当だな。
明「どうやらだれも来てないようだし、角の方に座ろうかな」
HRまではあと20分ある。なら、さっきもらった紙でも確認しておこう。
~回想~
西「吉井、学園長が教えてくださったが、記憶がないというのは本当か!?」
学園長も仕事が速いからありがたい。そのことに感謝しながら、西村先生に学園長室で話した内容を軽く説明した。
西「本当なんだな吉井」
明「はい、これは本当のことです」
僕の返事を聞いて先生は、ゆっくりと地面に土下座をした。
明「せ、先生急にどうしたんですか!!頭をあげて下さい!!」
西「いや、こうしなければ気が済まないんだ。本当に済まない!!」
明「学園長にもさっき言いましたが、先生方は関係ありませんでしたから、そんなに責めないでください!!」
そうして何分間か説得してようやく頭を上げてもらえた。
西「まさか、吉井に励まされる日が来るとわな」
明「そんなに意外でしたか、西村先生?」
西「驚いているさ。以前のお前は本当にひどかったからな」
記憶がないけど、何をしたらここまで言わせることができるんだ・・・
西「だが今のお前は変わった。それもいい方向にな。だが記憶を失っているからこそ複雑な気持ちでもある」
明「そういえば僕、友達の名前も忘れたみたいなんです。それで借りたいものがあるんですが・・・」
~現在~
明「さて、一人ずつ名前を覚えようか」
紙に乗っているのは、僕と関わりが深かったと思われる人たちの名前と写真だ。乗っているのは、坂本雄二、土屋康太、木下秀吉、島田美波、という感じだ。
明「知り合いに二人も女の子がいるなんて、自分のことだけど意外だな」
そんなことを思いつつ4人の顔と名前を覚えていった。
(ガラガラ)
ん?誰か来たみたいだ。
?「久しぶりじゃな明久よ。元気にしとったか?」
この人名前は確か・・・
やっとの思いでできました!
更新遅くてすいません・・・
とりあえず楽しんで頂けたでしょうか?
感想や誤字の報告など待っているのでお願いします