こうかはばつぐんだ!
「では、呪印の変更の旨を説明する。」
会場となっている大広間では宗家、分家共にかなりの人数がひしめき合っているが、当主のヒアシの声は威厳があり、会場内に響いていた。
「変更になる新しい呪印は、従来のように宗家が分家を縛る物ではなく、ただ単に死した後に白眼を守るものだ。
これから産まれてくる若い者達は勿論新しい物に切り替えるのは勿論、旧来の呪印からの変更も可能だ。
新しい呪印は、娘のヒナタが蔵書室にて偶然発見したものだ。
呪印の詳細を知りたい者は巻物の写しを渡す。
最後になったが、ヒナタの3歳の誕生日の宴を楽しんで行ってくれ。
…これにて、話を終わる。」
パチパチパチ…。
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(めんどくせー…。)
呪印イベントも終わり、宴会がスタートした。
勿論3歳でお酒は飲めないので酔っ払いの話を聞くだけだ。
シラフで酔っ払いの相手をする。これ以上めんどくさいことはない。
主役が逃げる訳には行かず、ネジ兄さんと共に宴会が終わるまで適当にあしらい、終わった後には目が死んでいる2人の子供がそこにはいた。
(…ハッ!今夜は誘拐事件がある日だ。まだ死ぬ訳には…。)
「ネジ兄さん、起きて下さい。」
「…ハッ!ヒナタ様、大丈夫ですか!?」
「大丈夫だよ。〝まだ〟何も起きてないよ?」
「ホッ…。」
「父上がね、泊まって行ったらどうかって言ってたよ。
今日私はお父様と寝るつもりなんだけど…。ネジ兄さんも父上と一緒に寝よう?」
「えぇ、そうですね。そうさせていただきます。」
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父ヒアシと、母ユキノと共に寝るのは久しぶりかもしれない。
ネジ兄さんも居るし、警備的に最高なのではないかと思う。
宴会騒ぎが嘘の様に屋敷が静まりかえっていて、日向の皆が眠っている。
…誘拐事件が起こると分かっている子供2人は別だが。
そんな静かな屋敷に、少なくとも日向の者ではない足音。
皆さんご存知、雲隠れの忍び頭だ。
(チッ…。今日に限って日向ヒアシと一緒にいやがる…。少し分が悪いか。でもやるしか…。)
そ〜とヒナタに伸ばした腕を横から伸びたネジの手に掴まれ、そのまま床に勢いよく転がされた。
その音で両親は起きて、忍び頭を発見。
簡単に束縛に至った。
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「…とこれが全てだ。」
「ヒアシ様、ご協力ありがとうございました。」
「いや、実際に娘が攫われてしまえば私は…我を忘れ、殺してしまって外交問題に発展しただろう。
イタチ殿、日向の屋敷まで調査ご苦労だったな。」
「私にもヒナタさんと同じ年の弟が同じ目にあうと、冷静で居られるかは分かりません。」
「確か、サスケ君…だったな?」
「はい。恐らく、アカデミーではヒナタさんと同学年かと。」
「仲良く…出来ればいいのだがな。」
「できますよ、きっと。」
イタチは8歳。
中忍…かな?