俺達は闘技場に着いたんだが……何故に観客席が満員なんでしょうか?
「では召喚器の召喚をしてもらいますが…誰からやりますか?」
学園長は俺達三人を見る。そこで一人手を上げた奴がいた。
「はいはいは~い!!俺、やります!!」
大河は元気に手を上げながら言う。
「では当真大河君、ダリア先生について行ってください。」
「こっちよ~大河君。」
「お兄ちゃん、気をつけてね。」
「気楽に行けよ大河。」
「おう任せとけ…直ぐに召還して初の男性救世主になって…ヘヘw」
大河が後半小声でなんか言ってダラシナイ顔になっている。こりゃくだらない事を考えているな。妹ちゃんも大河の足を踏んでからジト目で見ているし。まあ観戦してるよ、まだダリアさんと学園長を信用した訳じゃないから監視をしながな…。
大河Sid
闘技場に着いて一番に召喚器召喚をやることができる。さらに観客席が一杯いるとは、これで成功したら俺様ハーレムの階段を一気に上れそうだ。今まで救世主は女性だけ…ここで最初(・・)で初めて(・・・)の男性救世主になればモテモテに違いない!!浩人には悪いがこれだけは譲れないぜ。
俺は闘技場の真ん中に着いた。
「おいおい、救世主様のお披露目じゃないのかよ?」「男性が出てきた…どうなってるんだ?」
観客席にいる人達が騒ぎだした。待ってろよ、その顔を驚愕の顔にしてやるからな。
【ガコン!】
何かが外れる音が聞こえそっちに顔を向け『ゴォォォォォ!!』r…なんですかあのRPGに出てきそうな土人形は…
「ではゴーレムとの戦闘を始めて下さい。」
あ…やっぱりゴーレムって名前な『ゴァァァァァ!!』んdってイキナリこっちに走って来たよ!!想像してほしい、自分の身長二倍の土くれがこっちに走ってきたらどう思うか…何?想像できない?そこはもっと想像しt【ブゥン】っあぶね!?
ゴーレムが縦振りに腕を振ってきた!!
「!!回転回避――!!!」
バレーの回転レシーブみたいに転がりながらその場を離脱!!運動神経いいんだぜおr【ドゴォン】……気のせいか?今まで居た場所がクレーターになっているんだが…。
『ゴアアアアアア!!』
「ちょっマジかよ!!」
そして俺とゴーレムの鬼ごっこが始まった。
Sid out
「ではゴーレムとの戦闘を始めてください。」
学園長がそう言って戦闘?が始まった…まあ大河が逃げてるだけなんだがな。
「なんですかあれは!?お兄ちゃんが死んじゃう!」
「召喚器を召喚すれば死にません。」
パニクっている妹ちゃんに学園長が答えるがそれって召喚できないとアウトってことですか?
「妹ちゃんは大河の近くに行ってあげな。心配なんだろ?」
「何言ってるの!?危k「行ってきます浩人さん」未亜ちゃんも何言ってるの!?」
おうおう未亜ちゃん早いね、もう部屋にいないよ。
「浩人君!なんで未亜ちゃんを行かせたのかしらぁん?」
ダリアさんが俺に問いかけてきたが何でと言われても…
「なんで?って妹ちゃんはこれ以上大河を見てられない、大河は妹ちゃんを守る為に召喚器を召喚するかもしれないという立派な考えで行かせました。まあ俺が行かせなくても別の理由で行かせたかもしれませんでしたが…ね?学園長??」
学園長は一瞬顔を引きつったが直ぐに無表情に戻った。
「何のことかしら?」
「まあいいですよ、それにしても良く避けるな~大河は。」
「そうですね、もう10分は避け続けているわねぇ。傭兵科の生徒もここまで避け続けるのは極一部かしらぁ?」
俺の疑問に答えてくれるダリルさん。って大河!そっちに逃げたら逃げ場が無くなって
「あ~逃げ場無しだな…どうするよ大河?」
大河 Sid
無理無理無理無理!!!なんだこれは?素手でこんな土くれを倒せる訳ないだろ!?召喚器の召喚はどうやるんだよ?……手に力を入れても何も湧き上がってこないぞーーーー。こんなことなら召喚器出せる奴のやり方や、コツなんか聞いてから始めればよかった。
俺は後悔しながら全力で走っている。後ろからはあのゴーレムが追ってきている。
『ゴォオォォォ』
「ゴーレムってノロマがデフォじゃないのかよ!?」
そうこのゴーレムは俺の全力ダッシュについてきているんだ。まあ歩幅的に遅いのかもしれないが。
そして回りを確認すると絶望しかけた。
「おいおい…これはヤバイんじゃないのか?」
俺の今現在いる場所は闘技場の端だが中心部から一直線に来てしまったから横しか逃げ道がないが…あのゴーレムのスピードを考えるとキツイな…。
『ゴァァァァ』
ゴーレムが追いつき拳を振り上げた、ここは集中して避けないと負けだな……。
…そして振り下ろした拳を避けきった俺、へへザマァ【ドガァ】!?!?
