扉を通り転生してから18年、色々あったなぁ~。生まれて直ぐにに母親が死に、親父は俺が五歳の時に過労で逝ってしまった。親父の再婚相手に暴力を振るわれて生活し、嫌になったので警察(国家権力)に密告し、親戚の家をたらい回しにあった。中学卒業して直ぐに家出て一人暮らしをし、そして現在気ままなフリーター生活中。
「いつ剣が手に入るんだ?てかこの世界じゃ使えないじゃないか・・・。」
コンビニのレジで小声で呟く、今は客がゼロなので暇だ。そうこの世界は前世の世界の地球と同じだったのだ。あの爺さんの言っていたデュエルなんちゃらの世界はファンタジー世界だと思ったんだがな・・・デュエルって言うからTCGの世界かもと思い調べてみても、そこそこ流行っていてはいるが世界規模では無い。
そう考えていると同じバイトの男性から声をかけられた。
「浩人、店長が休憩入れだと。」
「了~解、んじゃ頼むわ大河(たいが)。」
「早く戻って来いよ。」
こいつは当真大河(とうまたいが)、俺のバイト先の1つのコンビニのバイト後輩だ。歳も同じ事から仲良くなり、この仕事場で1番の友達だ。
「そういえば大河、一昨日お前デートしてさらに大人の階段を上るって言っていたがどうなった?」
大河は苦虫を噛んだ様な顔をし「・達・・・しょ・・・・われ・」小声でなんか唱えている。
「スマン、聞こえない何って言った?」
「っ~付き合うのはちょっと、大河君とは友達でいましょって言われたんだよ!!」
「そうか・・・99回目のナンパ失敗オメデトウww」
「笑うな~!!なんで友達でいようって言われるんだ!?俺はただ異性と熱く情熱的(性的の意味)な夜を過ごしたいだけなのに!!!」
そうこいつの性格は煩悩に忠実でモテモテになりたいとよく愚痴を聞かされる。まあオープンスケベであるが悪人ではないから友達として別の仕事場の人を紹介して上げたこともある。
「どうせ次の子(女性)も決まっているんだろ?だったらいいじゃん。」
「そうだが笑われるのは嫌なんだよ!!」
「そうかっ客が来たようだな。では俺は休憩室に行きますか。ではでは~。」
大河はおうと返事をし仕事に戻った。それから何も起きずに仕事が終わって帰宅中、大河?奴ならまだ仕事中だぞ?アイツ夕方勤だし。家に帰り日課の筋トレをし、シャワーを浴び寝る事にした。明日は久しぶりの休日、しかも掛け持ちしてる全て休みだ。何するか考えながら眠りに着いた。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
《…アニー ラツァー… ラホク シェラヒェット…》
今は昼過ぎ、買い物していたら前方に大河を発見、しかも携帯を持ちながら覇気がないのは100回記念オメデトウか?なら祝わなければなww
俺は携帯で大河に電話をかけたが通話中だった。視線を戻すと大河の後ろに居た女性と話している。大河の態度を見る限り交際を求めているようには見えない、ならもう一度電話をかけるチャ~ンス!!
ぷるるるるる・・・ぷるるるる・・・ぷるガチャ
『何かようか浩人?』
「ああ・・・ナンパ失敗100回目オーメーデートーwww」
「なぁっ!?何で浩人が知っている!?」
近くにいる女性も大河が叫んだ事に驚いている。
「何でってお前の後ろ3メートルから20メートルの間に俺がいるからだよww」
そお言うと大河は振り返り俺を探している。近くに居る女性も大河の視線を追いキョロキョロしている。だが残念、そっちには俺はいない(笑)。大河が振り返ったお陰で今あいつの後(・・)ろをとる事ができた。気配を消し大河に接近、そして大河の肩に手を置く。
「ハァ~ロォ~♪残念でしたwww」
大河は驚いた後、笑顔になりそのまま俺にボディーブローを入れてきた。
《ゲルーシュ フルバン…… ゲルーシュ アツーヴ……》
「兄が本っ当にスミマセンでした。」
「気にしないでいいよ、これでも鍛えているし。しかし君が話しの妹ちゃんかぁ~、大河がいつも惚気ていたよ?朝起こしてくれるとか色々。」
大河の隣にいた女性は大河の妹の当真未亜という名前らしい。バイト中に大河から妹が何々とか妹があれあれとか話しをきかされたなぁ、愚痴:惚気は俺が思うに3:7の割合だと思う。
「おい!?何言っているんだ浩人!!」
「お兄ちゃん(照)。」
大河が慌てているがきにしな~い。妹ちゃんも恥ずかしそうに大河見てるし・・・かなりのブラコンだね~。
《…ベソーラ コハヴ… シェラヌ ティクヴァー…》
三人でお話をしていいると前方のコンビニ(俺がバイトしている)で少年三人組が情報誌の棚で固まっているのが見えた。
「またあいつ等か、買えばいいのに?」
「???」
「未亜、あいつらは万引き常習犯だ。」
「!そおゆうこと!!!。」
俺の発言に傾げていた妹(未亜)ちゃんに大河が説明した。
「注意しますか、…いい加減に買え!餓鬼共!!!」
「ヤベェ気付かれた!?」「逃げるぞ!!」「おっおう!!」
ガキ共は逃げ出した、雑誌をその場に落としながら。
「片付けて行けよまったく…。」
「浩人手伝うよ。」
「わっ私も手伝います。」
「二人ともサンキュ。」
雑誌を拾っていると「っ!?何これ!!」妹(未亜)ちゃんが急に叫びだした。手にしている雑誌の名前は<ブルセラ特集vol5>と書いてある。
「しょうがないだろ、あの三人組はこの手の雑誌を狙っているんだから。」
そう大河が言うが手には<お兄ちゃん●●を脱がさないで>という本を棚に戻していた。
「それなら商業誌系なら大丈夫じゃないか?」
「そうだな、未亜はそっちの本を頼む。」
「分かったよお兄ちゃん。この分厚い本もだよね?」
そう妹(未亜)ちゃんの言葉を聞いて大河と一緒に振り返る。
《みつけた》
「?おにいちゃん、浩人さんなにか聞こえませんでしたか??」
「何かって何だよ未亜?」
「俺も何も聞こえないぞ。」
「そうでか・・・。」
そう妹(未亜)ちゃんが言うと同時に今度は俺にも聞こえた。
《みつけた……がある者》
「「!!?」」
俺と妹(未亜)ちゃんの体が歪んだ。大河が「未亜!!」と叫びながら妹(未亜)ちゃんに向かって走って行き、手を繋いだ時に俺の意識が飛んだ・・・。
《新たなるメサイアよ…誘わん…アヴァターへ》
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
神様(爺さん)sid
「う~~~~ん。」
ついさっき転生させた男の能力を思い返していた神は考えていた。転生先の世界で男の召還器をどうするか悩んでいた。
「堕神(だしん)がいるから剣1本だと大変だよな・・・良し!ガ●Xソードのオリジナル7の武器を使えるようにしてやろう!なんて優しいだワシ!!」
自画自賛しているが武器変更の説明を浩人にしてない為、浩人が武器変更に気付くのはかなり後になる。
sid out