強い衝撃を受け中央部に吹き飛ばされた。意識が朦朧としてきた…ゴーレムはゆっくりと歩いてくる…俺はここまでなのか?
Sid out
未亜Sid
浩人さんに言われて私は闘技場の広場に向かっています。
「おにいちゃん…待っててね…。」
私は息苦しいのをガマンして走り広場の入り口に着い【ドガァ】た!?
なんでお兄ちゃんが吹き飛ばされているの?なんでお兄ちゃんの頭から赤い液体が垂れているの?なんでなんでなんでなんで????
それでもなおゴーレムはお兄ちゃんに近づいている。
……私から………私のお兄ちゃんを盗らないでぇぇぇぇ!!!!!
急に名前が聞こえたが今はお兄ちゃんを助けるのが先!
私は無我夢中で叫ぶ
「 来て!! ジャスティ!! 」
Sid out
「来て!!ジャスティ!!」
妹ちゃんがそう叫ぶとその手に弓が出現し矢を引く動作をするとそこに光の矢が存在している。そしてその矢が放たれた。ヒュンと言う風切り音が聞こえその矢がゴーレムに当たっ【ドゴーン】た…一撃でゴーレムが砕けた…。
「これが召喚器の力ですか~。一人で戦局が変わりそうな力ですね?まあ俺の予想と違いましたが召喚器の召喚したのが妹ちゃんでしたがね…予定通りですか?学園長??」
「…なんの事でしょう?それよりダリア先生、寮の準備をお願いします。」
「ハ~イ、わかり「キャー!!」なにごとですか?」
観客が叫ぶ声でダリアさんと学園長が広場を見ると下半身と左腕が無くなったゴーレムが残った腕で妹ちゃんに振り下ろした時だった。あと少しで当たる時
「 来い トレイタァーーー!! 」
大河の声と共に腕が切り落とされるゴーレム更に頭から縦に切られゴーレムは動かなくなった。砂塵が晴れそこには腰が抜けたのか?座っている妹ちゃんと手に大剣(・・)を持った大河の姿だった。
「な!?」「まさか!?」
ダリアさんと学園長が絶句してるが俺は笑いを堪えながら二人に言う。
「くくっ何驚いているんですか?俺が予想した通りになっただけじゃないです?」
まあ大河の性格を知らない人だったら驚くだろうが、俺はバイト中妹の愚痴(ノロケ)を聞かされていたから妹ちゃんがピンチになったら召喚すると思ったよ大河(シスコン)。
「まあ驚くのはいいんですが次は俺の番ですよね?ならあそこでハーレム宣言している大河(バカ)を引かせて準備してください。」
広場の中心で立て男達やら恋人募集やらなんか叫んでる大河に指を指す。
「ええ…そうね。」
学園長がダリアさんに指示し準備を始めた。少したったあとに当真兄妹が現れた。
「どうだ浩人?俺の活躍は?」
「妹ちゃんに支えて貰っておきながら何ほざいているww」
「うっせ、浩人もボコボコにされて来い。」
「残念でした。お前達のおかげでなんとなく召喚器の召喚方法は解ったからそれは無いな。」
多分これが神のチート能力だろう、なら召喚器はあの刀だろう。
「そうかよ、気を付けろよ浩人。」
「お前より軽傷で戻って来てやるよ。」
そして俺は広場に向かった。